KhodaaBloomオフィシャルサイトにインタビュー記事が掲載されました!
当サイトには広告が含まれます

北海道日高×ウマ娘コラボ!等身大パネル巡り自転車旅【後編】

自転車旅

こんにちは。ノブです。

2023年5月下旬に北海道日高地方へ自転車旅に出かけました。今回の旅の目的はウマ娘の等身大パネル巡り。ウマ娘プリティーダービーと日高地方の7つの町がコラボし、所縁ある競走馬がモチーフのパネルが、各地に設置されています。このパネルを求めて旅に出てみることにしました。

今回は旅の後編となります。

旅の前半はこちら。

ウマ娘等身大パネル巡りの旅2日目

うらかわ優駿ビレッジAERU:ウイニングチケット、テイエムオペラオー(10〜11/19枚目)

馬産地旅2日目の朝になりました。ぐっすりと眠れ、心身共にコンディションは良好。

まずはホテルで朝食をいただきます。シンプルイズベストな献立。カスベの煮付けが美味しかったです。

7時45分頃にホテルをチェックアウトし、この旅の目的の一つである、うらかわ優駿ビレッジAERUへと向かいました。

今日は2月18日に亡くなったウイニングチケット号のお別れ会。多くの方が別れを惜しみつつ、温かく送り出す素晴らしい会でした。

このお別れ会では、受付会場にウマ娘ウイニングチケットのパネルが展示されていました。ウイニングチケットの生まれは新ひだか町の藤原牧場ですが、AERUで18年を過ごした彼には、ここにパネルが設置され続けることが、ぴったりのように思えます。

AERU本館には、かつてここで暮らした名馬に関連する品々の展示スペースがあり、こちらにテイエムオペラオーがいました。オペラオーは浦河町の杵臼牧場の生まれです。

Pickup

テイエムオペラオーのお墓が、新冠町の白馬牧場にあります。ここはテイエムオペラオーが種牡馬として暮らし、亡くなった場所です。訪れる際は、競走馬のふるさと案内所の確認を忘れずに。

旧様似駅:メジロマックイーン(12/19枚目)

チケゾーとの別れを惜しみつつAERUを出発し、国道336号線を襟裳方面へと向かいます。今日は襟裳方面に向かって強い追い風が吹いていて、自転車にとっては快適なコンディションです。ただ、同じ道を戻るので、帰りは向かい風。この風が帰りは逆に吹いてますようにと願いながら走っていました。

まずは隣町の様似町へ。目的地の旧様似駅は現在、様似町の観光案内所となっています。お土産も売っていたので、昆布が練り込まれたバターサンドを購入。昆布の主張は控えめで甘さも控えめ。食べやすく美味しかったです。

ここのメジロマックイーンのパネルがありました。マックイーンはメジロの冠を持つ馬ですが、メジロ牧場ではなくメジロ商事の所有馬。生まれも浦河町の吉田堅牧場ですので、様似町とは直接の関係はないようです。恐らく様似町に所縁のある馬がウマ娘化されていないため、盛り上げに一役買っているのかもしれません。

アポイ山荘:ゴールドシップ(13/19枚目)

再び国道336号線を襟裳方面へ。様似町の中心部から9㎞ほど進んだところで、アポイ山荘へ向かう案内が出ました。この辺りは平地が道路と浜辺くらいしかなく、左折するとすぐにヒルクライムが始まります。

道中、ちょっと珍しいものを発見。街灯が白樺のような不思議なデザインでした。

最後のアポイ山荘駐車場に向かう坂が10%越えの激坂でしたが、無事にアポイ山荘に到着。

館内に入ってすぐのところにゴールドシップのパネルがありました。ゴールドシップも様似町で生産されたわけではなく、日高町の出口牧場の生産馬です。さらに現在も存命で、新冠町のビッグレッドファームで種牡馬をしています。

ゴルシもマックイーンと同じく、盛り上げ役としてここに配置されたのでしょう。まあ、ゴルシだし、どこにいても違和感はないですね。

ちょうどお昼時だったので、アポイ山荘のレストランで昼食。様似町の特産品であるツブ貝を使ったツブ玉丼をいただきました。ツブの旨味が卵の中に閉じ込められ、コリコリとした食感も相まってとても美味しかったです。

襟裳岬 風の館:グラスワンダー、マチカネタンホイザ(14〜15/19枚目)

アポイ山荘から再び国道336号線に復帰。爆風の追い風を味方にぐんぐん進んでいき、あっという間にえりも町へとやってきました。

中心部を過ぎ、襟裳岬に向かうまでもずっと追い風基調でした。小さなアップダウンをこなしつつ、岬まで走っていきます。

襟裳岬に到着。ここを訪れるのは2019年の日本一周以来で、約3年9ヶ月ぶりです。素晴らしい景色の場所ですが、自転車で来ることは早々ないだろうと思っていただけに、感慨深いものがありました。

ここには風の館と呼ばれる観光施設があり、施設の入り口にグラスワンダーとマチカネタンホイザのパネルがありました。

この2人も、えりも町とは直接の関係はなさそうです。グラスワンダーはアメリカからの持ち込み馬ですし、現在は新冠町の明和牧場で余生を送っています。

マチカネタンホイザの生まれはサイレンススズカと同じ平取町の稲原牧場です。晩年は山梨県の北杜市にある小須田牧場で過ごしていました。

せっかくなので、風の館を見学していきます。岬の成り立ちや岬で暮らす生き物についての展示がメインとなっていて、実際に岬で暮らすアザラシを望遠鏡で観察することもできました。

襟裳岬は風が強いことでも有名。風速25mまで体感できる設備もありました。どうにか立っていられますが、まともに前を向いていられない。自転車が煽られたら一溜まりもないでしょうね。

風の館での見学を終え、これで今日の予定はすべて終了。あとは浦河町に戻るだけです。ただ、ここからは向かい風。風が強く、まったく先に進みません。

行きはよいよい帰りはこわい。低速で漕ぎ続け、40㎞ほど走って様似町に戻ってきた頃には夕暮れ時となり、向かい風もだいぶ弱くなってくれていました。

様似町から浦河町に向かう間、反射ベストを着たサイクリストとすれ違いました。どうやらAJ北海道が主催のBRM527北海道400様似の参加者のようです。走行中の車がいなときにすれ違った方には「400がんばって!」と声を掛けましたが、相手は少し驚いていました。一般サイクリストから応援されるとは思わなかったでしょうから仕方ないリアクションです。

17時過ぎに本日の宿泊先となる浦河インに到着。今日は移動距離が短かったので、明るいうちに宿にやってこられました。

自転車は1階の奥まったところに置かせてもらいました。

部屋はオーソドックスなビジネスホテルのワンルームです。コインランドリーは1階にあって、洗剤は無料で使えました。些細なことですが、有難かったです。

朝食のみのプランにしたのですが、夕飯はホテルのレストランでいただきました。宿泊客以外にも解放しているようで、どなたでも利用可能。地元の食材を使った料理がいくつもありました。

そこで選んだのは、海鮮丼。本当は浦河産のウニ丼が気になったのですが、4,800円という値段に尻込みしてしまいました。こんな機会じゃないと食べないので、注文しておけば良かったかな。海鮮丼も、もちろん美味しかったです。

ウマ娘等身大パネル巡りの旅3日目

旅の最終日の朝となりました。帰りの飛行機は21時25分発なので、20時頃に到着していれば余裕を持ってチェックインできます。

まずは浦河インで朝食です。今日は午前9時半からの牧場見学をアポイントしているので、ゆっくりとした朝になりました。

まずは渡辺牧場さんを訪問し、ナイスネイチャや引退馬協会FP会員として支援しているナイスゴールドに会ってきました。時間いっぱい馬たちと触れ合い、充実した時間でした。

ナイスネイチャ

牧場見学を終え、お昼近くになったのでセイコーマートで腹ごしらえ。ここからは残りのウマ娘パネルを回収しつつ、新千歳空港に向かいます。

道の駅みついし:オグリキャップ(16/19枚目)

まずは、新ひだか町に入ってすぐのところにある道の駅みついしへと立ち寄ります。

ここにはオグリキャップのパネルがありました。オグリキャップは新ひだか町の稲葉牧場で生まれた所縁ある名馬です。

道の駅に到着した数分前から雨が降り始めており、再出発時にレインウェアなど一式を装備。しばらくの間、雨天ライドになりました。

優駿記念館:オグリキャップ、ホッコータルマエ(17・18/19枚目)

地面を濡らす雨も、新ひだか町の中心部に来る頃には弱まり、霧雨となりました。ここからは国道を逸れて山の方へと向かいます。桜舞馬公園に立ち寄ったのは、お墓参りのため。去年亡くなったタイキシャトル、そして今年亡くなったウイニングチケットに手を合わせてきました。

桜舞馬公園を後にし、小さな丘を越えて新冠町に入りました。この時点で時刻は15時を少し過ぎており、計画より2時間近く遅れていました。残念ながらビッグレッドファームに向かうのは無理そうです。せっかく近くまで来たのですが、ゴールドシップとはまた次の機会に会いたいと思います。

続いて向かったのは、優駿メモリアルパークにある優駿記念館です。ここは観光協会のHPには書かれていませんが、ウマ娘のパネルがあります。

オグリキャップとホッコータルマエです。巨大な実馬のタペストリーと一緒に写真が撮れるよう設置され、スタッフさんの配慮を感じます。ありがとうございます。

ここに2人のパネルがあるのは、両馬ともに隣の優駿スタリオンステーションで種牡馬をしていた縁ですね。

この時期は種牡馬見学ができないことに加えて雨もあって、館内はガランとしていました。去年も訪れているので特に見るものはないだろうと思っていたのですが、展示が少し変わっていました。訪れてみるものですね。

門別温泉とねっこの湯:シンボリルドルフ(19/19枚目)

優駿記念館を後にし、サラブレッドロードを走って再び国道235号線へと合流。これまで降っていた雨は止んでいて、道路も乾いていました。ずっと雨だと思っていたので、とてもありがたい。この降っていない時間を利用して距離を稼ぎたいと思います。

国道235号線を20kmほど走って日高町に入り、門別エリアを走行中に再び雨が降ってきました。今度は本降りのようで、一瞬にして道路は水浸しになりました。

そして、最後の立ち寄りスポットとなる、門別温泉とねっこの湯に到着。

ここにあるシンボリルドルフのパネルを写真に収めて、ウマ娘パネルはコンプリートとなりました。

ここの温泉に入りたかったのですが、時間も押していたのと、雨天装備の脱着が手間だったというのもあって断念。代わりに売店で補給のお菓子をいくつか購入しました。

あとは新千歳空港に向かうだけです。鵡川町に入って道の駅で小休止し、残り40㎞を雨の中ひたすら漕いでいきました。

そのおかげで、新千歳空港には19時15分頃に到着。雨でドロドロになった自転車に少し苦労しつつ輪行袋に入れ、水浸しのレインウェア類も強引に仕舞い込みます。いつもよりも時間が掛かってしまったのですが、チェックインも余裕を持って完了。

少し時間があったので、空港内で夕食にしました。いつも行列が出来ているラーメン屋の一幻が空いていたので、えび味噌ラーメンをいただきました。一口目から海老の風味が満載。とても美味しかったです。

21時25分の便は定刻通りに出発し、羽田到着も定刻通り。羽田からは自走し、午前0時頃に無事に帰宅することができました。

まとめ

3日間の総走行距離は約520㎞。この距離を走りつつ各施設の営業時間に合わせるため、利便性の高い折りたたみ自転車ではなく、走行能力の高いロードバイクで走りました。お陰で計画通りに進めることができ、ウマ娘パネルもすべて回ることができました。

この行程の中で大変だったところが2か所あり、1つは日高町の日高地区で山間部であったこと、2つ目は襟裳岬で、帰路の向かい風に苦戦しました。

どちらの地域も過去に一度訪れており、さらに馬産地として名高い日高地方の中では、どちらかというと馬との関わりが弱い地域です。今回のようなコラボ企画がなければ再訪するモチベーションが出なかったので、その点では有難かったかなと思います。

このパネル巡りで、あまり行くことのない地域にまで足を運ぶことができましたし、日高地方の大きさを実感しました。そして何より、馬に会えるこの地域が大好きです。機会を見つけてまた日高地方を旅したいと思います。

自転車旅
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
この記事をシェアする
この記事を書いた人
ノブ

ろんぐらいだぁす!をきっかけに'17年春からロードバイクを始めたキャンプ、登山、サブカル好きなサイクルツーリスト。
 
ウマ娘から競走馬に魅了され、引退馬支援活動を'22年から開始。馬産地巡りが最近の楽しみです。
 
◇出身地
北海道(現在は東京都在住)
 
◇自転車歴
'19年 日本一周約1.5万km完走(172日)
'20年 ブルベ挑戦
'20~'23年度SR獲得
'23年 PBP完走(86時間49分)
 
◇所有自転車
KhodaaBloom FARNA 700-105
KhodaaBloom STRAUSS PRO RACE2
Birdy Standard Disc
 
◇引退馬支援活動
'22年~NPO法人引退馬協会のFP会員。タイキポーラ、ナイスゴールドの2頭を支援中。
 
  
フォローはこちらから▼

このブログをフォローする
ツール・ド・気ままに

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。