こんにちは。ノブです。
志賀草津高原道路の開通日に渋峠の雪の回廊を見ようと旅に出ました。1日目では高崎市から暮坂峠を経由して志賀草津高原道路をヒルクライムし、雪の回廊を拝むことができました。
続いて2日目は、トンネルを抜けた先に絶景の広がる嶺方峠に向かいたいと思います。
本日のルート
Garmin Edge 1030 走行データ

旅レポ
早朝の善光寺へ参拝
快活CLUBで一泊して無料モーニングで朝食を取り、午前7時過ぎに出発。まずは嶺方峠を目指すために長野市の中心部を通過します。


ちょうど善光寺の近く通ることになったので、寄り道していきたいと思います。
「遠くとも一度は参れ善光寺」と江戸時代から言われる長野県でも有数の名所であり、お寺としては非常に珍しく、どの宗派にも属さない寺院でもあります。

参道を歩いているとまず目に入ってくる巨大な門では、2体の仁王像が睨みを効かせていました。左が阿形(あぎょう)、右が吽形(うんぎょう)。いわゆる阿吽の呼吸と言われる言葉の語源です。

その先にある山門も立派です。早朝の凛とした空気も相まって、背筋を伸ばして歩きたくなりますね。

その奥の本殿で旅の安全祈願と新型コロナ収束を願いました。今日も一日晴れるといいな。

嶺方峠に向けて出発!
参拝を終えて本格的に嶺方峠を目指します。とは言え、目的地までは国道405号線をひたすら走るだけ。自販機や商店はありますが、コンビニのない区間となりますので、補給は写真の歩道橋手前にあるセブン-イレブン 西長野店が適当そうです。

すぐに住宅地もなくなり、山間部へと突入です。

国道405号線は裾花川に沿って作られており、基本的に川沿いを走ることになります。なので徐々に登るものの、とても緩やかです。写真は裾花ダム管理事務所前から。

そして、もう一つの特徴がトンネルの多さ。車通りの少ない道ですが、走行には十分に注意が必要です。

ところどころで桜が咲いていました。長野でも標高の高いところは見頃になっていて、この時期に旅に出て正解だと思えるひとときです。

旅の駅鬼無里でグルメ三昧!
約25kmほど走って、鬼無里(きなさ)地区にやってきました。ここには道の駅ならぬ旅の駅があります。

サイクルラックも完備。しかも、前輪が下のポールに当たるのでブラブラしない仕様です。小さな事ですが、こうした配慮が嬉しいですね。


ここはお蕎麦が美味しいらしいのですが11時からとのことで、時間が早すぎて食事処はやっていませんでした。蕎麦も気になるが、ダムカレーも気になりました。次来るときは食べてみたい。

この旅の駅で補給がしたかったので隣のカフェへ。信州サーモンサンドと抹茶ラテを注文。もっちりベーグルとサーモンがほのかな酸味の効いたドレッシングとよく合います。


補給も終えて出発……と思っていたら、信州おやきのお店を発見。いろは堂長野本店です。こんなお店があるならこっちで補給すれば良かったかな……、などと考えるよりも、せっかく来たのだから食べないと損。

補給したばかりですが、また食べます(笑)
このお店限定の“のびろ”を1つ注文したところ、サービスで切干大根のおやきも半分をいただきました。 シャキシャキとした食感にほんのり塩味。生地ももっちり温かで美味しかったです。


一緒にもらったステッカーはどことなく鬼滅の刃っぽいですね。鬼の無い里の刃は、おやきの形をしているようです。
長野県に東京があった?
旅の駅鬼無里を出発して少し走ると、バス停に東京口という名称を発見。長野なのに東京。ちょっと不思議です。 そのすぐ近くには西京があります。そして、両京という地名もある。



どうやら、国道405号線沿いの鬼無里や戸隠には、紅葉伝説という鬼女にまつわる伝承があり、それが集落の名前の元となっていて、東京(ひがしきょう)、西京(にしきょう)と読むようです。
こちらのサイトに紅葉伝説に関する面白い話が載っています。まさか、あのゲームと繋がっているとは。

嶺方峠(白沢洞門)ヒルクライム!
嶺方峠に向けたサイクリングも終盤へ。徐々に道幅が狭くなり、山道となってきました。でも、斜度はほとんど上がらず楽ちんな登りです。

嶺方峠までは基本的に木々の間をグネグネと走ることになります。車通りは少ないですが、時々カーブから現れたりするので、一応気を付けた方がよいですね。

出発から約41km。白沢洞門に到着です。この先にあの絶景が……(ゴクリ)

トンネルは中でカーブしていて、その先に……、見えてきました! 雪化粧した北アルプスの山並みです。このトンネルの出口から見ると、額に収めたような構図がたまりませんね。

トンネルを抜けた先でも一枚。今日は渋峠に人が集中して空いていると思っていましたが、流石は人気スポット。写真を撮っているとバイカーやローディーが頻繁にやってきます。

動画でも残してみました。嶺方峠の絶景をぜひご覧ください。
北アルプスの山並みを背に白馬村を走る!
嶺方峠を下って白馬村へとやって来ました。こちらもスゴイ。どこを見ても絶景です。この山並みを見て白馬という地名を思いついた昔の人も、この景色を見て唸ったのでしょうね。

国道沿いを走って南下するつもりでしたが、山並みをもっと見ておきたくて路地へ。遠くに白馬のジャンプ競技場が見えていました。

この時期の北アルプスは本当に絵になります。今度は3月くらいに訪れて、真っ白な山並みを見ながら走りたくなりました。

国道148号線を走って木崎湖へと向かう道中に馬の胸像がありました。その下には白馬村の由来が記されています。水田を耕す代掻き(しろかき)の季節になると山並みに馬のような形が見られ、代掻き馬→代馬→白馬となったのだとか。なるほど。

群馬長野旅2日目も絶景スポットが目白押しですが、ここで一区切り。後半は青木湖と木崎湖へと向かいたいと思います。
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