こんにちは。ノブです。
来シーズンに開催されるPBPのためにも、優先エントリー権の得られる1000㎞ブルベを完走したい。そのために今シーズンは合計4本のBRM1000にエントリーしました。
初戦の日本橋1000は膝痛のため370㎞でDNFしましたが、続く2戦目となるランドヌール宮城主催のBRM715宮城1000は無事に完走。
そして、今回は3本目となるAJ北海道の1000を走ります。それでは、まずは準備編です。
2022BRM811北海道1000摩周湖【N2BRM】
出典:AJ北海道
完走計画
当日の天候について
このブルベの開催期間中、北海道の天気は初日は晴れるものの、以降の天気は愚図つく予報となっています。酷い雨にはならなそうですが、雨具は必須ですね。
補給難民にならないよう注意!
北海道ブルベは登りも信号も少なく走りやすいのですが、一番難しいのが補給です。都市部を離れるとコンビニはセイコーマートのみとなり、そのセイコーマートも営業時間が決まっています。
24時間営業は稀で、朝の営業は6時頃から最も多く、23時か0時には閉まってしまいます。オーバーナイトしようものなら延々と補給無しで走ることになりかねません。
そこで、今回は補給計画のためにルート上のコンビニを洗い出しました。このコンビニを洗い出すのには、330kさんが運営する330k.infoより、『GPXルート沿いコンビニ・道の駅検索』を使わせてもらいました。このツールのお陰で一瞬で近くの補給ポイントの洗い出しが完了。調査時間の短縮になりました。この場を借りてお礼を申し上げます。
この中から、45km以上離れている(15km/hで3時間走行を目安)コンビニ間の距離をピックアップしておき、その手前のコンビニを重要補給ポイントと位置づけ、重点的に立ち寄るようにしました。
以下はスマホのロック画面に設定した簡易版のQシートで、どこから無補給区間が始まるかを記載しておきました。
グルメスポット
また、コンビニ以外の補給計画も立てておきます。いつもはざっくりとしか決めないグルメスポットですが、無補給区間のある北海道なので、コンビニ含め計画的に立ち寄るようにします。
152km地点:さいじょう 旭川醤油ホルメン(旭川市)
旭川の名物に、しょうゆラーメンとホルモン焼きがあります。旭川の2大ソウルフードが合わさったのが『旭川しょうゆホルメン』。ちょうどルート上にある『旭川ラーメン さいじょう』で食べられるようなのでピックアップしました。
479.8km地点:摩周湖カムイテラス(弟子屈町)
摩周湖カムイテラスには、限定の摩周ブルーソフト・摩周霧ソフトという2種類のソフトクリームがあります。ソフトクリームマニアとしては食べておきたいと思いピックアップしました。
https://mashuko-iozan.jp/mashuko-kamui-terrace
587km地点:道の駅しらぬか恋問 スパカツor豚丼(白糠町)
釧路市から少し先にある道の駅しらぬか恋問では、釧路名物のスパカツや阿寒ポークの豚丼がいただけます。
https://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/263/
ただ、道の駅しらぬか恋問のラストオーダーが16時半なので、辿り着けない場合の保険に釧路市内のスパカツのお店『泉屋』もピックアップ。ルート近くにありました。
790km地点:道の駅南ふらの 鹿肉料理(南富良野市)
道の駅南ふらのは、今年4月27日にリニューアルオープン。モンベルがあったり、レストランや6店舗入ったフードコートがあったりと、立ち寄りたいスポットです。その中でも『ビストロ さっちゃん』は鹿肉を使った料理が食べられるとのことで狙っています。
https://www.town.minamifurano.hokkaido.jp/kyotenn-shisetsu/
838km地点:かつさん堂 かみふらのポークサンド(上富良野市)
『かつさん堂』は、上富良野町の特産かみふらのポークを使用したヒレカツサンドが食べられるお店です。ちょうどコンビニ無補給区間の終わりにあり、テイクアウトでサクッと食べられそうなのでピックアップしました。
851km地点:新栄の丘のソフトクリーム(美瑛町)
美瑛の絶景スポットの一つ新栄の丘を通ることになるので、立ち寄りスポットです。そして、ここにもソフトクリームの美味しいお店があるので、食べておきたいと思います。
905km地点:道の駅スタープラザ芦別 ガタタンラーメン(芦別市)
芦別市には『ガタタン』という具沢山でとろみのある塩味のスープ料理があるようです。それを使ったあんかけラーメンやチャーハンを道の駅で食べられるようなので、終盤の補給に入れておくことにしました。
https://go-to-ashibetsu.com/gatatan
ルート行程と仮眠について
1000kmブルベのレギュレーションでは、600kmまでを通常のブルベと同じ40時間、それ以降を35時間で走るようになっています。後半はかなりゆっくりで良いわけです。
前回の宮城1000の経験から、徐々に走行距離を減らすと体に負担無く走りきれると分かりました。今回の行程でも初日は360km、2日目340km、最終日は310kmという割合に分けています。
ですが、実際の所、深夜チェックイン可能なホテルが限られている(150km:旭川市、360km:網走市、570km:釧路市、695km:帯広市)というのが一番の理由だったりします。
初日:360km地点のルートイン網走(網走市)まで
初日は札幌をスタートし、360km先の網走市まで走ります。一番の難所は標高857mの北見峠。それを終えれば下りというコースプロフィールです。北見峠手前の『セブンイレブン 清里羽衣店』から53kmほどコンビニがないので、その点も注意すべきポイントでしょう。
また、ルートイン網走の最終チェックインが午前0時なので、それまでに辿り着きたいところです。
2日目:694km地点のホテルムサシ(帯広市)まで
2日目は330km走って帯広市で一泊することにしました。この日の難所は摩周湖に続く登りですね。それ以外だと、距離が昨日よりも短いのに獲得標高が330mほど高いのが気になるところです。
また、序盤は『セイコーマート やまな店』から先は53.4kmのコンビニ無し区間。ですが、日中に通過するため、途中の『摩周湖カムイテラス』で食事が取れるので、そこまでナーバスになる必要はないかもしれません。
同様にコンビニ無し区間がもう一つ。終盤にある『セイコーマート 音別店』から次の『セイコーマート はせがわ豊頃店』まで47.1kmほど距離があります。夜間に通過する可能性が高く、道中のお店は期待できませんので、ここは要注意ポイントですね。
最終日:ゴール札幌市まで
この日はゴールの札幌市を目指し310kmほどの行程です。この日は一番距離が短いにも関わらず、獲得標高が昨日よりも100mアップしています。これは富良野・美瑛が丘陵地帯であり、アップダウンの激しいエリアであることがその理由です。
また、通過チェックポイントの『C-E道の駅ピア21しほろ』の手前の『セイコーマート中士幌店』から約76kmコンビニがありません。途中に『道の駅うりまく』はあるものの早朝に走るとお店はやっておらず、その先から狩勝峠を越えるルートに入るため、完全な空白区間になりそうです。
また、PC4の『セブンイレブン美瑛栄町店』から次の『セブンイレブン 上芦別店』までは46.1kmのコンビニ無し区間。ここも山中を通過するのでお店は期待できず、補給には十分に注意したいところです。
N2BRMの開催のスタート時間の選定
N2BRMの開催のため、出走日(8/11~13)を選ぶことができますが、自分の場合は会社のお盆休み(8/10~14)に合わせているため、お尻が決まっています。8/14(日)中に東京に戻る必要があるため、スタートは初日となる8月11日(木)時を選択。
また、スタート時間ですが、午前6時スタートだと、初日の行程を考えるとグロス20km/hで進めるか微妙なラインでしたので、スタートを午前5時に設定。これで余裕を持ってルートイン網走に向かうことができそうです。
ドロップバッグについて
今回もドロップバッグは用意しないことにしました。前回の宮城1000で無くても大丈夫だったため、今回も不要と判断しました。
チェーンオイルについて
今回、飛行機輪行で東京から札幌に向かうのですが、チェーンオイルは持参せず現地調達します。
安全データシート(SDS)を印刷して提示すればオイルを携帯することも可能ですが、SDSがあっても検査に時間がかかったケースをSNS上で見かけたので、お盆時期の混雑した空港で余計な時間を使いたくないというのが理由です。
また、現地で購入したチェーンオイルは、帰る前に最寄りの郵便局から陸送してもらう予定です。
今回の装備について
これらの事前調査を踏まえ装備を選定していきますが、基本は7月の宮城1000を踏襲します。
衣類は、ろんぐらいだぁすとーりーず!のナイトライドVerの上下、PEKOさんの反射ベスト、インナー類は寒さ対策に冬用インナーを1枚追加で持っていきます。あとは雨天装備を充実させておきます。大抵の物はジップロックなどに入れて防水対策を施しておきました。
ウェア系で変えたのはサイクルグローブ。前回の宮城1000で雨に濡れたパッドが擦れて痛かったので、今回はパッドの無いグローブを使ってみます。
そして重要なのが虫対策。この時期はアブやブヨが飛んでいるので、オニヤンマ君+ハッカ油に頑張ってもらうことにしました。
そして持参する補給食やサプリメントもいつも通り。下の写真の物を小分けにして背中のポケットやライドポーチの中に入れておきます。
ここではすぐ出して使うものだけをピックアップしていますが、これ以外に怪我等に必要な物はファーストエイドキットに入れ、サドルバッグに潜ませています。
また、これらは大型サドルバッグを準備し、着替えなどの荷物を詰め込んだ状態で走行することにしました。今回もリュックは背負わず、すべてサドルバッグやトップチューブバッグ等に入れて走ろうと思っています。
装備リストのテンプレートは東京⇔大阪キャノンボール研究からダウンロードしました。ばるさんの書く記事は分かりやすくまとめられていて、いつも参考にさせていただいています。
以上が準備編。次回は移動編です。
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