【旅34日目】朝日山ヒルクライム!たまゆら聖地巡礼から呉市へサイクリング!

当ページのリンクには広告が含まれています。

こんにちは。ノブです。

日本一周自転車旅34日目は、うさぎの島で朝を迎えました。今日は再びのたまゆら巡り。昨日では回りきれなかった朝日山や臨時休業中だった『ほり川』へも行ってみたい。
巡れるだけ巡ったら呉へ向かおう。大和ミュージアムも見てみたいし、『宇宙よりも遠い場所』の聖地もある。呉も楽しみだ。そんな思いで1日がスタートしたのでした。

目次

本日のルート

Relive ‘日本一周自転車旅34日目’

Garmin Forethlete230J 走行データ

旅レポ・フォトギャラリー

大久野島からの船出

午前6時前。テントの周りで何やらゴソゴソと物音がします。うさぎです。早朝から元気です。調べてみると、うさぎは薄明薄暮性。明け方や夕方に行動が活発になるらしいです。

朝食はコンビニで購入して持ち込んだパンとキットカット。ペットボトルのコーヒーは島にある自販機で購入。ちょっと物足りないですが、パニアバッグに食料を詰める余裕があまりないのです。レストランは午前7時半から営業しているみたいなので、お腹が空いたらそっちへ行けば補給ができます。

朝食を終え、撤収の準備をしているとうさぎが入ってこようとしてきました。どうやら朝食のゴミの匂いに釣られてきたようです。袋に入れて縛ってあったのですが、動物ですし嗅覚が鋭いですからね。

テントを畳んでいる間もこんな感じ。どうも人がアクションを起こすと餌の合図とインプットされているようです。

午前7時半前に完全撤収。さて、今日はこの島の展望台へ上ってみたいと思います。

休暇村のすぐそば。テニスコートなどがあるエリアの広場から、展望台への登山道がありました。自転車では行けないようなので歩いての登山です。

うさぎを避けて登山道へ向かうと、なんと通行止め。休暇村へ戻り山頂へ向かう道を聞いてみると、すべての登山道が通行止めになっているとのこと。どうやら去年の豪雨の爪痕が今も残っているようです。

昨日のうちに一周しうさぎとも十分に戯れたので、山頂に行けないのなら竹原に戻ろう。最初の便は午前8時10分。30分ほど余裕ができました。

とりあえず、うさぎと戯れます。餌を持っていないけど、何かしていると勝手に寄ってくるのです。

第一桟橋に向かうと旅客船が停泊していました。自転車はいつもは乗せていないとのことでしたが、早朝で人も少なかったことからご厚意で乗せて貰えました。

15分ほどで忠海港へ。さあ、竹原を目指しましょう。

朝日山ヒルクライムで禁断の荷物放棄!

竹原中心街を抜けて、呉方面へ。朝日山の登山道の入り口を発見しました。今日はチャレンジ朝日山。たまゆらの聖地をヒルクライムをしに来ました。

朝日山は序盤が緩く後半がキツいとの情報は得ていたので、あまり足を使わずに登っていきたいと思います。

ここも去年の豪雨の爪痕らしき場所がありました。

川を渡るコンクリート製の橋が折れてしまっています。小さな川なのですが、当時は濁流が押し寄せてきたのでしょうね。

さらに進んで20分ほどが経過。名所の宿根の大桜の横を通過。ここから徐々に斜度が上がっていきました。

10%超えが幾度となく続きます。まだダンシングをすれば登れる。

まだ行ける!

ま、まだ……、行ける!

うお、キツい…。いや、前輪が空転しています。前に進めません。バランスを崩して転びそうです。明らかにパニアバッグの重さで後ろに引っ張られています。

もう、無理です! 流石にパニアバッグを着けたままじゃ登れない。ここは恐らく17~18%ぐらいある。あとで他の方の朝日山ヒルクライムのブログを見てみると、最大斜度21%との記載が。そんなところを15kgの荷物付けて登ろうとしていたのか……。

パニアバッグとリュックをその場に置いて、ヒルクライム再開です。先ほどまで後ろに引っ張られていた力がなくなり、キツい斜度でも登ることができるようになりました。

リアキャリアに荷物がないとは言え、10%前後の坂が続くと流石に息が切れてきました。

約55分かけて山頂の展望台駐車場へ。

駐車場から2~3分徒歩で登っていきます。

周囲が開け、頂上に到着。たまゆらの本編でも観た光景です。

ようやく頂上の立て札も見られました。思えば道中もたまゆらで登場していたはずですが、ゆっくり見ている余裕はまったくなかったです(笑)

展望台へ上ってみます。

竹原の町とその先の瀬戸内の島々を望むことができました。ちょっと靄っていますが、良い景色です。

ダウンヒルして、荷物を回収。この旅で一番の激坂でした。

昼食は青鈴で広島風お好み焼き!

ヒルクライムをしている間に午前11時が近づき、竹原町並み保存地区へとやって来ました。今日こそ『ほり川』でお好み焼きだ! と思っていたのですが、今日も臨時休業でした。GWの繁忙期を終え、お休み中なのかもしれません。また竹原を訪れたときに食べに来ますね。

とは言え、お好み焼きが食べたい。近くで営業中のお好み焼き屋をGoogle検索で見つけ、やって来ました。

窓際に大量のももねこ様がいます。これは期待できそう。

ドアを開けて入るとここにも、ももねこ様が。

看板メニューの青鈴焼きをそばで注文しました。広島県にいるのだからそばのお好み焼きを食べないとね。

10分ほどで焼きたてが運ばれてきました。

うん、ソースの味は絶対に裏切らない。豚イカエビ玉子の入った具だくさんなお好み焼きです。ビールが飲みたくなりますね(笑)

たまゆら巡り 西方寺普明閣

食事を終え、再び竹原町並み保存地区へ。西方寺は昨日、この石階段を撮影するのみでしたが、今日は普明閣の方へと行ってみたいと思います。

西方寺の石階段を登って振り向くとこの景色。初めて来たはずなのに、見たことあるなぁ。

西方寺にまずはご挨拶。お参りをして先へと進みます。

右へと進んでいくと鐘楼が見えてきました。

鐘楼の隣にある石階段を登って上へ。

そして、西方寺普明閣です。流石は安芸の小京都。清水寺にどことなく似ている気がします。

2期のOPで登場したのは、このアングルでしょうか。

石階段を上がっていきます。

こぢんまりとした広間が。

こちらが広間をお堂側を見た様子です。

右を向くと廊下が続いてきました。

廊下側から広間を見てみます。

広間の正面から。竹原の町が一望できて素晴らしい。ここはたまゆらで見た景色ばかり。来てよかった。

たまゆら巡り 旧笠井邸

旧笠井邸も訪れてみました。ここは作中で『私たち展』というイベントの舞台となったところです。

入って正面の大広間は昔の竹原が偲ばれる資料を展示してありました。

その奥は中庭。

機織りなど古い道具の展示スペースも。

2階へと上がっていきます。

目の前に大きな梁が現れました。

窓側から全体を見てみます。

釘を一切使わない昔ながらの継ぎ手で建てられています。こうした古民家の建築の雰囲気って落ち着きます。

もう一つ部屋があって、そちらには立派な屏風が展示されています。

浴衣姿の”ぽって”がいました。

デフォルメされたさおりさんも。

さらにポスターが展示されていました。

シリーズ完結編のポスターのようです。

4部には声優さんのサインが入っていました。

同じ部屋の床の間にもたまゆら関連の資料がありますね。

こちらにも主要キャストさんのサインがありました。

憧憬の道。いつか実際に見てみたい。綺麗なんだろうなぁ。

さらに舞台となった竹原の設定資料もありました。

この旅では竹原を2回に分けて散策しましたが、ほり川や茶房ゆかりが休業中だったのは残念。でも、訪れる理由ができました。

さよなら竹原 そして呉へ

さあ、次の町へと向かいます。目指すは呉。竹原を出発したのが12時50分頃。40km弱あるので、呉には15時前には辿り着きたいところです。

呉へは国道185号線をひた走るのみ。ブルーラインを確認すればこのように呉への距離も分かりますし、そもそも分岐もないので迷うことはありません。

竹原市の中心部から約45分ほどで呉市に入りました。

しばらくは海沿いを走って、中心部を目指します。

道中のコンビニで休憩。今日は暑い。まだ20℃台だと思うのですが、まだ体が慣れていません。元々そこまで暑さに強くないため、これからの季節、熱中症に十分に注意しないと。体がやたらと重かったので、アミノ酸で回復を促します。

15時過ぎに呉市の中心部へとやって来ました。

旧呉海軍下士官兵集会所の前を通りがかると、『この世界の片隅に』が壁一面に。

とても評判が良かったことは知っているのですが、実はまだ観たことがありません。観ていたらロケ地を巡るのも面白いだろうな。

大和ミュージアムへ でも火曜休館

呉に来たお目当てはここ。大和ミュージアムです。

対面には海上自衛隊呉史料館 (てつのくじら館)のシンボルとも言える巨大潜水艦。

戦艦「陸奥」の主砲身、スクリュー、主舵などが野外展示されていました。

そして、いざ大和ミュージアムへ……と思いきや、本日休館。調べていない自分が悪いのですが、かなり落胆しました。うーん、どうしよう。とりあえず、もう1箇所行きたいところがあるので、そちらへ。

港町珈琲店へ でも火曜定休

大和ミュージアムから湾沿いを走り、アレイからすこじま公園へ向かいます。

こちらが行きたかった場所その2。港町珈琲店。ここは『よりもい』こと『宇宙よりも遠い場所』で登場した聖地。この上のテラスからアレイからすこじま公園を見てみたい。

Oh……。こちらも火曜定休日ですか。そうですか。どうやら観光施設が軒並み火曜定休日のため、喫茶店も合わせて定休日にしている様子。これは困った。何も見れないまま広島へ行くのか……。

予定変更 呉に滞在することを決意

ここで今後のプランを考えます。大和ミュージアムの開館が午前9時。港町珈琲店は午前11時。なら、このまま呉に留まり明日大和ミュージアムを見てから港町珈琲店に来れば丁度良さそう。呉市内にも24h営業の漫画喫茶コミックバスターもあるようです。これで今日の宿と明日のプランはOK。
ただ、現在の時刻が16時15分とまだ漫画喫茶に入るには早すぎる。2~3時間、どこか呉らしい場所を巡りたい。調べてみると、ここから27km先に江田島の小用という町があり、そこが戦艦榛名の終焉の地だそうです。下がコンビニだったので、おにぎりを補給して、江田島へと向かいたいと思います。

戦艦榛名終焉の地へライド

江田島は呉の対岸。倉橋島を挟んで2つの橋を渡って行くことになります。

勾配6%の渦巻き状の道路を登って一つ目。音戸大橋を渡ります。

音戸大橋を渡ったさきも渦巻き状の道路。とても珍しかったので一枚撮りました。

倉橋島と江田島を結ぶ早瀬大橋へ。

江田島へ軍艦榛名出雲戦没者留魂碑へ

江田島をひた走り、18時前。江田島公園内にある軍艦榛名出雲戦没者留魂碑へと到着しました。

辺りは人もおらず、厳かというか、不思議な雰囲気が周囲に漂っている気がします。

手を合わせてお祈りし、一枚撮りました。戦艦榛名、出雲安らかに。

江田島町小用3丁目

留魂碑から約2km先の戦艦榛名が沈んだ海、小用3丁目にも足を伸ばしてみました。どこにも追悼碑のようなものが見当たらないのですが、写真に収めました。

この湾のどこかで沈んだ戦艦榛名に思いを馳せます……、と実はそこまで余裕がありません。小用港から呉港へのフェリーが出ているのですが、最終が18時35分。現在、18時15分。高速船はその後も出ているみたいですが、過去に三原港でうさぎの島へ向かう高速船に自転車が乗せられないことを知って以来、船で移動するときはフェリーを優先して使った方がいいと判断していました。

小用港から呉港へフェリーで帰航

小用3丁目から小用港へ戻ってきました。

ターミナルの発券機で搭乗券を購入。大人390円に……、自転車のボタンがない。係員の方に尋ねると船内で120円支払えばよいとのことでした。

定刻通りにフェリーがやってきて搭乗券を渡して船内へ。自転車を固定していると船員の方がやってきたので、自転車の代金を支払い完了です。

呉へは約20分ほどの船旅。これを逃しても自走で呉まで戻ることができる距離なのですが、同じ道を通るのはちょっと億劫。フェリーが出ていて本当によかった。

船尾に出てみると、ちょうど日が沈むところでした。

船尾でゆっくりと夕日を眺め、呉港へ。

呉港へ到着。港は大和ミュージアムの側だったんですね。

海軍カレーの『田舎洋食 いせ屋』で晩飯

呉へと到着し、漫画喫茶に向かう前に腹ごしらえをしたい。呉らしいご飯が食べたいと思って調べてみると、海軍カレーと肉じゃがが有名な『田舎洋食 いせ屋』がありました。漫画喫茶からもほど近いレンガ通りにあったので、向かってみました。

店内には沢山のサイン色紙が。人気店のようですね。

おお! 北海道のローカル番組『おにぎりあたためますか』です。大泉洋さん、森崎さん、戸次さんがここでロケをやったようです。今日はなかなか運に見放された1日でしたが、これはラッキー。

晩ご飯は海軍カレーと肉じゃが。せっかくなので、どちらも食べてみたくなりますよね。

オーソドックスな昔懐かしのカレー。シンプルですが、ピリッとスパイスも効いていて癖になる美味しさです。

肉じゃがはしっかりとした味付け。じゃがいももほくほくで美味しい。

コミックバスターREDCOM呉赤ビル店で一泊

20時過ぎにコミックバスターREDCOM呉赤ビル店へ到着。店の前の駐輪場?らしき歩道のスペースに自転車を地球ロックしてカバーを被せておきました。

フラット席も確保し、これでゆっくり休めます。

今日はキツめのヒルクライムの後に結局100km近く走ったので、足に疲れが出ていました。
上の階に銭湯があり、今回利用した13時間パックは無料で入浴可能とのことだったので銭湯へ。シャンプー等が常設されていない古びた銭湯で、ハンドタオルとバスタオルのセットレンタルが100円でした。お湯は熱め。でも気持ちよかった。
湯上がりに漫画喫茶でソフトクリーム。ちょっとゆるめでした。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 今回のライドで浮き彫りになったのは、ノブさんの決断力と突貫力ですね。
    RELIVEの走行ログがそれを示しております。

    「行きたいところには行く」
    会社をおやめになって日本一周をなさっていることもそうですが、荷物を放棄してまで激坂を登って聖地に着弾する。
    道に迷っても諦めない。
    体が疲弊しているのに、距離を稼ぐより、道を戻って呉に滞在することを選ぶ。
    日本一周の旅で、後悔はしたくないという思いが伝わってきます。
    そして、そういったマインドセットがあって住之江旅館での「みかん」の奇跡があったのではないでしょうか。
    これからも応援をさせていただきます。

    豪雨の爪痕は痛ましいです。
    早くの復旧をお祈り申し上げます。

    今回も色々な聖地を紹介していただきましたが「おにぎりあたためますか」は引き当てましたね。
    写真に青と緑とピンクのテロップ入れたいです。
    個人的には軍艦系の聖地に食い入っております。
    小学生の頃はウォーターラインシリーズを作りまくり、潜水艦伊19に乗艦するのが夢でした…まぁ、轟沈してますけどね。
    大和ミュージアムは艦これの聖地扱いになっている可能性がありますね。

    ほり川はたしかに臨時休業となっておりますが、HPを確認したところ、そもそも水曜日が定休日のようです。
    かけっぱなしなのかな?

    良い旅を!

    • 荷物の放棄は出会ったフォロワーさんに冗談で話したことはあったのですが、本当にやるとは思っていませんでした(笑)
      なんだか引き返すのも悔しかったですし、本当に人のいない道だったのでできましたが、人や車通りに多い道なら押して登ったでしょうね。

      「みかん」もそうですが、「おにぎりあたためますか」もラッキーでした。呉っぽい料理が食べかっただけで入ったお店だったので驚きです。運が向いているときは不思議と良いですね。

      ウォーターラインシリーズとはスゴイ。不器用でガンプラぐらいのシンプルなものしか作れなかったので、素直に尊敬します。
      大和ミュージアムを艦これの巡礼で訪れている方のブログもあるようですし、聖地と言っても良いでしょうね。
      九州に行けば佐世保もありますし、艦これ関連の巡礼は続きそうです。

      ほり川の連続休業は残念でした。茶房ゆかりも長期休業中のようでしたので、また訪れる楽しみが残っていると思い、次の町へと向かいたいと思います。

コメントする

目次