こんにちは。ノブです。
2021年シーズンのブルベも終盤戦。全国的に緊急事態宣言も明けてブルベも開催されるようになりました。
今回参加したのは、AR日本橋主催のBRM522日本橋400(終着駅巡り)。当初は5月22日に開催だったものが9月18日に延期。さらに再延期され、10月にN2BRM形式での開催となったブルベです。
今回は実走レポートになります。
準備編はこちらからご覧ください。

ブルベ走行レポート
走行データ

事前受付
N2BRMとなったブルベでは事前受付が必要なケースがあります。AR日本橋では出走の1週間前に申告する必要があり、今回のブルベは10月9日(土)から10月30日(土)までの間に任意でスタートが可能でした。準備編で書いたように、申告は 10月30日(土)6:00 としました。
スタート地点:木場公園
起床は午前3時半。前日は21時前には就寝したので、7時間近く眠れました。10月はほぼ毎週のようにブルベに参加していたので早寝早起きの習慣が出来つつあります。
自宅からスタート地点の木場公園までは約16km。疲れないよう1時間以上かけてゆっくり走り、スタート時間の10分前に到着です。
木場公園には他にもランドヌールが集まっていました。ですが、この集まりはAR日本橋の200kmブルベの受付で、偶然にも時間が重なったようです。新型コロナもひとまず下火となり、シーズンラストを従来の形式で開催ができたというのは、大きな進展ですね。主催の方に挨拶をして、522日本橋400を走る旨を伝えておきました。

さて、まずは車検です。今回が初参加となるAR日本橋ブルベの車検では、前照灯、尾灯、ヘルメット、ヘルメット尾灯、ベル、そして反射ベストの6点を写真に収めておく必要がありました。これをゴール受付時に専用ページから各PCの証跡と共に提出する仕組みです。




車検も終えて、申告した午前6時に木場公園を出発します。今回、スタート・ゴールおよび各PCで到着時刻を記録するために腕時計をしてきました。

まずは最初の通過チェックとなっている千葉県流山市を目指して北東へ進路を取ります。走り始めてすぐに東京スカイツリーの近くを通過しましたが、ぼんやりと朝日に照らされてとても綺麗でした。

その後、国道6号線に合流。早朝のため昼間の交通量に比べれば空いていますが、信号に引っかかる頻度は多かったです。

江戸川に架かる葛飾橋を渡って千葉県入りです。渡ってすぐに左折し、しばらく江戸川沿いを走っていきます。片側1車線で対向車も頻繁に来るので、後続の車が抜きにくそうにしていたのが気になりました。

25.4km地点:通過チェック1 流鉄流山駅(終着駅1)
午前7時28分、出発から約1時間半で最初の通過チェックポイントとなる流鉄流山鉄道の終着駅「流山駅」に到着です。
流鉄流山線は、千葉県松戸市の馬橋駅から流山市の流山駅までをつなぎ、全長は5.7kmで駅数は6駅。とても短い路線で自動改札が導入されておらず、切符を切るレトロなスタイルで運行されているらしいというのを後から知りました。
まずは証跡として駅舎の写真を収めておきます。それと同時に時刻も記録。通過チェックなので時刻は必要ない気もしますが、AR日本橋のブルベは初参加なので、念のための措置です。


流山駅でもう一つの証跡とされているのが、鉄道むすめ「幸谷なのは」のキャラクタースタンドです。それも写真に収めておこうと改札前のキャラクタースタンドを撮影。それをTwitterに上げたところ、これはアニメ「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」との指摘がありました。
写真を見返すと確かに彼女らは【ろこどる】ですね。流川市という架空の都市でローカルアイドルをする少女達を描いたアニメで、自分も全話視聴していたのですが、先入観から気付きませんでした。それにしても、鉄道むすめはどこへ行ったの(笑)

次の目標はPCとして設定されているセブンイレブン 阿見東インター入口店で、茨城県にある牛久大仏のすぐ近くです。
流山おおたかの森を走っていると特徴的な鉄塔が並んでいました。そこから柏市を走って利根川沿いを目指していきます。

利根川までやって来ました。新大利根橋を渡らずに手前から河川敷に下りて農道を通りますが、流石は利根川。河川敷が平野のように広いですね。

河川敷を走った後は、県道170号線の利根水郷ラインへ。利根川の千葉県側を沿うように走っているといきなり茨城県に入りました。すぐに千葉県に戻りましたが、右岸でも一部は茨城県だったりするんですね。

なんでだろうと地図を見てみると、古利根沼という三日月沼が県境になっているようです。調べてみると、大正時代の中期まではここが利根川の本流で水害の多い場所だったらしく、河川工事で今の利根川の形になり、古利根沼とともに県境はそのまま残されたのだとか。
そう言えば、多摩川など他の河川にも県境の飛び地があったりしますが、理由は同じものなのかもしれません。

利根水郷ラインから栄橋を渡って行くのですが、信号があり渋滞ができていました。路肩も狭く前に大型車がいたため、辛抱強く待って茨城県へと入ります。
ここからは県道4号の千葉竜ヶ崎線を走って行くのですが、60.4㎞地点に関東鉄道竜ヶ崎線の竜ケ崎駅(終着駅2)があります。
この駅は通過チェックでもPCでもありません。ですが、このブルベのテーマは終着駅巡りです。調べてみると、茨城県龍ケ崎市の佐貫駅と竜ヶ崎駅を結ぶ全長4.5kmの私鉄で、駅数は3駅。2009年からPASMOが使える改札機が導入されているようです。

ちなみに駅の近くに竜ヶ崎コロッケの幟を見かけたのですが、お店は開いてなく諦めました……。
https://www.ibarakiguide.jp/seasons/gourmet2012/act2.html
しばらく北上するように走っていくと牛久市へと入り、牛久大仏の案内板と共に左折。大仏様の上半身が唐突として現れてきました。

このブルベでは牛久大仏のすぐ近くを通過します。牛久大仏の大きさをもっと近くで味わいたかったので、少しだけ寄り道。うーん、写真だと伝わりにくいですが、本当にデカかったです。

73.4km地点:PC1 [セブンイレブン 阿見東インター入口店]
コースに戻り、阿見アウトレットモールを過ぎた交差点が最初のPCとなるセブンイレブン 阿見東インター入口店です。
午前10時ともなると、ポカポカして冬用ジャケットだと汗ばんできました。ジャケットを仕舞って長袖インナーと夏用ウェアに切り替えます。

次の目標は通過チェックポイント2。成田市にある芝山鉄道の芝山千代田駅です。まずは利根川を渡って千葉県へと戻り成田市を走っていきます。

成田市街地は交通量も信号も多く時間を取られやすい区間でした。特に市街地に入る直前の京成成田空港線の高架下前後は、大型車が信号待ちで連なる渋滞ができていました。
成田市街地を抜け、寺台インターを過ぎると交通量も減って走りやすくなります。その後、成田空港に沿うように走っていくと、飛行機の離着陸ルートと道が交差するポイントがあります。ちょうど着陸態勢に入った飛行機を間近に見ることができ、とても迫力がありました。

近くには『ひこうきの丘』と呼ばれる高台があって空港全体を見渡すことができるようです。
115㎞地点:通過チェック2[芝山鉄道芝山千代田駅](終着駅3)
通過チェック2となっている芝山鉄道の芝山千代田駅は、成田空港のすぐ近くにあります。この芝山鉄道は日本一短い鉄道と呼ばれていて全長は2.2km。駅数はたったの2駅。ちなみに京成線と直通運転されており、運行は京成電鉄に委託されていて、 芝山鉄道に所属する乗務員はいないんだとか。
ここでの証跡は駅舎またはロータリーにある埴輪像を写真に収める必要があります。埴輪像は時計が近くにあるので、証跡にピッタリですね。時刻は12時8分でした。


次に向かうのは千葉の突端に位置する銚子市です。広域農道を走るため、道中は長閑な田園風景が続きます。

旭市に入り広域農道の終点近くでL字に曲がるのですが、工事中のトンネルが目に留まりました。「滝のさと自然公園」の真下を通過できるようになるようで、いずれ銚子市へ向かうのが少し楽になるのかもしれませんね。

旭市から銚子市へは短い登りが待ち構えており、その上にあったのは風力発電の風車群。景色映えしてとても良いのですが、風が強いスポットだと明示しているわけで、自転車乗りとしては、向かい風が吹かないことをつい願ってしまいます。

銚子市の市街地に入り、160㎞地点のJR成田線・総武本線銚子駅(終着駅4)のロータリー前を通過します。ここはチェックポイントではありませんが、 JR成田線・総武本線の終着駅となっていて、これから向かう銚子電鉄の起点駅でもあります。

166㎞地点:通過チェック3[銚子電鉄外川駅(終着駅5)]
銚子駅からしばらく犬吠埼方面へと走り、通過チェック3の銚子電鉄外川駅に到着です。ここでは駅舎または駅前に常設するデハ801を写真に収めて証跡としておきます。ただ、デハ801は老朽化により内部の見学は中止されているようでした。


駅舎は昭和レトロな雰囲気が印象的です。一角にお土産コーナーがありました。



お土産にぬれ煎餅を購入。あとでいただきましたが、ふにゃっとしたゆるい食感と濃いめの味付けで良いお茶受けになりました。

次はPC2で、大網白里市にある台方十字路交差点です。交差点がPCというのはとてもユニーク。まずは銚子ドーバーラインを走って九十九里浜を目指します。

九十九里ビーチラインへ。先週はランドヌ東京主催のN2BRM形式となっているBRM1023東京600関東一周で銚子に向けて通りましたが、今回は一宮町に向けて走ります。
案の定、このビーチラインで東京600に参加中のランドヌールとすれ違いました。明け方はとても寒いから気を付けろよ、と念を送っておきます。

しばらくビーチラインを走って行きますが、東金市の辺りで一度市街地に入るため内陸へと向かいます。

東金市の市街地に入る理由はこちらの快活CLUB東金店です。AR日本橋からは仮眠場所の候補として挙げられています。ただ時間も早いので今回はスルーです。

223.2㎞地点:PC2 [台方十字路交差点]
快活CLUBを過ぎた先の交差点から再び九十九里に戻るのですが、その交差点がPC2となっています。証跡は十字路の看板または交差点を示す青看板です。PCなので、時刻が確認できるよう腕時計の時刻も合わせて記録しました。時刻は17時15分。出発から12時間と15分での到着です。



前編はここまで。後編では残りの終着駅を巡り、ゴールの日本橋を目指します。
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