こんにちは。ノブです。
雨天ライドをするようになって、アイウェアに落ちる雨粒が気になるようになりました。視界が奪われますし、夜間は対向車のライトでさらに見えにくくなります。
今回はアイウェアのレンズを撥水加工できるマイクロクレールの撥水コートをレビューしていきます。
マイクロクレールスポーツ撥水コート
- 視界をさまたげる、水の筋や、斑点を防止します。
- 汚れ、水、油をはじき、レンズのクリーニングを容易にします。
- 帯電防止効果は、ほこりをよせつけず、レンズを長くきれいなまま保ちます。
- ポリカーボネイトレンズを含む、すべての種類のレンズに使用できます。
- ガラスやプラスチックにも使用できます。
- ただし、ミラーコーティングは剥がれやすいので、ミラーコーティングされたレンズにはお勧めできません。
- 1回で1週間持続します。
- レンズの外面に2、3滴液をたらし、指で広げます。その前にレンズの汚れを落とし、きれいにしておいてください。
- 汚れ、ほこりが付着したままだと効果が減少します。マイクロファイバークロスで拭きとってからご使用ください。
- ※microclaire(マイクロクレール)の曇り止めに使用したクロスを撥水コート装着時に使用しないでください。曇り止めと撥水コートを一緒に使用すると、お互いの性能が発揮できません
購入動機
これまでアイウェアのメンテナンスは簡単に水洗いするだけで、撥水などコーティング処理はしていませんでした。
それは雨の中を長時間走る事がなかったからですが、ブルベをするようになって状況が変わりました。特に雨天時の夜間の見え方が酷く、レンズ上の水滴が対向車のライトを受けて反射して視界が奪われるのが非常にストレスになっていました。
去年の日本橋1000をDNFした時に何か対策しないと厳しいと感じ、ネットを物色して見つけたマイクロクレールをひとまず買ってみたという次第です。
Microclair Sportsとは?
Microclair Sportsはカナダに本社を持つMicroclair International Inc のブランドで、レンズクリーナーや曇り止め、撥水などの加工処理を得意としているようです。また、これらの技術を用いた製品はUCIチームやクロスカントリー、トライアスロンチームなどに提供されており、トップアスリートが実際に使用することで良質なフィードバッグを得ているようです。

アイウェアに撥水コートを塗ってみる
それでは塗っていきます。撥水コートをこれまで一度も塗っていない古いアイウェアがあったので、右目のレンズに撥水コート、左目のレンズは塗らない状態で撥水具合を比較しようと思います。まずは表面の汚れを眼鏡クリーナーなどで落としておきます。

その後、2、3滴レンズの上に落として伸ばしていき、拭き取るだけ。液体自体には鼻につくような匂いもなくほぼ無臭でした。

片側だけ塗り終わりました。塗ったのは右目のレンズですが、この状態では違いはまったく分かりません。

使ってみた感想
水を拭きかけて差をチェック
水を吹きかけて違いを確認してみます。使用したのは水道水で、どちらのレンズにもスプレーで3回散布しました。右目のレンズは撥水効果が出ていて水滴が均一になっています。左目のレンズはバラバラでした。

拡大してみると、右は水滴が綺麗にできているのがよくわかりますね。

左目のレンズは水滴の大きさも形もバラバラです。

夜間の見え方に差が出る
暗くしてライトをアイウェアの正面から当てて、見え方を比較してみます。撥水コートを塗った右目のレンズは水滴が均一になっているので、ライトの光もほぼそのままです。

撥水コート無しだと光の反射が均一ではないので、見比べていると眩しくて目がチカチカしてきました。

実際にブルベでも使用し、宮城1000では土砂降りの中を長い時間走りました。撥水コートの効果で水滴で綺麗に流れてくれるので、対向車のライトで視界が奪われるような場面が、多少なりとも軽減された印象です。また、このブルベでは1日目と最終日が雨でしたが、最終日でも効果が切れることはなく完走できています。
まとめ
色々なメーカーの撥水コートを試した訳ではないので、マイクロクレールがどのように優れているかまでは分かりません。
ただ、期待通りに雨水を弾いてくれて雨天ライドで感じていた不快感が減りましたし、ひとまず効果はあるように感じられます。
雨天時にアイウェアが見にくいと感じている方は、この製品に関わらず、撥水コートを試してみることをおすすめしたいなと思います。
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