こんにちは。ノブです。
北海道日高地方の馬産地を巡る自転車旅に出かけてきました。日高地方には1週間ほど滞在していましたが、雨で動けなかった日もあり、雨宿りを兼ねて近くにあった馬事資料を展示するギャラリー『うま倶楽部』へ行ってみました。
うま倶楽部ってどんなところ?
新ひだか町の地域交流センターピュアプラザ2階にある無料の町民ギャラリーで2007年に完成。競馬とサラブレッドだけでなく、馬に関わる歴史や文化も学べるミニ博物館となっています。
https://hokkaido-hidaka-kankonavi.com/database/shin-hidaka/582/
うま倶楽部で馬事資料見学!
地域交流センターピュアプラザの1階はショッピングセンターになっていて階段で2階へ。正直に言うと「こんなところに馬事の展示があるのかな?」と思うようなちょっと寂れた感じで、奥の方へ向かうとそれらしきスペースがありました。有人の受付はなく、自由に出入りできるようです。

入り口が競馬場のゲートのようになっていました。中はそこまで広くないですが、中央とその周囲に展示が広がっていました。

現在は競走自体がなくなってしまったアラブ系のレースの展示がありました。昔はサラブレッド種以外にアングロアラブ種と呼ばれる馬が競走馬として走っていました。

壁面に優勝レイやトロフィなどが飾られていて、手前のフリップには馬に関わる様々なテーマで解説がされています。一つ一つ読んでいくと結構なボリューム感があります。

地方競馬やばんえい競馬についても展示もありました。昔、帯広競馬場でばんえい競馬を観覧しましたがもの凄い迫力でした。

帯広競馬場の様子などはこちらの記事にまとめてありますので、気になる方はご一読ください。

馬事の歴史資料では工芸品や馬具など興味深いものがいっぱいです。



サクラユタカオーの馬房を再現した展示もありました。

驚いたのが、現役競走馬タイトルホルダーの展示があったことです。生産牧場は新ひだか町の岡田スタッドです。

こちらはサンデーサイレンスのラストクロップにして最後のG1馬マツリダゴッホです。彼も静内町(現在の新ひだか町)の岡田スタッドで誕生しました。

今はレックススタッドで種牡馬として第二の馬生を送っています。

1993年のジャパンカップを制したレガシーワールド。彼も静内町(現在の新ひだか町)の出身です。へいはた牧場で誕生しました。

ホッカイドウ競馬所属のまま中央へ挑戦し、海外遠征ではG1を制したコスモバルクの展示がありました。彼も三石町(現在の新ひだか町)の加野牧場で生まれました。

現在は功労馬としてビッグレッドファームで暮らしています。

カワカミプリンセスの展示があるのは珍しいです。新ひだか町(旧三石町の三石川上牧場)で生まれ、オークスと秋華賞を無敗で制して二冠に輝きました。

さらにウイニングチケットの優勝レイとゼッケンが展示されていました。ウイニングチケットも新ひだか町(旧静内町の藤原牧場)で生まれた競走馬ですね。
ちなみに左隣にある安田記念のレイはチケットではなく、ニシキエースのものです。

また、展示エリアはぐるっと壁で囲われており、その外周にはポスターがずらり。





JRAだけでなく地方競馬や騎手のポスターもありました。



まとめ
雨宿りのために立ち寄りましたが、思いのほか濃い内容の展示で見応えがありました。
新ひだか町の中心地にあって無料で見学できますし、牧場見学の空き時間にちょっと立ち寄ってみるとよいかもしれません。
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