こんにちは。ノブです。
AJ広島主催のBRM911に参加すべく、広島県に前入り。今回は前日編として、鞆の浦としまなみ海道をユルユルと走ってきました。
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福山駅から鞆の浦サイクリング
9月9日(金)。仕事を終えて帰宅し、荷物を一式抱えてJR品川駅へとやってきました。20時7分発の新幹線のぞみは広島行きの最終列車です。
ブルベは日曜なので明日の便でも十分間に合いますが、せっかくのしまなみ海道です。土曜日にゆっくり堪能したいと思い、前入りすることにしました。
目的地は広島駅ではなく、その手前にある福山駅。鞆の浦の辺りはまだ走ったことがないので、その最寄りとして福山市を選びました。
夕飯は品川駅で購入した駅弁です。国産黒毛和牛と博多やまや辛子明太子の弁当です。ピリッと辛味が効いていて美味い。
お弁当を堪能し、しばらくまったりしていると、目が乾いてしぱしぱします。そう言えば、今日は出社したためコンタクトをしたままでした。そして、いつも使っているアイウェアを家に忘れている事に気付きます。
これはやってしまいました。目の悪い自分にとって度付きで調光機能の付いたアイウェアは必需品。日本一周も含め、度付きアイウェアで自転車旅をしてきていたので、コンタクトでブルベを走るのは些か不安があります。
23時半。JR福山駅に到着。まずはコンビニでコンタクトの洗浄液を調達します。今日着けていたレンズが2ウィークでよかったです。ワンデーだったら終わってました。
ホテルは駅から徒歩1分のところにある福山ニューキャッスルホテルです。少し離れたところに快活CLUBもありましたが、睡眠時間を確保するため近場のホテルを取ることにしました。
一夜明けて朝。朝食は6時半からバイキングです。朝からカキフライや鯛の炊き込みご飯、福山郷土料理の『うずみ』が食べられたりと瀬戸内グルメを満喫できました。どれも美味かったです。
ちなみに、ホテルにはレストランがもう一つあり、7時から和朝食が食べられるらしいのです。でも、このバイキングでも十分美味しい。お腹いっぱいになりました。
午前7時半頃に出発。まずは南下して鞆の浦を目指します。駅前からルートが分かるようになっていて、その通りに進んで行きます。
途中、川沿いのサイクリングロードを走ったり、駅前から距離にして15kmほどで鞆の浦に到着。
鞆の浦は宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』の舞台となった場所。古い街並みが残っていてタイムスリップしたかのようです。
古民家の中には宮崎監督がデザインした宿があります。それが下の写真の『御舟宿いろは』。どんなお宿なのか一度泊まってみたいですね。
また日本一短い橋が鞆の浦にはあります。それが『ささやき橋』。1歩で跨げるくらい短く、ロードバイクすらタイヤがはみ出してしまうほどでした。
また坂本龍馬らが『いろは丸事件』の際に潜伏した宿(桝屋清右衛門宅)も残っていて、見学することができました。
1階は雑貨屋になっており無料ですが、見学には大人200円必要です。2階の屋根裏が潜伏場所で、その当時を再現した雰囲気のある空間でした。
保命酒も鞆の浦の名産品の一つで、16種類の薬味を漬け込んだ甘いお酒のようです。飲んでみたかったですが、歴史を感じさせる店構えだけを堪能しておきます。
常夜灯は鞆の浦のシンボル的な存在。色々と見て回りましたが、カフェなどは11時頃から営業をしているようなので、もっとゆっくり来た方がよかったかもしれません。
鞆の浦散策を終え、海沿いを尾道方面へ進んで行きます。鞆の浦を出るときに多少登りはあるものの、全体的に平坦基調で進むことができました。
鞆の浦で出会ったサイクリストが教えてくれたのですが、しまなみ海道の方へ向かうならフェリーで向島へ渡る最短ルートがあるらしく、戸崎フェリー乗り場へと向かいます。
フェリー乗り場に着いてみると船は対岸に見えました。それをどうやらボタンを押して知らせるシステムのようです。
乗船料は210円。他にお客さんはおらず、どうやら自分一人のために往復させてしまったようで、有難いやら申し訳ないやら。
しまなみ海道サイクリング!
対岸の歌フェリー乗り場に到着して向島に上陸。ここからはしまなみ海道です。
まずは外周を時計回りに進んで因島大橋を目指します。アップダウンはほとんどなく、ほどなく因島に渡る橋が見えてきました。
因島大橋の道路の下を走る感覚はいつ通っても新鮮ですね。
因島からは正規ルートを外れて国道317号線を走って島の中心部へ。小腹も空いてきたので、たこ焼き屋さんで補給です。瀬戸内海はタコも名物だから冷凍ではなく地の物がいただける。中はトロトロでタコの食感も良く、美味かったです。
大山神社へ
その後、小山を一つ越えて、島の西側へ。大山神社に到着。神社の方にご厚意で写真も撮って貰いました。
明日のブルベの安全を祈願。そして、新しい御守りを購入しました。
因島からは生口島へと向かいます。その前に、生口橋の入り口近くにあった『cafe terrace菜のはな』で休憩。因島産マスクメロンのカキ氷をいただきました。シロップは思ったよりメロン感が強くて美味しい。氷は若干荒めで頭キンキンになりました。
ろんぐらいだぁすとーりーず!自販機巡り
次の目的は、ろんぐらいだぁすとーりーずの自販機巡りです。今年7月に3台が新設され、そのうち2台が生口島にあるので、島を一周しつつ探します。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005797.000014827.html
旧生口島中学校前
生口島に入ったら正規ルートから外れて時計回りに進み、島の南側の中央付近に旧生口島中学校がありました。
ここは現在、生口市民スポーツ広場として整備され、サイクリングの休憩所としても使えるようです。校門入ってすぐのトイレの横にお目当ての自販機がありました。まずは1つ目を確認です。
続いて2台目を探します。島を時計回りに進み、多々羅大橋の下を潜って島の北西にある瀬戸田へと向かいます。
瀬戸田西市民スポーツ広場
しおまち商店街より少し手前にあるスポーツセンターが2台目の設置場所でした。Googleマップで住所を検索したときは内陸にある住宅街へ案内されたのですが、実際はブルーライン沿いにありました。
せっかく瀬戸田に来たので、しおまち商店街へ寄り道し、『cafe VIA shimanami』に立ち寄ります。注文していると「ブルベですか?」とお店の人に質問されました。どうやら少し前にブルベ参加者がグループで訪れていたようです。
ここで注文したのは特産のレモンを使ったマフィンとレモネード。酸味と香り豊かな瀬戸田レモンに癒されますね。
久しぶりに『岡哲商店』のコロッケもいただきました。揚げたてなので衣はサクッ、中はトロッとしていてとても美味しい。
商店街を過ぎ、生口島を1周するように東へ進んでいき、その道中にあった『しまなみドルチェ』でジェラートを補給。寄り道してばかりですが、しまなみ海道に来たなら食べたくなる味です。今回は瀬戸田デコみかんと尾道の桃にしてみました。程よい酸味が暑い日にぴったりです。
その後、再び生口橋を渡って因島へと戻り、島の中央付近にある菓子処中島へと立ち寄ります。名物のカフェオレ大福をいただきました。
今回を含めてしまなみ海道は4度訪れていますが、この辺りは遅い時間に通ることが多くて、食べるのは初。餅は柔らかでカフェオレ餡の中に生クリームが入っています。これは珈琲や紅茶と合わせても良さそうですね。
因島大橋を渡って最後の島となる向島へ。しばらく道なりに進み、尾道駅前にある渡し船を使ってサイクリングは無事終了です。
しまなみ交流館
尾道駅前に着いたら、最後に一つ寄り道。駅前にある『しまなみ交流館』が3台目の自販機の設置場所なのです。自販機は外ではなく施設内にありました。これで3台全て巡ることができ、過去に設置された4台を含め、計7台コンプリートです。
サイクリングの目的は果たしたので、あとは明日の準備です。忘れてきたアイウェアを調達するためジャイアントストアへ向かいましたが、アイウェアのどれもが有名ブランドのもので、たった1回のために購入するには躊躇われる金額です。
そこで近くにダイソーがあったので100円サングラスを調達。試しに掛けて乗ってみましたが、振動で鼻の部分が痛くなって、結局駄目でした。明日はアイウェア無しで走る事にします。
今日の宿は尾道駅前にある『さくらホテル』。入口にサイクルラックがあったので、自転車はそこに停め、ダブルロックしておきます。
コインランドリーはフロントに500円を払って利用するシステムで洗濯機と乾燥機の両方が利用できました。今日着たものを放り込んで、夕食は外へ食べに出かけます。これまで尾道ではラーメンばかり食べていたので、趣向を変えて近くのお好み焼き屋さんへと向かいました。
注文したのは、スペシャルお好み焼です。肉・エビ・イカ・玉子に加え、お餅orチーズが選べたので、お餅入りにしました。お店のおっちゃんが気さくな方で、作っている間、ずっとこの地域の話を色々と聞かせてくれました。出来上がったお好み焼きもボリューム感たっぷりで美味かったです。
尾道駅前の方へ戻ってくると、何やらお囃子のような小気味よいリズムが聞こえてきます。 どうやら尾道市の市民俗文化財で『山波(さんば)神楽』というものらしく、ちょうど結成50周年を記念した公演を野外ステージで行っているところでした。
駅前で行われていた伝統芸能を見てきました。
— ノブ@ツール・ド・気ままに (@tourdekimamani) September 10, 2022
どうやら尾道市の市民俗文化財で『山波(さんば)神楽』というものらしい。 pic.twitter.com/i4wgFVHe9g
神楽は日本神話を起源に持つ伝統芸能で、天岩戸に隠れた天照大御神(あまてらすおおみかみ)を連れ出すために天鈿女命(あめのうずめのみこと)らが踊ったのが始まりとされています。
広島県には200近い神楽の団体があり、とても身近なものとして親しまれているようです。神楽の存在は知っていても生で観るのは初めて。とてもよい機会になりました。
前日編はここまで。次回、BRM911の実走レポートに入ります。
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