こんにちは。ノブです。
ナショナルサイクルルートとして有名な『しまなみ海道』は、サイクリストなら一度は行ってみたいコースです。尾道から今治までは約75km。足に自慢のある方なら走り切れる距離ですが、往復となるとちょっとキツイ。そんな時は一泊してしまうのが吉です。
今回は今治市にあるサイクリスト御用達の喜助の湯に泊まった時の現地レポとなります。
しまなみ温泉喜助の湯とは?
サイクリストの聖地『しまなみ海道』にある温泉施設で、サイクリングルートの終起点のJR今治駅のすぐ近くにあるため、とても立ち寄りやすい立地にあります。自転車雑誌バイシクルクラブが認定する『日本一サイクリストがあつまる温泉』を4年連続で受賞し殿堂入りしました。
https://www.kisuke.com/yu-imabari/
注目ポイント①:施錠式サイクルロッカー
一番の売りは施錠式サイクルラックですが、もちろん通常のサイクルラックもあり、かなりの台数が駐車可能です。しかも駐輪場には防犯カメラも設置されているとのこと。日帰りで温泉に入るだけなら、このサイクルラックでも十分かもしれませんね。
ただ、宿泊する場合、長時間自転車から離れることになるので流石に不安があります。そこで施錠式のサイクルラックが重宝されます。このサイクルラックは無料で利用可能で、フロントで申請すれば鍵を借りられます。
中は吊り下げ式のフックがあり、そこに前輪を引っかけ、あとは鍵を掛けて終了です。
また、駐輪場にはシャワーが設置されており、汚れた自転車を洗うこともできるようでした。
注目ポイント②:工具貸し出しサービス
レンタサイクルの他に、自転車工具の貸し出しサービスもあります。空気入れはもちろん各種工具が揃っているのは流石しまなみ海道といった感じですね。
チェックイン:宿泊は事前予約が必要
館内に入ると券売機があります。日帰り入浴の場合はここで券を購入しますが、今回は宿泊のため、予め楽天トラベルでサイクリスト専用プラン予約して伺いました。
サイクリスト専用プランに付属しているのは、部屋着とタオル類。あと、部屋着の交換券とドリンク1杯無料券が付いていました。部屋着の交換券は、岩盤浴などで部屋着を汗で濡らしてしまった時のため用らしいです。
館内:漫画読み放題の寛ぎスペース
受付でチェックインを済ませて館内へ。1階は大浴場や食事処などの他に、休憩用のフリースペースも設けられています。
壁面は本棚になっていて、マンガがぎっしりでした。
洗濯:館内にコインランドリー
コインランドリーが1階の奥にあり、フロントに申請すれば利用可能でした。ただ、台数は少ないので場合によって待つ必要があります。
大浴場:浴室数も多く広々
海に近いこともあって、泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物温泉。腰痛や冷え性、疲労回復など幅広い効能があるようです。広々としていて浴室数も多く、サイクリングの疲れを癒しつつ、ゆっくりリラックスできました。
湯船に浸かりながら目を引いたのが、壁一面に描かれた巨大な壁画。しまなみ海道の景色を浮世絵風のタッチで描いていて、サイクリストが描かれていたりと面白かったです。
喜助の湯は館内がストリートビューで見ることができ、大浴場の様子もチェックすることができるようになっています。
宿泊:カプセルホテル
共用スペース:宿泊者専用のリラックススペース
温泉で汗を流したら3階の宿泊スペースへと向かいます。入るとすぐにプレミアムラウンジがありました。ここは宿泊者専用の共用スペースで、Yogiboのソファーが置かれていたりとリラックスして過ごすことができる空間となっています。また利用者がいたので写真は控えましたが、MacPCの置かれたコワーキングスペースもあります。
共用スペースにも漫画がぎっしり。わざわざ1階に降りなくても多種多様な漫画が読めてしまいます。
珈琲や紅茶が無料で飲み放題でした。また電子レンジやポットもあって、食べ物の持ち込みもできるようです。
寝室:ドミトリースタイル
宿泊する部屋は個室ではなく、カプセルホテルのように上下に寝室があります。ここにも本棚が至る所にあり、漫画が読み放題。日がな一日読みふけってしまいそうです。
部屋は寝るスペースだけなので、サドルバッグなどを持ち込む場合は予め汚れを落としておき、荷物は最小限にした方がよさそうです。また、通常のコンセントの他にUSB充電コンセントも備え付けられているので、スマートフォンなどを充電することも可能でした。
利用ガイドがありました。どうやら、モーニングセット(500円)がいただけるようなので、明日頼んでみましょう。
夕食:お酒とご飯処八兵衛
喜助の湯には食事処八兵衛があり、別会計となりますが夕食をいただくことができます。
オーソドックスなメニューから、今治ご当地グルメまで幅広く取りそろえています。
注文した”せんざんき”は鳥唐揚げのことで、油切れも良くカラッと揚がってビールや愛媛の蜜柑ハイボールのおつまみにぴったりです。
そして、今治に来たら食べたくなるのが、焼豚玉子飯。ここのは豚の角煮が卵の下にたっぷり。甘辛くてご飯によく合いました。
朝食:ちょっと残念・・・
喜助の湯には、朝の6時から食べられるモーニングセットがあったので、フロントで注文してみました。すると、冷凍のパンが2枚とカップスープを手渡されます。プレミアムラウンジにトースターとお湯は用意されているので温かい食事が食べられますが、これで500円かぁ。うーん……。
どうやら宿泊プランには、近くにあるホテルクレメントイン今治のモーニング付プランというのもあるようなので、次に泊まるなら朝食は別にした方がよいなと思いました。
まとめ
朝食はちょっと残念でしたが、温泉は気持ちよいですし、何より鍵付きラックにロードバイクを置ける安心感は素晴らしかったです。ドミトリータイプの寝室は人を選ぶとは思いますが、安く泊まることができるので、しまなみ海道の宿の候補として検討してみてはいかがでしょうか。
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