【ブルベ】2022BRM715宮城1000準備編・移動編

ブルベレポート

こんにちは。ノブです。

来シーズンに開催されるPBPのためにも、優先エントリー権の得られる1000㎞ブルベを完走したい。そのために今シーズンは合計4本のBRM1000にエントリーしました。

初戦の日本橋1000は膝痛のため370㎞でDNF。続く2戦目が今回のランドヌール宮城主催のBRM715宮城1000です。

それでは、まずは準備編から始めたいと思います。

2022BRM715宮城1000【BRM715・超ウルトラスーパーフルフラット1000】三陸を北上せよ概要

概要


  • 日時:2022年7月15日(金)
  • スタート時刻:7月15日 21:00
  • スタート地:寒河江自動車学校横の駐車場(キューシート参照)
  • ゴール地:ローソン寒河江仲谷地店(キューシート参照)
  • ゴール受付:最上川ふるさと総合公園センターハウス横の駐車場
  • 距離:1000km
  • 制限時間:75時間
  • その他:ドロップバッグ,荷物預かりの予定はありません。

出典ランドヌール宮城

完走計画

前入り、後泊

7月15日(金)21時にスタートし、ゴールは7月19日(水)午前0時まで。制限時間は75時間という長丁場のブルベです。

まず、スタートが夜間に設定されているため、事前に仮眠を取ってから挑む必要がありそうです。当日は有給休暇を取得し、午前中のうちに山形新幹線でJR天童駅まで向かい、近くの快活CLUB天童店で仮眠してから挑むことにしました。

また、ゴールはギリギリまで掛かることを想定し、7月19日(水)も午前半休を取得。天童市内でホテルを取って後泊しようと考えました。

当日の天候について

このブルベの開催期間中、東北地方の天気はすべて雨予報。どこかで雨脚の弱まる時間帯があるはずですが、正直なところ、雨の中は走りたくはありません。ですが、雨天の長距離ライドも経験しておくのも良いだろうとDNSはしないことにしました。

この宮城1000でDNFしたとしても1000㎞ブルベはまだ2本残っているので、とにかく行けるところまでいってみようというスタンスです。

仮眠について

今回、仮眠場所を以下の3つとしました。実際は、この通りに上手くいかなかったのですが、計画ということで挙げておきます。

370km地点:ルートイン宮古

初日は岩手県宮古市までとしました。この先は三陸のアップダウンがあり、大きな町もなくなります。次に休めそうなのが約100㎞先の久慈市になってしまうので、ここで3~4時間滞在仕様と考えました。

650km地点:快活CLUB弘前店

2日目はこのブルベ一番の難所です。十和田湖から弘前市へ向かう長い登りがあります。そのため、それをクリアした先で一度休憩を挟もうとルート上の快活CLUBを仮眠場所に選びました。ただ、数キロ先にPC5があるので、寝すぎによる足切りは避けたいところ。貯金次第ですが、だいたい2時間ほどの滞在時間になる予定です。

800km地点:ルートイン秋田土崎

7月17日(日)24~26時頃の到着を見込んでおり、3~4時間滞在する予定です。ここまで来れば、あとは平坦。最後の200㎞はかなり余裕をもって進むことができそうです。

グルメスポット

せっかくのブルベですから、ご当地グルメは外せません。完走を優先したいため多くは寄れませんが、1日1グルメはしたい。そこで、手っ取り早く道の駅で食べようと思います。そのためにルート上の道の駅のレストランの時間を洗い出しておきました。

ばるさんの宮城1000レポートにも記載がありましたが、このブルベのルートはかなりの数の道の駅があるんですよね。そこからか新しくできた道の駅も何件かありましたし、急激な眠気に襲われた際の一時的な仮眠を取るためにも道の駅が使えそうです。

ドロップバッグについて

今回、ドロップバッグは用意しないことにしました。理由は仮眠場所として予約した宿が370㎞地点と800㎞地点。荷物を送るにしても中途半端な距離に感じます。

650㎞地点のルート上に弘前郵便局があるので局留めして受け取ることも考えましたが、荷物を受け取り、着替えをして送りなおすという作業が手間に感じてしまいました。なので、今回は大型サドルバッグに可能な限り詰め込む方針です。

今回の装備について

これらの事前調査を踏まえ、装備を選定していきます。

自転車に取り付ける基本装備は200~600kmであまり換えない方針で行っています。その中で、これまでとの違いは2つ。一つはホイールをTokenのDHuezz ZenithからMavicのKsyrium SLに換えたこと。これは単にTokenのホイール修理が間に合わず、1,000kmブルベに使えるホイールの調達が急務となったためです。

もう一つはGarmin Edge用の拡張バッテリーを1台追加購入したことです。終日の雨でいざという時のモバイルバッテリーによる有線給電ができない場合に備え、雨天でも安心して充電可能な2台体制にしました。

衣類は、ろんぐらいだぁすとーりーず!のナイトライドVerの上下、PEKOさんの反射ベスト、あとは雨天装備を充実させておきます。大抵の物はジップロックなどに入れて防水対策を施しておきました。

また、出走の前日にモンベルでレインウェアを急遽購入。これまではドライテック素材のU.L.サイクルレインジャケットを使ってましたが、長雨にも耐えるためのGORE-TEXのサイクルレインジャケットに新調です。

また、これらは大型サドルバッグを準備し、着替えなどの荷物を詰め込んだ状態で走行することにしました。5月の日本橋1000奥の細道ではリュックとミドルサイズのサドルバッグに分散させましたが、リュックは背負わず、すべてサドルバッグに入れて走ろうと思っています。

装備リストのテンプレートは東京⇔大阪キャノンボール研究からダウンロードしました。ばるさんの書く記事は分かりやすくまとめられていて、いつも参考にさせていただいています。

BRM715宮城1000 山形移動編

さて、7月15日(金)、ブルベ当日を迎えました。まずは東京駅から山形県天童市を目指して、午前7時50分発の山形新幹線つばさに乗り込みます。

つばさには初めて乗りましたが、最後尾座席の荷物スペースが輪行泣かせの構造でした。小さな棚が付いており、さらに足元には足置きも設置されています。この隙間に通すのがとても大変で、悪戦苦闘しました。縦型輪行袋でギリギリだったので、横型は大きくはみ出してしまうでしょうね。

朝食は東京駅構内の『ほんのり屋』で購入した鰻と牛タンのおにぎり。鰻は安定の甘辛さ、牛タンはピリ辛味噌で美味かったです。

約3時間ほど電車に揺られ、JR天童駅にやってきました。

どうやら天童市は『3月のライオン』の舞台のようですね。駅の至る所に将棋の駒をモチーフにしたオブジェがあったりと、将棋の街の雰囲気です。

天童駅を出発してすぐに雨が降ってきたので、早々に快活CLUB天童店に逃げ込みます。ここは通常のブースしかなく、さらにシャワーもありませんでした。本当に漫画を読むだけのネットカフェという感じです。


ちょうどお昼時だったので、荷物を置いて近くのラーメン屋さん『すみ田』へと向かいました。山形県に来たのでご当地グルメの冷やしラーメンが食べたい。

注文したのは、特製冷やし塩ラーメンです。さっぱりだけど旨味の濃いスープに喉越しの良い麺がよく合います。とても美味かったし、通常の温かいラーメンもクオリティが高く見え、正直どちらを注文するか迷いました。また食べに行きたいお店です。


その後、快活CLUBへと戻って、睡眠導入剤のドリエルを服用。21時スタートに備え、仮眠を取りました。周囲の音や光は耳栓とアイマスクを使って防ぎ、だいたい4時間ほど眠れたと思います。

仮眠後は準備を整えて快活CLUBを出発。近くのすき家で夕食をとり、小雨の降る中、意気揚々と14km先の寒河江市にある最上川ふるさと総合公園へと向かいました。

ですが、これが自身のブルベ史上、最も過酷な挑戦になるとは、この時は知るよしもありませんでした。

以上が準備編と移動編です。次回から走行レポートに入りたいと思います。

ブルベレポート
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この記事を書いた人
ノブ

『ろんぐらいだぁす!』をきっかけに'17年春からロードバイクを始めたキャンプ、登山、馬、サブカル好きなサイクルツーリスト。
 
グルメと絶景を求め各地を巡るロングライド自転車旅行記にブルべ挑戦記、サイクリングの便利グッズやキャンプギアのインプレ、自転車関連の書籍や映像作品のレビューをブログ『ツール・ド・気ままに』で公開中。
 
'19年に日本一周15,594km(172日間)を完走。'20年からブルベに参加し、'20~'23年はSR獲得。ブルベの最高峰PBP完走が今の目標です!

'22年よりNPO法人引退馬協会のFP会員として活動。引退馬支援とともに乗馬も少しずつ始めています。
 
◇所有自転車
KhodaaBloom FARNA 700-105
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