ウマ娘駿川たづなのモデル?横浜『馬の博物館』『トキノミノル像』へ会いに行ってみた!

自転車旅

こんにちは。ノブです。

ウマ娘大人気ですね。かくいう自分もアニメ2期に感動してゲームもプレイするようになりました。その中で競走馬に対する興味も出てきて、リアル競馬に関することを色々と調べるようになりました。

そんな中で、かつての競馬場跡地が日本全国にあることを知ります。その一つである根岸森林公園は、日本初の洋式競馬が行われた横浜(根岸)競馬場の跡地で、今は『馬の博物館』があるようです。期間限定の特別展の内容も面白そうだったので、この機会に『馬の博物館』までポタリングすることにしました。

そして、この場所はウマ娘に直接関係しているわけではないのですが、ここには、ウマ娘とゆかりのある馬の像があるのです。その馬の名は……。

本日のサイクリングルート

幻の馬トキノミノルとは?

トキノミノルは第18回(1951年)の東京優駿(日本ダービー)の優勝馬です。デビューから10戦10勝。無敗で皐月賞、日本ダービーを制し二冠馬となりますが、破傷風を発症しダービー制覇の17日後に亡くなってしまいます。

そのため、トキノミノルは「ダービーを勝つために生まれてきた幻の馬」と言われてきました。

Wikipediaより

そのトキノミノルですが、ウマ娘で登場する駿川たづなさんのモデルではとネット上で指摘されています。

共通点は3つあり、ひとつはトキノミノルの勝負服とたづなさんが着ている服が同じカラーリングであること。2つ目はゲームの育成ストーリーで怪我したウマ娘を気遣う姿が、破傷風で亡くなったトキノミノルを連想させる点。3つ目はゲームのたずなさんが関わるイベント中に『幻のウマ娘』という映画が登場していること。実際に馬主だった映画会社社長の永田雅一が『幻の馬』という映画を製作していますから、これらを指摘から推測するに、信憑性はかなり高いのではないでしょうか。

ウマ娘プリティーダービーHPより

馬の博物館を訪問!

根岸森林公園は自宅からそこまで離れていないので、自走することにしました。横浜市中区の根岸地区にあるのですが、ちょうど高台にあるので、自転車で訪れる時はほんの少しだけ登ることを覚悟してください。


シンザン像

門を通って少し進むと、日本競馬史上初めて五冠馬となった『シンザンの像』がありました。漢字は『神賛』と書かれていますが、本来は『伸山』。三冠達成時に当時の中央競馬理事長が賞賛を込めてこう呼んだのだとか。

裏にはシンザン号の略歴が載っています。

トキノミノル像

トキノミノル像は馬の博物館の入り口裏手にありました。10戦10勝。うちレコードを記録したのが7回。戦後、10走以上した馬で全勝を記録しているのはトキノミノル唯一頭という名馬です。

裏側にはトキノミノル号の略歴が載っています。かなり擦れて読みにくいですが、10戦10勝の文字は今もはっきりと読み取ることができますね。

博物館を見学!

もちろん、博物館も見学していきます。入り口で手の消毒と体温測定を行い、館内へと入ります。

大人1人100円とリーズナブルな価格でした。

横浜(根岸)競馬の歴史を学ぶ

まずは横浜(根岸)競馬場の歴史から学んでいきます。写真撮影はOKですが、フラッシュを焚くのはNGとのことでした。

個人的にとくに興味深かったのは、横浜(根岸)競馬場が『天皇賞』発祥の地であったことです。

馬の歴史・文化を学ぶ

展示は地下にもあり、常設展示として、馬の進化の歴史から体の仕組み、人とともに暮らすための馬具の発達、最後にサラブレッドの血統や競馬についてまとめられています。体験コーナーのようなスペースもあったのですが、新型コロナ対策で利用できないようになっていました。

特別展示

特別展も定期的に行われていて、2022年2月23日に訪れたときは2つのテーマ展が開催され、一つは『馬車づくし』。開国以降、変化を遂げる横浜や東京の様子を浮世絵などから伝えてくれます。

そして、もうひとつは『描かれた「馬のおはなし」』。日本の合戦や古典、中国の伝説などが描かれた屏風、装飾などが展示されていました。

屏風に描かれた馬の絵は迫力がありましたが、馬頭観音をこんなにまじまじと見たのは始めてだったかもしれません。

ポニーセンター

博物館の隣にはポニーセンターがあります。残念ながら外に出ているお馬さんはいませんでした。

ちなみに、このポニーセンターでは毎週土曜の13時に『にんじんタイム』というふれあいの場が設けられているようです。第139回年天皇賞春の優勝馬マイネルキッツ、第13回中山グランドジャンプ(J.G1)優勝馬のマイネルネオスがここで余生を送っていますので、会ってみたかったです。

グルメ情報

CIMOLO BBQ&GRILL

根岸森林公園の近くに『CIMOLO BBQ&GRILL』というカフェがあり、ハンバーガーやカレーといった食事がいただけます。

今回はキックスタンドのある折りたたみ自転車で訪れたので問題ありませんでしたが、サイクルラックがないのはちょっと残念です。

注文したのは、No5セット。分厚いパティに、レタス、オニオン、そして、これでもかと主張するカボチャ、パプリカ。BBQソースが絶品でメチャクチャ美味しかったです。

近くの観光スポット

根岸競馬場一等馬見所跡

根岸森林公園が横浜競馬場の跡地であることを今に残すのが、根岸競馬場一等馬見所跡です。

立ち入り禁止のため中には入れないのですが、外にある4枚のモノリスに貼られた写真や設計図を見学することができました。

馬車道

横浜市の中心部の方へ足を向けるなら、馬車道も立ち寄りたいスポットの一つ。馬や牛の水飲み場があったりと、当時の様子を窺い知ることができます。

まとめ

ウマ娘から興味を持った競馬。今回はその繋がりでトキノミノル像を見るという目的からサイクリングに出かけましたが、『馬の博物館』が思いのほか面白く、そこまで規模の大きな博物館ではないですが、1時間半近く展示を楽しみ、馬について学ぶことができました。

こうした展示から歴史を学ぶことで、より深く競馬を知り、そして競走馬の紡ぐ物語に奥行きを持たせてくれます。

もし、興味を持っていただけた方がいましたら、ぜひ一度、こうした違う切り口から馬の持つ魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

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ノブ

『ろんぐらいだぁす!』をきっかけに'17年春からロードバイクを始めたキャンプ、登山、馬、サブカル好きなサイクルツーリスト。
 
グルメと絶景を求め各地を巡るロングライド自転車旅行記にブルべ挑戦記、サイクリングの便利グッズやキャンプギアのインプレ、自転車関連の書籍や映像作品のレビューをブログ『ツール・ド・気ままに』で公開中。
 
'19年に日本一周15,594km(172日間)を完走。'20年からブルベに参加し、'20~'23年はSR獲得。ブルベの最高峰PBP完走が今の目標です!

'22年よりNPO法人引退馬協会のFP会員として活動。引退馬支援とともに乗馬も少しずつ始めています。
 
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