こんにちは。ノブです。
今回は旅のまとめ記事の山梨県編です。
山梨県は周囲を山に囲まれた絶景の宝庫。そして、その土地ならではのグルメも豊富で、再び訪れたくなってしまう魅力に溢れています。
それでは、これまで自転車で走って訪れた山梨県のオススメスポットをまとめてご紹介していきます!
山梨県のおすすめサイクリング・観光スポット
富士五湖 本栖湖
本栖湖は水深が121.6mと富士五湖の中で最も深く、透明度の高い湖です。
その水面に写る逆さ富士は、千円札の裏側に描かれてもいます。湖畔の洪庵キャンプ場は、ゆるキャン△の舞台としても有名ですね。
1周の距離は約12㎞。本栖湖からは”本栖みち”へ向かうこともでき、その先の富士川沿いも景色が良くてオススメなので、ぜひ足を伸ばしてみてください。

富士五湖 精進湖
精進湖は周辺距離が4.4kmと五湖のうちで一番小さい湖です。
写真は湖の端っこでちょっと見栄えが悪いですが、その湖畔は『東洋のスイス』とも称される静かで美しい避暑地でもあります。
精進湖から富士山を見ると、手前にある大室山が重なることから子抱富士とも呼ばれていて、綺麗な富士山を拝むことができるようです。

富士五湖 西湖
西湖はヒメマス釣りがメジャーなアクティビティとして浸透しているフィッシングスポットでもあり、さかなクンによって、70年前に絶滅したとされていたクニマスが発見されたことでその名前を改めて認識した方も多いのではないでしょうか。
精進湖と河口湖に挟まれているため他の湖と合わせて回ることが多いと思いますが、標高の低い河口湖からだと登りがあり、坂が苦手な方は少し大変かもしれません。
でも、河口湖に比べて車通りも少なく静かなので、のんびりとサイクリングすることができてオススメです。
また、蝙蝠穴や竜宮洞穴など、周辺には溶岩でできた洞窟がたくさんあり、国の天然記念物に指定されていますので、自転車を降りて自然を満喫してみるとより西湖を楽しめると思いますよ。

富士五湖 河口湖
富士五湖の中で一番標高が低いところにあるのが河口湖。
湖の面積は山中湖に及ばないものの1周が約17kmと最も長く、湖北ビューラインでは湖越しに富士山を眺めることができ、サイクリングやツーリングにはうってつけです。
ただ、五湖の中でも特に観光地化されているため、公園周辺や温泉街は歩行者、車が共に多いので走行には十分に注意しましょう。
写真は富士山パノラマロープウェイから。かちかち山のモデルとなった場所でもあり、ロープウェイから眺める河口湖、そして頂上から見る富士山は絶景です。

たぬき団子
富士山パノラマロープウェイ頂上のたぬき茶屋では、かちかち山にちなんだお団子がいただけます。もっちり食感に甘辛みたらしが良く合い、富士山を見ながらだと尚更美味しく感じますよ。

富士吉田うどん
言わずと知れた富士吉田市のご当地グルメ。太く固めの食べ応えのあるうどんに甘辛く煮た馬肉や茹でキャベツをトッピング。汁は醤油ベースでさっぱりめ。富士吉田にはうどん屋さんが沢山あるので、他のお店でも食べてみたくなりますね。

ここで一つ注意点。富士吉田のうどん屋さんの多くは14時頃には店を閉めてしまいますので、営業時間を事前に確認しておくことをオススメします。
富士五湖 山中湖
標高が980.5mと五湖の中で最も高く、さらに最大の面積を誇る山中湖は、昔から避暑地として親しまれており、周辺には多くのホテルや観光施設が点在しています。
湖の東側は道志みちと交差しているので東京方面からのアクセスもしやすく、湖畔には車道と分離されたサイクリングもできる遊歩道が整備されています。初心者でも走りやすいのでオススメです。

富士スバルライン
富士スバルラインは河口湖大橋とともに『日本の道100選』にも選ばれ、毎年ヒルクライムレースが開催されるほどの人気のサイクリングスポットです。
距離は約25km、平均勾配5.2%、標高差は1,270m。富士山5合目に向かうルートは他にも、富士山スカイラインとふじあざみラインがありますが、富士スバルラインが一番勾配が緩く難易度も低め。
有料道路のため自転車の通行に200円かかりますが、世界遺産を登るこの道のりは、自転車乗りなら一度は経験しておいて損はありませんよ。

富士山焼き
富士スバルラインのゴール地点、富士5合目にはお土産屋などの売店や並んでいます。
写真のような軽食も食べられますし、レストランでしっかり補給していくこともできます。登りで使い切った体力の回復は、安全に下るためにも大切です。

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山梨県立富士山世界遺産センター
河口湖の近くには県立の富士山世界遺産センターがあり、富士山の成り立ちや歴史を学べる施設となっています。特に七色に変化する和紙で作られた富士山(富嶽三六〇)は施設のシンボルともなっていて、その大きさと色鮮やかさに目を奪われてしまいます。

富士スバルラインの料金所へと続く県道707号線沿いにあるので、ヒルクライムの終わりに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
http://www.fujisan-whc.jp/index.html
フジヤマ△セット
施設の北館にはレストランもあり、富士山にちなんだ創作グルメがいただけます。
写真はアニメ『へやキャン』で野クル3人が食べていた青いカレー、溶岩唐揚げ、逆さ富士ゼリーが味わえるセットメニューです。カレーは青と奇抜ですが、しっかりカレーの味がして美味しいですよ。

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道志みち
東京五輪2020のロードレースのコースにも選ばれた道志みちは、相模原青山交差点から山中湖まで続く国道413号線の総称で、最高地点の山伏峠までは39kmのアップダウンが続いています。
その終盤の山伏峠で斜度が上がりますが、そこを登り切ればあとは下り。その先で富士山がどんと現れるので、登りの苦労も報われる景色が堪能できます。
ツーリングのメッカでもあるので、週末はバイクや車が多めです。道は片側一車線。東京方面に向かう場合は下り基調となり速度が出やすくカーブも多いので、走行には十分に注意しましょう。

道の駅どうし
道の駅どうしは、最大の難関となる山伏峠の手前にあり、サイクルラックも設置され休憩スポットとして立ち寄りやすくなっています。写真はおからドーナツ。ほのかな甘みが優しく、手軽にお腹を満たしてくれるのでオススメです。

他にも揚げたてコロッケに豚汁、山女魚などの串物も美味しいので、近くを走る際はぜひ立ち寄ってみてください。
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御坂みち
富士河口湖町と御坂町とを結ぶ県道708号線は通称『御坂みち』と呼ばれ、車なら頂上の新御坂トンネルを通るのが一般的。
ですが、その脇に旧道があり、斜度も緩くて車もほとんど通らないためサイクリングにぴったりな道となっています。
この御坂みちは1000年以上も前から存在しており、かつては富士登山をめざす人々で賑わったのだそう。ここから眺める富士山はとても綺麗でお気に入りのスポットです。

天下茶屋
旧道の頂上には太宰治の小説「富岳百景」の舞台にもなった御坂峠があり、そこにある天下茶屋では山梨名物の”ほうとう”といった山梨グルメが楽しめます。太宰治、井伏鱒二らが愛したその味をぜひ確かめに行ってみてください。

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本栖みち
本栖みちは富士吉田市から南巨摩郡身延町に至る国道300号線の総称です。
ゆるキャン△では志摩リンやなでしこがミニベロで登ってますが、ロードバイクでも十分に登りごたえのあるヒルクライムが味わえます。
富士川沿いから頂上となる中ノ倉峠までは約17kmほどの登り。後半は甲州いろは坂とも呼ばれる葛折りの美しい道が続きます。
紅葉シーズンは色鮮やかに染まる木々の下を走ることができ、ラストの中ノ倉トンネルを潜れば、そこには本栖湖と富士山を望む絶景が待っていますよ。

下部温泉郷 和菓子処ニュー梅月の隠し最中
武田信玄の隠し湯として有名な下部温泉郷。その温泉街にある和菓子処ニュー梅月でいただけるのが、隠し最中です。
餡の程よい甘さと干しぶどうのアクセントが絶妙な味わい。1個から購入できるので、サイクリングの途中に立ち寄る補給としてもオススメですよ。

丸一食堂の馬鹿(うまか)丼
山梨では昔から富士山の信仰登山が盛んで、登山者の荷揚げ用に馬が数多く飼われていた歴史から馬肉文化が根付いたのだそうです。
そして、丸一食堂ではその馬肉と地元の鹿肉、そして長ねぎを甘辛く煮込んだ丼物がいただけます。濃いめの味付けがご飯との愛称ばっちりでした。

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富士川
長野県から山梨県、そして静岡県へと流れる富士川は、日本三大急流に数えられる一級河川です。
そして、山梨県の身延町付近の中・下流域では河川の幅が広くなり、美しい山並みと相まって絶景が続いています。
富士川沿いには国道52号線と県道9(10)号線が走っていますが、河川により近い県道の方が綺麗な景色を眺めながら走れるのでオススメです。

栄昇堂 みのぶまんじゅう
身延駅前にある栄昇堂では、ゆるキャン△でも描かれた名物のみのぶまんじゅうがいただけます。薄皮で程良い甘みのしっとりとした餡子が絶妙で、何個でも食べられてしまいます。

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身延山久遠寺
身延山久遠寺は鎌倉時代に日蓮聖人によって開かれた日蓮宗の総本山です。荘厳な造りの三門を潜ったその先には、菩提梯と呼ばれる287段の急な階段が待ち構えています。
悟りの道の厳しさ身をもって味わうことができるので、ぜひ登ってみてください。

菩提梯を登った先には久遠寺の境内があり、その裏手にはロープウェイ乗り場から身延山の頂上へ向かうことができます。
ここから眺めも絶景ですし、頂上にある寺院を見て回れば、その静謐な佇まいに心が洗われていくような気持ちになれますよ。

くしきり団子
ロープウェイ頂上の売店コーナーでいただけるのが、くしきり団子。串(苦死)を切って幸運を願う願掛けがユニークですね。
お団子ひとつが大きく食べ応えがありますが、甘辛い味噌だれが食欲を刺激して、ペロリといけます。

河内屋食堂の椎茸丼
門前町にはお店が建ち並び、そのひとつ、河内屋食堂でしいたけ丼がいただけます。肉厚な椎茸は旨味の宝庫。噛むとジュワッと広がるお出汁が絶品です。

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みはらしの丘 みたまの湯
甲府盆地南部の開けた丘の上には、夜景100選と日本夜景遺産に選ばれた『みはらしの丘みたまの湯』という日帰り温泉施設があります。
ここから見下ろす甲府盆地が本当に綺麗で、露天風呂で長湯してしまうこと間違いなしの絶景が堪能できてオススメ。
施設内には食事処もあり、山梨県産の素材を活かした料理が食べられますし、丘から2kmくらい下ると身延線の甲斐上野駅もあるので、輪行で帰ることも可能。
サイクリングの最後に立ち寄って”フロ・デ・リタイア”する計画を立ててみるのも楽しいですよ。


まとめ
今回取り上げた山梨県は東京からも近く、自走でも輪行でも行くことができる手軽さにも関わらず、非常に満足度の高いサイクリングができます。
この記事で、もし興味を持っていただけたら、ぜひ山梨に足を運んでみてください。
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