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イナリワンの馬名の由来!東京羽田穴守稲荷神社に行ってきた!【馬旅2023番外編】

Thumbnail Umatabi2023 Tokyo Haneda Anamoriinari Shrine (2)自転車旅

こんにちは。ノブです。

今回はウマ旅番外編として、東京都大田区羽田にある穴守稲荷神社を参拝してきました。この神社、とある名馬にとても所縁のある場所なのです。

穴守稲荷神社はどこにある?

穴守稲荷神社があるのは、東京都大田区羽田。そう、羽田空港のある東京湾沿いの一角です。羽田空港までは京浜急行の空港線が走っていて、その駅の一つに穴守稲荷駅があります。穴守稲荷神社は、駅から徒歩3分の立地です。

もともとは羽田浦と呼ばれる、現在の羽田空港の敷地内にあたる場所に神社はありました。ですが、太平洋戦争後、GHQにより羽田飛行場の拡張工事のため強制退去が命じられ、現在の地に遷座することになったそうです。

イナリワンと穴守稲荷神社

イナリワンは、オグリキャップ、スーパークリークと共に「平成三強」と呼ばれた名馬です。大井でデビューしてのちに中央へと移籍。天皇賞(春)、宝塚記念、有馬記念を制しています。

その名の由来となったのが、この穴守稲荷神社です。馬主さんと当時の禰宜さんが馬術部の同級生という縁もあり、穴守稲荷に由来する「イナリ」に「一番出世してほしい」との願いを込め、「ワン」をつなげた「イナリワン」になりました。

現在もイナリワンと穴守稲荷神社の関係は続いていて、イナリワンの誕生日である5月7日に『必勝稲荷祭』と呼ばれる摂社祭典が催されています。

当社と深い縁のある競走馬イナリワン号の誕生日に行われる、摂社必勝稲荷のお祭り。
我が国の競馬界の発展と競走馬の健康・活躍を願う。

※崇敬者の馬主に請われ、当時の禰宜が 穴守稲荷の「イナリ」と、一番出世して欲しい願いから「ワン」という名を組み合わせ命名した。

穴守稲荷神社公式ページ(https://anamori.jp/saiji.html)

穴守稲荷神社を参拝!

訪れてみるとサイクルラックがありました。多摩川サイクリングロードが近いことが理由だと思いますが、サイクリストにはありがたい配慮です。

こちらが本殿。穀物と食物の神様である豊受姫命(とようけひめのみこと)を祀っています。

本殿の右隣には千本鳥居と呼ばれる鳥居が無数に立てられていて、奥の宮まで続いていました。

奥の宮の裏手には稲荷山と呼ばれる築山があり、階段から上れるようになっています。

稲荷山の上には御嶽神社がありました。

また、稲荷山を下った一角には、招福砂(あなもりの砂)とよばれる清めの砂をいただける洞窟?があります。

この招福砂(あなもりの砂)にはこんなお話があるようです。

今は昔 羽田浦は要島に一翁あり 要島は干拓く島なれば堤にて固め成されり 然ど津波に襲し堤破るる事屡なれば 堤の上に祠を構へ稲荷大神を勧請するに 風浪の害止み之を以て穴守稲荷と称す
或刻 翁漁より帰りて魚篭を覗くに釣せし筈魚は無く只湿砂のみ在り 翌も翌々も大漁なれど同く魚は無く湿砂のみ在るを訝しく思ひし翁 村衆に此を談る 衆人此を狐の仕業とし穴守稲荷の社を囲みて狐捕へけれど 翁此を赦し放てり
此より後 翁漁に出ずる度大漁なり 魚篭には許多の魚と僅なる湿砂あり 嫗此の砂庭に撒くに忽ち千客萬来す 斯くて翁冨を得る
故 翁に肖り御砂以て招福の徳を得むと 穴守の砂求むる者四方八方より訪れり
尚 今日に至る

穴守稲荷神社公式ページ(https://anamori.jp/yuisho.html#suna)

ざっくり要約すると、

むかしむかし、羽田浦に漁師の翁がおりました。翁が漁をする度に、獲った魚が湿った砂に変わることを不思議に思い村人に話したところ、村人達はそれを狐の仕業として捕らえてしまいます。ですが、翁はその狐を許して逃がしてあげました。以降、翁は漁に出る度に大漁となり、さらに魚籠に残った砂を庭にまいたところ千客万来。翁は大きな富を得たそうな。めでたしめでたし。

という昔話のようですね。そんな神砂の蒔き方にはルールがあって、蒔く場所や方向によってご利益のあるが変わるようです。

お砂のまき方

  • 商・工・農・漁業・家内安全の招福には玄関入り口に
  • 病気平癒の場合は床の下に
  • 災・厄・禍除降の場合は其の方向へ
  • 新築・増改築には敷地の中心へ
  • 其の他特殊な場合には神社にお尋ね下さい
穴守稲荷神社公式ページ(https://anamori.jp/yuisho.html#suna)

少し進んで、本殿の裏手に行くと、小さなお社と御狐様を見かけました。この御狐様は、旧神社がGHQにより取り壊され埋め立てられる中、町の人達が掘り起こして持ち帰ったものなのだそうです。そのことから「還帰必成」の御守りが、穴守稲荷神社では売られています。

イナリワンの優勝レイなど所縁の品々!

参拝を終えて、社務所で御守りを購入しつつ、イナリワンの記念品の見学について聞いてみると、社務所の玄関から自由に入ってよいとの回答をいただきました。

早速、向かってみると、ありました。イナリワンが1着を取った1989年の天皇賞春、宝塚記念、そして有馬記念の優勝レイが目に飛び込んできます。

15番ゼッケンは有馬記念、3番ゼッケンは宝塚記念ですね。それに年度代表馬受賞を記念して蹄鉄の拓を採った額や当時の写真もあり、なかなかに見応えがあります。

また、ウマ娘にも登場するイナリワンですが、そのグッズも飾られていました。

ファン寄贈のものだけかなと思って見ていたのですが、漫画『ウマ娘シンデレラグレイ』作者の久住太陽先生直筆の絵馬もありました。実際に訪問されたようです。

今も残る大鳥居の逸話

穴守稲荷神社から羽田空港の方を目指すと、多摩川河口に大きな鳥居が建てられているのを見ることができます。ここは多摩川サイクリングロードの起点にも近く、多摩川サイクリングのシンボル的な場所でもあります。

実は、この鳥居は旧穴守稲荷神社のもので、GHQが撤去する際、ロープが切れて作業者に死傷者が出てしまい取り壊しは中止なったという、祟りの逸話が残っていたりもします。

羽田の大鳥居

まとめ

穴守稲荷神社は近所ですが、近いだけにスルーしてしまっていたのですが、競馬やウマ娘を通して訪問する機会ができました。

そして、近所にこんな興味深い神社があることに驚きです。穴守稲荷神社が辿った歴史や競馬との繋がりを知ることができ、非常に面白かったです。

多摩川サイクリングロードからも近くサイクルラックもあります。サイクリングついでの立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

自転車旅
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この記事を書いた人
ノブ

ろんぐらいだぁす!をきっかけに'17年春からロードバイクを始めたキャンプ、登山、サブカル好きなサイクルツーリスト。
 
ウマ娘から競走馬に魅了され、引退馬支援活動を'22年から開始。馬産地巡りが最近の楽しみです。
 
◇出身地
北海道(現在は東京都在住)
 
◇自転車歴
'19年 日本一周約1.5万km完走(172日)
'20年 ブルベ挑戦
'20~'23年度SR獲得
'23年 PBP完走(86時間49分)
 
◇所有自転車
KhodaaBloom FARNA 700-105
KhodaaBloom STRAUSS PRO RACE2
Birdy Standard Disc
 
◇引退馬支援活動
'22年~NPO法人引退馬協会のFP会員。タイキポーラ、ナイスゴールドの2頭を支援中。
 
  
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