【ブルベ】BRM528たまがわ400金精峠【実走レポート前編】

ブルベレポート

こんにちは。ノブです。

今回はBRM528たまがわ400金精峠の実走レポートです。準備編はこちらをご覧ください。

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松戸駅前で前泊

自宅からスタート地点まで自走すると28kmほどあるため、体力と睡眠時間確保するべくJR松戸駅まで輪行。駅近くの快活CLUB松戸西口店へとやってきました。

荷物も置けたので、どこかで夕飯にしましょう。松戸に来たなら中華蕎麦とみ田に行きたいところですが、予約必須の人気店ですし営業時間も終わっています。

そこで富田食堂へ足を運びました。中華蕎麦とみ田の系列店で、注文したのは濃厚チャーシューつけ麺です。魚介系でとろみのあるスープはコシのある麺とよく絡みます。味わいの違うチャーシューが3種類?あって、どのチャーシューも美味かったです。

ブルベ走行レポート前編

スタート地点:葛飾大橋高架下~60.8km地点:三県境(群馬・栃木・埼玉)

午前6時過ぎに起床して快活CLUBの無料モーニングで朝食を取り、スタート受付に到着したのが午前7時20分。誓約書を渡してブルベカードを受け取りますが、どうやら住所に記載漏れがあったようで急遽訂正。スタッフさん、お手数をおかけいたしました。

その後、ブリーフィングをし、車検を通します。それを終えたらスタートです。

まずは江戸川沿いに関宿まで北上です。スタートは東京都でしたが、すぐに埼玉県三郷市へと入ります。

河川沿いは抜け道になっていることもあって交通量も比較的あり、さらに荒れてボコボコしている箇所や道幅が狭いところもあるので、安全に気を付けながら進んで行きます。

江戸川沿いを埼玉県、千葉県と走り抜けていきます。40kmほど走って利根川に架かる境大橋を渡り、茨城県へと入りました。

ピックアップ

余談ですが、茨城県境町と沖縄の国頭村は交流があり、道の駅さかい内には国頭村のアンテナショップがあり、沖縄料理が楽しめます。5月のGWに走った奥の細道1000で立ち寄りましたが、ソーキそばが美味しかったです。

その後、古河市方面へ走り、渡良瀬遊水地近くにある『三県境(群馬・栃木・埼玉)』が最初の通過チェックポイントです。ここまでの60.8kmを2時間半ほどでやって来られました。ド平坦で信号も少なめだったこともあり、良いペースです。

三県境は全国に40ヵ所以上あるそうですが、平地にあるのはこの三県境のみ。歩いて行ける三県境は非常に珍しいのだとか。

60.8km地点:三県境(群馬・栃木・埼玉)~108.7km:雪の屋or梅田大橋

ここまでコロコロと県境を跨いできましたが、渡良瀬遊水地を過ぎてからは栃木県にとっぷり浸かります。

最初にやってきたのは佐野市。青竹手打ち麺の佐野ラーメンが有名ですね。市内に入った時刻は午前11時15分頃とお昼前だというのに、道沿いの佐野ラーメン屋には既に行列ができているところもありました。

Qシートのグルメリストにも2店舗掲載されていたので、その片方、『手打ちラーメン亀嘉』を目指して進んで行きます。そして、お目当てのお店を見つけ近寄ってみると……どうやら今日の営業は17時からのようです……。


試走レポートでも臨時営業期間だったと書かれていたので、もしやと思っていましたが残念。グルメリストにはありませんが、すぐ隣にも佐野ラーメン屋『佐野ラーメンの館なゆた』があったので入ることにしました。

そして、これが佐野ラーメン。透き通ったスープ。そして青竹手打ちによる食感の楽しい麺。飽きの来ないあっさり系な味わいで美味かったです。それに暑さに対応するための塩分補給もしっかりできました。

佐野市街を抜けると交通量も一気に減り、そこからは彦間川沿いの県道66号線を緩やかに登っていきます。

県道66号と県道208号線の分岐から、距離は短いですが本格的な登りがやってきました。民家もなくなって道幅も狭くなり、林道という雰囲気の老越路峠を越えていきます。

峠を越えると景観の素晴らしいエリアに入りました。

緩やかに下っていく内に川幅が大きくなり、視界も大きく開けて梅田湖へ出ました。その中央に梅田大橋が架かっていて、そこを渡っていきます。

そして、このダム湖に架かる『梅田大橋』と橋を渡った先にある『雪の屋』が通過チェックポイントです。スタートから108.7kmを5時間10分。グロス20km/h以上をキープした状態で進めています。


108.7km:雪の屋or梅田大橋~172.0km地点:ファミリーマート沼田西倉内町店

雪の屋さんもグルメスポットですが、佐野ラーメンのお陰でお腹はそこまで空いていません。それに、ここから10kmほど下った桐生市内にある藤掛屋の栗饅頭が食べたいので、今回はパスです。

自家製つぶあんが絶品!桐生藤掛屋の栗まんじゅうとカステラまんじゅう
群馬県桐生市。「織物のまち」として有名なこの地に、連日客足が絶えない名物があるのをご存じでしょうか?桐生市の街中で、絶品のあんこたっぷり焼きまんじゅうを毎日つくり出す「藤掛屋」に足を運んでみました。「西の西陣・東の桐生」織物で繁栄した桐生市群馬桐生の織物は、今から1300年ほど前の奈良時代に誕生したといわれます。続日本

藤掛屋さんは電話予約が必要とのことなので、早速電話。何度かコール音がして店員さんが出てくれましたが、どうやら今日は甥っ子の結婚式(誕生日だったかな?)のため臨時休業とのことでした。祝い事の最中に電話対応してもらい申し訳ないです。またの機会に食べに行きたいと思います。

桐生市街地を抜け、大間々町に入る辺りからアップダウンが始まります。国道から県道、そして農道へと進んで行くのですが、景色も良く、とても走りやす……いや風が、風が強いっ!?

赤城山から吹き下ろす風がキツい。横風で煽られたり、向かい風で進まなかったりと、ジリジリとグロスが削られていきます。

疲労も出てきたところで『道の駅 ぐりーんふらわー牧場・大胡』を見つけたので、トイレ休憩を兼ねて立ち寄ります。

しかし、さてトイレに行こうと歩き出したところ、立て掛けていた自転車が風で煽られ転倒。さらに強風にさらわれて転がっていくヘルメット。こちらも慌てて回収します。幸い、ディレイラーが曲がることはなかったので助かりましたが、肝を冷やしました。

ここもグルメスポットとしてQシートに紹介されていたので、牧場ソフトクリームのバニラを注文。クドさのないさっぱり系のソフトクリームの下にコーンフレークが入っていて、ちょっとしたパフェ感覚。とても美味しかったです。


休憩を終えて再出発しても風の勢いは収まらず、アップダウンのある道のりの中、横風と向かい風をひっきりなしに受け続けました。ただ、そのお陰で暑さは和らぎ、熱による疲労感は軽減されていたので、トレードオフでしょうね。

ですが、赤城ICを過ぎた利根川沿いの県道255号線でようやく風が収まります。渓谷にできた林道だったことで風の影響を受けにくくなったようです。

そして沼田市に入り、出発からちょうど9時間。このブルベで初のコンビニPCとなるファミリーマート沼田西倉内町店に到着しました。


この時点でのグロスは19.1km/h。この先に待ち構える金精峠に対し、十分な貯金のある状態で挑むことができます。

このPCでは、出発時に運営されていたAJたまがわスタッフさんと再会。赤城おろしの強風に苦戦したこと、藤掛屋で栗饅頭が食べられなかったことを嘆きながら、PCのチェックを受けます。

無事にチェックも終えると、スタッフさんから「ここまでくればもう終わったようなものだから」と労ってくれました。自分も「そうですねぇ」と言いつつ、

はて? 金精峠はこれからですよ?

と心の中で首を傾げていました。過去に金精峠を日光側から登った経験はあるのですが、今回はその逆。長い距離を下ったという記憶しかないので、難易度を計りかねています。

そんな中、スタッフさんから「急いでゴールする必要がなければ寄ってみては?」と、この辺りのグルメスポットも教えてもらいます。

登りは気になるものの、貯金もあるので急ぐ理由はありません。コンビニで少し食べてしまってお腹が膨れてしまったのが気がかりですが、せっかくですし教えてもらったグルメスポットにも立ち寄りたいと思います。

前半は、ここまで。後半は片品村に向かって金精峠を登り、ゴールの千葉県松戸市を目指します。

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この記事を書いた人
ノブ

『ろんぐらいだぁす!』をきっかけに'17年春からロードバイクを始めたキャンプ、登山、馬、サブカル好きなサイクルツーリスト。
 
グルメと絶景を求め各地を巡るロングライド自転車旅行記にブルべ挑戦記、サイクリングの便利グッズやキャンプギアのインプレ、自転車関連の書籍や映像作品のレビューをブログ『ツール・ド・気ままに』で公開中。
 
'19年に日本一周15,594km(172日間)を完走。'20年からブルベに参加し、'20~'23年はSR獲得。ブルベの最高峰PBP完走が今の目標です!

'22年よりNPO法人引退馬協会のFP会員として活動。引退馬支援とともに乗馬も少しずつ始めています。
 
◇所有自転車
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