こんにちは。ノブです。
2023年秋の馬産地巡りの旅。今回は番外編として、かつてダートを湧かせた名馬ホッコータルマエが観光大使を務めた苫小牧市へとやってきました。
実馬は種牡馬として日高地方で活躍中ですので、訪問理由はウマ娘です。ウマ娘化されたホッコータルマエはロコドルとして苫小牧市を猛アピール。その結果、リアル苫小牧市にもスポットライトが当たる機会が多くなり、市内にはホッコータルマエの等身大パネルが設置されるようになりました。
今回は設置場所のひとつ樽前山神社へ伺います。
ホッコータルマエと樽前山
ホッコータルマエの馬主さんは苫小牧市内の企業を経営する社長で、馬名であるホッコータルマエの『タルマエ』は同市内にある樽前山から取られています。
その樽前山は苫小牧市の北西、支笏湖の南側に位置し、標高は1,041m。アイヌ語で「タオロマイ(川岸の高いところ)」が由来となっている活火山です。7合目までは車で向かうこともでき、山頂まで登山道が整備されるなど、ファミリー登山向けのレジャースポットでもあるようです。詳しくは胆振総合振興局のHPに記載があります。
樽前山神社ってどこにある?
続いて樽前山神社について。明治時代、苫小牧周辺に広がる原野の開拓に当たり、山の神・大山津見神を祀ったことから信仰が始まりました。その後、明治天皇の勅命により樹木の神・久久能智神、草原の神・鹿屋野比賣神も合わせて祀るようになり、苫小牧市の中心に遷座。
現在は道内屈指の名社に数えられるようになり、地元住民に親しまれています。詳しい話は樽前山神社の公式HPをご確認ください。
樽前山神社は苫小牧駅前から最寄りのバス停まで道南バスが運行していてバス停から徒歩3分とアクセスは良好。大きめの駐車場もあり、自家用車でもアクセスも可能です。
樽前山神社へ参拝しよう!
訪れたのは2023年10月の馬産地旅の最終日。ノーザンホースパークに立ち寄ってから足を運びました。
まず目に留まるのは、巨大な鳥居。そこから参道が延びていて、少し小高くなった先に本殿がありました。
辺りは住宅街ですが、鳥居の近くにエゾシカがいました。
本殿の手前は大きな広場と駐車場があります。
神社の案内はデジタル化され、タッチパネルで操作可能でした。
こちらが本殿。秋終盤に訪れたので、本殿の手前には紅葉のアーチが作られていました。
大きな碁盤が置いてありました。これは『碁盤の儀』と呼ばれる七五三の行事で、碁盤の上を進み飛び降りる事で、碁盤の目のようにまっすぐ正しく育つという願いが込められているのだとか。
参拝後は社務所へ。パネルを見かけなかったので御守りを購入しつつ訊ねてみたところ、待合室にあるとのことでした。
ホッコータルマエの等身大パネルはどこにある?
ホッコータルマエの等身大パネルは、社務所と同じ並びの待合室にあるようだったので、向かってみました。
部屋の奥の方にホッコータルマエの等身大パネルがありました。足元は木柵で囲まれてその下は緑の人工芝。放牧地をイメージした感じでしょうか。
とまこまい観光大使ホッコータルマエ(ウマ娘のすがた)という紹介に思わずクスッとしてしまいます。だけど、このパネルを寄贈されたのが実馬の馬主からというのが凄いですよね。
実馬の写真も幸英明騎手のサインとともに飾られていました。ウマ娘のパネルと見比べると、勝負服が上手く取り入れられてデザインされているのが分かります。
まとめ
これまで苫小牧の中心部を何度か訪れていますが、フェリーの利用が第一で、滞在することはほぼありませんでした。ウマ娘がきっかけですが、こうして市内を観光したのは初めてです。
これまで日本全国の神社に参拝してきましたが、樽前山神社は雄大な雰囲気で素晴らしかったです。樽前山がこの地域に根ざした象徴なのだと実感することができました。
そして、ホッコータルマエにその名を与えられて競走馬として活躍し、今尚、親しまれているのは素敵なことですね。
苫小牧には美味しいグルメもいっぱいありますし、また訪れてみたいと思っています。
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