こんにちは。ノブです。
2022年が明け、1月半ばとなりました。今シーズンはコロナが下火のうちにSRを獲得しようと、ランドヌール東京主催の300、400、600kmのブルベを走って、無事に完走。
そして、今回レポートするシーズン4本目は、AR日本橋主催のBRM122日本橋200。副題は『スカイツリー10周年 電波塔逆めぐり』です。2018年に電波塔を巡るBRMが開催され、今回は逆コースで回ろうという趣旨のブルベとなっています。
それでは、実走レポートのスタートです。
準備編はこちらからご覧ください。
走行データ
ブルベ走行レポート
スタート地点:第1電波塔[東京タワー(333m)](芝公園)
午前6時スタート組としてエントリーしているため、起床は午前4時。朝食を取って自宅から9km先のスタート地点、港区の芝公園12号地へ向かいました。
スタート20分前くらいから受付が始まり、まずは出走者リストにサイン。その後、車検を通して時間まで待機します。Garminには気温0℃と表示され、やはり1月の朝は東京とはいえ冷え込みますね。
スタート地点が東京タワーのすぐ側なので、まずは第1電波塔となる東京タワーを写真に収めておきました。ここから、東京、埼玉、千葉県にある残り6つの電波塔を目指して走って行きます。
6.1km地点:第2電波塔[防衛省市ヶ谷無線鉄塔(220m)]
午前6時の定刻に合わせて芝公園を出発。桜田通り、外堀通りを通って市ヶ谷方面へと向かいました。早朝のためそこまで車通りは多くはありませんが、信号に度々止められてしまいます。
市ヶ谷に到着して最初に目に飛び込んでくるのは防衛省です。そこにある無線鉄塔が2つ目の電波塔で、23区内では東京スカイツリー、東京タワーに次ぐ220mの高さを誇っています。
この無線鉄塔は通過チェックではないのでスルーして構わないのですが、せっかくなので立ち止まって写真に収めておきました。
25.9km地点:第3電波塔[スカイタワー西東京(195m)]
市ヶ谷からは新宿駅を迂回する形で青梅街道へと合流。ひたすら西へと進んでいきます。日が昇るに連れて交通量も増え、路駐の車も出てくるので気が抜けません。それにやはり信号がネックです。度々止められてしまうため、グロスがまったく上がりませんでした。
最初のPCがあと3kmというところでスカイタワー西東京の前を通過。ここも通過チェックではないので、スルーしてもOKな電波塔です。
とは言え、折角の電波塔巡りなので、ここも写真に収めておきます。
かつては『田無タワー』と呼ばれ、地元では今もこの名前で親しまれています。周囲に高層ビルも無いので、移動通信の基地局からマイクロ波固定局まで様々な用途で活用されているそうです(Wikipediaより)。
ちなみにアニメにもよく登場するようで、『ケロロ軍曹』に登場した西澤タワーのモデルなのだとか。
28.6km地点:PC1[デイリーヤマザキ 東久留米柳窪2丁目店]
出発から1時間50分ほど掛けて、 デイリーヤマザキ 東久留米柳窪2丁目店に到着です。
最初のPCがデイリーヤマザキとは嬉しいですね。デイリーヤマザキにはデイリーホットというサービスがあり、焼き立てパンが食べられるお店が多くあります。
東久留米柳窪2丁目店も対応店舗でしたのでパンを購入。朝食として美味しくいただきました。
https://www.daily-yamazaki.jp/dh/
PC1からは進路を北へと向けます。PC1でグダグダと時間を使ってしまい、再出発時はグロスが13.6km/hまで減っていました。まだ序盤なのですぐに取り戻すことができますが、初っ端から借金生活となってしまいました。
しばらく走ると、西武池袋線と交差する場所がアンダーパスになっているのですが、ここは自転車は通行禁止。歩道を進んで行きます。
さらに志木街道を進み、埼玉県の新座市へと入ります。都心に比べれば信号も減って走りやすくなりますが、片側1車線で交通量の多い道も多く、やはり気が抜けません。
朝霞市を過ぎ、45kmほど走って荒川へとやってきました。次の電波塔までもうすぐです。
47.6km地点:通過チェック1 第4電波塔[平野原送信所(173m)]
秋ヶ瀬橋を渡ってすぐに左折し、第4電波塔の平野原送信所に到着。別名は新開タワーで、さいたま市内で一番高い建築物(Wikipediaより)なのだそうです。ロケットのような形状をしていて格好いいです。
ここは通過チェックポイントとなっており、写真による証跡確認のためにバッチリ写真に収めました。
平野原送信所からは、さいたま市大宮区の中心部となるJR大宮駅方面を目指して走っていきます。JRの高架下を潜って駅前を通過し、その後は上野東京ラインを沿うように北上していきます。
桶川駅を少し過ぎた交差点に『木戸址』という石碑が目に留まりました。どうやら大宮からここまで旧中山道を走っていたようです。
桶川辺りは古い街道っぽい雰囲気があったので、なるほど納得です。
ちなみに『木戸』とは、町の内と外を隔てる門のようなもので、木戸番という番人によって朝夕に開け閉めされていたらしいです。
78.9km地点:第5電波塔[NHK菖蒲久喜ラジオ放送塔(245m, 215m)]
桶川市役所前で右折し、旧中山道から県道12号の川越久里橋線へ。片側2車線となり信号も少なめ。ようやく走りやすい道路になってきました。
しばらく走っていると、遠くに棒のように細い柱が2本立っているのが見えてきました。それが第5電波塔の「NHK菖蒲久喜ラジオ放送塔」です。
Wikipediaによると、AMラジオ放送の送信所としては日本でも最大規模。ラジオ第1・第2放送については関東甲信越を中心に、北は宮城県の一部地域、西は愛知県の一部地域まで約2000万の受信世帯をカバーするらしいです。
83km地点:PC2 [ローソン加須花崎一丁目店]
NHK菖蒲久喜ラジオ放送塔から少し走った先にあるPC2には、午前11時頃に到着。出発から5時間ほど掛けて83kmなので、グロスは16.6km/hくらいです。
ちょっとずつ貯金が貯まってきましたが、どこで渋滞に巻き込まれるか分からないので、もう少し稼いでおきたいところです。
PC2からは進路は東へ。江戸川に架かる関宿橋を渡ったら、そこからは千葉県です。そして、ここからは江戸川サイクリングロードを走って南下していきます。
しばらく江戸川サイクリングロードを走っていると、セスナ機がグライダーを牽引しているところに出くわしました。関宿滑空場という、日本最大規模の公共滑空場なのだそうです。
江戸サイに入ったのがお昼頃だったのですが、気温も上がってポカポカとした陽気で気持ちがよく、それに風もないので走りやすかったです。グロスを稼ぐなら、この28km区間を置いて他にないでしょうね。
ただし、江戸サイは橋の下を通るような構造にはなっていないようで、所々信号を渡る必要がありました。
127.6km地点:通過チェック2 [流山三丁目休憩所]
道中は先行しているランドヌールが見えたので、彼らと共に江戸川サイクリングロードに設けられた通過チェックポイントまで走りました。それが流山三丁目休憩所です。
トイレとベンチがあるだけの簡易的な施設で観光名所でもなんでもありませんが、江戸サイを通過したという証明として必要なため、案内地図前で写真を撮っておきます。
155km地点:通過チェック3 [ミニストップ 千葉ニュータウン原山店]
通過チェック2から南東へ向けて流山市、松戸市、白井市を走り、14時半頃に通過チェックポイントのミニストップ 千葉ニュータウン原山店に到着です。コンビニ手前の国道404号線が少し混んでいたくらいで、難所のようなところはありませんでした。
ここでちょっとしたトラブルがあったことに気付かされます。どうやらブルベカードには別のコンビニ名が書かれていて、そちらに行ってしまった参加者もいたようです。とは言え、Qシートが正なのでこのミニストップでOK。
170.5km地点:通過チェック4 第6電波塔[船橋三山送信所(180m)]
ミニストップからは県道61号線を使って南下します。その後、路地を細かく抜けて、第6電波塔の船橋三山送信所に到着しました。
チバテレの地上波放送、NHK千葉放送局とbayfmの親局となっていて、千葉県内のほか近隣都県の広い範囲に電波が送信されているそうです。
この写真は偶然同じブルベに参加していたみじぴんさんに撮ってもらいました。みじぴんさんとは去年の11月に開催された600kmブルベで一緒になって以来です。
電波塔巡りもあと一つ。最後は東京スカイツリーです。
そのため都内に向けて走って行きますが、日が傾いてきて帰宅時間帯となり、とくに国道14号線の千葉街道に向かうために通った県道69号線(御成街道)とその先の本町通りは大渋滞。かなり辛抱が必要な区間でした。
195.7km地点:通過チェック5 第7電波塔[東京スカイツリー(634m)]
その後、千葉街道に入ってからも少し渋滞がありましたが、都内に近づくにつれて渋滞は解消。
最後の電波塔となる東京スカイツリーを撮影する頃には、日が落ちて夜となりました。
Goal:ローソン日本橋浜町2丁目店
ゴール地点のローソン日本橋浜町2丁目店には17時37分に到着。所要時間は11時間37分となりました。
今回は通常開催のため、すぐ近くの浜公園内にある中央区立総合スポーツセンターにゴール受付が設けられています。
ゴール受付のあるブルベはいつぶりでしょうか。ブルベカードとレシート、そして通過チェックポイントの証明写真を提示して受付は完了。そして、お土産に鯛焼きをいただきました。
あとは認定がされるのをのんびり待つだけです。
帰宅前に築地で夕食。夜も遅かったせいか他にお客さんは一組いたくらい。美味しい海鮮丼をゆっくりいただけました。
走り終えて
今回、東京、埼玉、千葉県にある7つの電波塔を巡りましたが、意識しないと目を向けることのない景色を見れたという点で、面白い着眼点のブルベで楽しかったです。
ただ、首都圏開催のブルベはどうしても信号峠と渋滞に悩まされてしまいます。そのため、稼げるところで稼いで、ハマったら仕方ないと気楽に構えておくのがよいですね。
この200kmが無事に認定されれば2022シーズンもSR獲得。今年はPBP前年ということもあり、優先申込権を獲得するためにも1000km以上のブルベを走ろうと思っていたので、これで心おきなく挑戦ができます。
初の1000kmは何処を走るか決めかねていますが、今から楽しみです。
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