こんにちは。ノブです。
2024年9月13日、AJたまがわ主催の「2024BRM913たまがわ300km白馬・木崎湖」に参加しました。このブルベは、木崎湖シリーズの3つ中でも最初の300kmコースです。
走行データ
Relive ‘2024BRM913たまがわ300km白馬・木崎湖’
実走レポート
スタート前:仮眠と準備
21時スタートの夜間ライドに備えて事前に3時間半ほどの仮眠をとり、オーバーナイトのためのコンディション調整を行いました。
これまでAJたまがわブルベは4本走っていますが、多摩川沿いの兵庫島公園スタートは今回が初。現地へは護岸工事の影響で迂回路を通る必要があって、暗闇の河川敷では迂回ルートの把握に少し手間取りました。
20時半過ぎに兵庫島公園に到着し、すぐにブリーフィングへ。コースやルールの確認があり、参加者が密集しないように10分毎のウェーブスタートが採用されています。自分は21時20分ごろのスタートとなりました。
まずは多摩川の左岸沿いを北西に進み、青梅市へと向かいます。よく参加するランドヌール東京のブルベだと、青梅へは右岸沿いを走ることが多いので、けっこう新鮮です。
夜の時間帯とはいえ、都内の気温は生暖かく、じっとりと汗をかきながらの走行でした。都心の蒸し暑さがじわじわと体力を削りますが、一定のペースを保ちながら進んでいきます。
44.4km地点:コントロール1「ファミリーマート海田岩蔵街道店」
羽村取水堰を過ぎると、多摩サイ(多摩川サイクリングロード)は終点を迎え、いよいよ44.4km地点に到着。23時半前にコントロール1「ファミリーマート海田岩蔵街道店」に到着しました。
交通量は日中よりも明らかに少なく、さらに緩やかですが追い風基調であることもあって、全体的に走りやすかったように思えます。証跡としてレシートを取得したら、すぐに次の目的地へ向かいます。
再び北西へ向かい、すぐに埼玉県に突入。ランドヌール東京の長野行き定番コースとも交差する部分があり、馴染みのある風景と新鮮な景色が交じり合っていきました。
午前0時を回り、日付は9月14日へ。「お前だ!」で定番な小前田駅でトイレ休憩とボトルの補給を行い、さらに進んで神流川を渡って群馬県に入ります。
122.4km地点:コントロール2「ミニストップ高崎片岡町」
122.4km地点にあるコントロール2「ミニストップ高崎片岡町」には午前3時半前に到着。事前に仮眠をしていたお陰もあり、ここまで眠気もなく走れています。
スタートからここまで、ほぼ平坦な区間が続いていましたが、安中市に入ると緩やかに登っていることが実感できるようになりました。
そうして碓氷バイパスに辿り着く頃には、白々と夜が明けていきます。今回は碓氷峠が通行止めのため、初めてバイパスを通りました。道幅が広く、斜度はそこまで急ではないものの、登りが続くため、疲労感がじわじわと体に溜まっていくようでした。
とはいえ、車の交通量は少なく、比較的快適なヒルクライムでした。登っていくうちに夜が明けていき、一瞬だけ太陽が出たかと思いきや、徐々に曇っていきます。
163.2km地点:コントロール3「長野県境 軽井沢町標識」
頂上の入山峠に到達すると、そこにコントロール3である長野県境の軽井沢町標識があります。これを写真を撮り、通過チェックを行いました。
軽井沢町からは濃霧で視界の悪いの状態です。フロントライトを再灯火し、霧の中を慎重にダウンヒルを進み、下った先のコンビニで一度休憩を挟みます。
浅間サンラインへ入っても辺りは引き続き濃い霧が立ち込め、幻想的な風景が広がっていました。下り基調の浅間サンラインを進んでいき、東御市に入る頃には霧も晴れ、視界が開けていきます。
午前7時過ぎに東御市の道の駅 「雷電くるみの里」へ立ち寄ります。ここは朝から食堂が開いているのは把握していたので、トイレ休憩を兼ねて朝食を取ることにします。
信州といえばお蕎麦ですね。山菜蕎麦に加え、信濃くるみを使った「くるみおはぎ」に舌鼓を打ち、朝からご当地グルメが食べられて大満足。疲れた体にエネルギーを補給します。
200.7km地点:コントロール4「セブンイレブン上田古里店」
200.7km地点にあるコントロール4「セブンイレブン上田古里店」には午前8時半頃に到着。Garminのナビのプロットポイントを誤って1km先に打ってしまっていて、うっかり通り過ぎるところでしたが、参加者がたくさんいたのですぐに気付くことができました。
道の駅で朝食を取ったばかりだったので、コンビニでの補給は軽めに済ませ、次のコントロールに向けて出発します。
上田市からは国道18号線に合流し長野市に向かいます。千曲川沿いを長野市に進む分には快適でしたが、国道18号線から逸れて長野市の中心部に入ると小さな渋滞が発生していました。
241.1km地点:コントロール5「セブン-イレブン長野大通り店」
241.1km地点のコントロール5「セブン-イレブン長野大通り店」には午前10時半頃に到着。日差しが強く、気温もぐんぐん上昇し、体力が削られていくのを感じます。
出発してすぐに善光寺の前を通過。門前町は観光客でいっぱいだったので、ここでの補給は諦めて国道406号線へ向かいました。
白馬村へと続く国道406号線は、頂上となる嶺方峠に向けて緩やかに登っていきます。日差しはさらに強くなっていましたが、木陰やトンネルが多くて直射日光を避けられるため走りやすかたです。それに裾花川沿いの緑豊かな景色も非常に楽しめました。
鬼無里まで走ってきたところで丁度12時。ここは国道406号線の中間地点で、食堂や直売所のある旅の駅やカフェなどがあり休憩には持って来いです。
いろは堂鬼無里本店もあり、そこのおやきが絶品なのですが、明日の200kmでもここを通ります。なので、今回は旅の駅のそば処で昼食にすることにしました。限定20食の十割そばをいただきましたが、蕎麦の風味が豊かで非常に美味しかったです。
鬼無里を抜けると本格的な山道へと変わっていきます。昼食で十分な休息を取っていましたが、260km以上走り続けたことで疲労感がピークに達していました。脚がぜんぜん回らなかったので、ペースを落としてユルユルと登っていきます。
276.9km地点:コントロール6「白沢トンネル(白沢峠/嶺方峠)」
13時40分頃に最後の難関である嶺方峠に到着。標高1094m地点にある白沢トンネルを抜けると白馬連峰が目の前に広がり、その絶景を自転車とともに写真に収めて証跡とします。ちょうどバイカーの団体さんもいて「東京から来た」と言うと苦笑いされました。
白馬村からは大町市へ向けて南下していきます。商店の並ぶ白馬駅前を抜けると田畑の広がる景色となり、青木湖の直前にある登りを終えたら、あとはウイニングランです。
中綱湖の湖畔沿いを進み、木崎湖へと入れば、ゴールの木崎湖キャンプ場はもうすぐです。
ゴール地点の木崎湖キャンプ場に到着したのは15時15分頃。バンガローのあるエリアがゴール受付となっていて、所要時間17時間56分でフィニッシュ。全身に疲労を感じつつも、無事にゴールした達成感が広がりました。
ゴール後の余韻:BBQとリラックス
ゴール後は近くの民宿へ移動し、まずは温泉でひとっ風呂。こぢんまりとした浴槽でしたが貸し切り状態で、さっぱりとした気分で一息つくことができました。
5km先の大町市のコインランドリーで洗濯をして、夜はAJたまがわ主催のBBQに参加。他のライダーたちと交流を深めることができました。大量に用意された食材も、いつの間にか消えていき、会話と食事を楽しみながらリラックスした時間を過ごせました。
今回のブルベは、ナイトライドが主体で体力と気力を試されるコースでしたが、自然の美しさや地元グルメも食べられ大満足。また新しい挑戦をする意欲が湧いてきました。次の日の200kmも頑張って完走するつもりです!
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