【ブルベ】2021BRM1023東京600関東一周実走レポート後編!

ブルベレポート

こんにちは。ノブです。

10月23日(土)にランドヌール東京主催のブルベ、BRM1023東京600関東一周に参加してきました。今回は実走レポートの後編になります。

前編はコチラをご覧ください。

ブルベ走行レポート

走行データ


快活CLUB水戸笠原店からリスタート

スマホから鳴るアラートとクッションシートを揺らすバイブレーションで目を覚ましました。フルフラットシートは敷居があるだけで天井はフロアと繋がっているので、鳴らす音量は低めです。

すぐに荷物をまとめてブースを出て、ソフトクリームとドリンクでカロリーを補給。疲労感はまだ残っているものの、体力は十分に回復してくれているようです。寝る前にマルチビタミンミネラルとカルノパワーのサプリメントを飲んでおいたのがよかったのかもしれません。

滞在時間は4時間未満で掛かった費用は1600円ほど。シャワーやドリンクも無料ですし、やはりコストパフォーマンスは抜群ですね。自転車は外の駐輪場にダブルロックで停めておきましたが、気になる人は輪行袋に入れてブースまで運んだ方がよいかもしれません。

時刻は午前3時を少し過ぎたところ。仮眠中もGarminは止めずにいたので、経過時間は常に加算されており、快活CLUBを出発する時点で表示されている平均スピードは15km前半でした。予定通りの滞在時間で借金はなく、このままトラブル無く走り切れれば、時間内のゴールは問題無くできそうです。

次のチェックポイントは宇都宮市です。そこへ向かうには山間部を通ることになるため、斜度は低いもののヒルクライムが続きます。最初は住宅街でしたが次第に外灯は少なくなり、真っ暗になる区間もありました。

それにしても寒い。明け方はかなり冷え込んだことで指先が悴んでしまい、茂木町に入って最初に見つけたセブンイレブンに避難し、ホッカイロを購入して暖を取りました。

秋から初冬用のフルフィンガーグローブを装備していましたが、最低気温が5℃の予報だったので、判断が甘かったと反省しています。まだ寒さに順応できていないせいか、歯がカタカタ鳴るほど寒かったです。

391.5㎞地点: 通過チェック5「FamilyMart 宇都宮越戸三丁目店」

日も十分に昇った午前7時半頃に5つめのチェックポイントに到着。ここは3つのコンビニに分散できるようになっており、一番近かったファミマでレシートを取得しました。

出発から25時間と37分が経過。寒さで体が動かないものの、借金もなくひとまず順調に進めています。


次のチェックポイントは群馬県の伊勢崎市。しばらく登りはなく、平坦区間が続いていきます。気温も上がり気持ちよく走れるようになって、グロスも少しずつ稼げるようになってきました。

佐野市に入り、東武佐野線沿いを走っていると、反射ベストを着たランドヌール(ズ)とすれ違いました。昨日のは次週参加予定のAJ日本橋とすぐに分かりましたが、今回は何処の主催かさっぱり。どうやらAJ神奈川の300かAJ群馬の200がその日に開催されていたので、そのどちらかのようです。

足利市を順調に進み、さらに走って群馬県の太田市へと入りました。

1日目は仮眠時間の確保のためコンビニ休憩しかしていませんが、2日目は制限時間に間に合うように走ればよく、気が楽です。グロスも16km/hに入って貯金も出来てきたので、お昼はルート沿いに見かけたラーメン屋さんに入ってみることにしました。

煮干し系のラーメンでキャベツが載っているのが珍しい。つけ麺で使うような極太麺でボリューム感もあり、塩梅も程良く美味しかったです。


480.1㎞地点: 通過チェック6「7-Eleven 伊勢崎下植木店」

12時44分に第6通過チェックポイントに到着。ここと少し先のローソンが分散可能なチェックポイントとなっていますが、こちらに集まる参加者が多いようで、他にも5名前後の方が休憩を取っていました。

経過時間は30時間と43分。残りは120kmなので、余程のことがない限り、時間内完走は確実となりました。


次がラストの通過チェックポイントとなる東京都の青梅市。まずは利根川を渡って埼玉県へ。埼玉へと入ると、地域がより身近に感じられるせいか、ゴールが近いことを実感させてくれます。

埼玉県をしばらく走って嵐山町に入ると、その道のほとんどがランドヌ東京の定番コース。この辺りになると仮にナビがなくても何となく道が分かるので、安心感が出てきました。

嵐山町、ときがわ町、越生町は里山の中を走るので多少アップダウンが出てきます。それらをひとつずつクリアして飯能市へ。写真は飯能市の手前、日高市にある滝不動尊にある不動明王像です。

飯能市を過ぎると登り基調。しばらくすると東京都青梅市へと入ります。チェックポイントとなっている青梅駅へはしばらく登りが続き、トンネル手前の終盤に少し斜度が上がります。

556.0㎞地点: 通過チェック7「JR青梅駅」入場券を撮影

17時に最終通過チェックポイントのJR青梅駅に到着。経過時間は34時間59分となり、残り44kmを5時間使える余裕がある状態です。

駅前のセブンイレブンも通過チェックポイントとして設定されていますが、残りの距離と所持している補給食から、コンビニ補給は不要と判断。改札の窓口で入場券を購入してそれを証跡とすることにしました。


青梅から先は都市部を走っていくことになります。交通量も格段に上がり、信号ストップも多くなります。所々で小さな渋滞が起きており、特に多摩モノレール沿いが2km近く渋滞していて抜けるのが少し大変でした。

聖蹟桜ヶ丘駅の先に最後の登りがあり、それをクリアすればあとは平坦。溝の口方面へと向かいます。 川崎街道、府中街道のどちらも路肩が広く取られているので、交通量は多くても比較的走りやすく、渋滞に巻き込まれることはほとんどありませんでした。

ゴール:「FamilyMart 山中屋高津駅前店(高津)」

ゴールは川崎市高津区の高津交差点です。その近くの3つのコンビニがゴールとなっていて、入りやすかったFamilyMart山中屋高津駅前店を選びました。

所要時間は37時間59分。2時間ほど貯金を残してのゴールとなりました。


その場でリモートブルベカードを立ち上げて、各チェックポイントの時刻を入力し、これまで撮ってきた写真をアップロードしてゴール受付終了。あとは無事に認定されるのを祈るだけです。

走り終えて

QシートやRWGPSのコースプロフィールから想像していた通りの難易度で、いくつか登りはあるものの基本ほぼ平坦なコースでした。天候も良く、向かい風になる機会がほとんどなかったことも、比較的楽に走れた理由のひとつではないかと想像しています。

ただ、水戸から宇都宮に抜ける明け方の冷え込みは酷く、指先の感覚が鈍くなるほどに悴みました。関東の10月だし、まだ大したことはないだろうと考えていましたが、その判断は甘かったなと反省しています。最低気温に合わせた装備の選定は重要だと改めて思いました。

また、今回は快活CLUBを仮眠場所にしてみましたが、やはりコスパも良く便利ですね。これまで自転車旅で度々利用しているので、どの店舗でも使い勝手が変わらないというのは大きいです。QR決済で出来ますので会計も楽ちん。ただし、輪行袋に入れて持ち込まないと盗難の危険があるのだけはネックですね。その辺りをどう考えるかは各自の判断となりますが、今後もブルベで活用していきたいなと思っています。

この600kmを完走したことで、1シーズンに5本のBRMを走ることができました。去年がSRに必要な4本ぎりぎりだったので記録更新です。残す延期ブルベはあと一つ。シーズンラストを有終の美で飾りたいですね。

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ノブ

『ろんぐらいだぁす!』をきっかけに'17年春からロードバイクを始めたキャンプ、登山、馬、サブカル好きなサイクルツーリスト。
 
グルメと絶景を求め各地を巡るロングライド自転車旅行記にブルべ挑戦記、サイクリングの便利グッズやキャンプギアのインプレ、自転車関連の書籍や映像作品のレビューをブログ『ツール・ド・気ままに』で公開中。
 
'19年に日本一周15,594km(172日間)を完走。'20年からブルベに参加し、'20~'23年はSR獲得。ブルベの最高峰PBP完走が今の目標です!

'22年よりNPO法人引退馬協会のFP会員として活動。引退馬支援とともに乗馬も少しずつ始めています。
 
◇所有自転車
KhodaaBloom FARNA 700-105
Birdy Standard Disc
 
ヘッダー画像のキャラクターは『びわっこ自転車旅行記』の大塚志郎先生に描いていただきました。
 
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