明けましておめでとうございます。2022年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、2021年の年越しを富士山の麓にある田貫湖のキャンプ場で行いました。前編では初の乗馬に挑戦したりと旅を満喫。
そして、今回は年越しソロキャンプから初詣に向かった後編をレポートです。
本日のルート
Garmin Instict Dual Power 走行データ
※最高速度がえらいことになってますが、輪行時に一駅分サイコンを付けっぱなしでした……
旅レポ
田貫湖のキャンプ場で初日の出!
もぞもぞと体を動かしたところ、放射冷却で冷え込んだ空気が寝袋の中に入り込んできて目を覚ましてしまいました。
時刻は午前6時15分。日の出までもう少し時間がありますが、寒さで目がさえてしまったので、寝袋に包まりつつ、ゆっくりと日が開けていくのを眺めたいと思います。
太陽がなかなか出てこないなと思っていたら、田貫湖から見る初日の出の位置は、富士山から少し離れていることを思い出しました。それにサイトにある木々も邪魔です。テントを出て少し移動し、湖畔で初日の出を拝むことができました。
キャンプサイトに戻って朝食の準備。炊事場に水を汲みに行く前に自転車に付けっぱなしのペットボトルを見てみると、水がカチカチに凍っていました。
しばらくすると、キャンプサイトからも初日の出が見られました。今さらながらダイヤモンド富士が見てみたかったなと少し後悔。どうやら本栖湖近くの竜ヶ岳山頂で見られるらしいので、次は年越し登山というのもありかもしれません。
ガスバーナーの調子が悪く直火で調理。朝食は残り物の野菜とお餅でお雑煮を作りました。やはり汁物は温まりますね。
お餅と餡子が残っていたので、お汁粉もいただきます。
しばらく焚き火を楽しみつつ荷物を徐々にまとめて、午前10時半にチェックアウト。
このキャンプ場はゴミ袋が一枚無料でもらえ、燃えるゴミはまとめて出すことができます。それに灰もゴミステーションにあるドラム缶に捨てることができました。
初詣は富士山本宮浅間大社へ
田貫湖を出発し、富士宮市中心部へ向けて下っていきます。白糸の滝前でラウンドアバウト(環状交差点)を通過。2021年3月時点で126ヵ所に設置(Wikipedia調べ)とのことなので、まだまだ珍しい交差点ですね。
市街地に入るに連れて道幅が狭くなってきます。坂をしばらく下って、富士山本宮浅間大社に到着。ここは全国にある浅間神社の総本山です。自転車は近くにある富士山世界遺産センターの駐輪場に置いて参拝に向かいました。
大きな神社だけあって元旦は人が多いですね。参拝を終えるまで15分くらいかかりました。お神籤も引きましたが、末吉。願い事は他人に邪魔される、となんとも不吉なことが書かれていました。そう言えば、今年は前厄なんですよね。そして、PBPの開催される2023年は本厄。果たして無事にパリへ行くことができるのだろうか……。
気分が落ち込んでもお腹は空きます。出店もたくさん出ていて活気がありました。富士宮なのだから、きっとあるだろうと探してみると、やはりありました。B級グルメの富士宮焼きそばです。
麺はモチモチ。卵も焼いてすぐだったので半熟だし、ソースの塩梅も丁度いい。屋台でも安定のクオリティでした。
富士と港の見える公園(田子の浦)
富士宮市を出発して富士市へ向かい、田子の浦の辺りまで走ってきました。いつもなら千本街道を走るところですが、以前から気になっていた松林の先にある堤防の道へ向かうべく、田子の浦港を目指します。
田子の浦港までやって来て、富士と港の見える公園に立ち寄りました。
小さな高台に位置する公園には展望台があり、360度が見渡せるようになっていました。富士山から田子の浦港、それに遠くは伊豆半島まで見ることができます。
田子の浦~沼津堤防ライド
湾口の方まで行くと、そこから先は相模湾です。延々と松林と砂浜が広がり、その間に直線に伸びる堤防があって、そこに1本の道路が走っています。
基本的に車は通行禁止のようですが、自転車は通行可能。左手に松林、右手に駿河湾を見ることのできる絶景コースが約25km、沼津港近くまで続いていました。
途中に一ヵ所、工事中で迂回する必要がありましたので、一度堤防を下ります。
千本街道に出たら信号2本分進んで、再び堤防道路へと復帰。あとは延々と沼津港まで進むだけです。
終盤は千本浜公園があって人通りが多くなる他、堤防道路の終点付近は道が狭くなります。ただ、沼津港まで車の心配をすることなく走れるので、かなり便利だと感じました。
沼津港で沼津バーガー
沼津港までやって来たので、どうせなら海鮮を食べたい。沼津は神社の本宮もないので、遠方から参拝客が来ることは少ないでしょう。ならば今は閑散期。そうと思ってお店を回ってみたのですが、観光客はたくさんいました。それに元旦はお休みのお店も多く、開いている飲食店に人が集中してしまい、気になるところは行列が出来ていました。
あまり待つのが好きではないので、さっと何か食べたい。そう思い沼津バーガーを覗いてみたところ、幸いにも席も空いているようです。
ここのフィッシュフライは注文してから揚げてくれるのでいつも熱々。それに油切れも抜群で、チェーン店のが食べられなくなりそうなくらい美味しいのです。今日はここで食べて帰ることにしましょう。
以前は深海魚バーガーをいただいたので、今回は深海ザメバーガーと金目鯛バーガーをいただきました。どちらもカラッと揚がっていて美味しいのですが、深海ザメの方が魚臭さが一切無く、とても食べやすかったです。
ちなみに、絶品の金目鯛バーガーが食べたいなら、下田市にある道の駅「開国下田みなと」の下田バーガーがオススメです。
帰りは沼津駅から輪行です。2019年の頃は散々パニア装備でヒルクライムしたくせに、今は重装備で峠は越えるのが億劫になってしまいました。正月だし、のんびりしたいのです。
到着5分前に乗り場に着いたのですが、運悪く最後尾車両を待つ乗客がけっこういて、1本やり過ごして乗車。その後、2時間ほど電車に揺られて、無事に帰宅することができました。
旅を終えて
富士山駅からキャンプ場に向かい、富士宮方面へ下って、最後は輪行で帰る。このパターンは去年の11月にふもとっぱらキャンプ場を訪れた時にも使いましたが、後半は下りが主なため、キャンプ装備の重たい荷物があっても苦になりません。それに東海道線沿いを走ればいつでも輪行で帰ることができるので、今後も富士山の麓でキャンプするなら使っていきいルートです。
それから、今回泊まった田貫湖のキャンプ場について。サイトとしての設備も十分で入浴施設も近くにあり、かなり快適なキャンプ場でした。ただ、ふもとっぱらキャンプ場の方が富士山の見られるエリアが広く、さらに割安で設備面でも優れていたので、富士山の麓に泊まるなら、ふもとっぱらが第1候補になりそうです。
そして、この旅で初めて挑戦した乗馬についても触れたいと思います。まだ乗馬の初歩の初歩を体験しただけですが、馬とコミュニケーションを取りながら進むという行為がとても新鮮で、最高に面白かったです。今回はパカパカ歩くだけの常歩だけでしたが、これからも乗馬を続け、速歩や駆足をマスターしてみたいなと思いました。しかし、乗馬もお金が掛かるので、他の趣味と上手く折り合いを付けながら楽しみたいですね。
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