こんにちは。ノブです。
2021年シーズンのブルベも終盤戦。東京都の緊急事態宣言も明けてブルベも開催されるようになりました。
今回のブルベレポートはBRM1002東京300いってこい伊豆高原。当初はBRM123で、1月23日開催だったものが、6月12日に延期になり、そして10月2日へ再延期されたBRMです。
今回は実走レポート。スタート・ゴール地点となる川崎市の武蔵中原から南下して伊豆高原で折り返す300kmです。
2021 BRM123東京300 いってこい伊豆高原概要
ブルベ走行レポート
事前受付
N2BRMでは、リモートブルベカードから出走時間を事前に申告する必要があります。今回のブルベでは、10月2日(土)6:00から10月9日(土)6:00までの間に任意でスタートが可能で、申告は 10月2日(土)6:00 としました。
スタート地点:7-Eleven 川崎武蔵中原駅北口店(上小田中交差点)
起床は午前3時半過ぎ。遠足気分の高揚感からか眠りが浅く、何度か起きてしまいました。ブルベの時はいつも寝不足気味です。
事前受付で報告したスタート日時は10月2日(土)6:00です。スタート地点のコンビニに予定10分前に到着すると、すでに他の参加者が時間待ちをしていました。
スタート地点ではレシートを取得しフォトチェックフレームと一緒に撮影して、スタート時間の証左とします。ちょうど6時ぴったり。時間計算しやすいので助かります。
あとはスマホを開いてリモートブルベカードにスタート受付をし、2ヶ月ぶりのブルベを走り出しました。
スタート地点の川崎市中原区から最初に向かうのは47km先の逗子市です。国道409号線、国道1号線と走って横浜へ。みなとみらい、横浜中華街、横浜スタジアムを横目にどんどん南下していきます。
中心部を抜けてからは八景島までは東京湾岸道路の下を一部走って行きます。ここが一番の高速巡航区間で、これまで信号ストップで失ったロスを回復させていきます。
47.6km地点:フォトチェック1 レストラン ラ・マーレ
逗子市へと走り、相模湾の見える渚橋交差点を直進し、葉山町方向に向かったすぐのところがフォトチェック1です。レストラン ラ・マーレの店名とフォトチェックフレームを一緒に写真に収めておきます。
出発から2時間半で47km地点なので良いペースです。
ラ・マーレからは、折り返して渚橋交差点を江ノ島方面へと向かいます。この海沿いを走る国道134号線が渋滞頻発区間で、今日は緊急事態宣言明けの最初の週末です。
朝から車が連なる普段通りの混み具合。ですが進行を止められるほどではありません。思えば朝より夕方の方が酷い混み方をしている気がします。それでも、鎌倉高校辺りは道が狭く渋滞となっているので、抜けられるまで気を付けながら進んで行きました。
江ノ島からは車線も増えて渋滞も解消。大磯駅前で国道1号線に合流して、小田原市を目指します。
この国道1号線に入るとコンビニ休憩しているランドヌールを見かけましたが、今は補給食を多めに持っているので休まず進行します。
それにしても、国道1号線はバスなど大型車も走っているので134号線よりも気を遣いますね。二宮町辺りが混んでいて抜けるのに少し苦労しました。
小田原市で1度コンビニ休憩を挟んでおきました。約90km走り、グロスは21km/hほど。十分に余裕を持って伊豆半島のアップダウンに挑めます。
小田原城の少し先で国道1号線から国道135号線に乗り換え、真鶴、湯河原、熱海と進んでいきます。町と町との間にアップダウンがあり、ダウンヒルで登りのロスを解消できそうに思えますが、ダウンヒルになると道が混んでくるのでそれが厄介でした。
この国道135号線にはいくつかトンネルがあるのですが、行きに関しては側道を使って迂回していくコースになっています。この側道から見える風景は綺麗ですし、車はほとんど通らないので落ち着いて景色が眺められる好きな道だったりします。
伊東市を過ぎると国道134号線から県道109号線へ。道が狭くなりアップダウンが激しくなりますが車通りの少ない海沿いルートなので、ギアを軽くして無理せず登っていくだけです。
152.7km地点:フォトチェック2 ニューヨークランプ&フラワーミュージアム
出発から7時間40分。折り返し地点の城ヶ崎海岸へ。そこにあるニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンの正門がフォトチェックポイントです。
門の横にあったオープンテラスで本日2度目の休憩。苺ソフトとクラッシュした苺のかき氷?かな。甘さと酸っぱさが程良く、疲れた体にぴったりでした。
休憩を終え、ここからはほぼ同じ道を帰るだけ。ルートも難易度も分かっている状態で疲労だけが蓄積していくので、モチベーションの維持が難しいところです。
ですが、実はブルベとは別に個人的な寄り道ポイントがあるので先を急ぎます。
205.5km地点:フォトチェック3
国道135号線のアップダウンを登っては下り、真鶴駅手前で県道704号線へと逸れます。約7kmほど緩い坂を登って、フォトチェックポイントの「しおん前」バス停を写真に収めました。
寄り道:箱ヒル前日受付
しおん前バス停から少し進んだところで脇道に逸れます。ルート外の完全な寄り道です。
目の前にはドーナツ状の穴の空いた急勾配。これを登っていくわけですが、キツいところで斜度は14%くらいありました。200km近く走って登るにはかなりキツい。ですが、この坂を登った先にあるホテルに用があるのです。
目的はこれ。箱根ヒルクライムの前日受付です。その会場となるヒルトン小田原リゾート&スパがブルベのコースすぐ側だったのです。300の認定が取れて箱ヒルの受付もできる。正に一石二鳥のブルベです。
前日受付が17時半までだったので、208kmを11時間半以内に走る必要がありました。到着は17時少し前だったので、パンクや渋滞に引っかかっていたらどうなっていたか。無事に間に合ってよかった。
257.4km地点:京急逗子・葉山駅
寄り道での目的も果たし、あとはのんびりと帰路を走って行きます。国道1号線に入ってから一度コンビニ休憩を挟み、出発から14時間で京急逗子・葉山駅へ。駅名看板をフォトチェックフレームと共に収め、あとはゴールに向かうだけです。
ですが、磯子駅辺りを走っているとパラパラと雨が降ってきました。天気予報では終日の晴れだったので、どうせすぐ降り止むと思い、気にせず走っていると急に雨脚が強くなって全身はずぶ濡れに。
しかも、ガーミンが雨粒に反応し、ナビを終わらせようとして焦りました。これは堪らないと近くのビルの軒先で雨宿りをして状況を確認します。
どうやら、大雨警報が出るほどの強さだったようです。確かにバケツをひっくり返したような強い雨でした。
このまま雨が止むのを待つのも手でしたが、次の日に箱根ヒルクライムのためにも、さっさとブルベを終えて帰って寝たい。残り15kmなら体が冷える前にゴールして家に帰れるはず。土砂降りの中でしたが進むことを決意しました。
しばらく雨の中を走っていると雨脚は弱くなり、みなとみらいを過ぎる頃には雨が上がってくれました。
303.2km地点:Finish LAWSON 武蔵中原駅北口店
予定外の雨に降られましたが、順調に進んでゴール地点の武蔵中原駅前のローソンへ。時刻は23時18分。17時間と18分で無事に時間内に完走です。
あとは、リモートブルベカードに今日撮った写真をアップロードしてゴール受付完了。メダルの代金は後日振り込むことにして、急いで自宅へと帰り、翌日の箱根ヒルクライムに向けて準備して就寝、この日を終えました。
走り終えて
長い登りもなく、平坦が多くて走りやすい印象です。コンビニなど補給ポイントも多く、トラブルがあってDNFする場合も、JRの線が常に近くにあるので、初めて300kmに挑戦する人にも丁度良さそうなコースプロフィールだと感じました。
初心者向きとは言え、渋滞する区間には十分な注意が必要です。これまで逗子から江ノ島に至るまでの国道134号線の交通量を気にしていましたが、国道1号線も同様に注意するべきと感じました。都市部を繋ぐ大動脈ではありますが、片側一車線の区間も多くバスや大型のトラックなどが頻繁に通っています。路肩も広くないので、強引なすり抜けは事故やトラブルの元になりかねません。安全走行を心がけたい区間です。
ひとまず、これで10月ブルベの1本目を完走。このブルベが無事に認定されれば、あとは400kmを1本走ればSRを取ることができます。2年連続のSR獲得に向けて、10月の過密日程を事故なく楽しく完走していきたいと思っています。
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