【PBP2023実走レポート⑫】PC10:フージェール~PC11:ヴィレンヌ=ラ=ジュエル

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こんにちは、ノブです。

ブルベの最高峰、パリブレストパリに参加してきました。PBP2023の実走レポート⑫ではPC10:フージェールからPC11:ヴィレンヌ=ラ=ジュエルまでの90kmの様子をまとめています。

目次

PC10(928km地点):フージェールを出発

フージェールは午前10時半過ぎに出発。滞在時間は50分ちょっとです。往路でも来たPCですが、前と違ったのはトイレ。建物内のトイレは閉鎖されて、体育館を出て左手に仮設のトイレが設置されていました。

次の目的地は約90km先のPC11:ヴィレンヌ=ラ=ジュエルです。ルートとしては往路と同じ道を戻ることになります。PCは1017km地点にあり、ついに1000km越えとなります。

フージェールの街は人口2万人ほどの地方都市。日本でも見慣れたチェーン店もあったりします。開店前だったのか店内に照明は点いておらず、調べたら午前11時からのようです。日本だと午前9時から開店している店も多いので、チェーン店はいつも開いているという固定観念が簡単に崩されますね。

ラウンドアバウトで珍しく渋滞が発生していました。フージェールは交通量が多いので、大型車もけっこう通ります。でも、少し離れてしまえば、あとは車のほとんどいない快適な田舎道へと変わっていきました。

このPC10~11区間で印象的だったのは、町に入ると至る所で私設エイドが設置されていたことです。ちょうどお昼頃に走ったので、地元の方も応援に訪れやすかったからかもしれません。とにかく私設エイドが多かった。

そんな私設エイドの中で印象的だったのは、ここ。La Tannière(ラ・タニエール)という小さな村を通ったときに見かけたエイドです。壁に立て掛けられた板に写真等が貼られていて、気になったので立ち寄ってみました。

この私設エイドでは、トイレが借りられた上、水の補給以外に、お菓子が振る舞わられていました。その中から気になったミルク粥をいただきました。茶碗半分くらいの量で食べ応えがあり、日本のお粥より粘度があり、もったりとした食感。そして、めちゃくちゃ甘かったです。

初め、有料の私設エイドなのかと思い「ここはお金を払う必要があるの?」と聞くと、ミルク粥をよそってくれた青年が「いらない。この住所に写真とか送って」と住所の書かれた紙を渡されました。

どうやら壁に立て掛けられた板に貼ってあったのは、各国の参加者から送られたプレゼントだったようです。

ラ・タニエールを抜けて再び走り出しても、町に入ると至る所で私設エイドを見かけました。

あちらでも。

こちらでも。何処の町でも歓迎を受けます。

巨大な自転車のオブジェもありました。往路と同じ道を通っているはずですが、深夜に通過しているので気付かなかったみたいです。

Ambrières-les-Vallées(アンブリエール=レ=ヴァレー)という町を通りがかったとき、ここにも大きめのエイドがあったので、立ち寄りました。

ここではエイドの食事ではなく、隣にあったレストランの前で露店がやっていたので、苺のジェラートを購入。酸味が効いていて、暑い中食べるジェラートは最高でした。

再出発して声援に応えます。子供たちとのハイタッチは楽しみの一つです。

本当によく私設エイドを見かけます。

家の前で応援ついでに、という気軽な感じもよいですね。

一面が畑という場所にも、水の補給ができる私設エイドがありました。本当に有り難いです。

Le Ribay(ル・リベ )という町にやってくると、ここは空き地がまるまる有料のエイドになっていました。食事、トイレ、仮眠所、水の補給と、まるでWPのような規模感でした。

自転車を使ったオブジェがこのエイドの周辺にあって、町を上げて応援してくれているのが伝わってきます。

さらに進み、Loupfougères(ルーフジェール)という町では、「vours aves deja fait 1001km」と書かれた看板がありました。

直訳すると「あなたはすでに1001kmを走りました」。ついに1,000kmの大台を突破です。次のPC11もあと16kmほどとなりました。

PC11(1,017km地点):ヴィレンヌ=ラ=ジュエルに到着

ヴィレンヌ=ラ=ジュエルには15時45分頃に到着。これまでのPCの中で一番の盛り上がりを見せていたのが、ここヴィレンヌ=ラ=ジュエルでした。

まるでゴールしたかのような歓迎と盛り上がりでした。手を上げて声援に応えます。

まずはコントロールへブルベカードのチェックをしてもらいます。

その後は体育館内のカフェへ。PC1の時と違ってツナ入りのバゲットがありました。これはこれで美味しかったのですが、体育館を出て少し歩いたところに焼き立てソーセージのバゲットを売っていたので、そっちにすればよかったと後悔しています。

このPC11で残すところ約200km。あと1ブルベを走ればゴール。到着時の貯金は3時間50分と十分にあるので、急ぐことなく確実に完走に向けて走っていきたいところです。

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