こんにちは。ノブです。
今回ご紹介するのはサドルバッグ。R250の防水サドルバッグ スモール グレーです。2月に行われたワールドサイクルさん主催のフォトコンテストで大賞を受賞し、その景品としていただいたものになります。
この度、第一回R250フォトコンテストで大賞を受賞し、景品としてR250防水サドルバッグスモールとR250防水スクエアバックパックライトを頂きました!
— ノブ@ツール・ド・気ままに (@tourdekimamani) February 16, 2021
景品にも関わらず、相変わらずの発送の速さに感謝。しっかり使い込んで感想をブログにUPしたいと思います👍#ワールドサイクル#WORLDCYCLE https://t.co/4KIgTNiMW2 pic.twitter.com/8HEMbLnKMU
しばらくの間、使い込んでみましたので、今回はその感想などを述べていきたいと思います。
R250 防水サドルバッグ スモール グレー
外観レビュー
まずは外観レビューから。大きめの反射材とバンジーコードがあるこちらが上です。開口部はロールアップして止めるタイプ。生地は溶着されているので縫い目や継ぎ目がなく、防水性能が高くなっているのが大きな特徴です。
そして裏側。こちらにも反射材が付いていますが、ロールアップしたときに後ろに反射材が来るような工夫となっています。
ロールアップするとこんな感じ。反射材の生地は2層になっていて、クリップ式のリアライトや反射板が取り付けられるようになっています。
これまでの写真でサドルバッグの前面に黒っぽい生地が使われているのが分かると思いますが、芯材が入っており、型崩れしにくくなっています。
内側から見てみます。心材辺りには黄色い生地が使われていて、光が当たりにくい奥も見やすくなっています。
前側上部には空気弁が付いていました。少ない荷物の場合に、内部の空気を抜くのが楽になります。
重さは349g。公称が345gなので誤差の範囲ですね。心材がたっぷり入っている分、若干重たい(※アピデュラのRACING SADDLE PACK 5Lが200g)といった印象です。
使ってみた感想
荷物の量・入れやすさ
1泊2日を想定して、ツールケースに入らなかったミニポンプ、洗面用具・下着、レインウェア、輪行袋、宿泊用の部屋着、鍵、予備電池、ファーストエイドキットを用意しました。
使用頻度と重さを考慮しつつ入れていきます。奥には重くて走行中に使わない輪行袋や宿泊用具、手前には軽めのレインウェアや鍵といった具合です。
すべて入れ終えたところ、まだ少し余裕がある感じでした。小さめのスポーツタオルくらいなら1枚入れられそうです。
荷物を入れ終わったら、ロールアップして開口部を閉じつつ、必要に応じて空気弁から中の空気を抜いておきます。空気弁があることで荷物が少ない場合に小さくするのが楽でした。
あとはサイドのバックルでロールアップした開口部を締め付けて完成です。
サドルへの取付やすさは?
取り付けるロードバイクのフレームサイズは465mm。サドルレールからタイヤまでの距離は約20センチです。
取り付け方法は、先端のベルクロをシートポストに巻いて、そしてサドルレールにバックルを2本通すことで固定ができます。大型のサドルバッグでよく採用されている方式で、取り付けに掛かる時間は1分くらいでした。
取付のコツは、サドルレールにぴったりと当たるまでバックルの調整紐を引くこと。その後、もう一度ベルクロをキツく巻き直すとグラグラせずにしっかり固定できます。
走行への影響
これまで1000㎞ほど、このサドルバッグを装備して自転車旅をしてきましたが、走行中に太股の内側に当たったりすることはなく、走行中に重さで垂れ下がってタイヤと干渉するようなこともありませんでした。心材がたっぷり入っていることが安定感に寄与しているようです。
また、大型サドルバッグ特有の現象として、ダンシングで左右に揺れることがありますが、一回り小さいサイズであるためか、ダンシングしても振られるような感覚はありません。振り子対策にスタビライザーを取り付けるとサドルバッグの表面がこすれて傷つけてしまうことがあるので、そうした面でも程よいサイズです。
防水効果について
中・大型のサドルバッグの防水対応は、ロングライドをするためには外せない条件の一つとなっています。このサドルバッグ防水のレベルはIPX6(暴噴流に対して保護。)と高く、雨天ライドを想定した仕様となっているのが心強いところです。
唯一水が入りそうなのは空気弁くらいですが、上に生地が一枚貼られ雨水が入りにくいよう保護されていますので、通常の使い方をする限りは問題なさそうです。とはいえ、まだ雨天ライドで使ったことはなく確証がないため、長時間雨に打たれた際の影響については改めて記載したいと思います。
反射材の性能について
フラッシュを焚いて撮影し、光らせてみました。反射材も十分に光るので、夜間走行中の視認性も良さそうだと感じました。
さらに後続車に存在をアピールするなら、クリップ式リアライト以外に、おにぎりリフレクターをバンジーコードに取り付けて吊り下げるといった対策が有効で、自分はロングライドする際は必ず取り付けています。
ちなみに自作もできます。個人的には少し重さのある自作の方が、風で捲り上がりにくいというメリットがあって使いやすかったりします。
まとめ
サドルバッグというと、0.5~2Lの小型のものが大多数を占め、その次に多いのが、一気に容量が増えて8~10Lや10~15Lあたり。2~7Lくらいのサイズは種類があまり多くない印象です。
この中間サイズは日帰りから数日の旅まで幅広く対応できるので、とても使い勝手がよいと感じています。ブルベなら200~600kmのどれを走っても十分活躍してくれそうです。
一つ気になる点があるとすれば、それは重さでしょうか。記事内では競合する商品としてアピデュラの5Lサドルバッグを挙げ、比較して重いことを指摘しました。その価格差は約1万円。この差をどう捉えるかは個人の判断に委ねますが、少なくとも、重さが気になる方にはこのサドルバッグは向かないのだと思います。
とは言え、重さがそこまで気にならない方にとっては、コストパフォーマンスのとても良いサドルバッグです。荷物を少なく旅をしたいミニマリストの方や小柄で大型サドルバッグが取り付けられない方にとっては、丁度良いサイズ感ですので、気になる方はぜひ候補に入れてみてください。
2021/05/24追記
ワールドサイクルさんの公式ツイッターアカウントからサドルバッグの重量について回答をいただきました。
レビューありがとうございます。重量増は型くずれしにくいように板を多めにしたのと、上にも下にも巻けるようにライト取り付けパーツとリフレクターを上下に付けたためです。 https://t.co/en5kI5ZMll
— WORLDCYCLE (@WORLDCYCLE_BLOG) May 24, 2021
型崩れしないことはサイクリングの快適さに繋がっていますし、リフレクターは安全性対策として重要です。こうした細かな工夫ができるのも自社ブランドならではですね。
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