【レビュー】Castelli ROSSO CORSA ESPRESSO GLOVE

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こんにちは。ノブです。

ロングライドでは距離が伸びれば伸びるほど、大なり小なり体に異変が起こりやすくなります。足や腰、お尻や首など、様々な痛みがサイクリストを悩ませてくることでしょう。

今回取り上げるのは、手の痛み対策。ロングライド向けの肉厚パッドを備えた、Castelli ROSSO CORSA ESPRESSO GLOVEをレビューしていきます。

目次

Castelli ROSSO CORSA ESPRESSO GLOVE

スペック
  • Castelli Damping System (CDS)
  • 通しやすい伸縮性の高い袖口
  • 快適性とコントロールを提供するゲルパッドとシリコングリップ
  • 伸縮性の高いメッシュ
  • 重量44g

出典Castelli公式サイト

購入動機

動機となったのは、7月に参加した北海道600kmブルベです。今シーズンもコロナの影響で延期が続き、1月に200kmを走っただけ。600kmとなると約9ヶ月ぶりです。

いきなり長距離を走ることに加え、参加する宗谷ブルベは平坦基調なため、同じ姿勢でいることが多くなりそうと考えました。これまで長距離を走っても手のひらが痛くなることは少ないのですが、対策をしておいてもよいかも知れません。

と考えて、まずは100均でメイク用パフを調達。ですが、最初からパッドの厚いグローブを買った方が便利だろうという結論に至りました。そこで、イタリアのサイクル用品ブランドのCastelliからロングライド向けグローブが発売されているのを知り、購入してみることにしました。

外観レビュー

まずは外観レビューから。購入したのはDARK GRAYカラーのSサイズです。

写真は手の甲部分。脱着のしやすさを考慮したストレッチ性の高い素材が使われています。

一番のポイントが手のひら。厚手のゲルパッドには、シリコングリップが同心円状に付けられグリップ性を上げているようです。中心のCastelliロゴと相まって、まるでアイアンマンのようですよね。

パッドを横から見てみると、かなりの厚さがあるのが分かりますね。

グローブの内側を確認すると、ビラビラとタグが3枚……。脱着の際、とても邪魔だったので、切り取って別途保管することにしました。

ペアでの重さは37.4g。公称44gは、MかLサイズの重さでしょうか。

使ってみた感想

サイズとフィット感

筆者の手の大きさは、中指の先から手首まで16.5cm、そして手囲いが19.5cmです。男性としては比較的小さな方かもしれません。

指切りグローブなので手囲いの長さを基準にサイズを選定していきます。公式サイトにあったサイズチャートを参考にし、Sサイズ(手囲い:18.4~20.3cm)をネットで購入しました。

着用してみると、指にほんの僅か隙間があるくらい。手の甲の生地が伸縮性に富んでいるので、しっかりとフィットします。手のひらの方も生地に隙間はなく、ゴワゴワすることもありません。

サイズチャートに従えば、ネットでも問題無く購入が可能のようです。

脱着のしやすさ

嵌めるときは、手首側にあるベロのように伸びた部分を持つと嵌めやすくなります。

脱ぐときは、人差し指と中指の間にある水掻きのような部分を持つと脱ぎやすくなります。

コロナ禍では施設に入る際に手をアルコール消毒をするため、グローブを脱着する機会が増えています。脱着が容易なグローブは有り難いですね。

パッドの感触

しっかりとした厚みのあるパッドなので、グーでギュッと握ると手のひらにパッドが集まってきます。

ペンを握ったりすると違和感を感じますが、このパッドがハンドルを握る際には、荷重のかかる箇所に適切に当たり、負荷を緩和してくれています。

パットはゲルなので、指で押すと、ぐにぐにとした感触がします。形状を維持する力が強く、ハンドルを持つとその形が伝わってくるほどです。このグローブと薄手のグローブとで比較すると、前者は点、後者は面でハンドルと接触しているような違いを感じました。

600kmブルベで使用してみて

BRM0703北海道600宗谷岬で初の実戦投入。結果として600kmを走っても手のひらに痺れや痛みなど違和感は皆無でした。

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確かに手のひらの負担は少なく、長い時間、同じ手の位置のままハンドルを握っていられるようになるのですが、そのせいなのか、走行中に手首に若干の違和感を覚えることがありました。

どうやら、長い時間同じ位置に手をキープすると、負担は少しずつ手首にも掛かっていくようです。

その対策として、手首の同じ場所に負荷を掛けないよう、定期的にハンドルを持つ位置を変えてみます。それが功を奏したのか、手首にも痛みが出ることなく完走することができました。

厚手のパッド付きグローブでも、小さな疲労が蓄積されていくので、その負荷を散らすよう心がけた方が良さそうだと感じるブルベでした。

耐久性について

600kmブルベを終えても、よれたり糸がほつれたりする部分は見当たりません。

少し気になるのは、手首側のパッドに等間隔で空いている穴がちょっとだけ大きくなっていた点です。

パッドが直接見えており、強度的にここが一番弱そうです。すぐにボロボロにならないでしょうが、他のパッドと同じデザインにすれば良かったように思えます。

まとめ

パッドが厚く、長距離走行向きのグローブであることは間違いありません。手のひらの痺れに悩まされている方には、症状を改善するのに役立つのではないかと思います。

600kmブルベで実際に使ってみても、ここが駄目だと思う点が特に見当たらなかった(あるとすれば若干お高い)ので、指切りグローブが使える季節のロングライドでは、このグローブをこれからも使っていきたいと思います。

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