こんにちは。ノブです。
2021年7月3日に開催されたAJ北海道主催のブルベ、BRM703北海道600宗谷岬に参加してきました。
今回は宗谷ブルベの1日目前編、滝川~手塩までをレポートします。
BRM703北海道600km宗谷岬 走行ルート
Garmin Edge 1030 走行データ
ブルベ走行レポート
起床~スタート前
午前4時前に起床。と言っても、足を吊りかけて起きる寝覚めの悪い起き方です。予定より1時間近く早く目が覚めてしまいました。寝る前に水分は取っていたはずですが、飛行機の長距離移動と特急乗車中ずっと立っていたのが影響したのかもしれません。
昨日セイコーマートで調達したパンを食べてからホテルを出発。受付会場になっている滝川市農村環境改善センターまでの約8.5kmをアップ代わりに走行し、午前6時15分頃に会場に到着しました。
宗谷ブルベは、午前7時、7時半、8時の3つの開始時間があり、自分は7時スタートでエントリーしています。
まずは受付で署名を行い、その横に書かれてある番号をチェック。この番号が、後で渡されるブルベカードの引き換え番号となるようです。
スタート地点:ローソン滝川江部乙店前交差点
6時45分からブルベカードの引き渡しが始まり、準備を終えた方から各自スタート。ついに宗谷ブルベが始まりました。
まずは最初のPCとなっている日本海沿いの留萌市へと向かいます。国道275号線と233号線を経由して雨竜町、北竜町と進んで行きますが、曲がる箇所も少なく迷うことはほぼない道のりです。
さらに海に出るまでは下り基調の道なので、巡行スピードも上がっていきます。かなり快適な滑り出しでした。
途中、高速巡航する参加者の集団に追い抜かれました。ひとりは白に水玉ジャージだったので、恐らくですが、なるさんだったような気がします。前日に手に汗握る北海道入りを見せ、決してコンディションは良くないでしょうが、豪脚の持ち主は流石に速かったです。あっという間に見えなくなりました。
北竜町を走っている時に、竜のゲートが印象的な道の駅サンフラワー北竜に立ち寄りました。まだ午前7時40分。道の駅が開くには時間があります。
立ち寄った理由はトイレではなく、機材の調整。どうもボトルケージのボルトが緩んでいたようで、走行中にガタガタ揺れていました。それを締め直して再出発です。
スタートから1時間が経過しました。平均速度は26.3km。普段ならこんなに速く走れませんが、信号が少なく下り基調であることが影響しているようでした。
スタートから1時間45分。あっという間に留萌市へと入りました。
懐かしい。上の写真の時計の前を日本一周の頃も通りました。ここから先は、日本一周のときに撮った写真に似た構図が度々出てきます。
留萌市街を抜けて海沿いへと走り、オロロンラインへと入ります。オロロンラインの終点は稚内ですが、そこから宗谷岬までを含めた約240kmが、このブルベの海沿いルートとなります。
風が強いことを懸念していましたが、そこまで強くもなく、さらに北風というより海から吹く西風のようです。この長い道のりを足に負担なく走れるのはとても助かりました。
路面を見ても荒れている箇所はそこまで多くなく、交通量も国道にしては少ない方なので走りやすいです。ですが、北方の町々を繋ぐ大動脈であることに変わりはなく、大型車が時折通るので、その点は注意しなければなりません。
道の駅おびら鰊番屋で日本一周チャリダーと出会う!
道の駅おびら鰊番屋が見えてきました。1kmほど先に最初のPCがありますが、トイレ休憩を兼ねて立ち寄ります。
自転車を停める場所を探していたとき、日本一周の看板を下げた自転車が目に止まり、思わず声を掛けました。男女のチャリダーさんで、石川県から旅をしてきたとのことです。
コロナ禍が続く中での旅は大変だと思いますが、素晴らしい旅にして欲しいなと思います。
2人と別れ、道の駅でご当地グルメで補給。ニシンの甘露煮とウニおにぎりです。とくに甘露煮がほろほろで激うまでした。
78.1km地点:PC1セイコーマート鬼鹿店
PC1は、感染防止対策でローソン留萌鬼鹿店とセイコーマート鬼鹿店に分散していて、ローソンが進行方向右手側に先に見えてきて、セイコーマートは少し進んで左手にあります。
自分は入りやすそうなセイコーマートのPCを選択しました。
セイコーマートには、入り口横にブルベ参加者専用のゴミ箱がありました。こんな風にゴミ箱が設置されていたのはブルベでは初めてです。AJ北海道さん、ご配慮ありがとうございます。
さっき食べたばかりですが、また補給。
次のPCはここから87.3km走った先の手塩町にあります。その間、苫前、羽幌、遠別など町がいくつかあるので補給に困りませんが、立ち寄る場所では何か食べておいた方が良いと判断しています。
いえ、単に食い意地が張っているだけです。セイコマ飯が美味すぎるのがいけないんです(笑)
休憩を終え、オロロンラインを北上していきます。PC1までは何人かと一緒に走っていましたが、ここからはひとり旅。
道沿いにハマヒルガオが咲いていました。本州だと5~6月に咲く花ですが、こちらではこの時期ですね。
苫前の役場前を通過。確かここにヒグマの像があったはずですが、いなくなっていました。
オロロンラインは基本的に平坦ですが、苫前~初山別村あたりは緩やかなアップダウンがいくつかあります。
さらに進んで羽幌町へ。道沿いにはオロロンラインの由来となっているオロロン鳥の像があります。ペンギンじゃないですよ。「オロローン」と鳴くウミガラスです。
初山別村へと入り、道の駅☆ロマン街道しょさんべつの前を通過しました。
無料のキャンプ場が敷地内にあり、日本一周中はここでキャンプをしました。しかも温泉もあったので至れり尽くせりでした。
こんな感じで、オロロンラインでは走りながら懐かしい思い出に浸っていました。
道の駅えんべつ富士見で補給ミス!?
約140kmほど走り、道中に見えた道の駅えんべつ富士見で小休止です。2019年にも立ち寄った道の駅ですが、今回もう一度立ち寄ったのは、新たに改装された道の駅を見ておきたかったからです。
ちょうどお昼時だし、食事処も綺麗で何か補給をしていきたい。暑くなってきたので冷たいものが食べたいなぁとメニューを見ると、ジャンボソフトの文字を見つけます。
まあ、ソフトクリーム2つ分くらいだろうと注文してみると、もりっもりなソフトクリームを手渡されました。
二人前なんて生易しいものじゃない。コーン自体も大きく、奥までソフトクリームが詰まっているのが分かるズッシリとした重量感。それが手から伝わってきました。
食べても食べても減らないソフトクリーム。ソフトクリーム大好き人間ですが、流石に飽きてきます。でも残すのは勿体ないので、どうにか食べ切りました。
これでお腹がいっぱいになるとともに、ゴロゴロと嫌な音がしてきます。食べ終わるとすぐにトイレに駆け込みました。そして、これが2日目にも響く、お腹の不調にきっかけになったのは言うまでもありません。
165.4km地点:PC2 セイコーマート天塩川口店
自業自得なお腹の不調を抱えながら、セイコーマート天塩川口店へとやってきました。
ここから先は、オロロンラインの中でも絶景かつ補給ポイントがなくなるサロベツ原野です。しっかり補給しておきたいところですが、お腹がゴロゴロしていたので整腸剤を飲み、ドリンクとおにぎり1個とゼリー飲料を購入するだけに留めました。
このPCでは、ひとりの参加者から「ろんぐらいだぁす!のフル装備ですね」と声を掛けられました。
確かにこのブルベではDBCCジャージ、反射ベスト、バックパックで走っていますが、どうやら、ろんぐらいだぁす!に関わりがある方らしくそれで声を掛けてくれたようです。
「葵ちゃんのクロスバイク、自分のがモデルなんですよ」
あれ? その話聞いたことがあるぞ。でも誰だったのか思い出せない。ばるさんだったような気もする。でも、サメハルさんと一緒に走っているはずだから、目の前にいる人は別人だよな。
とまあ、こんな感じで頭に「?」を付けたまま会話をしていたのですが、後日、本人から「手塩のPCで話したの、ノブさんでしたか?」と確認があり、晴れて、ばるさんだったと分かりました。
今思えばちゃんと確認しておけばよかったです。でも、これが縁だったのか、最後の最後で一騒動起こしてしまいます。それはまた別の回でお話しましょう。
1日目前編はここまで。後編では、このブルベの見せ場とも言えるサロベツ原野と宗谷岬に向けて走ります。
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