こんにちは。ノブです。
自転車部品の消耗品の一つであるチェーン。皆さんは交換時期をどのように把握していますか?
これまで自分は、交換目安とされる3000~4000kmを走ったかどうかを基準に、さらに変速が決まりにくくなったら交換するようにしていました。
ただ、これは素人判断ですよね。走行時の負荷によってチェーンの消耗具合は変わってしまいますので、もうちょっと分かりやすく判定して交換したいところです。
チェーンが伸びるとは?
チェーンが伸びるとは、チェーンのコマのひとつひとつを繋ぎとめている部品が削れて細くなる現象のことを言います。
メンテナンスをするときにじっくり観察すると、チェーンを繋ぎとめている部分にはローラーが使われていてピンでとめられているのがわかると思います。そして、このローラーは回転しながら、ギアの歯先と接するようになっています。
自転車はギアを回転させることでチェーンを動かしていますが、その時に歯先とローラーの接地面が摩擦によって消耗し、長い時間を掛けてチェーンとギアの噛み合わせに遊びができるようになります。これがチェーンが伸びている状態。チェーンが引っ張られて伸びているわけではないんですよね。
チェーン伸びを放っておくと……
分かりやすいところだと、ギアの変速がうまく決まらないといった問題が生じるようになります。さらに遊びが大きくなることでギア自体の摩耗が激しくなり、歯飛びの原因になります。さらにチェーン自体が外れてしまうといった不具合が起こることにも繋がり、最悪、バランスを崩して転倒なんてことにもなりかねません。
そうならないためにも、チェーンチェッカーなどを用いて交換のサインを見落とさないようにしましょう。
SHIMANO チェーン伸びチェッカーの紹介
スペック・製品情報
独自の3ピン構造により正確な測定が可能(P45参照)
熱処理ステンレススチール
出典:シマノ公式サイトより
今回購入したのが、こちらのシマノのチェーン伸びチェッカーです。
チェーンチェッカーを裏返してみると、確認手順と消耗具合の目安がイラスト付きで描かれていました。とても分かりやすくて良いですね。
チェーンチェッカー自体にも調査手順がイラスト付きで印字されていますので、調べ方を間違えることはなさそうです。
ロードバイクのチェーン伸びを測ってみた!
まずはチェッカーの①と書かれた方をチェーンにしっかりと奥まで差し込みます。
続いて、反対側をチェーンに差し込めるかどうかで、チェーンの消耗具合を確認していきます。今回チェックした状態だとまだ伸びてはいない様子。チェーンの隙間に差し込まれるようになったら交換したいと思います。
チェーンの寿命を延ばすには?
チェーン伸びを防ぐ手立てはありませんが、寿命を延ばすことはできます。それはチェーン洗浄と注油です。走行中に付着した砂粒やローラーが削れてできた微細な金属片は、ヤスリのようにチェーンを削っていきますので、その要因を取り除くだけで走行距離を伸ばすことが可能です。小まめなメンテナンスを心掛け、安心してサイクリングを楽しめるようにしていきましょう。
コメント
Amazonのレビューを読むと高級チェーンの信者的な方と、下位グレードのチェーンを豆に替える方がいらっしゃる様に見受けられます。
でもチェッカーを使った確認は両者に共通だと思います。
私はズボラで旅先でトラブルに悩まされます。
ノブさんのメンテぐせを見習いたいです。
少しでもトラブルなく旅を終えたいですから、豆にメンテしておいて損はないですよね。
ちなみに自分のチェーンは速く走ることより強度面で安心できる方を優先しています。