こんにちは。ノブです。
2022年シーズンブルベが2021年11月からスタート。今シーズンもSRを目指し、前シーズンの熱の冷めぬうちに再始動です。
参加したのは、ランドヌール東京主催のN2BRM形式のブルベ、BRM1113東京400ぐるっと首都圏です。関東は11月でも比較的暖かいので、本格的な寒さがやって来る前に苦手な400をまずやっつけることにしました。
前編では神奈川県の中原区をスタートし、東京都、埼玉県、そして190km地点の茨城県の土浦市まで走りました。

それでは実走レポートの後編スタートです。
ブルベ走行レポート
190.1km地点:PC1 LAWSON 土浦城北町店
まずは前編で到着したPC1のLAWSON 土浦城北町店から。時刻は14時45分で、今回グルメに立ち寄りたい道の駅までは約30㎞。営業時間までに間に合うよう、ここまでのグロスは21.7km/hもあり、かなり順調に走ってきました。

次の通過チェックポイントは15㎞先と珍しく近い。常磐線に沿うような形で霞ヶ浦の北端へと進んで行きます。

204.4km地点:通過チェック3 FamilyMart石岡高浜店
あっという間に、通過チェック3に到着です。前のPCで補給は済ませてあるので、レシートを取得したら先に進んでしまいます。

ここからは霞ヶ浦の東側を南下。16時を過ぎて日が傾いてきました。国道355号線を走っていますが、小さな登りがいくつかありました。ド平坦かと思っていましたが、霞ヶ浦の北東部には小さな起伏があるようです。

道中、新選組のゆかりの地という案内を見つけました。こうした案内板を見るとつい寄り道してみたくなります。ですが、ナマズバーガーのために先を急ぎます。

後で調べてみたところ、新選組初代筆頭局長の芹沢鴨の生家跡があるようでした。
寄り道:道の駅でナマズバーガー!
行方市の高須交差点でブルベのルートを離脱して500mほど進み、霞ヶ浦大橋の手前にある道の駅たまつくりにやってきました。時刻は16時20分。十分に余裕を持っての到着です。駐車場の一角にサイクルスタンドがあったので、そちらにロードバイクを置いて観光物産館へと向かいます。

物産館の一角にあったフードコートで行方バーガーの『なめパックン』を注文。5分ほど待つとハンバーガーが出来上がりました。それを夕暮れ迫るテラス席でいただきます。霞ヶ浦で捕れたナマズを使ったフィッシュフライは、脂っぽさはなく、淡泊な白身魚そのものです。それにトマトソースの酸味もあって、さっぱりとして味わいのハンバーガーでした。

胃もたれするといけないと思い1つしか注文しませんでしたが、ブルベ中の胃袋を満たすなら、もう一つ注文しておいてもよかったかも。
他にも鯉を使った鯉パックンや鴨を使ったハンバーガーもあるようです。手軽に食べられるので、サイクリングの途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
https://www.namegata-koikoi.com/special/burger.html
道の駅の滞在は20分ほど。ルートに合流してすぐに、つくば霞ヶ浦りんりんロードに入り、南へと走っていきます。

黄昏時の霞ヶ浦はとても美しい。今度は昼間に走ってみたいです。

一つ上の写真をアップで。小さく見えているのは富士山でしょうか?

264.7km地点:通過チェック4 7-Eleven 神栖太田店
霞ヶ浦の南端で日本で2番目に大きな湖とはお別れし、潮来市を通過して神栖市へと入りました。市街地の信号峠を抜けて、19時少し前に、通過チェック4の7-Eleven神栖太田店に到着です。

ここで、お昼ごろに一緒に走っていた方々と再会し、ナマズバーガーの情報を提供。そして、コンビニの入り口付近で一人のランドヌールの顔が見えたので「おつかれー」と声をかけて店内へ。実はその方は日本一周を応援してくれていたTwitterフォロワーの”みじぴん”さんだったのですが、この時はまったく気付きませんでした(汗)
コンビニを出発して国道124号線を走っていると、高速巡行するランドヌールに追い抜かれました。
国道124号線とはすぐに別れ、続いて利根かもめ大橋を使って利根川を渡っていきます。この利根かもめ大橋は有料道路で、軽車両である自転車が通るにはお金が必要です。と言っても料金は20円。車道左側の細い通路を通ると小さな料金箱があるのですが、先頭にいたランドヌールが小銭がないからと一緒にいた2人分もまとめて払ってくれました。

その時に、お金を支払ったランドヌールが料金箱を指して「写真撮らないんですか?」と一言。
あっれー? こんな料金箱なんか写真に撮って重宝するブルベ参加者がいるだろうか? これはもしやブログを見てる人か? ブログを見ていて、かつ豪脚の持ち主と言えば、もしかして ”みじぴん” さんか!?
ブルベ後に分かりましたが、やはりあの時のランドヌールは”みじぴん”さんだったようです。
ゴミ箱ですれ違ったとき「あ、ノブさんだ」って気付いたのですが。
— みじぴん (@mijipinbicycle) November 13, 2021
今日は出走が多かったせいか、ノブさん行きずりの方と一緒だったので、声をかけるのを控えました。
ノブさんだから絶対気を使うと思ったので。
私はいつでもノブさんに絡めますしね。
利根かもめ大橋を渡ったところで千葉県銚子市へと入りました。信号に引っかかったこともあり、”みじぴん”さんはあっという間に見えなくなりました。

銚子市から旭市へと走り、九十九里浜沿いを走るビーチラインへと出ました。この道をブルベで通るのも今年3度目です。

302.8km地点:通過チェック5 7-Eleven 横芝屋形店
通過チェックポイントの7-Eleven 横芝屋形店へとやってきたのは、ちょうど21時を回る頃。15時間で300㎞を走っているので上々の結果です。ここで通過チェック4で再会したランドヌールたちともう一度合流。再出発のタイミングも同じだったので、4人でトレインを組み、25㎞/h程度の速度でローテーションしながら走ることになりました。

コンビニを出発してすぐに、九十九里浜を離れて東金市の中心部へ。さらに街を離れ、千葉の山越えへと向かいます。途中で1人増えて総勢5人でローテーションを組みながら走るという、なかなか珍しい状況になりました。

千葉の山越え(いや、丘越えと言った方がよいかもしれません)は長い距離の登りはないのですが、小さなアップダウンがいくつもあり、場所によっては斜度14%の標識が立っているところもありました。また、街灯のない区間もあり、光量のあるライトは欠かせません。
千葉市内に入ると、畑から住宅、そしてビルと都市らしい景色に変わっていきます。
JR外房線の千葉中央駅を通過し、モノレールの高架下を進んで行きます。仮眠するなら、この数キロ手前にある快活CLUB千葉道場店が候補でしたが、順調に進めており、眠気がまったくやってきません。そのままゴールまで向かうことにしました。

351.3km地点:通過チェック6 7-Eleven 千葉新港店
時刻は23時35分。最後となる通過チェックポイントに到着。速度はゆっくりなので、走りながら回復でき、疲れはほぼなくなりました。とても順調なのですが、ここにきて恒例のGarminのナビが止まる現象が発生。やっぱり300㎞以上走るときは、ルートを分割して入れないと駄目ですね。

ナビは止まりましたが、ゴールまではランドヌール東京の定番ルート。それに今回は一緒に走っているランドヌールがいるので迷うことはありませんね。とても心強いです。

403.2km地点:フィニッシュ 7-Eleven 田園調布郵便局前店
国道15号線、1号線、中原街道と大きな道を繋ぎ、日付が変わって午前3時5分に東京都大田区にある 7-Eleven田園調布郵便局前店に到着です。所要時間は21時間5分でした。

ゴール後はリモートブルベカードからゴール受付をし、ここまで一緒に走ってきた仲間に別れを告げ、帰路に着きました。
走り終えて
想像していた通りのド平坦なルートで、都市部や交通量の多いところを除けば巡航速度が上げられ、貯金を稼ぎやすい道がほとんどでした。
それに参加した土日ともに風がほとんどありませんでした。平坦と無風という2つの要素があったことで脚に負担無く走れ、それが貯金を十分に残して完走できた大きな要因だったのではないかと思います。
そして、その貯金のお陰もあって、霞ヶ浦ではナマズを使ったご当地バーガーを食べることができました。苦手とする400でグルメを楽しめたというのは、個人的に大きな前進だったと思っています。
ただ、このブルベで唯一残念だったことは、せっかく茨城県を走るのにセイコーマートがルート上になかったことです。茨城サイクリングではセイコマのホットシェフは楽しみなグルメの一つ。それをルートに組み込まなかったことを厳重に抗議したいと思います(笑)
さて、話は変わり、今回のブルベでとりわけ良かったと感じたのは、日常が戻りつつある感覚を味わえたことでした。
ブルベを始めたのが2020年シーズンからで、新型コロナウイルスが拡大してN2BRM形式が導入されたこともあって、ブルベとは自己責任の下、一人で走るものという認識が固まりつつありました。
このブルベもN2BRM形式で開催されてはいましたが、参加者の多くが、当初の開催日時である11月13日午前6時で事前申告していたようです。そのため、走る際はチェックポイントには常に誰かがおり、そして走るときも前後に参加者がいるような状態でした。
恐らく、コロナが下火となったことで、時間をずらす必要性を感じなくなってきたというのが大きいのだと思います。参加者とコンビニで会話をしたり、終盤には足のあった方々とトレインを組むといった協力関係もできました。参加者同士で助け合いながら走る光景に、ブルベとは本来こういうものだったのかもしれないなと思いながら、400kmを走ることができました。
まずは2022シーズンの初戦に無事勝利。次にエントリーしているのは、600kmのブルベです。こちらも記憶が薄れぬうちに記事にしてしまいたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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