【レビュー】モンベル アルパイン カーボンポール アンチショック

キャンプ・登山道具

こんにちは。ノブです。

今回は、登山ギアのレビューです。モンベルのアルパイン カーボンポール アンチショックの使用感についてまとめています。

モンベル アルパイン カーボンポール アンチショック

モンベル アルパイン カーボンポール アンチショックの商品タグ
スペック

驚異的な軽さと強度を両立したI型グリップタイプのポールです。 使用時のシャフト全体にかかる負荷を検証し、各段ごとに強度を最適化。その結果、軽量化を図りつつ、強度の向上に成功しました。内蔵スプリングによる衝撃吸収システムを搭載したモデルです。1本での販売です。

仕様

【重量】195g(210g) ※( )内はポイントプロテクターとバスケットを含む総重量です。
【カラー】ダークグレー(GM)、ブルー(TWBL)
【サイズ】【使用サイズ】105~130cm
【収納サイズ】63cm
【機能】ツイストロック、アンチショック、軽量モデル

出典モンベル公式サイト

購入動機

神奈川県にある鍋割山で鍋焼きうどんを食べるついでに、山荘に水を運ぶ歩荷ボランティアをやってみようと思ったのがきっかけです。これまで日帰りできる軽装の登山ばかりで必要性を感じませんでしたが、一時的とは言え荷物が増えるので、膝を守るために何か対策が必要と考えトレッキングポールに目を付けました。

ただ、選ぶとなると少し厄介です。持ち手の形状はTグリップ、Iグリップ、2wayグリップの3種類、そして、材質はアルミニウム合金とカーボンがあります。さらに内部にスプリングを仕込んだアンチショック、コンパクトに収納可能なフォールディング、カメラを設置できるフォトポールなど、形状や素材、機能によって様々なラインナップがされていました。

流石に一人では選べず、店員さんの助言を受けながら選定し、まず膝の負担軽減や歩行バランスを考慮して、Iグリップを選択。そして、重量は微増しますが衝撃吸収力を重視しアンチショック付きを選択。さらに電車移動などの持ち運びを考慮し軽量なカーボン、といった具合に選んで辿り着いたのが、今回購入したトレッキングポールでした。

外観レビュー

こちらがアルパインカーボンポールアンチショックです。Iグリップ型は2本1組で使うものなので、2本購入してます。

モンベル アルパイン カーボンポール アンチショック収納時の状態

マニュアルが付属していました。モンベルの製品サイトにPDFで同じ物がダウンロード可能になっています。

グリップ面は指の形に合わせて凹凸が作られており、握りやすくズレにくくなっています。

モンベル アルパイン カーボンポール アンチショックのグリップ

落下防止用のストラップもあります。

モンベル アルパイン カーボンポール アンチショックのストラップ

このトレッキングポールは回して締めるツイストロック式で、上限の130cmまではどの位置でも自由に固定可能です。

モンベル アルパイン カーボンポール アンチショックの伸ばす上限

収納状態と最大まで展開したトレッキングポールを比較してみます。収納時は半分以下のサイズになりますね。

収納時と利用時の長さ比較

実際に使ってみた感想

I型グリップの握り心地

北海道生まれで幼いころからスキーに慣れ親しんでいたからか、I型グリップはとてもしっくりきます。また、自分は男性としては手が小さい方なのですが、とくに握りづらいと感じることもありませんでした。

サイズ調整と固定について

アルパイン カーボンポール アンチショックは回して固定するツイストロック式で、その作業は回して緩めて必要な長さを決めます。その後、ポールを回して締めていき、最後にしっかりと固定させるために少し力を入れるという手順です。

ツイストロック式は、3種類ある固定方式の中で一番力が必要とされていますが、最後に入れる力も瓶の蓋を閉めるくらいの力でしたし、よっぽど握力のない方でもない限り、気にすることはないように思います。

持ち運びについて

登山に使っているモンベルのガレナパック30(高さ53cm)に収納してみます。ポールの収納サイズが63cmなので流石にすべて収納は無理でしたが、この程度の突出なら問題無く持ち運べそうです。

2本で400g増となりますが、この重さをリュックに入れて持ち歩いても、負荷と感じることはありませんでした。疲労度の高くなった帰りでも気になりません。

リュックへの収納具合

登りでの使い勝手

購入動機にも書いたとおり、鍋割山の歩荷ボランティアでペットボトル2本、5.5Lを山頂に運ぶのに初めて使いました。

登山初心者にとっては5.5L増でも大きな負荷で、急登もあったことで体力が大きく削られましたが、トレッキングポールの効果を体感することができました。まず、ポールを突くことで腕の力が使えるため、体を上に持ち上げる力がサポートされます。膝や脹ら脛の筋肉への負荷が軽減されたように感じられました。

また、ポールがあることで歩行のバランスも取りやすくなりましたし、立ったまま小休止したいときも、杖のように体を預けたりと色々な面で重宝しました。

トレッキングポールを使用した急登

平坦区間での使い勝手

平坦区間では負荷の軽減という点では効果は低めですが、ポールを使うことでテンポ良く足を運べるようになります。後半の足が疲れた時にはその差が意外と馬鹿にできなかったです。

トレッキングポールを使用した稜線

下りでの使い勝手

下山中は勢いが付きがちになりますが、ポールを使うことによってバランスが取りやすくなり、かつ勢いを適度に殺してくれるので、膝への負荷が大きく軽減されたように感じられます。お陰で砂や小石の多い斜面でも、足を取られて滑らせるようなことが大きく減った気がします。

トレッキングポールを利用した下り

まとめ

2本のポールはバランスを崩しやすい場面でも歩きを補助し、さらにアンチショックも内蔵しているので、腕や肩への負担も軽減してくれます。

これまでトレッキングポールを使う登山者を見ても、なぜ使うのか理解できなかったのですが、実際に登山で利用してみて、その効果を実感することができました。これからも積極的に使っていきたいなと思っています。

トレッキングポールには用途、素材によって様々なラインナップが揃っています。気になる方はお店に実際に足を運んで、違いを確認しつつ選ぶことをおすすめします。

キャンプ・登山道具
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
この記事をシェアする
この記事を書いた人
ノブ

『ろんぐらいだぁす!』をきっかけに'17年春からロードバイクを始めたキャンプ、登山、馬、サブカル好きなサイクルツーリスト。
 
グルメと絶景を求め各地を巡るロングライド自転車旅行記にブルべ挑戦記、サイクリングの便利グッズやキャンプギアのインプレ、自転車関連の書籍や映像作品のレビューをブログ『ツール・ド・気ままに』で公開中。
 
'19年に日本一周15,594km(172日間)を完走。'20年からブルベに参加し、'20~'23年はSR獲得。ブルベの最高峰PBP完走が今の目標です!

'22年よりNPO法人引退馬協会のFP会員として活動。引退馬支援とともに乗馬も少しずつ始めています。
 
◇所有自転車
KhodaaBloom FARNA 700-105
Birdy Standard Disc
 
ヘッダー画像のキャラクターは『びわっこ自転車旅行記』の大塚志郎先生に描いていただきました。
 
フォローはこちらから▼

このブログをフォローする
ツール・ド・気ままに

コメント