こんにちは。ノブです。
北海道日高地方の馬産地を巡る自転車旅に出かけてきました。今回は新冠町にあるノーザンレイクさんを牧場見学。2022年に引き続き、2度目の訪問です。
馬産地には守るべきマナーがあります。牧場見学や馬と接する場合の注意点はこちらにまとめていますので、まずはこちらを一読ください。
本記事に掲載する写真・動画は、NPO法人引退馬協会のFP会員として撮影したものであり、NPO法人引退馬協会のガイドラインに則ったものです。
ノーザンレイクとは?
藤沢和雄厩舎などで厩務員をしていた川越靖幸さんが代表となり、競馬ライターの佐々木さんとともに2020年の7月半ばにかつて生産牧場だった施設を借りる形で開場。キリシマノホシら引退馬を管理する養老牧場として運営されています。
お二人は競走馬のその後についてスポットを当てたドキュメンタリー映画『今日もどこかで馬は生まれる』にも出演しています。引退馬にどう関わっているのかが理解できますので、牧場見学の前に視聴しておくことをおすすめします。
ノーザンレイクの見学方法
見学可能な時期や見学方法は『競走馬のふるさと案内所』に記載されています。注意事項も書かれていますので、訪問する際はこちらを確認するようにしてください。
https://uma-furusato.com/search_farm/105319.html
訪問は2023年の9月。見学時間に合わせて到着し、他の見学者の方と一緒に、まずは”ドットさん”ことメイショウドトウに会いに行きます。
メイショウドトウとのふれあいタイム
訪問時は放牧中だったので放牧地へと移動すると、メイショウドトウはのんびりと草を食んでいました。
見学者達と佐々木さんの姿を見てニンジンが貰えると思ったのか、近づいてきてくれました。
砂浴びをしたようで、片側が泥だらけ。後の手入れが大変ですね。
佐々木さんからドットさんの近況を聞きつつ写真撮影など。ドットさんの愛嬌のあるファンサービスに参加者みんな大満足でした。
その後、ドットさんは川越さんに連れられて集牧。厩舎の馬房に入った後も、その様子も見学することができました。
人懐っこいドットさんはこうして顔を出してくれます。常にシャッターチャンスがあって、あっという間の時間でした。
生年月日 | 1996年3月25日 |
戦績 | 27戦10勝(うちG1を1勝) |
主な勝ち鞍 | 2001年宝塚記念(G1) |
獲得賞金 | 9億2,133万円 |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
名前の由来 | 冠名+怒涛 |
父 | Bigstone |
母 | プリンセスリーマ |
母父 | Affirmed |
タイキシャトルの馬房
続いて、2022年8月に虹の橋を渡ったタイキシャトル号の馬房へ。
馬房には今も遺影と花が供えられています。去年の訪問と同様、シャト爺に手を合わせていきました。亡くなって1年が経ちましたが、主のいない馬房は少し寂しいですね。
その隣にあったのは、なんとメイショウドトウがジャパンカップで2着を取ったときの銀杯でした。元調教助手の中林さんが訪問された際に持参されたものとのことです。
アシゲチャンら女子チームを見学
ノーザンレイクで暮らすアシゲチャンら女子チーム。放牧地の遠くにずっといたのですが、アシゲチャンが近くにやってきたタイミングを見計らい短い時間ですが見学ができました。
女子チームの放牧地には、アシゲチャン、キリシマノホシ、タッチデュール、タッチノネガイの4頭が余生を送っています。
牧場猫メトさんと戯れる!!
そして、ノーザンレイクを訪れる大きな理由のひとつとなっているのが、メトさんです。メディアに度々取り上げられたり、メトさんが主役で書籍化もされました。
今日もメトさんは、どこからともなく現れたら近寄ってきてくれてファンサービス。思う存分、モフらせてもらいます。
メトさんとタッチ。肉球のムニムニ感も堪能しました。
一般的な猫に比べてビッグサイズなメトさんですが、大人しく本当に人馴れしています。可愛らしい姿はいつまでも見ていたくなりますね。
見学を終えて
功労馬に加え、メトさんとも触れ合えるので、見学時間があっという間に過ぎていきます。お忙しい中、ご対応いただき本当にありがとうございました。
ノーザンレイクさんでは、引退馬協会や『ネガイちゃんと芦毛ちゃん繁殖牝馬の会』の会員向け見学の他に、一般向けの見学も受け付けています。予約開始日時はノーザンレイク公式TwitterアカウントやFacebookで告知されますので、気になる方はフォローしてみてください。
一般の見学はもちろん可能ですが、できれば支援会員になっての訪問をおすすめしたいです。見学枠が異なるので予約も取りやすいですし、会員向けのよりディープなお話が聞けたりしますので。
また、現在は新たな仲間として、ネコパンチが入厩して余生を過ごしています。新たな仲間が加わったノーザンレイクさんから、これからも目が離せませんね。
ご報告が遅くなりましたが、12月3日に東京競馬場で誘導馬、乗馬として活躍していた #ネコパンチ 号がノーザンレイクに入厩しました❗
— Northern Lake (@NLstaff) December 15, 2023
日経賞での大逃げからの逃げ切り勝ちも印象深いですね😌
環境に慣れてからお知らせしたかったので、本日の発表となりましたことをご理解ください。#ノーザンレイク pic.twitter.com/lrwXGPTwrD
ノーザンレイクさんを支援するには?
ノーザンレイクさんでは、牧場経営の一環として、グッズを製作するなどの仕組みを色々と施策しています。佐々木さんに色々とお話を聞く機会をいただきましたが、やはり養老牧場を軌道に乗せるのは大変なようです。北海道まで遠くて行けないけど何か手助けをしたいという方はこちらをご確認ください。
支援方法①:寄付
現在、ノーザンレイクさんでは寄付を受け付けています。引退馬問題を考えるサイト『Loveuma.(ラヴーマ)』で連載されている『ノーザンレイクダイアリー』に寄付の方法が書かれています。
https://www.loveuma.jp/post/nld_221227#viewer-ddhf7
支援方法②:ノーザンレイク公認オンラインショップ
有志によるノーザンレイク公認オンラインショップも開設されており、収益はすべてノーザンレイクの運営費となりますので、気になる方はこちらもチェックです。
https://northern374.base.shop/
支援方法③:生牧草を送る
馬を生かすために欠かすことのできないのが食事。生牧草のクラウドギフティングサービス”生牧草バンク”にメイショウドトウが登録されています。
支援方法④:Loveuma.(ラヴーマ)オンラインショップ
『Loveuma.(ラヴーマ)』では、ノーザンレイクで繋養されている芦毛ちゃんとメトが登場するグッズも販売されています。こちらも収益が引退馬支援になります。
支援方法⑤:HIDAKA HORSE SELECT SHOP
こちらは、浦河優駿ビレッジAERUさんも提携するオンラインショップで、ノーザンレイクグッズが販売されています。こちらの収益も引退馬支援になります。
https://hidakahorse.shopselect.net/
支援方法⑦:ネガイちゃんと芦毛ちゃん繁殖牝馬の会
ネガイちゃんと芦毛ちゃん繁殖牝馬の会が設立されています。アシゲチャンは繁殖牝馬として受け入れたのですが、諸事情があり引退馬となってしまいました。
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