2023シーズン1本目となるブルベ、BRM1105東京600ウナギに参加。前編では往路の300kmをレポート。後編では復路の300kmをレポートします。
走行データ
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Garmin 走行データ
ブルベ走行レポート
302.1km:PC1~370.5km:通過チェック5
前編でも登場したPC1『ファミリーマート鷲津駅前店』から後編をスタートします。
このブルベでPCとして制限時間が設けられているのはここだけです。
去年参加したときのペースより1時間20分ほど遅れており、現在の貯金は約3時間。しかも、たらふく鰻を食べたため、少し眠気がきていました。
夕飯をご一緒にしたみじぴんさんとはPC1でお別れし、3時間の貯金を有効に活用するべく、去年も仮眠に利用した25km先の快活CLUB浜松都盛店へ向かいます。
快活CLUBに到着したのが、21時15分過ぎ。鍵付き個室よかったのですが生憎と満室でした。さらにフラットシートのブースにも空きがありません。これにはかなり困りました。
仕方なく、リクライニングシートのブースで約1時間半ほど仮眠を取りましたが、完全に水平にならないタイプだったので深く眠ることはできず、23時半には快活CLUBを出て、次の通過チェックポイントに向けて走り出しました。
御前崎市へ向かっている中で日付が変わり、深夜1時に差しかかります。掛川市を走行中、パラパラと雨粒が落ちてくるのを感じました。2日目の雨は午前10時頃から降る予報だったので、あまりにも急です。しかも雨脚が一気に強くなり、慌てて建物の軒先に避難して雨具を着込みます。
どうやら、ゲリラ豪雨にピンポイントで当たってしまったようです。
雨脚が弱まったところで再出発。午前2時20分に通過チェック5『ファミリーマート御前崎店』へ到着。岬の小高い丘にあり、少し登りました。
ここまでの平均速度・上昇下降量・気温推移
復路も往路と同様に平坦区間です。3回ほど平均速度が落ちているポイントがありますが、一つ目は快活CLUBでの仮眠。2つめはゲリラ豪雨による雨宿り。最後は通過チェックポイントです。
370.5km:通過チェック5~423.8km:通過チェック6
通過チェックでトイレと補給を済ませて再出発。雨はすっかり上がっていましたが、肌寒いのと今後の天候は荒れると予想して、雨具一式は着たままという判断をして先に進みます。
街灯がポツポツと立つだけの人気の感じない平坦基調の道を延々と進んでいきます。焼津港を過ぎ、焼津市街地を抜けると、焼津市と静岡市の県境ヒルクライムへと入りました。
斜度のキツいところのない登りですが、徐々に眠気がやってきていたため、出力も上がらず、ユルユルと登ってクリア。ひとまず、これでしばらく登りはありません。
夜が白々と明けかけ、通過チェック6の『セブンイレブン静岡西大谷店』まで残り4kmを切ったところで、強く眠気を感じたため、ルート上にあった小さな公園のようなところでベンチを見つけて仮眠。恐らく下のストリートビューの場所です。
20分ほど眠ったでしょうか。何度か意識が途切れ、気がつくと辺りは明るくなり、朝になっていました。
午前6時15分頃に通過チェック6に到着。仮眠前は胃がムカムカしていたのですが、それもスッキリ収まって食欲も出たので、お弁当を買ってガッツリ補給します。
ここまでの平均速度・上昇下降量・気温推移
この区間は平坦ではあるものの、全体的に出力は低調気味。快活CLUBでの短い仮眠時間だけでは疲労は抜けず、軽いギアをメインに進んでいたためでしょうね。
それと、後半に平均速度が下がっていますがベンチで仮眠を取ったためです。雨天装備のままだったので寒さを感じることなく、思いのほか快適に眠れました。
423.8km:通過チェック6~499.3.5km:通過チェック7
コンビニでしっかりと補給をして再出発。太平洋上に太陽も昇ってきて気持ちの良い朝になりました。これが後々崩れる天候とは思えません。
復路も次郎長通りを進んで清水区を抜けていきます。その道中、次郎長通り手前にあるポプラ並木通りへと入る上力町交差点(Qシート:No108)が変則的な形状(※下のストリートビュー参照)で、どう右折するべきか少し悩みましたが、安全を考え、歩行者用の横断歩道を使って右折。
その後は国道1号線を走って駿河健康ランドまで向かい、由比自転車道へと入りました。
由比からは再び国道1号線に合流し、ひたすら東へと進んでいきます。午前9時過ぎに沼津に入る直前に一度だけ天気雨が降ってきましたが、今のところ天気は崩れることなく緩い追い風が吹いている状況です。
沼津市の中心部までやってきたところでルートを外れて寄り道。沼津港へと向かい、沼津バーガーへ立ち寄りました。
お目当てはドムドムバーガーとコラボ企画で販売されている丸ごとカニバーガー。ドムドムが提供していたときには行く機会がないまま期間が終わってしまったので、ようやく食べられました。
脱皮直後の蟹を揚げているので、殻ごと食べられます。その食感も独特で、手足はサクッと揚がってますが、甲羅の部分はフニャっとした食感。スイートチリソースもそこまで主張することなく、身からミソまで、蟹を味わえました。
ハンバーガーを補給した後は、山越えが待っています。五叉路の『岐れ道』までは平坦区間ですが、その先は約10kmの登りとなります。ここまでずっとレインウェアを着たままでしたが、いつになっても降らず、かつ日が照って暑いため、レインウェアは登る前に仕舞っておきます。
熱海越えの登りを6kmほど進み、午前11時35分頃に通過チェック7『ファミリーマート函南丹那店』に到着。そして、ここは499.5km地点となり、残す距離もあと約100kmです。
ここまでの平均速度・上昇下降量・気温推移
終盤に熱海越えの登りがありますが、通過チェック6から7までも平坦区間です。午前10時頃になると気温もぐっと上がり15℃前後、さらにお昼前には20℃前後まで上がっています。登坂前にレインウェア一式を脱いだ判断はベストでしたね。
499.3.5km:通過チェック7~556.5km:通過チェック8
コンビニ出発後は、再びの登り。残り3km強をギアを軽くしてユルユルと登っていきます。徐々に雲は増えてきていますが一向に降りません。
頂上からは県道20号線に入ってグネグネと曲がりながらダウンヒル。下り切った先にあるJR熱海駅前は相変わらず混雑していて、抜けるのに苦労します。ですが、さらに面倒なのは伊豆半島を抜けること自体だったりします。海沿いの国道135号線はいつもどこかしら渋滞していて、しばらく辛抱が必要な区間となります。
石橋ICを過ぎると交通量はグッと減り、そのまま国道1号線に合流。国道1号線も交通量は多いのですが、ちょうど追い風が吹くようになったため、あっという間に県道63号線との分岐点までやって来られました。
国道1号線から県道63号線へ左折すると追い風を完全に背負うようになり、緩やかな登りのはずが平坦のように進んでいけます。この風があれば余裕ができそうと、道中に見かけたジェラート屋さん『ジェラテリア・ベガ』に寄り道することにしました。
ここは酪農家の方が営んでいるジェラート屋で今年の6月にオープンしたのだそうです。なので、牛乳の質は折り紙付きでしょう。
注文したのはミルクとアップルパイ。甘みを抑えたミルクのスッキリとした味わいは心地よく、シナモン香るリンゴのコンポートが粒状になっていて確かにアップルパイでした。
通過チェックポイント8『セブンイレブン平塚北豊田店』には、15時10分頃に到着。雨雲らしき怪しい雲が強風により蠢いていますが雨は降っていません。ここまで雨に降られずに来られたのはかなりラッキーです。
ここまでの平均速度・上昇下降量・気温推移
通過チェック7~8では伊豆半島の海沿いを抜けますが、下りが多めなのに渋滞に何度か引っかかっているので、平均速度は下がり気味でした。
556.5km:通過チェック8~601.3km:ゴール
軽い補給を済ませてラスト通過チェックのコンビニを出発しますが、残り30km辺りで雲行きが怪しくなり、遂に雨が降ってきました。すぐにレインウェアを着込み直して、先を進んでいきます。
あとは小さなアップダウンと渋滞と雨を辛抱強く耐えながら、ゆっくり進んで行きます。
フィニッシュ(601. 3km)地点の「セブンイレブン川崎下小田中1丁目店」には18時20分頃に到着。レシートを取得し、所要時間は39時間と20分でした。
ここまでの平均速度・上昇下降量・気温推移
県道を22→18→45と進む帰路です。県道18号線には自転車専用ラインが設けられていますが、県道22と45号線は設けられてなく、かつ渋滞しやすい区間です。特に県道45号線は道幅が狭くなる区間もあって、辛抱強く渋滞が解消されるのを待つ羽目になります。借金返済はしにくいので、あらかじめ余裕を持ってゴールを目指すよう計画するのが吉ですね。
まとめ
去年は37時間55分で完走したことからも走力の違いは明らかで、当時はかなり楽なブルベの印象でした。原因は体重増ですね。ちょうどこの時期に健康診断があるのですが、1年間で4.5kgも太ってしまいました。筋肉量も落ち気味で脂肪が増えれば登りもキツいですし、平坦でも出力不足で低調気味になるのも頷けます。
コロナ禍で在宅ワークが増えたことと、特にZwiftの習慣がなくなったのが原因でしょうね。部屋を模様替えしたときに自転車を動かすのが凄く面倒なレイアウトにしてしまったことも一因なので、年内に手直しをして、レッツダイエットです。
また、ブルベレポート自体のことですが、コースもほぼ変わらないことから去年の焼きまわしになるのが懸念でして、今回は新たな施策として各通過チェック間のグラフを用意しました。まだ試作段階なので、レポートによって掲載する内容が変わる可能性はありますが、この情報が今後走るブルベライダーたちの参考となれば幸いです。
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