こんにちは。ノブです。
2020年9月の4連休。久しぶりに自転車旅に出ました。スタート地点は北海道の稚内市。北海道を縦断するような形で苫小牧市まで走り、フェリーで八戸市へと向かう『びわっこ自転車旅旅行記』サイン色紙回収の旅です。
自転車旅3日目は旭川市を出発して美瑛・富良野を巡り、その後は南下して太平洋へ。苫小牧フェリーターミナルまで走りたいと思います。
それでは、3日目スタートです。
本日のルート
Garmin Edge1030 走行データ
旅レポ
快活CLUB 旭川永山店を出発
おはようございます。日本一周……じゃなかった、4連休自転車旅3日目。快活CLUBの無料モーニング、ブログに久々の登場です。
今日はおおよそ230kmほどの行程で、さらに苫小牧港のフェリーは21時15分発と23時59分発のどちらかに乗らなければなりません。当日のトラブルを考慮してチケットを予約していませんのでどちらでも良いのですが、できれば21時台がいい。
美瑛と富良野をじっくり満喫したいので、朝食を終えたらすぐに会計。出発の準備……と思ったら雨粒が地面に打ちつけるのがハッキリと分かるほどの雨でした。マジかぁ……。
雨雲レーダーを見る限り、7時頃には雨は止みそうですが、30分ほどのロスはもったいない。でも、止むことが分かっている通り雨なので待ちます。
雨が小降りになったところで、出発準備。
そう言えば、快活CLUB内でボトル1本紛失しました。喫煙から禁煙ブースに移動する時に置き忘れて、受付にも届いていないので、次の人が持っていったか処分されたか。昨日は眠たくて待っている間にウトウトしていたので、移動時は寝ぼけていました……。
ロードバイクに乗り始めてからずっと使っていたので愛着はありました。でも、この季節の気温なら1本でも足りる。気を取り直して、3日目スタートします。
旭川市街地を抜ける際に通ったツインハープ橋。綺麗な橋だったので一枚撮りました。少しずつ雲も少なくなってきているようで、これは期待が出来そう。
美瑛①セブンスターの木
20kmほど南下して、美瑛町の名所の一つパッチワークの路への案内を見つけました。そろそろ美瑛町のようです。
カントリーサインもありました。美瑛町へと入ります。ここからは丘の上へ向かうため、少し登っていきます。
森林区間の緩やかな登りを終え、視界が開けると、美瑛町の絶景が待っていました。
ちょうどセブンスターの木の近くに出た様ですね。去年もこの辺りを走っていたので少し懐かしい。
GoPro忘れたのは痛いですが、携帯で少し動画撮影もしてきました。
美瑛②ケンとメリーの木
出かける前の天候が嘘のよう。今回の旅では絶景スポットでことごとく晴れを引き当てています。
さらに進んでケンとメリーの木へ。団体さんが先にいらしていて、そのひとりの方が写真を撮ってくれました。
どうやらサイクリングコースがあるみたいですね。こうした案内板が至る所にありました。
美瑛③北西の丘 展望公園
北西の丘 展望公園に差し掛かったところ、ピラミッドのような不思議な建物を見つけて立ち寄りました。
ここも良い景色。そして、この美瑛ではめだたんぼーが大活躍。持ってきて本当によかった。
公園から先に進んでいくと羊を発見。羊と言えばジンギスカン。北海道の古くからの特産品ではありますが、現在、食肉はニュージーランド産がほとんどだったりします。
この羊の牧場のすぐ近くに、丘のさんぽ道 『ジェラート工房 丘のミルジェ』というジェラート屋さんがあるのですが、営業時間前でした。絶対美味しいに決まっているので一度食べてみたかった。
景色の良いところを見つけては立ち止まっているので、まったく先に進みません(笑)
ちなみに、ここは三愛の丘展望公園の近くです。名前の付いた名所じゃなくても美瑛には立ち止まりたい風景がたくさんありました。
まるでWindowsの壁紙のような青々とした丘です。
まるでヨーロッパのような風景ばかり。マイヨジョーヌジャージを着てツール・ド・フランスごっこがしたい(笑)
美瑛④四季彩の丘
続いて、四季彩の丘へとやってきました。直前の坂はなかなかタフだった。
ロール君って言うんですね。しっかりと新型コロナ対策をしていました。
四季彩の丘は敷地が広いのでレンタルバギーが置いてあります。
トラクターでの移動もできるようです。
どうやらラベンダーは終わってしまったようですね。
でも、向日葵は見頃でした。奥のグラデーションが綺麗な丘と相まって綺麗です。
ここでの補充はラベンダーソフトクリーム。ほんのりとラベンダーの香りがします。柔らかな甘味と風味で美味しい。
お、アルパカ牧場がありました。せっかくなのでパカ店長に挨拶を。
ここでは有料でアルパカに餌を与えることができるのですが、今回は餌なしにしたところ、そっぽ向かれる素っ気なさ。でも、初見で近づくと「餌くれるの?」みたいに顔を上げてくれるので、そのタイミングで写真を撮りました。現金なやつめ(笑)
上富良野町 ジェットコースターの道
続いて、訪れたのは上富良野町にあるジェットコースターの道です。入り口は斜度が8%ほどの坂。登りごたえがあります。
アップダウンの激しいうねった道がインスタ映えな絶景スポットになっています。
ですが、自転車乗りにとっては乳酸の溜まるアップダウン。端から端まで走ってみましたが、けっこうキツかった。
中富良野町 『ポプラファーム』のサンタのヒゲで補給
約60km走って中富良野町へ。 『ポプラファーム』で補給とします。
サイクルラックも設置されているので立ち寄りやすいですね。
ここの名物は、これ。メロンの上に特製ソフトクリームが乗っているサンタのヒゲ。 メロンはちょっと固めでしたが、ソフトクリームの甘さと相まって美味しかったです。
南下して占冠村・日高町へ
美瑛・富良野であまりにも時間を使ってしまい、まだ60kmくらいしか走っていないのに正午が迫っています。しかも、まだ苫小牧フェリーターミナルまで180km近い距離を残しています。少し急がないと21時台のフェリーに間に合わないかも。
国道237号線を南下し占冠・日高町方面へと向かい、南富良野町へ。
ここから先、占冠村へは金山峠を越えていきます。とは言え、斜度はそこまでキツくなく5%前後で2~3km程度の坂道。サクッと越えてしまいます。
約120km走って占冠村へ。 時刻は14時過ぎ。道の駅 自然体感しむかっぷで休憩です。
お腹も空いてきていたので、なんばん味噌と蝦夷シカひき肉味噌のおにぎりで補給です。 甘めのなんばん味噌と生姜の効いた蝦夷シカ。どちらも美味かった。
ちょっと物足りなかったので、追加で補給。ソフトクリームを見かけたら食べずにはいられない。
やはり牧場直送のクオリティ。滑らかでコクのあるソフトクリームです。これも美味い。それにしても写真のピント合ってないな(笑)
次の町である日高町へは日高峠を越えていくことになります。こちらの峠も金山峠と難易度は変わらず。
日高町へと入りました。ここから先は、ゆるーい下り。それが50~60km太平洋まで続いています。ここで遅れた時間を一気に稼いでしまいたい。
沙流川(さるがわ)という川沿いを下っていくようです。水がとても綺麗でした。Wikipediaで調べてみたら2004年に水質日本一位になったんだそうです。ちなみに語源は、アイヌ語の「サラ」Sar=葭原(よしはら)あるいは「サル・ウン・クル」(葭原に住む人々)に由来とのこと。
16時頃に平取町へと入りました。ここまでずっと緩い下り。楽ちんなのですが、けっこうな頻度で大型トラックが通るので、それが怖かった。
平取町の二風谷という地域に入ると、道ばたに現れたのはアイヌの方の人形。どうやらアイヌ文化が根付いた土地だったようで、資料館もあるようです。覗いてみたかったですが、すでに閉館時間だったのが悔やまれます。
約195km走って日高町の富川まで下ってきました。山越えした時にも日高町がありましたが、実は日高町は飛び地になっていて太平洋沿いにもあります。
時刻は18時。あと40kmほどで苫小牧市です。到着予定は20時半頃。どうやら21時台のフェリーには間に合いそうです。ラストスパートに備えてしっかり補給をしておきたいとセイコーマートに立ち寄りました。
セイコーマートのホットシェフ。やはり北海道に来たなら食べておかないと。カツ丼が食べたかったのですがお店になく温玉付きの豚丼にしました。味付けもちょい濃いめで豚肉は疲労回復効果もあるので疲れているときにぴったりです。
お腹も膨れたので、再出発。太平洋沿いに伸びる国道235線へと合流。さあ、急ぎましょう!
この真っ暗な写真。なんだと思いますか? これ、先ほどの国道235号線です。町と町との間は街灯がなく、ライトがないと真っ暗です。しかも今日は月が弓のように細い三日月。月明かりが当てにできません。北海道の道って冬の間に劣化し凸凹がけっこうあるので、慎重に走らないといけないですね。
厚真ICを過ぎたあたりで国道235号線から道道259号線へ。国道をそのまま走っても苫小牧市に入れますが、この道がフェリーターミナルに向かうのに近道っぽかった。ですが、国道を離れたことで交通量が格段に少なくなり、突如、ガサッと鹿が現れたりします。
どうにか苫小牧市に。ようやく街灯も出てきて少し安心しますが、このあとも鹿と2度遭遇しました。鹿トラップ怖い……。
苫小牧フェリーターミナルから八戸へフェリーの旅
苫小牧市街に入りしばらく走ると、見えました。西港フェリーターミナル入り口。
フェリーターミナルが見えたときはホッとしました。それに時刻は20時15分。出港1時間前。かなり余裕を持っての到着です。
早速、乗船するために受付カウンターへ。21時15分発八戸行きのフェリーを申し込んでみると、なんと二輪車の積載はいっぱいだそうで、次の23時59分じゃなければ空きがないとのこと。
間に合わせるために頑張ってきたのに、次のフェリーまでターミナルで4時間待たなければなりません。これは厳しい。ですが、どうにもならないのも道理なので、仕方なく23時台のを申し込もうとしたときに受付のお姉さんがぽつりと「袋に入っていれば乗せれるですけどね~」と一言。
え、輪行袋に入れたら21時台のフェリーに乗せられるの? それ、はやくいってよ~。
「輪行袋に入れたら21時のに乗せられますか?」と確認すると「えっ?持ってるんですか?」とお姉さん。確かに北海道をツーリングパニアバッグの重量旅チャリが多いとは思いますが、今回は軽装な身。早速、21時15分発のフェリーを申込み、それも大型荷物を置くスペースを考えて個室を取ることにしました。
大広間で雑魚寝の方が3000円近く安かったですが、輪行袋に入れることで自転車の積載に掛かる特殊手荷物運賃の3000円は掛かりません。なら個室を取ってもほぼ同じ。手間は掛かりますが、ゆっくり休めるしラッキーだったかも。
チケットを受け取り、自転車を輪行袋に梱包。八戸行きのフェリーへと乗り込みました。
まずは荷物を置くために客室へ。ベッドと机があるだけのシンプルな部屋ですが、十分な広さです。入り口が狭くぶつけないよう注意が必要ですが、輪行袋も余裕で置けました。
シルバーフェリーには船内展望風呂がありますので、汗を流しに行きます。浴槽からは外が見え、出港する様子を浴室から眺められる贅沢があり、湯船に浸かっていても船が進んでいる感覚があるのが新鮮でした。
ゆっくり湯に浸かって、船内散策。食事は自販機コーナーでできるようです。
温めるための電視レンジも備え付けられていました。
北海道が少しずつ小さくなっていく。稚内から始まった旅もここまで来ました。
乗船時間は7時間半ほど。午前4時45分に八戸港に到着予定です。個室は電波の入りも悪くスマホを弄るには不向き。さっさと寝て、明日のライドに備えたいと思います。
コメント