こんにちは。ノブです。
2020年からブルベを始め、これまで200、300、400、600kmのブルベを走ってきました。
2022年は新たな目標として、初の1000kmブルベに挑戦しました。今回エントリーしたのはAR日本橋の『BRM501日本橋1000奥の細道』。
ですが、膝の痛みにより、道半ばでDNFすることとなりました。
2022BRM501日本橋1000奥の細道の概要

- 日時:2022/5/01(日) – 5/04(水祝) スタート 11時(昼)、11時半、12時、12時半
- スタート地:木場公園
- ゴール受付:にかほ市象潟公会堂
- 距離:1000km
- 制限時間:75時間
コース概要
NHKドキュメンタリー番組にて紹介された、故忌野清志郎氏によるツール・ド・奥の細道(2002年10月)の軌跡をできるだけ辿るコースとし、忌野氏によるツール・ド・奥の細道走破20周年と氏の生誕70(+1年)周年を記念して開催するものです。
江東区(木場) – 木場 – 栃木 – 日光 – 那須 – 白河 – 飯坂 – 多賀城 – 石巻 – 平泉 – 鳴子温泉 – 村山 – 新庄 – 酒田 – 鶴岡 – 象潟 (ACP CODE JA1092)
モデルプラン

出典:AR日本橋
どこまで進んだか?
結論から言いますと、約384km地点のJR福島駅でDNFしました。

東京都江東区の木場公園を午前11時半に出発。雨の降る中、松尾芭蕉ゆかりの地を尋ねながら北上していきます。そして、オーバーナイトして日光、白河の関を越え、福島県入り。郡山市までが1日目のルートです。
2日目は郡山市からをスタートし、190km先の宮城県石巻市まで向かう予定でした。ですが、1日目の280km地点あたりから左膝が痛み出しており、ダンシングすると痛みは顕著に。騙し騙し走ってみたものの筋肉系の疲労と違って回復の見込みはありません。
それでも1日目よりグロスを上げることができていましたが、流石に1,000kmブルベを走りきれる状態とは思えず、さらに痛みが酷くなる前に止めるべきと判断。そこで、輪行しやすいJR福島駅まで走ってDNFする旨を運営スタッフに伝えました。
ブルベを始めて3シーズン目。これが初めてのDNFでした。PBPに向け1000km以上のブルベを完走しておきたかったのですが、仕方ありません。
DNFの原因となった左膝痛について考えてみる
DNFの要因となった左膝の痛みですが、過去にクリートの位置が合っていない時に脱着を繰り返したことで起こった痛みに酷似していたので、今回も恐らくクリートの脱着の繰り返しが原因でしょう。
ですが、シューズのクリート位置は2年近く変えておらず、固定力も一番弱くしています。600kmブルベでも痛み無く走り切れていたので、今回の左膝痛は要因の複合的な積み重ねであったのだと推測しています。
雨天ライド用の足回り装備の選定ミス
雨が降ることは想定できていたのでシューズカバーが必要でしたが、直前になってモンベルのレインシューズカバーをやめて、100均に変更しました。

理由は荷物スペースの縮小のため。初日以降は大降りすることはないので、雨が上がったら丸めて小さくでき、荷物を少なくできると考えました。恐らく、これが一番の失策だったかと。
カバーの底に穴を開けていたおいたので、ペダルとの脱着はスムーズに行うことができていました。ですが、ペダルとシューズの間にカバーが噛むんですよね。これによってほんの僅かですが角度のズレと固定力が強まることとなりました。その結果、脱着時の負荷が蓄積されて左膝痛の引き金になった可能性があります。
長時間の雨天ライドによる疲労
そして、その左膝痛を助長したのが、雨です。午前11時半の出発直後から雨が降り始め、降り止んだのは深夜に入ってから。降水量に幅はあるものの10時間近く雨に降られていたと思います。特に日光市に入る緩やかな登りでは、道路上に雨が川のように流れていて、「オレたちゃおまえ、シャケじゃねえんだから!!」とぼやいてしまうくらいに酷かったです。

もちろん、レインウェアとレインパンツで対策してましたが、190km地点のPC2に到着する頃には体は完全に冷え切って、ガタガタと震えるほどになっていました。
その際、上のインナーは着替えましたが下はそのままで続行。この雨による冷えが、膝にさらに負担を掛けた可能性は否めません。
山岳コースに対する見込みの甘さ
序盤の日光と、殺生石のある那須湯本温泉が山岳地帯となっていて、このブルベ一番の鬼門でした。それを越えれば小さな登りは数多くあるものの、長い距離を登ることはないというルート構成です。
そのため、初日はオーバーナイトして上記の難所を越えておき、郡山市内の快活CLUBで仮眠する予定でいました。
ですが、その途中にある那須湯本の殺生石へ向かう登りは想像よりもキツく、多くの時間を取られてしまう羽目になりました。ここ最近、ヒルクライムは殆どやっておらず、脚の筋肉が衰えていたのでしょう。久々の登りに体が付いていかず、登り切る頃には脚を使い果たしていました。

雨がなければオーバーナイトは正解だったと思っていますが、今回の場合、モデルプラン通りに宿を取り、登りの前に脚を休ませておけば、左膝を痛めずに済んだのかもしれません。タラレバではありますが……。
今後の1000kmブルベに向けて
今回のDNFの原因は、雨天ライドに対する備えと判断ミス、そして走力不足だと感じています。この失敗を糧にし、次で完走を目指したいと思います。
であれば善は急げです。次は7月と8月に開催予定の1000kmブルベにエントリーする予定でいます。
- BRM715宮城1000
- BRM811北海道1000km摩周湖
関西方面にも同じ時期の1,000kmブルベがありましたが、真夏の気温を考慮し、東北と北海道を選びました。この2つで認定をとり、来年のPBPに備えたいと思います。
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