こんにちわ。ノブです。
年越しはソロキャンプをして初日の出を見る。これがなかなか乙な物で、去年は大洗キャンプ場に向かい、大洗磯前神社から初日の出を拝みました。
今年もどこかで初日の出を見よう。去年は海だったから今年は山がいい。そう思って次なるキャンプ地を富士山の麓に決めましたが、ハイシーズンのキャンプ場はどこも大人気で空きがありません。どうにか田貫湖のキャンプ場を確保して、いざ出発です。
本日のルート
Garmin Instict Dual Power 走行データ
旅レポ
富士山駅まで輪行!
朝は午前4時起き。最寄り駅でBirdyを輪行袋に詰めて、まずは東京駅へと向かいます。そこから中央線で八王子駅。さらに乗り換え大月駅へ。そして富士急行線で富士山駅を目指します。
ちらほらいた乗客も、都心から離れるに連れていなくなり、気付けば一人。普段の休日なら登山客で混雑しているはずですが、大晦日はガラガラでした。
電車を乗り継いで3時間。午前8時を少し回った頃に富士山駅に到着です。駅に降りた途端に冷たい空気が頬を撫でていきます。駅の標高は809mなのだから、寒いのも当然ですね。
富士山の天辺が少し雲で隠れていますが、今日は快晴。明日も天候は安定しているので、良い年越しになりそうです。
駅前で輪行を解いて準備完了。朝食にうどんでも食べたかったですが、まだ駅ビルも開いていない時間のため、そのまま出発。10kmくらい走れば道の駅があるので、そこで何か食べたいと思います。
国道139号線を西へ走っていきます。気温はマイナス1度。風はほとんどありませんが、走り始めは寒くてたまらず、冬用ウェアの上にダウンジャケットまで着込んで走っていました。ですが、体が温まってくると暑い。体温調節が大変です。
道の駅なるさわで河口湖産ワカサギ定食!
鳴沢村へと入り、道の駅なるさわで休憩です。朝から物産館は賑わっていました。
https://www.ja-narusawamura.or.jp/michinoeki/
食堂が午前9時半から開いていましたので、ここでご飯を食べていきます。軽食堂という肩書きですが、定食があったりとボリュームのある品揃えです。しかも、ワカサギ、鳥もつ煮、桜もつなど、ご当地感たっぷり。どれにしようか迷ってしまいますね。
その中の一つ、河口湖産のワカサギを使った定食を注文しました。つゆと塩でいただくことができ、サクッと揚がっていてほろ苦さもあって美味い。それに富士山を見ながら食べられたので、なおさら格別でした。
パディーフィールドで初の乗馬体験!
道の駅で食事を終えたら、田貫湖のキャンプ場へ出発です。キャンプ場近くに休暇村があり、そこで温泉に入れるのですが、外部客は13時半までに受付しないと湯に浸かれません。急がなくては……。
そう思っていた矢先に乗馬クラブの前を通過しました。以前、ふもとっぱらキャンプ場を目指したときにも通りがかったのですが、今回はお馬さんがこっちをジッと見ていて、何か誘われているような気持ちになってきます。
ウマ娘から馬に興味を持ったニワカですが、どちらかと言うと競馬を予想するよりも、もっと違う側面から馬に関わりたいと思っていました。なので、乗馬はとても興味があります。
スタッフの方が外にいたので声を掛けると、大晦日もレッスン可能とのことだったので、意を決して乗馬クラブの門を叩くことにしました。
この乗馬クラブの名前は『パディーフィールド』といい、乗馬レッスン以外に宿泊施設も兼ねているようです。
受付で話をすると、飛び入りでしたがインストラクターさんの都合が付いたので、馬を準備してもらえました。本来なら、事前に予約をしておいた方が良いようですね。
初の乗馬体験であることを告げると、1時間コース(17,900円でした)をオススメされ、それを選択。最初の30分は馬場で馬の乗り方を学び、残り30分はホーストレッキングをするプランのようです。
今回は他にも未経験の方が2名いて、3名でレッスンを受けることになりました。まずは室内で馬の扱い方についてのDVDを視聴。その後、ヘルメットを借りて馬場でのレッスンとなります。
乗せて貰った馬はピギーちゃん(15歳)。まずは馬場までピギーちゃんを連れて行き、DVDで見たことを真似て自力で乗ってみます。初めて馬に跨がりましたが見える景色が圧倒的に広く、それがとても新鮮でした。それに鞍や靴を通して伝わる馬体の感触も、不思議と落ち着く気がします。
インストラクターさんの指示に従い、歩く、右折左折、方向転換、停止を練習していきます。ピギーちゃんはおっとりマイペースな性格ですが、この子も慣れたもので、こちらの下手くそな手綱さばきでも、ちゃんと反応してくれます。
その後、乗馬クラブを出て道路を渡り、外乗りに出かけました。馬場とは違い、道には凹凸があり坂もあり、分岐路もあります。そこを手綱や足で指示を伝えて進んで行くのですが、それがちゃんと伝わるのがとても面白い。
でも、馬のおっとりマイペースな性格なせいなのか、時々、道端に生えていた草を食んで立ち止まったりしてました(笑)
1時間のレッスンでしたが、あっという間に終了。始めてロードバイクに乗ったときも感動しましたが、馬に乗ったときはそれとはまた違う新鮮な感動が味わえました。これは癖になりそうです。
道の駅朝霧高原で買い出し!
お昼過ぎに再出発して静岡県の富士宮市にある朝霧高原へ。パディーフィールドから田貫湖までは30kmほどあり、このままでは休暇村の温泉には間に合いそうもありません。ですが、気にせずのんびり進みます。温泉と引き換えにした乗馬体験は最高のひとときだったので、後悔はありません。
道の駅朝霧高原に到着です。ちょっと雲行きが怪しくなり、雪がパラついてきました。
ここはソフトクリームが絶品なのですが、寒かったのでホットミルクを飲んで暖まります。ほのかな甘みとまろやかなコクがあって美味しい。
食堂の前にはなでしこがいました。どうやら道の駅が、ゆるキャン△スタンプラリーのポイントになっているようですね。
朝霧ヨーグル豚(チーズ)ソーセージとタンハム、それに御殿場高原ビールに道の駅限定の日本酒を調達しました。これで年越しのお酒とおつまみは万端です。
道の駅で休んでいる間に天候も回復。牛が放牧に出ていたので、富士山をバックに一枚撮影。なかなか良い絵が撮れました。
田貫湖キャンプ場へ
道の駅から少し下って県道414号線を進み、田貫湖を目指します。木々の中を通っていくので、富士山が見えるのかちょっとだけ不安になりました。
14時頃に田貫湖に到着。まずはキャンプ場の管理棟へ向かいます。
周辺図はこんな感じです。湖は標高650mのところにあり、周囲は3.3km。富士山を真東に望むことができます。
まずは瓔珞の家へ。食堂、売店が併設され、薪などを購入することができます。その一角にある受付へ向かい、用紙に記入して宿泊料金を支払い、番号札を貰います。テント一張2,500円とサイト利用料が200円、それにトップシーズン料1,000円が加算され、料金は3,700円となりました。
田貫湖のキャンプ場にAサイトとBサイトがあり、予約したのはBサイト。Aサイトからは富士山がよく見えて大人気。Bサイトは場所によっては富士山の見える場所もあるので、見晴らしの良いところにテントを張りました。
A・Bのどちらにもトイレ、シャワー(有料)と炊事場が設けられています。トイレは温水洗浄便座でした。
せっかく来たので、田貫湖を散策。湖畔には反時計回りで一方通行となっているサイクリングロードがあるので、そこをぐるっと回ることができます。
湖周辺にはソメイヨシノが植えられ山桜もあるので、春はとても綺麗でしょうね。
年越しソロキャンプ!
サイトに戻って、焚き火の準備をしつつ三時のおやつ。こしあんとお餅を持参していたので、お汁粉で暖まります。
晩ご飯は道の駅で調達したソーセージとハムを炙ったつまみに、あとは持参した食材で鍋物にする予定です。どれもビールや日本酒によく合いそうです。実際、チーズ入りのウインナーソーセージはビールに抜群に合いました。
標高650mでも夜は冷える。焚き火がないと夜は過ごせそうにありません。ストーブを使っているテントがいくつもありましたが、自転車じゃ積載量に限界があるのが辛いところです。
最後の〆は年越し蕎麦です。唐辛子を少し多めに振っていただきます。
焚き火を完全に鎮火させつつ、2022年になったのを見届けて就寝です。肌を刺すような寒さの中で見上げた夜空はとても綺麗でした。そこは雲一つなく、うっすらと富士山のシルエットが見えています。明日は綺麗な初日の出が拝めそうです。
寝袋に包まってみたものの、全身が冷え切ってしまっていたのですぐに暖かくならず、とくに足が寒くてたまりません。持参していたダウンパンツを重ね履きし、さらにホッカイロを寝袋の中に放り込み、靴下の中にもホッカイロを投入。どうにか就寝することができました。
前半はここまで。次回は田貫湖での初日の出。富士宮市で初詣をして沼津まで走った後編をレポートします。
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