こんにちは。ノブです。
北海道日高地方の馬産地を巡る自転車旅に出かけてきました。今回は新ひだか町の桜の名所『二十間道路』にあるレックススタッドで現役種牡馬を見学をしてきました。
馬産地には守るべきマナーがあります。牧場見学や馬と接する場合の注意点はこちらにまとめていますので、まずはこちらを一読ください。
レックススタッドの見学方法
レックススタッドはどこにある?
レックススタッドは新ひだか町の内陸部に位置し、海沿いから約7kmほど進んだ小高い丘の上にあります。牧場案内所のある桜舞馬公園の真向かいです。
『競走馬のふるさと案内所』で見学方法を確認!
レックススタッドは現役種牡馬を繋養している牧場で、観光牧場ではありません。見学可能な時期や見学方法は『競走馬のふるさと案内所』に記載されています。注意事項も書かれていますので、訪問する前に必ず確認するようにしてください。
見学の事前受け付けのため二十間道路牧場案内所へ
見学受付は二十間道路にある牧場案内所となっているため、桜舞馬公園へと向かいます。

牧場案内所では、受付書類に氏名などに加えて見学したい馬の名前(※指定した馬だけ見学できる訳ではなく、好きな馬のアンケートのようなもの)を記載します。

受付が終わると、レックススタッドの厩舎配置図と放牧地配置図が貰えます。放牧地にいるか厩舎にいるかは当日になってみないと分かりません。注意事項も書かれていますので必ず目を通すようにしましょう。


待っている間は、桜舞馬公園内を見学していきます。ここには往年の名馬たちの墓碑があり、お墓参りができるようになっています。
時間になったら自主的に、道路の向かい側にあるレックススタッドの敷地内へ歩いて入ります。牧場見学の時間は1時間です。

入ってすぐに牧場見学の注意事項について書かれた看板があります。牧場独自のお願いもあるので必ず確認していくようにしましょう。

見学できた種牡馬たち
ここでは、実際に会うことのできた種牡馬たちを掲載していきます。一度ではすべての馬たちのご尊顔を拝見するのは難しく、何度か訪問する必要がありそうでした。
アグニシャイン
屈腱炎により4戦1勝で競走馬を引退したアグニシャインは、父が英国G1レース『キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス』を11馬身差で制したハービンジャー。そして、アグニシャインは産駒初の後継種牡馬です。
父はヴィクトリアマイル(G1)を制したノームコアなどG1馬を5頭も輩出しており、その血統の可能性を次世代に繋げる大役をアグニシャインには期待されています。
2022/09/23撮影

2022/09/25撮影



生年月日 | 2014年3月10日 |
戦績 | 4戦1勝 |
主な勝ち鞍 | 2016年2歳未勝利 |
獲得賞金 | 870万円 |
性別 | 牡 |
毛色 | 栗毛 |
名前の由来 | インド神話の火神+輝き |
父 | ハービンジャー |
母 | ガールオンファイア |
母父 | アグネスタキオン |
ヴァンセンヌ
G1を2勝した母フラワーパーク初の重賞勝利馬で、2015年の東京新聞杯(G3)の勝ち馬です。同年には安田記念に挑戦し、モーリスの着差なしの2着と僅差で涙を呑みました。さらなる飛躍が期待されましたが、度重なる屈腱炎に泣かされ、引退することとなりました。
ディープインパクトの後継種牡馬が多数いる中、ヴァンセンヌが種牡馬になれたのは、母フラワーパークが短距離路線で活躍したことや、母父ニホンピロウイナーの存在が大きかったようです。
2022/09/23撮影

2022/09/25撮影



生年月日 | 2009年4月11日 |
戦績 | 16戦6勝 |
主な勝ち鞍 | 2015年東京新聞杯(G3) |
獲得賞金 | 1億6,094万円 |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
名前の由来 | 花の展示会で知られるパリ郊外の森名 |
父 | ディープインパクト |
母 | フラワーパーク |
母父 | ニホンピロウイナー |
エイシンフラッシュ
G1を2勝したエイシンフラッシュにとって最も観客の記憶に残るレースとなったのは、天覧競馬となった2012年の天皇賞秋でしょう。勝利後、鞍上のクリストフ・ルメール騎手が下馬し最敬礼を見せたシーンは日本人の胸を打つものがありました。
エイシンフラッシュにとって2022年は、産経杯(G3)を制したオニャンコポンやジャパンカップ(G1)を制したヴェラアズールなど、産駒が躍進する年となりました。
2022/09/23撮影

2022/09/25撮影



生年月日 | 2007年3月27日 |
戦績 | 27戦6勝(うちGⅠ2勝) ※うち海外2戦0勝 |
主な勝ち鞍 | 2010年日本ダービー(G1) |
獲得賞金 | 7億5,607万円 |
性別 | 牡 |
毛色 | 黒鹿毛 |
名前の由来 | 冠名+閃光 |
父 | キングズベスト |
母 | ムーンレディ |
母父 | プラティニ |
エピカリス
2016年の北海道3歳優駿(※現在の北海道2歳優駿)の優勝馬で、デビューから4連勝で海外遠征し、UAEダービーでは2着と惜敗。さらに米クラシック三冠レースの一枠を狙っていましたが直前の怪我で断念となりました。
以降は勝ちきれない競馬が続き、2019年をもって現役を引退。種牡馬として第二の馬生を送る事になりました。
2022/09/25撮影



生年月日 | 2014年3月22日 |
戦績 | 12戦4勝 |
主な勝ち鞍 | 2016年北海道2歳優駿(G3) |
獲得賞金 | 4,561万円 (中央) 2,255万円 (地方) |
性別 | 牡 |
毛色 | 黒鹿毛 |
名前の由来 | ギリシャ語で「魅力的な」 |
父 | ゴールドアリュール |
母 | スターペスミツコ |
母父 | カーネギー |
ゴールドドリーム
2017年のフェブラリーステークス、チャンピオンズカップを勝利し、同一年に両レースを制した史上3頭目という活躍から、その年の最優秀ダートホースに選出。その後も好成績を維持し、晩年の7歳には海外遠征も経験。
GⅠ級のレースには19度出走し、優勝4回、2着5回、3着2回と安定した走りを見せ、2020年をもって引退。種牡馬となった初年度は、成績や血統を評価され満口となったようです。
2022/09/25撮影


生年月日 | 2013年4月19日 |
戦績 | 27戦9勝(うちGⅠ4勝) |
主な勝ち鞍 | 2017年フェブラリーS(G1) |
獲得賞金 | 4億5,702万円 (中央) 2億5,062万円 (地方) |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
名前の由来 | 金の夢 |
父 | ゴールドアリュール |
母 | モンヴェール |
母父 | フレンチデピュティ |
シルポート
G1勝利こそ無いものの、個性的な逃げでレースを盛り上げた記憶に残る名馬です。2011年の天皇賞秋では1,000mを56.5秒、2012年の安田記念では半マイルを44.9秒で逃げるといった驚異的なペースでレースを沸かせました。最後は骨膜炎により現役を退きましたが、それまでの出走回数は54回に上り、怪我のしにくい馬体であったことも彼の才能の一つだったのかもしれません。
2022/09/23撮影

2022/09/25撮影



生年月日 | 2005年3月24日 |
戦績 | 54戦10勝 |
主な勝ち鞍 | 2011、12年読売マイラーズC(G2) |
獲得賞金 | 3億9,732万円 |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
名前の由来 | 中国・上海にあるゴルフコース名より |
父 | ホワイトマズル |
母 | スペランツァ |
母父 | サンデーサイレンス |
スクリーンヒーロー
ウオッカやダイワスカーレットらと同世代のグラスワンダー初年度産駒です。クラシックは怪我などにより棒に振ったものの、翌年のジャパンカップではG1初挑戦で初制覇。
種牡馬として非常に優秀で、初年度のモーリス、ゴールドアクターを皮切りに毎年コンスタントに重賞馬を輩出しています。2022年も産駒のウインマリリンが香港ヴァーズでG1勝利を飾りました。
2022/09/23撮影

2022/09/25撮影



生年月日 | 2004年4月18日 |
戦績 | 23戦5勝(うちGⅠ1勝) |
主な勝ち鞍 | 2008年ジャパンC(G1) |
獲得賞金 | 5億340万円 |
性別 | 牡 |
毛色 | 栗毛 |
名前の由来 | 銀幕のヒーロー |
父 | グラスワンダー |
母 | ランニングヒロイン |
母父 | サンデーサイレンス |
ストラクター
2022年8月16日から種牡馬としてスタッドインしたストラクターは、米国のG1馬です。彼の父パレスマリスは米国G1を2勝しており、その産駒が日本で種牡馬をするのは初めてのこと。とは言え、パレスマリスの半弟には日本で走るアイアンバローズとジャスティンパレスがおり、日本の馬場に適応できる可能性は十分にあることから、新たな種牡馬として期待されています。
2022/09/23撮影

2022/09/25撮影

生年月日 | 2017年2月4日 |
戦績 | 日本:0戦0勝 米国:4戦3勝 |
主な勝ち鞍 | 米国:BCジュヴェナイルターフ(G1) |
獲得賞金 | 不明 |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
名前の由来 | 不明 |
父 | Palace Malice |
母 | Miss Always Ready |
母父 | More Then Ready |
スノードラゴン
現役中、黄色いシャドーロールがトレードマークだったスノードラゴンは、本格化したのが6歳になってからと遅咲きです。
これまでダート路線だったところを芝に転向。2014年のスプリンターズステークス(G1)を勝利し、その年の最優秀短距離馬に選出されました。現役の最後の年は2019年で、なんと11歳まで競走生活を続けました。
2022/09/23撮影

2022/09/25撮影


生年月日 | 2008年4月6日 |
戦績 | 61戦8勝(うちGⅠ1勝) |
主な勝ち鞍 | 2014年スプリンターズS(G1) |
獲得賞金 | 3億7,038万円 (中央) 1,742万円 (地方) |
性別 | 牡 |
毛色 | 芦毛 |
名前の由来 | ユリ科の常緑多年草(ジャノヒゲ) |
父 | アドマイヤコジーン |
母 | マイネカプリース |
母父 | ダンスインザダーク |
スマートファルコン
地方を転戦してG2、G3級重賞レースを勝つ姿から「ドサ回り」と揶揄されることもあったスマートファルコンですが、武豊騎手とコンビを組んで覚醒。先行から逃げに走りを変え、2010年のJBCクラシックでG1級を初勝利すると、東京大賞典ではダート2000mの日本レコードを記録する圧巻の勝利。
その後も勝ち続けてG1級を6勝し、他馬を寄せ付けぬ姿から『砂のサイレンススズカ』と称されるまでになりました。2010年にはNARグランプリダートグレード競走特別賞も受賞。生涯で勝ち取った重賞19勝は、2021年にカツゲキキトキトに抜かれるまで平地重賞最多勝利記録でした。
2022/09/23撮影

生年月日 | 2005年4月4日 |
戦績 | 34戦23勝(うちGⅠ6勝) |
主な勝ち鞍 | 2010年JBCクラシック(G1) |
獲得賞金 | 6,048万円 (中央) 9億3,025万円 (地方) |
性別 | 牡 |
毛色 | 栗毛 |
名前の由来 | 冠名+隼 |
父 | ゴールドアリュール |
母 | ケイシュウハーブ |
母父 | ミシシッピアン |
タニノフランケル
重賞勝利こそないものの、父は14戦14勝(うちG1を10勝)した英国馬のフランケル。母は牝馬として64年ぶりに日本ダービーを制するなどG1を7勝したウオッカという超良血馬です。
ウオッカは7頭の子を残しましたが、日本にいるウオッカの子はタニノフランケルのみ。2022年から種牡馬としての馬生を歩んでおり、産駒の活躍が期待される一頭です。
2022/09/23撮影

2022/09/25撮影

生年月日 | 2015年2月9日 |
戦績 | 26戦4勝 |
主な勝ち鞍 | 2018年大原S(1600万下) |
獲得賞金 | 9,279万円 |
性別 | 牡 |
毛色 | 青鹿毛 |
名前の由来 | 冠名+父名 |
父 | Frankel |
母 | ウオッカ |
母父 | タニノギムレット |
ニホンピロアワーズ
2012年のジャパンカップダートでG1を初勝利し、その年のJRA最優秀ダートホースに選ばれました。鞍上の酒井学騎手にとっては騎手15年目にしてG1初勝利。ニホンピロの冠を持つ競走馬として27年ぶりの中央G1勝利となりました。
2022/09/25撮影


生年月日 | 2007年5月3日 |
戦績 | 42戦13勝(うちGⅠ1勝) |
主な勝ち鞍 | 2012年ジャパンCダート(G1) |
獲得賞金 | 4億1,262万円 (中央) 1億8,525万円 (地方) |
性別 | 牡 |
毛色 | 青鹿毛 |
名前の由来 | 冠名+私達のもの |
父 | ホワイトマズル |
母 | ニホンピロルピナス |
母父 | アドマイヤベガ |
ノヴェリスト
欧州四カ国でG1を勝利し、伊のジョッキークラブ大賞、英のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、仏のサンクルー大賞典、独のバーデン大賞を勝っています。
欧州の中長距離路線で活躍した名馬で、日本には2014年に輸入され種牡馬として第二の馬生を送っています。
2022/09/23撮影

2022/09/25撮影


生年月日 | 2009年3月10日 |
戦績 | 日本:0戦0勝 海外:11戦9勝(うちGⅠ4勝) |
主な勝ち鞍 | 2013年サンクルー大賞(G1) |
獲得賞金 | 1,177,788ポンド |
性別 | 牡 |
毛色 | 黒鹿毛 |
名前の由来 | ドイツ語で「小説家」 |
父 | Monsun |
母 | Night Lagoon |
母父 | Lagunas |
マツリダゴッホ
サンデーサイレンスのラストクロップで、産駒最後のG1勝利馬です。重賞勝利はすべて中山競馬場で挙げている中山巧者であり、伏兵として挑んだ2007年の有馬記念でG1初制覇。オールカマーは2007年から3連覇を果たしています。
2022/09/25撮影


生年月日 | 2003年3月15日 |
戦績 | 27戦10勝(うちGⅠ1勝) |
主な勝ち鞍 | 2007年有馬記念(G1) |
獲得賞金 | 6億5,013万円 |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
名前の由来 | 冠名+画家の名 |
父 | サンデーサイレンス |
母 | ペイパーレイン |
母父 | Bel Bolide |
ミッキーグローリー
競走馬時代は550kg超の大型馬で、力強い切れ味の末脚を武器に重賞を2勝しました。マイラーとしてG1勝利まであと一歩まで迫りますが、脚部不安に泣かされることが多く、長期休養を挟みながらの競走生活となり、最後は屈腱炎により引退することとなりました。
産駒が走り出すのはこれからで、彼の大きな馬体とその能力が、後世にどう引き継がれるか楽しみですね。
2022/09/25撮影


生年月日 | 2013年4月3日 |
戦績 | 13戦7勝 |
主な勝ち鞍 | 2018年京成杯オータムハンデキャップ(G3) |
獲得賞金 | 1億4,981万円 |
性別 | 牡 |
毛色 | 青鹿毛 |
名前の由来 | 冠名+名誉 |
父 | ディープインパクト |
母 | メリッサ |
母父 | ホワイトマズル |
パドトロワ
訪問時、厩舎配置図と放牧地配置図に名前はありましたが、パドトロワは2022年9月17日に急死。享年15歳でした。会えなくて残念です。合掌。
生年月日 | 2007年4月20日 |
戦績 | 35戦9勝 |
主な勝ち鞍 | 2012年アイビスサマーダッシュ(G3) |
獲得賞金 | 2億6,988万円 |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
名前の由来 | 三人で踊る(バレエ用語) |
父 | スウェプトオーヴァーボード |
母 | グランパドドゥ |
母父 | フジキセキ |
パクスアメリカーナ
マイル路線を戦っていたパクスアメリカーナですが、2019年のマイラーズカップ後に左前脚の骨折が判明します。2年4カ月に渡る長期休養を経て復帰しますが、全盛期の走りはできずに2022年の9月23日をもって引退。種牡馬として第二の馬生を歩むこととなりました。
2022/09/23撮影

2022/09/25撮影
放牧地配置図ではパドトロワのままの放牧地には、9月22日からスタッドインしたパクスアメリカーナがいました。


生年月日 | 2015年2月10日 |
戦績 | 10戦4勝 |
主な勝ち鞍 | 2019年京都金杯(G3) |
獲得賞金 | 1億1,280万円 |
性別 | 牡 |
毛色 | 芦毛 |
名前の由来 | アメリカによる平和 |
父 | クロフネ |
母 | グローバルピース |
母父 | サンデーサイレンス |
ハクサンムーン
G1を3勝したアドマイヤムーンの初年度産駒で、短距離路線で頭角を現した一頭です。ハクサンムーンは個性派ホースとして人気があり、それが旋回癖。しかも、本馬場入場の際に騎手が跨がると、左回りにぐるぐる旋回するという、他には見られない珍しい癖がありました。嘘か誠か、回れば回るほど調子が良かったとか。
2022/09/23撮影

2022/09/25撮影


生年月日 | 2009年2月14日 |
戦績 | 29戦7勝 |
主な勝ち鞍 | 2013年セントウルS(G2) |
獲得賞金 | 3億7,010万円 |
性別 | 牡 |
毛色 | 栗毛 |
名前の由来 | 石川県の山名+父名の一部 |
父 | アドマイヤムーン |
母 | チリエージェ |
母父 | サクラバクシンオー |
ビーチパトロール
G1を3勝した米国馬です。アメリカ競馬はダートが主体ですが、一貫して芝戦線で実績を残し、2018年で引退。2019年から日本で種牡馬として第二の馬生を送っています。産駒は2022年度から走り始めており、これからの活躍が期待される一頭です。
2022/09/23撮影

2022/09/25撮影


生年月日 | 2013年2月7日 |
戦績 | 日本:0戦0勝 米国:19戦5勝(うちGⅠ3勝) |
主な勝ち鞍 | 2016年セクレタリアトステークス(G1) |
獲得賞金 | $2,532,945 |
性別 | 牡 |
毛色 | 黒鹿毛 |
名前の由来 | 不明 |
父 | Lemon Drop Kid |
母 | Bashful Bertie |
母父 | Quiet American |
ブルドッグボス
2017年にJRAから地方へ転厩して活躍し、4歳以上最優秀牡馬と最優秀短距離馬に選出。2019年にはJBCスプリントを制して、4歳以上最優秀牡馬と最優秀短距離馬に加え、NARグランプリ年度代表馬に選出されました。
翌年に中央へ再転入。フェブラリーステークス(G1)に挑みますが大敗し、再び地方へ再転入。中央⇒地方⇒中央⇒地方と渡り歩いた競走生活でした。
2022/09/25撮影

生年月日 | 2012年4月20日 |
戦績 | 45戦14勝(うちGⅠ1勝) |
主な勝ち鞍 | 19年JBCスプリント(G1) |
獲得賞金 | 1億6,480万円 (中央) 2億4,218万円 (地方) |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
名前の由来 | 犬の品種名+ボス |
父 | ダイワメジャー |
母 | リファールカンヌ |
母父 | デインヒル |
レーヴミストラル
3歳で青葉賞(G2)を勝利し、古馬になって日経新春杯(G2)を制するも、その後は成績が伸びず中央の登録を抹消。楽天サラブレッドオークションに出され、クラブ法人などを経営する会社が落札。地方に移籍の予定でしたが、一転して種牡馬入りとなり話題になりました。
父はキングカメハメハ、母のレーヴドスカーは仏G1サンタラリ賞を制し、他に仏G1を2着3回と好走しており、その血統が認められた形です。
2022/09/25撮影


生年月日 | 2012年5月8日 |
戦績 | 17戦4勝 |
主な勝ち鞍 | 2016年日経新春杯(G2) |
獲得賞金 | 1億4,358万円 |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
名前の由来 | 夢(仏)+見事な(プロヴァンサル語) |
父 | キングカメハメハ |
母 | レーヴドスカー |
母父 | Highest Honor |
レガーロ
競走成績は芳しくないものの、父バーナーディニは米G1を3勝し種牡馬しても成功を収めており、母サンタテレジータも米G1馬。
世界ではノーザンダンサー系とミスタープロスペクター系が血統の主流となっている中、レガーロはアメリカで成功したエーピーインディの直系です。異系の血統を持つ種牡馬として、産駒の活躍が期待される一頭となっています。
2022/09/25撮影



生年月日 | 2013年5月3日 |
戦績 | 12戦2勝 |
主な勝ち鞍 | 2015年もちの木賞(500万下) |
獲得賞金 | 2,762万円 (中央) 1,449万円 (地方) |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
名前の由来 | イタリア語で贈り物。勝利を贈り続ける願いを込めて |
父 | バーナーディニ |
母 | サンタテレジータ |
母父 | Lemon Drop Kid |
まとめ
専門の受付案内所が設けられているため、見学が比較的し易いです。同じ案内所でアロースタッドの受付も行われており、見学時間も上手いこと分かれていますので、1日で2つの牧場見学ができるのも有り難いですね。
見学の1時間はあっという間で、厩舎見学の場合は顔を見られないことも多いので、足繁く通いたくなります。ですが、種牡馬は他の牧場へ移動することも多く、同じ場所でまた見られるとは限りません。
馬との出会いは一期一会と考え、見学できることに感謝しつつ、その瞬間を大切にしたいなと思いました。
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