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御岳山~大岳山~鋸山~愛宕山縦走!奥多摩登山レポート後編!

トレッキング

こんにちは。ノブです。

12月中旬に東京都の奥多摩にある御岳山、大岳山、鋸山、愛宕山を日帰りで縦走してきました。今回は登山レポートの後編です。

前編はこちらから。

登山レポート後編

前編では御岳山を登山し、さらにロックガーデンを歩いて、御岳山・大岳山の分岐点にやって来ました。

ロックガーデン~大岳山

時刻は11時20分。御岳山から歩き始めて50分ほどが経過したところです。ここから大岳山を目指すべく、まずは鍋割山との分岐となるアクバ峠へ向かって登っていきます。

ここから先のアクバ峠へは、急な斜面を登るのですが、道は葛折りとなっているので斜度は比較的緩やかです。斜面は日が当たりにくくなっているためか、うっすらと積雪があり、地面からは霜柱が立ち上がっていました。

ロックガーデンまでは登山客に会う機会が多かったのですが、大岳山方面に歩き始めてからは、めっきり人が少なくなりました。御岳山は初心者向きですが、大岳山まで歩くとなると難易度があがるのでしょうね。

15分ほど登り続けてアクバ峠に到着。ここから大岳山までは残り2.9kmです。

進んで行くにつれ、土の地面から岩場へと変わっていきます。場所によっては鎖場も設けられています。一歩ずつ慎重に進んで行きます。

山頂の手前にある鳥居までやって来ました。この先から急登が続きますので、まずは、すぐ近くの大岳山山荘跡へ向かいます。

大岳山山荘は今は使われておらず建物が残っているだけ。ボロボロですが避難小屋には使えそうな感じです。近くにトイレがあるので、山頂に登る前に済ませてしまいます。

山頂へ登頂開始。ルートはこれまでになく険しくなります。両手をついて登らなくてはならないほどに急な斜面もあり、下ってくる登山客も時々いるので、道を譲りつつ慎重に進んで行きます。

12時15分に大岳山山頂に到着。御岳山から1時間45分かかりました。

山頂は景色が開け、開放感は抜群です。富士山も綺麗に見えていて最高でした。

大岳山山頂でランチ!

ちょうど12時なので、山頂でお昼にしてしまいましょう。山頂には登山客が20名くらいいたでしょうか。思い思いに休憩を取っていますので、空いているところを探してバーナーとコッヘルをセット。持参した即席ラーメン、ネギとソーセージでクッキングです。

と言っても、それらをコッヘルに入れて煮込むだけ。シンプルですが、絶景と疲労と達成感がスパイスになって十分に美味い。そして、日が当たるので暖かい。冷えていた体がぽかぽか温まっていきます。

大岳山~鋸山

食事を終えたら来た道とは反対側を下っていきます。トイレは大岳山山荘にしかないので、事前に済ませておいて正解ですね。

大岳山から先は鋸尾根。奥多摩駅を目指して、ゆったりとした尾根の上を歩いて行きます。

悪路注意の案内のある急な斜面もあるので、尾根伝いとは言え、気が抜けませんね。

御前さんと月夜見山の分岐が現れました。鋸山はもうすぐです。

大岳山から1時間ほどで鋸山に到着。周囲は木々で覆われているため見晴らしは良くありませんが、ベンチが置いてあるので休憩には良さそうです。

鋸山~愛宕山

次は愛宕山を目指します。鋸尾根はここからが本番。ゴツゴツとした岩場が出てきて、登ったり下ったりを繰り返します。奥多摩駅に向けて下山しているはずですが、そんな感じは微塵も感じさせないガッツリ登山です。なるほど、だから”鋸”尾根なんですね。

しかも鉄の階段や鎖場のある、思っていた以上にハードな下りになりました。

鋸山から50分ほど掛けて天狗の祀られている天聖神社にやって来ました。

さらに下っていくと岩場から杉林に変化していきます。人の手で管理された感じがして、ようやく終わりが見えてきました。

愛宕神社に到着。鳥居をくぐっていくと、正規ルートである本殿へ続く階段が老朽化で通行禁止になっていたので、指示に従い岩場を登っていきます。

愛宕神社にお参り。立派な五重塔もありました。

下山して『もえぎの湯』へ

愛宕山からはどことなく参道の雰囲気です。でも、勾配が急なところも多く、疲れもピークなので慎重に進んで行きます。

無事に下山。なるほど、氷川キャンプ場の前に出るようです。道路に出て左に行けば奥多摩駅ですが、もえぎの湯へ行くべく右へ。ですが、足が生まれたての子鹿のようにプルプルで、平坦を歩くのすらツライ……。

もえぎの湯までは案内の看板が出ているので、それに従います。吊り橋を渡って眼下に見えるのは多摩川。そして、氷川キャンプ場はキャンパーで賑わっていますね。焚き火の匂いがしてきました。

登山口から8分ほど歩いて、もえぎの湯に到着。股関節辺りの筋肉疲労が激しく、もう歩きたくないと思うくらいだったので、温泉が染み渡りました。

奥多摩温泉 もえぎの湯
もえぎの湯は奥多摩の地下深く日本最古の地層といわれる古生層より湧き出る奥多摩温泉の源泉100%の温泉でJR奥多摩駅より徒歩10分の好立地にあります。登山や行楽の帰りに是非お立ち寄りください。

JR奥多摩駅でゴール

16時半ちょっと前にJR奥多摩駅に到着です。休憩を含め8時間半の登山となりました。

次の電車まで少し時間があったので、駅舎の2階へ。カフェ、コーヒーショップ、土産物、中古アウトドア販売の店舗が入った『PORT OKUTAMA』があります。

Okutama Stations Life

まずは奥多摩クラフトビールで乾杯。奥多摩駅近くにあるVERTEREというお店が作るクラフトビールで、常時4タップ取り揃えているようです。

お腹も空いていたのでダブルチーズカレーも注文。チェダーチーズとシュレッドチーズが使われ、カレーのスパイシーさにまろやかさが加わり美味い。フライドオニオンのカリカリ感も良いアクセントでした。

奥多摩縦走を終えて

今回、御岳山から大岳山、そして鋸山と愛宕山を縦走しましたが、前半と後半で難易度がまったく違いました。

ブログ前編の御岳山からロックガーデンまではハイキング感覚の気持ちの良いルートで、ペットとも一緒に歩くことができます。ですが、後編で書いた大岳山の山頂に至る急登、そして、鋸尾根の天聖神社前後の岩場と鉄階段の急登は、正直、初心者の自分が訪れてよかったのかと少々不安になるくらいでした。

後半のルートは過去に事故も起きているようなので、無事に下山することができてホッとしたというのが第一印象。でも、長い距離と急登を歩き切ったことは自信につながりました。

その距離を走破できたのは、Zamstの膝サポーターのお陰でしょう。これまで下山時に右膝の鵞足を痛めることが多かったのですが、今回は膝の痛みに悩まされることなく、19kmの登山を歩き切ることができました。膝サポーターの効果を実感できたので、これからも装備に加えておきたいと思います。

そして、登り終えた後の温泉は格別でした。次の登山でも帰りに温泉に浸かって帰りたいと思うくらい気持ちが良かったです。奥多摩駅近辺は食事処も多く、疲れとお腹を満たせるので、ゴール地点にして正解だった気がします。

それに奥多摩駅から電車で帰るなら16時台がおすすめだということも分かりました。通常、1時間に2本のところが、土日祝日は15時台は3本、16時台は4本と本数が多くなり、ホリデー快速も走っています。

奥多摩は都心からのアクセスも抜群で、初心者から経験者まで幅広く登山が出来るので、また別の山を登ってみたいなと思っています。以上、奥多摩縦走登山レポートでした。

トレッキング
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この記事を書いた人
ノブ

『ろんぐらいだぁす!』をきっかけに'17年春からロードバイクを始めたキャンプ、登山、馬、サブカル好きなサイクルツーリスト。
 
グルメと絶景を求め各地を巡るロングライド自転車旅行記にブルべ挑戦記、サイクリングの便利グッズやキャンプギアのインプレ、自転車関連の書籍や映像作品のレビューをブログ『ツール・ド・気ままに』で公開中。
 
'19年に日本一周15,594km(172日間)を完走。'20年からブルベに参加し、'20~'23年はSR獲得。ブルベの最高峰PBP完走が今の目標です!

'22年よりNPO法人引退馬協会のFP会員として活動。引退馬支援とともに乗馬も少しずつ始めています。
 
◇所有自転車
KhodaaBloom FARNA 700-105
Birdy Standard Disc
 
ヘッダー画像のキャラクターは『びわっこ自転車旅行記』の大塚志郎先生に描いていただきました。
 
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