こんにちは。ノブです。
ブルベ2021年シーズンも終盤戦。これまで200、300、400、600を走ってSRを獲得。ですが、これはまだ自称。N2BRM形式のため認定されるまでに時間がかかりますから、不備があって認定されなかった場合に備え、残り2本あるエントリーを無駄にしない方がよさそうです。
というわけで、まずはランドヌール東京主催のブルベ、BRM1023東京600関東一周に参加します。今回は実走レポートの前編になります。
準備編はコチラをご覧ください。
2021 BRM1023東京600 関東一周概要
出典:ランドヌ東京
ブルベ走行レポート
走行データ
事前受付
N2BRMでは、リモートブルベカードから出走時間を事前に申告する必要があります。今回のブルベでは、10月16日(土)6:00から10月30日(土)6:00までの間に任意でスタートが可能で、申告は 10月23日(土)6:00 としました。
スタート地点:FamilyMart武蔵中原駅前店(上小田中交差点)
スタート地点はランドヌ東京定番の川崎市中原区の武蔵中原周辺。3密回避のため、いくつかのコンビニに分散されています。そのうちの一つ FamilyMart武蔵中原駅前店でレシートを取得し、出走開始です。
ちなみに、このファミマと向かいのセブンイレブンはトイレが使用禁止でした。緊急事態宣言が明けて3週間以上経過していましたが、トイレが使えないのは早くどうにかして欲しいですね。
まずは千葉県へと向かいます。中原街道、国道1号線、国道15号線と走り、銀座を通過。信号ストップが多いのに加え、中原街道と国道1号線は朝から交通量が多くて気が抜けませんでした。
銀座を抜けた先の京橋を右折。しばらく道なりに進み、荒川の葛西橋と次の旧江戸川に架かる江戸川第一橋梁は自転車の直進禁止マークがあるので、側道から迂回する形で橋へと進む必要がありました。そして、旧江戸川を渡ると千葉県の浦安市に入ります。
浦安からは東京湾沿いを走っていきます。と言っても最初は路地や倉庫群を抜けていくのであまり走りやすいルートではありませんが、県道15号の千葉船橋海浜線に出ると道幅も広くなります。追い風基調の風向きで、ところにより海も見えるので気持ちよく走れました。
この日は富士山をはっきりと見ることができました。
千葉街道に復帰したところで走行距離が約50㎞だったので、見かけたファミリーマート千葉稲丘町店で一度休憩。早朝は肌寒く冬用のジャケットを着ていましたが、日が昇って汗ばむようになったのでジャケットを仕舞い、長袖インナーの上には夏用ジャージを羽織ることにしました。
その後、千葉街道(湾岸道路)を進んで行くのですが、蘇我、市原辺りは路肩が狭く道も荒れていおり、さらに大型車が多く通るので、走行には十分気を付けたいポイントです。
市原からは内陸へと移動し、房総半島の北部を南下していきます。一部交通量の多いところはありますが、広域農道を通ったりと信号も少なく走りやすい道が続きました。
111.1地点:通過チェック1 「7-Eleven 富津千種新田店」
出発から6時間と2分で最初の通過チェックポイントに到着しました。富津市を走るJR内房線大貫駅近くのセブンイレブンです。ここでは同じ時間帯に出発したであろうランドヌール(ズ)が数名休憩を取っていました。
大貫駅の入場券を撮影ことでも証跡として認定可ですが、補給もしたいので、今回はコンビニでレシートをもらうことします。
休憩を終えたら次のチェックポイントがある一宮町を目指します。東京湾沿いから太平洋へ、房総半島と横切るように走って行きます。
そのため、登りがいくつか現れますがどれも短距離で終わり、その頂上に短いトンネルがあるというパターンが多かったです。そのいくつかはとても狭く、対向車と譲り合うように進む必要がありました。
また、1箇所だけ距離は短いもののダート区間があり、先日の雨の影響で泥濘んでいて走りにくかったです。
それでも、全体を見れば、房総を横断する道のりは里山を眺めながら走れるので気持ちがいい。ただ、これまで追い風基調だったものが、地形の影響なのか、横風、向かい風と複雑に吹くようになり、時よりハンドルが取られそうになる突風も吹いていました。
房総半島のちょうど真ん中くらいのところに、JR久留里線の久留里駅があります。この駅のすぐ近くに久留里の名水の湧き出るスポットがありました。
まろやかというか、普通の水道水となにか味が違う気がします。とりあえずボトルの一つをここの水に入れ替えておきました。単品では飲めるのですが、ボトルにポカリ等が入っているなら混ぜるのは止めた方が良いです。水道水だとポカリが薄まるだけですが、ここのお水と混ぜたら味が変わって美味しくなくなりましたので……。
177.6㎞地点:通過チェック2「FamilyMart 一宮海岸店」
スタートから9時間と6分で2つめの通過チェックポイントに到着です。通過チェックはここか少し先のLAWSON一宮海岸店の2箇所に分散されていました。
時刻は15時過ぎ。立ち止まっているとポカポカする陽気ですが、しばらくすれば日が傾いて気温も下がります。ここで再び冬用のジャケットを着込んで再出発しました。
一宮町からは九十九里浜沿いを走って行きます。ですが、綺麗な景色が見られるわけではなく、最も海沿いは有料道路となっていて自転車は通ることができません。ひとつ内側の県道30号線ビーチラインを走って行きます。
このビーチラインは信号も少なくとても走りやすい道です。途中にコンビニや名産のハマグリなどを扱う料理店もあるので補給には困りませんが、とにかく長い。60km近く海岸の見えない海岸線沿いを走ることになります。ビーチラインの終盤になると日が暮れてしまいました。
このビーチラインを走っているとき、反射ベストを着たランドヌール(ズ)とすれ違いました。すぐにAJ日本橋が主催するブルベだと分かったのですが、その理由はそのブルベにエントリーしており、翌週に参加する予定でRWGPSからコースを確認していたからだったりします。
これまで同じブルベの参加者同士、折り返し地点ですれ違うことはありましたが、別のブルベの参加者とすれ違うというのは初めてな気がします。道は違えど目的は同じわけで、同志を見つけたような嬉しさとともに挨拶を交わしていました。
241.9㎞地点:通過チェック3「FamilyMart 銚子駅前店」
出発から12時間と21分でJR銚子駅前のファミリーマートに到着です。仮眠時間の確保のため、20km/hのアベレージをキープしながら走ってきましたが、多少疲れが出て来ました。
すぐ近くのJR銚子駅の入場券を撮影でも通過チェックの証跡として認定可でしたが、やはり補給をしておきたくてコンビニレシートで証跡を確保。ちなみにこのコンビニにはゴミ箱がなく、店員さんに問い合わせると引き取ってもらえました。
また駅のトイレがすぐ近くにあるので、コンビニのトイレが混んでいるならそちらを利用しても良いかもしれません。
この銚子駅は、1400km続く太平洋自転車道の起点になっている駅です。いつか終点の和歌山県まで自転車道を使って旅をしてみたいなと思っています。
次のチェックポイントは水戸市。そこへ向かうには、銚子大橋を渡って茨城県へと入り、国道124号線を走っていくことになります。序盤は片側1車線かつ交通量の多い区間で気を遣いますが、しばらくすると2車線に増えて走りやすくなります。
さらに神栖市の中心部に入ると3車線と道幅は広がるのですが、信号ストップも増える区間となりました。
神栖市からは国道124号線を逸れて、北浦沿いの県道18号線を走ります。信号も少ないのですが、外灯も少なく真っ暗な中を進みましたので、北浦の全容は闇の中。
その途中にセイコーマートを発見。北海道のローカルコンビニですが、茨城県にも店舗がいくつかあります。このブルベの楽しみでもあったので立ち寄らないわけにはいきません。ホットシェフの鮭おにぎりをいただきました。少し大きめのおにぎりは塩気が強めで美味かったです。
324.2㎞地点: 通過チェック4「MiniStop 茨城町長岡店」
出発から17時間が経過し、時刻は23時。4つめの通過チェックポイントのミニストップに到着です。この近くにあるセブンイレブンとファミマも同様にチェックポイントとして指定され、分散できるようになっていました。
徐々に疲れが溜まってきたことと、一気に冷え込んできた影響もあって、到着時点のグロスは19km台前半となっていました。
できればグロス20km/hをキープしたまま水戸市内で仮眠をしたかったのですが、今の自分の脚力ではこれが限界のようです。
快活CLUB水戸笠原店で仮眠
ひとまず、仮眠場所へ。今回はホテルを予約していないので、ルートから1.3kmほど離れたところにある快活CLUB 水戸笠原店で取ることにします。
ここには鍵付き個室があるのですが、訪れたときは満室。これまで旅で使用してきた経験から、しばらく待てば空く可能性は高いのですが、悠長に起きている時間はありません。
通常ブースのフルフラットシートを取ってそちらで仮眠することにします。耳栓とアイマスク、そして咽を痛めないようマスクもしておきます。そして、タイマーを仕掛けたスマホを耳元に置き、3時間ほど仮眠することにしました。
前編はここまで。次回は残り280kmを走る後編をレポートしたいと思います。
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