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引退馬ナイスネイチャに会いに浦河町渡辺牧場を見学してきました!【北海道日高馬産地旅】

自転車旅

こんにちは。ノブです。

北海道日高地方の馬産地を巡る自転車旅に出かけてきました。今回は浦河町にある渡辺牧場を訪問し牧場見学。NPO法人引退馬協会が支える引退功労馬ナイスネイチャとFP会員として自分がサポートしているナイスゴールドに会ってきました。

本記事に掲載する写真・動画はすべて、NPO法人引退馬協会のガイドラインに則っています。

渡辺牧場の見学方法

見学可能な時期や見学方法は『競走馬のふるさと案内所』に記載されています。注意事項も書かれていますので、訪問する前にこちらを確認するようにしてください。

(有)渡辺牧場 | 馬・牧場・施設検索 | 競走馬のふるさと案内所
引退した名馬の牧場見学データベース。馬、牧場、地図から検索可。見学マナー、見学Q&A、馬産地の知識が学べる。

渡辺牧場へ訪問

渡辺牧場は生産牧場として創業し、ナイスネイチャらを生産。平成になってから引退馬の預託事業も行うようになり、平成23年からは養老牧場に一本化しています。

渡辺牧場(引退馬の養老牧場)
競走馬や乗馬の引退馬、休養馬の預託を行う養老牧場を経営している北海道浦河の渡辺牧場のオフィシャルサイトです。馬の預託システムのご案内や預託中の馬たちの紹介などをしてます。

訪れたのは9月のシルバーウイーク。朝方は雲っていましたが、渡辺牧場に到着する頃には快晴になりました。

約束の見学時間に牧場へ向かい、ナイスネイチャらを管理されている渡辺はるみさんに案内されて牧場内へ。競走馬のその後についてスポットを当てたドキュメンタリー映画『今日もどこかで馬は生まれる』に出演されていたので、ご本人だとすぐに分かりました。

渡辺牧場の看板

ナイスゴールド

まずはNPO法人引退馬協会のフォスターホースで、ナイスネイチャ産駒のナイスゴールドに会わせていただきました。FP会員として彼を支援させてもらっている関係で、特別に放牧地に入って触れ合う事ができました。

ナイスゴールド号と記念撮影

ナイスゴールドは競走馬としては良い成績を残せませんでした。それでも、ゴールドを支援しようと思ったのは、やはりナイスネイチャの存在が大きいです。

ウマ娘をきっかけにナイスネイチャのバースデードネーションの存在を知り、そこから引退馬の現状について知りました。自分自身、エンジニアとしてお馬さんのお陰でお給料を貰った事もあり、ここで何か還元したい。そのきっかけをくれたネイチャへの感謝の気持ちを込めてゴールドを支援しています。

FP会員として訪問した事で、渡辺さんにゴールドの事を色々とお聞きする機会をいただきました。競走馬を引退してからは乗馬として活躍していたこと、脚を悪くして行く宛がない状態だったこと、今も蹄葉炎を患っており、少しずつ回復していること。

引退馬協会の会報でゴールドの状態は把握していました。ですが直接お話を伺い、渡辺牧場さんの献身的なケアが実を結びつつあるのが見れて、安堵や嬉しさが込み上げてきます。ゴールドにはネイチャとともに長生きして欲しいですね。

生年月日1998年3月30日
戦績5戦0勝
主な勝ち鞍
獲得賞金77万円
性別
毛色鹿毛
名前の由来
ナイスネイチャ
リホープミッコ
母父フジノフウウン

ナイスネイチャ

G1勝利こそ無いものの、有馬記念3年連続3着など、記憶に残る名脇役として人気を誇ったのがナイスネイチャです。存命の重賞勝利馬では現在最年長。その年齢は34歳(※2022年当時)で、人間に換算すると100歳近くになるお爺ちゃんです。

NPO法人引退馬協会が設立初期から支えてきた馬であり、引退馬支援の広報部長としての役割を担っています。そして、ウマ娘化されたことで人気が爆発。2022年に行われた『ナイスネイチャ・34歳のバースデードネーション』では5,400万円もの支援金が集まり、ネットニュースにも取り上げられました。

彼がかつて得た銅色の勲章は、長い年月を経て磨き上げられ、今まさに金にも勝る輝きを放ち数多の引退馬に歩むべき道を照らしています。生きるレジェンドです。

ナイスネイチャ号
生年月日1988年4月16日
戦績41戦7勝
主な勝ち鞍1994年高松宮杯(G2)
獲得賞金6億1,918万円
性別
毛色鹿毛
名前の由来素晴らしい(nice)素質(nature)
ナイスダンサー
ウラカワミユキ
母父ハビトニー

放牧中はメテオシャワーといつも一緒。とても仲良しです。

並んで草を食べるナイスネイチャ号とメテオシャワー号

この日のネイチャは右目の保護カバー付のメンコを付けています。目を擦って角膜に傷が付いてしまい治療中でした。

ナイスネイチャ号のメンコ

放牧地の中に案内していただきました。会うなりネイチャが近づいてきて鼻面でドンとお腹を押されました。「なんだお前」と訝ったのかと思いましたが、その後は我関せず草を食んでいたのでネイチャなりの挨拶だったのかもしれません。

なお、放牧地には引退馬協会の会員として許可をもらって入れていただいています。非会員の一般見学ではできませんので勝手に入らないように。

ナイスネイチャ号とメテオシャワー号の正面

ネイチャとメテとの記念撮影もできました。渡辺牧場さんのご厚意に感謝です。

ナイスネイチャ号とメテオシャワー号と記念撮影

こうして近くで見学できる貴重な機会です。時間ギリギリまでネイチャの姿を眺めていました。

ナイスネイチャ号の左横顔
ナイスネイチャ号の右横顔

まとめ

この馬産地旅の一番の目的が、ナイスネイチャに会うことでした。自分にとっては引退馬支援をするきっかけをくれた馬です。こうして元気な姿を見られて感無量でした。渡辺牧場さんにはお忙しい中ご対応いただきまして、本当にありがとうございます。貴重な経験をさせてもらいました。

年が明ければナイスネイチャは35歳、ナイスゴールドは25歳になります。馬の平均寿命は25~30と言われている中、母のウラカワミユキは36歳で天寿を全うしていますし、長寿の家系なのかもしれません。是非とも母の記録を抜いてもらい、できることなら国内最高齢記録40歳と81日の更新を願ってやみません。

ナイスネイチャ、そしてナイスゴールド。これからもお元気で。

コメント

  1. 車曳き より:

     初めてコメント致します。ナイスネイチャのバースデードネーション関係の記事を検索していてこちらにたどり着きました。

    私も’22年4月よりナイスゴールドのFP会員になっており、思いがけず同志の方を知る事が出来、嬉しく思いコメント致しました。

    渡辺牧場さんには昨年11月に訪問させて頂き今年も6月に訪問の予定です。

    馬関係の記事とても楽しく読ませて頂いております。

    • ノブノブ より:

      はじめまして。
      まさかゴールドのFP会員さんからコメントをいただけるとは。このブログを見つけてくださり、ありがとうございます。

      私も近々訪問を計画していますが、ネイチャの体調が気がかりです。
      いつもは渡辺牧場さんの馬たちから元気をもらっていますが、今回は元気を分けに行きたいと思っています。

      コメントどうもありがとうございました。
      同じFP会員として、ゴールドの健やかで穏やかな馬生を支えていきましょう。

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