こんにちは。ノブです。
日本一周自転車旅83日目。今日は日本の最南端に位置する波照間島へ向かいます。
本日のルート
Relive ‘日本一周自転車旅83日目’
Garmin Forethlete230J 走行データ
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ブルーキャビン石垣島から石垣港へ
午前6時の石垣島の空です。晴れ間はあるものの、風が強い。今日は午前8時の船便で波照間島へ向かう予定ですが、高速船が欠航しなければいいのですが。
まずは朝食。昨日のうちにコンビニで購入しておいた菓子パンです。
午前7時15分にユーグレナ石垣港離島ターミナルへ。ブルーキャビン石垣島から徒歩1分のところにあります。
受付でチケットの購入。波照間島への船便は始発と最終が運航する以外、昼間の便はまだ未定とのこと。
日帰りする予定なので、往復チケットを購入。自転車は片道620円プラスで乗せられました。
荒波に激酔いしながら波照間島へ上陸
今回乗る『ぱいじま2』はフェリーと違い高速船のため、入り口が狭くパニアバッグがあるとそのままでは載せられないでしょうね。そうした意味でもバイクパッキングは身軽で便利です。
自転車は船内の奥まったところに立てかけるだけ。揺れるから斜めにしておいてと言って船員さんは去っていきましたが、どれだけ揺れるんだ。
とりあえず、嘔吐用のエチケット袋を紐状にして固定。まあ、なんとかなるでしょう。
船は定刻通りに出発。そして湾から出ると激しい揺れに襲われます。頭が上下する……。酔い止めも飲んで大丈夫だと思って船内をうろちょろしたりスマホで波照間島の情報をチェックしていたのですが、どうにも気分が優れなくなり、冷や汗がダラダラ。次第に込み上げる物が……。
そこからはもう地獄です。エチケット袋を片手に洗面所にへばり付くだけ。他にも酔った人がひっきりなしにトイレに駆け込んでいきます。
もう胃液しか出なくなり、吐き気が収まると船内の隅っこで脱水症状気味のまま横たわりました。本来、椅子席しかない高速船なので行儀の良い行為ではないのですが、もう動く気力もありませんでした。
そして、出航から1時間半。ようやく波照間島に到着しました。指が写ってる。この時は、そんなことすら気にならないくらい疲弊していました。
体がげっそりとしてしまい、歩く気力もない。脱水症状にハンガーノックが加わったような状態です。港のターミナルには飲み物くらいしかない。とにかく補給したい。
昨日買って食べなかったウイダーインゼリーがあったので補給。持ってて良かった。ボトルの水もしこたま飲みました。
30分ほど掛けて体調を回復させ、どうにか走れる状態に。島を反時計回りにライド開始です。
青い海のニシ浜
ライドを開始してすぐ、ニシ浜という案内板を見つけました。そう言えば、まだ波照間島の海をちゃんと見ていない。酔って……じゃなかった寄っていきましょう。
ふおぉぉぉ! 海だぁ! という感想よりも、すご……と言葉を失うくらいの綺麗さ。
日本最南端之碑へ
ニシ浜からライド再開。島の外周を走って行きます。風は強いですが、信号がまったくないので走りやすい。
最南端之碑まで2.6kmの案内板を発見。ちなみに集落は島の小高い丘の上にあります。
日本最南端之碑へ到着。今日はここに来るためにあんなに苦しい思いをした! 距離を走ったわけでも獲得標高が高いわけでもないですが、達成感がありました(笑)
今日の目的は果たした。当初は波照間島でランチにしようと思っていましたが、食欲がない。とにかく走りきって石垣島へ戻ろう。飯はその後の方がいい。
波照間島一周ライド完走するも船は欠航
波照間島星空観測タワーの前を通過。波照間島は水平線近くに南十字星が見られる場所らしいですね。
外周の道には先ほどのタワーと空港以外めぼしい建物はなく、サトウキビ畑が延々と続きます。
1時間半ほどで1周完了。港へ戻ってきて帰りの便を確認すると昼の2便が欠航に。帰りは最終便に乗るか、揺れると評判の14時発のカーフェリー(しかもエアコンが故障中らしい)で帰るほかありません。
波照間島で昼食とデザート
どちらで帰るにしても何も食べないと体力が回復しない。まずは昼食です。『あやふふぁみ』という郷土料理屋に入りました。
昼食の後は体もずいぶんと回復。デザートを探して村内を散策。石垣が特徴的ですね。
台湾風かき氷の波照間島黒糖ソイミルクを頂きました。ふわふわの氷に黒糖ときな粉がよく合います。
14時のフェリーで石垣島へ帰港
悩んだあげく、最終便は混みそうだし14時のフェリーで帰ることにしました。
貨物運搬がメインのカーフェリー。ターミナルでは最後尾から載せるよう指示されましたが、現場の判断で乗客用の入り口から載せるよう変更。
通路に自転車を停めて、ロープを2本借りられたので固定します。自転車はこれでどうにかなった。あとは自分が耐えるのみ。
そして2時間後、石垣港に到着。航路は酷い揺れでした。乗船前に酔い止めを飲み、横になれるスペースでひたすら眠りました。熟睡は流石にできませんでしたが、行きの地獄は回避することができました。
でも、体がだるい。元々は鹿児島から沖縄行きで使おうと思っていた酔い止めです。丸一日効果が持続するため、その副作用で眠気が取れない。今日は20km未満のライドでしたが、疲れはピークに。宿を探すのもおっくうになって、昨日泊まったブルーキャビン石垣島に入りました。
ふかふかのベッドで眠れる。大浴場で汗も流せる。今日はこれでゆっくり体力を回復できそうです。
夕食は『八重山料理 ゆらてぃく』で近海マグロと海ぶどう
『八重山料理 ゆらてぃく』へ。夜になると船旅の疲労も取れ、お腹が空いてきました。
近海マグロの刺身海ぶどう添え・八重山そばセットを注文。
マグロの刺身に薄切りゴーヤーと海ぶどうを乗せて食べるのは初めて。苦味と塩っ気で醤油が無くても食べられますね。付け合せのもずく酢も美味かった。沖縄と八重山諸島で6日過ごしました。明日は九州へと戻る予定です。
コメント
グローブがえらいことに。。。
もうぼろぼろです(笑)
買いかえればいいのに、なぜか変えられない。
「他にも酔った人がひっきりなしにトイレに駆け込んでいきます。」
高速船!地獄絵図(ノД`)・゜・。
どれだけの思いをして、日本最南端の地を攻略されたのかうかがい知れます。
敵は獲得標高でも、距離でもなく、高速船でした!!
因みに「光速船」はバンダイが発売していた、ベクタースキャン式モニタ採用のゲーム機ですっ!!
どれだけ弱っていても、グルメを楽しめるとは恐ろしく丈夫な胃袋ですね。
きっともう、どこででも生きていけるのだと思います。
次のフェリーは佐渡島と北海道でしょうか?
揺れないタイプで、願わくば仮眠が取れる場所があるといいですね。
ヤギちゃん。なんか可愛い。
例によってぐぐったところ、、
あやふふぁみ = twilight
ゆらてぃく = よってらっしゃい
、、という意味だそうです。
夜に「あやふふぁみ」、お昼の場所悩んでいる時に「ゆらてぃく」の方が、意味的により、しっくりきそうです。
北九州!は!れ!ろぉおおおっっ!!
高速船は本当に地獄でした。現地の方曰く、昔の小型船から一回り大きくなって揺れが激しくなったのだとか。観光目的でしょうけど、勘弁してほしいです。
そして帰りのフェリーでも、トイレから悲鳴が聞こえていました。船旅は寝るに限ります(-。-;
光速船。そんなゲーム機があったとは初耳です。思わずググりましたがレトロな外観ですね。
帰りの船旅まで時間がありましたので、食べないと船酔いの脱水症状とハンガーノックで病院行きになりかねない。とにかく食べて体調を戻したかったんですが、美味しいものを食べると元気が出ますね。
そうですね。佐渡イチは聖地巡礼でやっておきたいですし、北海道へはフェリーですね。どちらもさっさと寝てしまおうと思います。