こんにちは。ノブです。
2020年9月の4連休。久しぶりに自転車旅に出ました。スタート地点は北海道の稚内市。北海道を縦断するような形で苫小牧市まで走り、フェリーで八戸市へと向かう『びわっこ自転車旅旅行記』サイン色紙回収の旅です。
自転車旅4日目は八戸港から。時計回りに海沿いを走り岩手県久慈市まで向かい、帰路は岩手の山中を走って再び八戸へ。最後に目的のびわっこ自転車旅旅行記サイン色紙を写真に収める予定です。
それでは、最終日4日目スタートです。
本日のルート
Garmin Edge1030 走行データ

旅レポ
八戸港へ
今日は目覚ましを掛けて午前4時に起床。下船の30分くらい前からアナウンスがひっきりなしに入ってくるので、目覚ましは特になくても起きれたかもしれません。そして、午前4時45分に船は定刻通りに八戸港へ到着。輪行袋があるので他の乗客を先に行かせて、人が少なくなったところで下船しました。

八戸のフェリーターミナルにはサイクルステーションが見当たらなかったので、端っこの方で輪行袋から自転車を取り出して組み立てていきます。

組み立て終わったのが午前5時過ぎ。今日の目的は、市内の本屋にある『びわっこ自転車旅行記』のサイン色紙を写真に収めることです。見ての通り、明らかに時間は早いし、新幹線を予約したのは20時12発の東京行き最終列車。この膨大な時間を活かして、ここはのんびり東北ライドとしゃれこみたいと思います。

朝食は陸奥湊駅前の朝市で
まずは腹ごしらえから。この時間なら朝市がやっているだろうと陸奥湊駅前の市場へとやってきました。

どうやら、この市場にある総菜を買ってきて、奥のカウンターでごはんと味噌汁を注文して自分で定食を組み立てるようです。


で、こんな感じに出来上がりました。ごはん大盛、甘エビの味噌汁、焼き鮭です。これで700円。緑が足りない気がします。めかぶも買っておけばよかったかな。それにしても、甘エビの味噌汁は注文して正解でした。出汁が美味い!

空腹を満たしてコンビニで水を購入し、ライド開始です。まずは青森から岩手に掛けての海沿いを走っていきたいと思います。
青森県八戸市 蕪嶋神社
まず訪れたのは、陸奥湊駅前市場からほど近い、八戸の名所のひとつ蕪嶋神社です。

去年は再建中でしたが、今年は綺麗な姿を拝めました。ただ、コロナ対策で中に入れない様子。

それとこの辺りはウミネコの繁殖地なのですが、今年も見られず。時期を変えてまた来たいと思います。

うみねこラインから岩手県入り
蕪嶋神社を出発し、岩手県へ向けて海沿いを進んでいきます。この県道1号線は『うみねこライン』と呼ばれていて、東北の美しい海岸線沿いを走ることができます。道幅は狭いですが、景色が良く気持ちいい道でした。

ウミネコラインを終えて、国道45号線へと合流。すぐに青森県と岩手県との県境に差し掛かりました。

岩手県の洋野町へ。それにしても、トラック多すぎ。道もそれほど広くないから、冷や冷やします。

久慈市 じぇじぇじぇ発祥の地
久慈市へと入りました。海女さんがモチーフのご当地キャラクター、アマリンがお出迎えです。それにしても流石は東北。海沿いルートはアップダウンの連続でした。

さらに進み、久慈市街地を抜けて、あまちゃん海道へとやってきました。

岩場の間を縫うように進んでいきます。対向車が通り抜けられないほど狭い道幅になるときもあるので、注意して進みます。

約65㎞ほど走って、朝ドラあまちゃんでお馴染み『じぇじぇじぇ』、その発祥の地へとやってきました。

あまちゃん、ほとんど見たことがないのですが、このフレーズだけは知っている。久慈市が発祥だったんですね。

道の駅くじ・やませ土風館で琥珀丼!
あまちゃん街道を引き返して再び、久慈市市街地へ。道の駅くじ・やませ土風館へとやってきました。

スゴイ……。まったく予備知識なしに入ったら、天井に届かんばかりの大迫力。久慈秋まつりに使われた山車が展示されていました。


人形の表情も精巧で生きているような雰囲気さえしてきます。この山車が祭りでどう活躍するのか、生で見てみたいですね。

時刻は午前11時。道の駅くじ・やませ土風館で早めの昼食です。 久慈の海と山の幸を詰め込んだ琥珀丼をいただきました。山盛りの海鮮の下は、地層に見立てた蒸しウニの混ぜご飯、底に国産牛の焼き肉まで入っています。ご飯の量も多く、ボリューム満点。

さらに丼を注文すると琥珀もプレゼントされます。至れり尽くせりでした。

お腹は満腹でしたが、気になってこちらも。久慈産の山ぶどうソフトクリーム。爽やかな酸味があり美味しかったです。

久慈琥珀博物館
久慈市は琥珀の産地ということで、久慈琥珀博物館を訪れてみようとやってきました。この博物館、丘の上にあって、距離は短いものの、なかなかのヒルクライムでした。

チケットを購入して中に。どうやら新館と本館があるようです。チケットを購入した新館から見て回ることにしました。

中には琥珀の原石や各国の琥珀、加工品などが展示されていました。



久慈で見つかった化石などもありました。2階の化石の展示は撮影禁止のようです。

一度外へ出て徒歩で1分ほど。こちらは本館です。

琥珀の成り立ちから古代中世の装飾品まで展示されていました。昆虫の入った琥珀には浪漫を感じますね。





それほど規模の大きな博物館ではないのでサクッと見て回ることができます。体験コーナーもあるようですので、子供連れだとより楽しめそうですね。
岩手の山中を走り、再び、青森県八戸市へ
久慈市で折り返して、帰路に着きます。同じ道を通るのは味気ないので、岩手の山中を突っ切るようなルートを選びました。

久慈川沿いを走って行きます。この久慈川、川底が見えるほどの透明度です。

しばらく走り、国道45号線の県境の町であった洋野町へと入りました。博物館からここに来るまで国道281号線、県道42、292号線を繋いで北上してきました。緩急はありましたが、20kmくらいはずっと登っていたような気がします。

洋野町から先は然したる登りもないまま北上していくと、見えてきました。八戸市です。青森県に戻ってきました。

階上町を走っているとサイクルラックを見つけました。どうやら食事ができるお店のようです。

立ち寄ったのは、フォレストピア階上。お蕎麦に加え、ジェラートもありますね。

どれも美味しそう。それに珍しいジェラートも並んでいます。

とうもろこしと名物の早生(わせ)蕎麦を使ったジェラートを補給。 果肉や蕎麦粉が目でも分かり、それぞれの風味が感じられます。美味かった。

八戸キャニオン!
今日のライドのラスト寄り道は、八戸キャニオンです。八戸に渓谷なんてあったっけ?

掘削場の敷地内を少し走ると、展望台がありました。

おお、なかなかの景観。正式名称は八戸石灰鉱山。採掘場の広さは東西1,000m、南北1,800m、現在の最深部は海抜−170m。国内で最も空が遠い場所らしいです。

どうやら16時半で閉鎖されてしまうようです。ギリギリでした。それにお昼頃は発破が行われるため展望台には入れないとのこと。訪れる時間帯には気を付けないといけないですね。

伊吉書院類家店で『びわっこ自転車旅行記北海道東北編』サイン色紙ゲット!
しばらく下りで八戸市街地へと戻り、伊吉書院類家店へ。ここが旅の終着点。最後の目的を果たしにいきます。

お店の人に許可をもらい、『びわっこ自転車旅行記北海道東北編』を記念したサイン色紙を写真に収めることができました。稚内市を出発して4日。無事に旅の目的を達成することができました。

そして、書店の売上にも貢献。稚内では復路を購入したので往路の方にしました。

はちのへ温泉でひとっ風呂
あとは八戸駅から新幹線で東京に帰るだけ。まだ時間がたっぷりとあったので汗を流しておくことにしました。湯はけっこう熱めで、ナトリウム塩化物泉は肌にキュッと吸いつくような泉質。ぽかぽかして気持ちよかった。

JR八戸駅から新幹線で東京へ
温泉でゆっくり休んで、JR八戸駅へ。駅の隅っこで自転車を輪行袋に入れていきます。

駅の改札近くに八戸三社大祭の山車が展示されていました。今年はコロナの影響で祭りがことごとく中止になったのは残念です。

20時12分の東京行きの新幹線はやぶさが到着。さらば、八戸。良い旅でした。

東京へは3時間足らず。あっという間ですね。どうやら外は雨のようなので、電車を乗り継いで自宅を目指します。

午前0時を回る前に自宅に到着。3泊4日で約730kmの旅も無事に終えることができました。お疲れさまでした!

旅を終えて
新型コロナが世界中で大流行した2020年。日本では東京が1番の感染地域となり、そのあおりを受けて、長い期間、旅の自粛を余儀なくされてきました。ですが、少しずつではあるものの感染者数が減って都外移動の自粛規制が解除され、こうして旅に出られたのは感慨深いものがありました。
この旅では、マスクを持参し施設に入る際は手の消毒、道の駅など人の集まる場所では混み具合を見ながら三密にならないよう行動してきました。最初は不自由さを感じるのかなと思いましたが、初日の飛行機輪行以外、人混みの多いところへ行くことはあまりなかったので、道中そこまで不自由さを感じることはなく、旅を満喫することができたのは良かったです。
それでも、しばらくの間、この新型コロナとは付き合っていかなければなりません。これからも定期的に旅に出かけたいと思っていますので、今回の旅で得た経験を忘れずに、次の旅も楽しみたいと思います。さて、次はどこへ行こうかな?
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