こんにちは。ノブです。
北海道日高地方の馬産地を巡る自転車旅に出かけてきました。今回は新冠町の『にいかっぷホロシリ乗馬クラブ』で乗馬体験。かつての競走馬たちに乗ってホーストレッキングをしてきました。
馬産地には守るべきマナーがあります。牧場見学や馬と接する場合の注意点はこちらにまとめていますので、まずはこちらを一読ください。
にいかっぷホロシリ乗馬クラブを訪問
町の中心部にも近い国道235号線沿いの小高い丘の上にあり、初心者向けのレッスンやホーストレッキング、経験者向けのプランまで幅広く楽しめるようになっています。また乗用馬には、かつて競馬場で活躍していたサラブレッドが多く在籍しており、競走馬の第二、第三の馬生の受け皿にもなっています。
馬産地を訪れたのなら、実際に馬と触れ合ってみたいものです。そんな時、乗馬クラブで実際に乗馬体験してみるのが一番です。旅の最中にそう思い、乗馬可能な施設をいくつかあたってみたところ、にいかっぷホロシリ乗馬クラブに空きがありました。
ホロシリ乗馬クラブには予約時間の少し前に訪れ、受け付けを済ませます。今回はお願いしたのは体験林間コースで、簡単なレクチャーの後、近くの森をゆっくり歩く初心者向けのプランです。乗馬料金の他にヘルメットとブーツのレンタル料金を払い、リュックなどの荷物はロッカーに入れておきました。
準備を整えて厩舎へ向かうと既に馬たちも準備されていました。
まずはスタッフさんに携帯電話など身に着けているものは預けます。乗馬中に写真を撮ったりすることはできないようです。
まずは、どの馬に乗るのかを決めて(※スタッフさんが決めますが、希望することも可能)いき、馬場へ担当する馬を引いて騎乗。10分ほど馬の動かし方のレクチャーを受けます。
その後、スタッフさんの乗る馬を先頭にホーストレッキングへと向かいます。馬たちは慣れたもので、下手くそな指示も気にせず、のんびりと歩いていってくれます。森林浴と馬の背から感じる温かさと程良い振動が心地よく、その時間はあっという間に過ぎていきました。
乗せて貰った乗用馬たち
ゲシュタルト
今回乗せてもらった馬はゲシュタルト号。マンハッタンカフェ産駒で、G2の京都新聞杯を制した元競走馬です。
ホーストレッキングから帰ってくると、スタッフさんがスマホで記念撮影してくれます。
降りてからもう一枚。イヤーネットをした大人しく可愛らしい子でした。
コパノリチャード
ゲシュタルトとのホーストレッキングが楽しかったので、日を改めて再びホロシリ乗馬クラブを訪れました。この日乗せてもらったのはコパノリチャード号。なんと、2014年の高松宮記念を制したG1馬です。
リチャードを引いて馬場に向かうときに、後ろ脚を少し気にする歩様をしていました。スタッフさんに確認すると、怪我をしており治療中とのこと。馬は脚が血を全身に送るポンプの役割をしているので、少し歩かせて血流を良くする目的で体験林間コースに参加するそうです。
リハビリの体験林間コースを終えたコパノリチャード。よく頑張りました。
乗用馬たちとの触れ合いタイム
ホロシリ乗馬クラブでは人参(別売り)を与えて乗用馬たちと触れ合うこともできます。
くれくれとアピールしてきますが、それぞれ個性があって可愛いです。人参はあっという間に無くなりました。
まとめ
重賞馬に乗れる貴重な機会でした。とくにG1馬がコパノリチャードが乗馬になっていて騎乗できたことには少し驚きました。しかも素人を乗せてくれるのだから、彼自身の性格や適正も勿論あるのでしょうが、リトレーニングをされた方々の努力の賜物ですね。
施設は清潔で手入れが行き届いていましたし、スタッフさんらの対応も素晴らしかったです。初心者向きの体験乗馬の予約が比較的取りやすかったですし、また訪れたいなと思える乗馬クラブでした。
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