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【ブルベ】2022BRM811北海道1000摩周湖実走レポート【前編(札幌市~網走市)】

ブルベレポート

こんにちは。ノブです。

AJ北海道主催のBRM811北海道1000摩周湖に参加。今回は実走レポートで、前編・中編・後編の全3編に分けてレポートします。まずは前編。札幌市北区から網走市までの約360kmを走ります。

走行データ

Ride With GPS

Relieve ライド動画

Garmin 走行データ

ブルベ走行レポート

スタート地点:ローソン札幌北37条東店~65.5km地点:PC1 セイコーマート奈井江本町店

快活CLUBを午前4時半頃に出発し、スタート地点となるローソン札幌北37条東店へ。快活CLUBを出た時に出ていた霧も晴れたものの、今日は曇り空の中のスタートとなりそうです。

出発10分前に到着すると、5時スタートの参加者数名以外に、AJ北海道のスタッフさんがいらっしゃっていました。軽く挨拶を交わし、まずはコンビニでレシートを取得。その後、リモートブルベカードでスタート受付を済ませました。

その後、このブルベの応援に駆け付けていたR札幌スタッフのnoztoff(ノズトフ)さんから自作のステッカーをいただき、午前5時にローソンを出発。ここから1000kmの長い旅が始まります。

スタート地点は札幌市の北東の隅っこ。走り始めて9kmで石狩川を渡り、当別町へと入ります。

序盤からTHE北海道の道と思わせてくる国道337号線。開拓時に区画整備されて作られた北野大地の道路は、こうした直線が特徴です。そして、道路に下向きに設置されている赤白の矢羽根は、積雪で見えなくなる車道と路肩や路側帯の境を示しています。これも北海道らしさの一つですね。

走り出して15kmでちょっとしたハプニングが発生しました。トップチューブバッグのファスナーが外れ、閉まらなくなりました……。直すのに時間が掛かりそうだったので応急処置で持っていたパラコードで縛っておきます。いつもスマホとモバイルバッテリーを入れていたのですが、それらはインナーフレームバッグへ避難。ここには濡れてもよい補給食を入れることにしました。

出発から30kmほど走り、新篠津村を過ぎて再び石狩川を通過。ちなみに新篠津村にはセブンイレブンとセイコーマートがあり、次のコンビニは約35km先のPC1のセイコーマートです。何十キロもコンビニがないなんてザラですので、補給は計画的にする必要があります。

273、112,1121、139、6、816、921、979。これらはスタートから通った道道どうどうの道路番号です。4桁が当たり前に登場するのも北海道らしいですね。

約60km走り奈井江町に入りました。本州でも時折見られますが、北海道の市町村の境にある全てのカントリーサインには、市町村の名所や名物、シンボルが描かれています。これを見つけるのも北海道を走る楽しみの一つだったりします。

65.5km地点:PC1 セイコーマート奈井江本町店~116.1km地点:通過C-A『多度志トンネル前』

2時間半ほど走り、PC1のセイコーマート奈井江本町店に到着。 序盤は霧雨が降ったりもしましたが、しばらくして雨も上がってくれました。それに、ここまで登りは一つもなく、追い風基調で車通りも少なく走りやすかったです。

PC1から先は国道12号線です。この国道12号線には日本一の直線道路があり、その長さは29.2kmもあります。始点と終点にはモニュメントが設置されているのですが、見落としてしまいました。

日本一の直線道路の終盤で空知川を渡り、滝川市内に入ったところで国道12号線から逸れ、農道へと入ると、小さなアップダウンを越えながら進んで行きます。

曇りだった空も完全に晴れ模様。カラッとした夏の陽気の中を走れるのは気持ちいいです。

途中、国道12号線と交差しますが国道側にしか信号がないので、Qシートの注釈に従い、押しボタンを押して渡りました。

その後、石狩川を渡り、道道47号線を走行中に深川市へと入りました。

PC1から40kmほど走り、105.4km地点にある『セイコーマート文光店』で軽めの休憩を取ります。ここから旭川市内に入るまでコンビニ無し区間となるので、ドリンクなどを買って備えておきます。

116.1km地点:通過C-A『多度志トンネル前』~329.0km地点:PC2 セブンイレブン常呂南町店

『セイコーマート文光店』から少し進むと緩やかな登りがあり、道道875号線に合流後に見えてくる多度志トンネルが通過チェックポイントとなっていました。

ここでは自転車とトンネル、そして『すべる』の看板を映して証跡とします。

通過チェックの後は道道98号線を緩やかに登り、湯内峠を越えて旭川市へと入りました。

ダウンヒルを終え、再びの石狩川を渡ります。ブルベルートが石狩川を遡上するように設計されているので、この北海道を代表する河川をたびたび目にすることになります。

この先で地元のサイクリストに声を掛けられ、1000kmブルベ中と言うと驚きとともに「頑張って」とエールを貰いました。どうやら、ろんぐらいだぁす!のファンの方で、FORTUNAジャージを着て走っていたことも声を掛けてもらえるきっかけになったようです。

ご当地グルメ:さいじょう 旭川醤油ホルメン(旭川市)

スタートから150kmほど走り、旭川の市街地に入りました。反対車線にコンビニはいくつか見えていましたが立ち寄らず、やってきたのは国道40号線から少し入ったところにある『ラーメンさいじょう』です。時刻も11時半とお昼時なので、旭川名物を食べに来ました。


注文したのは旭川名物醤油ホルメン。醤油ラーメンとホルモンという旭川の2大ソウルフードのコラボラーメンです。旭川は養豚業が盛んで豚骨やラードやモツが手に入りやすかったため、ラーメンとホルモン焼が地元の名物となったのだとか。ラーメンはもちろんですが、ホルモンも柔らかく美味かった。

昼食を終えてライド再開。国道40号線を走りトンネルを抜けた先で比布ぴっぷ町に入りました。比布町から先は、体感しない程度ですが緩やかに登っていくことになります。

国道40号線から国道39号線へと乗り換えて進んだ先で、網走まで196kmの案内標識が出ていました。ブルベのルートはこの通りの距離とはなりませんが、こうして案内が出るくらいまで近づいてきたという実感が湧きますね。

愛別町へと入りました。カントリーサインは稲とキノコとゴルフですね。後ろに見えるのは大雪山でしょうか。

愛別町から約100kmほどの区間は、石狩川沿いを走る石北本線と併走するように進んで行きます。本数は少ないですが、DNFする際の心強い味方です。

上川町へと入りました。このまま国道39号線を進むと市街地にセブンイレブンがあり、北見峠を越えるための重要な補給ポイントとなります。

北見峠越え

192.7km地点のセブンイレブン上川町店へとやってきました。ここから約61kmほどコンビニ無し区間に入るため、他の参加者も数多く立ち寄っています。

反射ベストを着た自転車乗りが集まっている姿はやはり珍しいのか、一般の方に「今日は何かあるんですか?」と質問される機会があり、1000km走る旨を告げると大変驚いていました。

やはり、端から見ると目立ちますよね。こうした人の集まる場所での振る舞いは気を付けないといけないなと思いました。


コンビニ補給を終え、国道39号線を逸れて、国道333と273号線の重用区間を走ります。その道に沿うように流れるのは石狩川の支流の一つ留辺志部るべしべ川。北見峠までは、まず川沿いを緩やかに上っていくようです。

国道39号線もそこまで交通量の多い道でありませんでしたが、こちらに逸れてからは交通量は皆無と言ってよいほどなくなりました。

途中で国道の重用区間が終わり、国道333号線を北見峠に向けて登っていきます。斜度も若干上がり5~6%が現れるようになりました。

頂上の手前で遠軽町に入ります。町の境が峠で良さそうなものですが、もう少しだけ登りがありました。

町境から少し進んだ所は開けていてパーキングがあり、その一角に中央道路開削殉職者慰霊の碑がありました。

この道路は開拓時代に安い労働力として網走監獄などから集められた囚人によって作られており、これはその慰霊碑です。こうした囚人によって作られた『囚人道路』という俗称を持つ道は北海道の各地にあります。

パーキングではキャンプツーリング中の大学生っぽい2人組と会いました。これから北見峠を下って近くのキャンプ場へ向かうとのこと。北海道は格安で泊まれるキャンプ場やライダーハウスがたくさんありますから、宿泊費を抑えてその分美味しい物を食べるといったことがしやすいんですよね。

彼らと別れ、パーキングの少し先で北見峠を越えました。ここからは長い長い下りになります。

北見峠から約35㎞ほど下り遠軽町の丸瀬布へ。道沿いにあった『セイコーマート 丸瀬布店』で補給を兼ねて立ち寄りました。その手前に『道の駅まるせっぷ』があったので寄ってみたのですが、工芸品がメインで食べ物はほとんどなかったのはちょっとした驚きです。

国道333号線を緩やかに下り、石北本線の安国駅を過ぎた辺りから再び登りに変わります。そして町境に至る道は自動車専用道となっているため、側道へ移動します。

頂上まで2kmほどの距離で終盤の斜度は5%前後。その登りの終わるトンネルで佐呂間町へと入りました。

再び緩やかに下り、佐呂間町のセイコーマートで一度補給をし、再出発。なかなか終わらない緩やかなダウンヒルを進んで行くとT字路に差しかかり、そこから国道239号線へ合流します。ちょうど目の前はサロマ湖ですが真っ暗で何も分からず。そのまま湖畔沿いを進み、北見市へと入りました。

この国道は網走市まで続いていますが、路面に荒れたところも多く、街灯もほぼありません。前照灯の明かりを頼りに穴を避けながらの走行となるため、とても走りにくかったです。

Pickup!

この国道239号線は日本一周でも通ったルートで見どころも多いのですが、暗いとあまりよく分かりませんね。なので、日中の様子はこちらからご覧ください。

329.0km地点:PC2 セブンイレブン常呂南町店~ルートイン網走

PC2セブンイレブン常呂南町店に到着したのが、19時45分頃。今日の行程も30kmほどになりました。

お腹も空いていなかったので小瓶のクエン酸ドリンクを購入しましたが、捨てようと思ったらコロナ対策でゴミ箱が撤去されていました。うっかり弁当を買わなくてよかったです。


真っ暗な国道239号線を進んですぐに、網走市へと入りました。ですが、すぐに市街地へ行けるわけではありません。その手前に能取湖があり、そこを半周するように向かうので、町境から市街地までは約25kmの道のりです。

街灯のほとんどない国道をひた走り、市街地の明かりが見えてきたのはホテル到着の3~4km手前。過去に走ったことがあるので、なかなか市街地に入らないのは分かっていましたが、暗いと尚更やきもきしました。


ホテルのチェックインを済ませ、自転車はエントランスに置かせてもらいました。

今日の走行距離は約360km。最終的なグロスが22.3km/hと自分の中ではハイペースです。追い風基調と北見峠からの長いダウンヒルで貯金を多く獲得することができました。

これで仮眠に多くの時間を使うことができます。大浴場でゆったりと湯に浸かって疲れを癒やし、洗濯は時間が勿体ないので行わず、早めに就寝しました。

BRM811北海道1000摩周湖の前編はここまで。中編では帯広市までの約330kmを走ります。

ブルベレポート
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この記事を書いた人
ノブ

ろんぐらいだぁす!をきっかけに'17年春からロードバイクを始めたキャンプ、登山、サブカル好きなサイクルツーリスト。
 
ウマ娘から競走馬に魅了され、引退馬支援活動を'22年から開始。馬産地巡りが最近の楽しみです。
 
◇出身地
北海道(現在は東京都在住)
 
◇自転車歴
'19年 日本一周約1.5万km完走(172日)
'20年 ブルベ挑戦
'20~'23年度SR獲得
'23年 PBP完走(86時間49分)
 
◇所有自転車
KhodaaBloom FARNA 700-105
KhodaaBloom STRAUSS PRO RACE2
Birdy Standard Disc
 
◇引退馬支援活動
'22年~NPO法人引退馬協会のFP会員。タイキポーラ、ナイスゴールドの2頭を支援中。
 
  
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