こんにちは。ノブです。
今回はPBP参加レポートの第2弾です。ランブイエ城近くの会場で前日受付をしてきました。
前日受付へ
翌朝は午前5時過ぎに起床。前日は23時過ぎに就寝したので、6時間くらい睡眠が取れています。フライトによる疲労感もなく、ぐっすり快眠。どうやら時差ボケにはならなかったようです。
ただ、7時半の朝食までは手持ち無沙汰。せっかくなのでホテル周辺を散歩していました。朝のひんやりとした空気はカラッとしていて北海道を思わせます。ホテルは会場から2.5kmほど離れた場所ですが、チラホラとPBPの雰囲気を感じることができ、少しテンションが上がりました。


ホテルは朝食付で7時半から。ビュッフェ形式でシリアル、パン、ヨーグルトとチーズというTHE西洋の朝食という感じがします。やっぱりヨーグルトやチーズは美味しいですね。圧倒的に野菜が足りてない気がしますが、食物繊維はフルーツで補う感じでしょうか。


朝食を終えて部屋に戻ろうとすると、早朝からサイクリングに出かけた方が戻ってきていて、ランブイエ城まで行ったら前日受付が既に始まっており、人が少ないうちに終えられたという話でした。どうやら、時間通りに行かなくても受け付けてくれるみたいです。
もともと試走するつもりでしたし、そのままランブイエ城へ向かうことにしました。初の右側通行でしたので、最短距離を進まず田舎道を通って大回りしていくことにしました。最初は意識しつつ慎重に走っていましたが、次第に慣れていき、信号や右左折、ラウンドアバウトも問題無くこなせるようになってきました。

問題なさそうと判断して、ランブイエの中心部へ。中心部は車が多くなりますが、幅寄せされることもなく、思っていたより快適にランブイエ城までやってきました。

受付会場はランブイエ城から少し離れた所にある『Bergerie nationale de Rambouillet』です。直訳するとランブイエ国立羊小屋。子供向けの体験型ワークショップなどを開催している農場のようです。

受付会場の門前にいたところ、「ノブさんですか?」と日本人の方に声を掛けられました。FORTUNAジャージとKhodaaBloomのロードバイクの組み合わせは自分くらいなので、分かりやすいのかもしれません。声をかけていただいたのはusa-pomさん。ご挨拶し、オリジナルの缶バッチをいただきました。とても嬉しいですし、こうしたグッズを作れるのは純粋に凄いなと感心します。

usa-pomさんと別れて駐輪場へ向かいます。この規模のサイクルラックは見たことがありません。

門をくぐると広場になっていて、向かって右の建物がフランス人向けの受付、左が海外参加者の受付になっていました。案内も出ているのでそれに従って進んできます。

受付会場には日本の国旗も飾られていて、ちょうどその辺りに日本語の話せるスタッフさんがいました。渡された品を確認し、ウエルカムミールのチケットやブルベカードについての説明を日本語で受けられたのは助かりました。

出口で看板と記念ボトルも受け取ります。看板が貰えるのは、大会中に盗難される事を防ぐためだとか。でも、良い記念の品になりますね。ちなみに両面印刷で反対側はブレスト行きでした。

無事受付を終えて、駐輪場を出ようとすると、スタッフのおじいちゃんに呼び止められました。どうやら、自転車と参加者が一致しているかをチェックしているようで、言われるがまま受付で貰った物を身に付けて出ることができました。

取り付け方も決まりがあり、見えるように配置する必要があるようですね。

とにかく本来の受け付けは14時からだったため、3時間以上早く受付を終えてしまいました。これで午後は丸々予定が空きました。一応、15時からAudaxJapanさんの記念撮影がありますが、参加は任意のため、パリ観光もできそうです。エッフェル塔に凱旋門、ロンシャン競馬場にも立ち寄れるかもしれません。
ただ、今回の一番の目的はPBPを時間内完走すること。時間がないと思って下調べはまったくしていませんので、慣れないフランスの地での観光に体力や気力を使いたくありません。ここは大人しくランブイエに留まることにしました。
なので、スタート会場を散策。まだ設営途中のようで、ゲートは空気を入れている最中でした。ちなみにこれはスタートではなく、実際のスタートは数百メートル先にあります。

先ほどのゲートの左右には大天幕が張られ、片方はウェルカムミールを提供する食堂、もう一方は企業ブースやメンテナンススペースになっていました。

企業ブースとメンテナンススペース。


すでに仮設のトイレも大量に設置されています。明日はここが人でごった返すことになるんでしょうね。

その後、少し町を散策。町の雰囲気からして、もちろん日本とは全然違うのですが、それを象徴するのが教会ですね。建築様式とはさっぱりですが、荘厳な建築美に厳かな気持ちになります。

続いて訪れたのはランブイエ駅。今回乗る機会がないのですが、切符の発券方法とか日本とは違うのでしょうね。散策の最中にも「ノブさんですか?」と日本人の方に声をかけてもらいましたし、地元の方からも「FORTUNA!」と声をかけられました。ろんぐらいだぁすとーりーず!ジャージ様々です。

ランブイエの繁華街。メリーゴーランドが回っていました。

その近くにはマルシェでしょうか。朝市が開かれていました。物色していると「どこから来たの?」とお店のおばちゃんに聞かれて立ち止まると、なにやら美味しそうな匂いのする料理を作っています。

ちょうどお昼ご飯を食べたかったので、「これは何?」と聞くと「BOKIT」と返ってきました。油で揚げたパンの中に野菜や肉などを挟んだサンドイッチのようなものみたいです。
野菜とお肉が4種類から選べ、「辛いの好き?」と聞かれたので「好きだ」と答えるとガッツリとスパイスの効いたBOKITの出来上がりです。確か5ユーロくらいだったと思いますが、熱々でスパイシーで美味かったです。

その後も町の中を散策。PBPのためか自転車関連の装飾が多く、まさに自転車のお祭りのような雰囲気です。

散策しているだけで時間はあっと言う間に過ぎ、AudaxJapanさんの記念撮影の時間になりました。AudaxJapanの撮影時は、ろんぐらいだぁす!のFORTUNAジャージを着た方が、なんと他にも2人いました。ぶれすとさん、あましんさんとも写真を取り、フランスの地でチームFORTUNAを結成することができました。
— AudaxJapan (@AudaxJapan) August 19, 2023

その後、AJたまがわさんの記念撮影(ここでは、しあんさんに声をかけてもらいました)にも参加して、今日はそのままホテルへと戻ります。なんだかんだ、たくさんの人から挨拶していただけました。日本でブルベに参加しているときより話しかけられる機会が多かった気がします。
昨日はお集まりいただいた方ありがとうございました!
— AJたまがわ (@ajtamagawa) August 20, 2023
みなさんの安全をお祈りしています。(ぜ) https://t.co/744MSCbF0w pic.twitter.com/Foy7qYeFLR
残りの時間で、違和感の出ていた変速の調整や機材へのゼッケンタグの取り付け、ドロップバッグを用意。ドロップバッグに入れる物の選定は終わっているので、最終確認のみです。

参加者の方なら写真を見てお気づきかと思いますが、荷物の量は大してありません。なので、本来なら往路と復路でドロップバッグをそれぞれ用意する必要はありません。1つあれば十分。
ですが、このときの本人は大真面目。ドロップバッグサービスの「バッグは最大2つまで」の説明を「往路」と「復路」でそれぞれ必要だと思い込んでいます。
そうしてできたのが、このスッカスカなドロップバッグです。この根本的な勘違いに気付くのは、もっと先の話になります。さて、いつ気付くのでしょうね。

夕飯はホテルから歩いて行ける範囲にあった『カルフール』と呼ばれるハイパーマーケットに寄ってみました。

日本だとイオンのような店舗で、モールにいろいろなお店が入っていて、その一角に食材を扱うスーパーがあります。

生鮮食品、飲み物、飲料水、パン、総菜など、種類が豊富。やはりチーズなどの乳製品コーナーは大きかったです。それに、ちらっと見ましたが惣菜コーナーには寿司まで置いていました。
流石に海外で生ものを食べるのは気が引けたので、今回はパスタ。どちらかというとサラダのような感じでバルサミコ酢が効いたソースが特徴的でした。

そして、やっぱり気になる明日の天気。日本で見た天気予報の通りに晴れるようです。ただ、想定以上に気温が高く、だけどブレストは22度と低めです。この気温差が本番でどう響いてくるのでしょうか。

期待と不安を胸に抱きながら、この日は早めに就寝。明日の本番に向けて英気を養います。
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