【レビュー】ろんぐらいだぁすとーりーず!サイクル反射ベスト

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こんにちは。ノブです。

夜間のサイクリングでは反射材を携帯すると視認性が高まります。特にブルベでは反射ベストの着用が必須。

今回は、ろんぐらいだぁすとーりーず!サイクル反射ベストをレビューしていきます。

目次

ろんぐらいだぁすとーりーず!サイクル反射ベスト

Fice公式サイトより引用
スペック
  • 生地:サイクルジャージ同等
  • 反射部:高反射性生地仕様(海外のブルベに要求される仕様を満たすよう設計されています)
  • 反射テープ幅5CM×肩・前・後部長さ合計268CM(参考:XLサイズ)
  • 2バッグポケット付き仕様(サイクルジャージのポケットと併用で収納力アップ)

サイクルジャージ同等の生地を使用したヘビーデューティな仕様となります。このため、夏場などサイクルジャージとの重ね着でやや暑さを感じるケースもあるようです。しかし、本アイテムは背面に2バックポケットを装備しているため、半袖インナーの上に直接着るという使いこなしも可能です。また、イベントにより夜間のみ反射ベストの着用を義務化しているケースもあり、この場合はむしろ夜間の保温の助けになるかもしれません。状況に応じた使いこなしをおすすめいたします。

出典Fice公式サイト

購入動機

用途はPBP2023です。PBPで着用するベストは「EN20471」や「EN1150」という国際規格に適合する必要があり、手元に規格を満たす反射ベストがありませんでした。

そのため、現地でPBPの記念ベストを受け取って着用するつもりでした。ですが、前回参加された方から「品質が一定ではない場合がある」という助言をいただいたため、自前で反射ベストを調達する必要に迫られ、海外ブルベの仕様を満たすであろう、この反射ベストを持参することに決めました。

Pickup

ブルベにおける反射ベストの規格については、ばるさんが運営する『東京~大阪キャノンボール研究.』に詳しく記載されています。

https://cannonball24.com/how-to-choose-a-reflective-vest-for-brevet/

外観レビュー

まず、この反射ベストにサイズ調整機能はなく、XS~3XLからサイズを選ばなければなりません。そこで今回は、Mサイズを購入しました。普段、サイクルジャージはSサイズを着用しているのですが、重ね着を考慮し、1サイズ上を選択しました。

カラーは蛍光イエローのみ。両肩と両脇に反射材が縫い付けられています。ロゴやFORTUNAの文字はデザインであって反射はしません。

ろんぐらいだぁすとーりーず!サイクル反射ベスト前面

背面。こちらも両肩と両脇に反射材が取り付けられています。背面のロゴと文字も前面と同様にデザインです。また、バックポケットが2つありました。

ろんぐらいだぁすとーりーず!サイクル反射ベスト背面

反射部以外の生地はサイクルジャージがベースなため、ある程度の伸縮性があります。

反射ベストの生地の伸縮性

バックポケットのサイズ

バックポケット1つのサイズは、深さが約18cm、横は約11cmありました。家にあるサイクルジャージのポケットを試しに図ってみたところ、深さが約16cm、横は約11cmだったので、標準的な大きさですね。

重さ

重量は187gありました。参考にPEKOさんの反射ベストを計ると96gだったので、やや重めの反射ベストと言えそうです。

反射ベストの重量測定

反射性能

消灯した部屋で反射材の反射具合をチェック。下の写真はカメラのフラッシュを使って撮影しています。反射エリアは広く取られており、視認性は良さそうです。

反射ベスト前面の反射具合チェック

こちらは背面。

反射ベスト背面の反射具合チェック
後ろ

使ってみた感想

2023BRM422東京600富嶽さくらSRで初めて着用。その時の使用感となります。

サイズ感・着心地

まさに衣服におけるベストといった形状なため、首から腰回りに掛けて上半身全体が覆われます。重ね着を考慮してジャージより1つ大きなMサイズにしましたが、半袖サイクルジャージと組み合わせると、かなりブカっとした感じになりました。

ですが、冬用サイクルジャージに加えレインウェアを重ね着するとブカブカな状態は改善されたので、想定通り、1サイズ上を購入で間違っていなかったようです。

また、サイクルジャージの生地がベースになっているので肌触りもよく、首回りに生地が当たっても不快に思うことはありませんでした。

反射ベストを着用
半袖ジャージとの組み合わせ

通気性はメッシュ素材に劣る

重ね着したサイクルジャージが透けて見えるので、ウインドブレーカーに使えるほど厚手ではありませんが、メッシュ素材の反射ベストに比べると通気性の悪さを感じます。

また、上半身全体を覆ってしまう点は、バタつかないというメリットはありますが風が抜けて行かないため、夏場は暑そうだと感じました。とは言え、着用した4月中旬ではまだ暑苦しさを感じることはなかったため、この点については、夏場に着用して感想を追記したいと思います。

反射ベストの生地の厚さ

バックポケットの使い勝手がGOOD!

R250の防水スマートライドポーチ スーパーDXもスッポリと収まり、入れるときも取り出すときも引っかかることはありませんでした。

特に雨や寒いの日にこのバックポケットが効果を発揮しました。レインウェアやウインドブレーカーを着込むとサイクルジャージのポケットへのアクセスは著しく低下しますが、その上に着用するため影響は皆無です。この点がかなり便利でした。

バックポケットの収納力チェック

また、比較的柔らかな生地です。多少手間ですが、背中側のベストを捲ってサイクルジャージのポケットにアクセスすることも可能でした。走行中に使わない財布などをサイクルジャージのポケットに入れておき、反射ベストのポケットには頻繁に取り出す補給食などを入れておくのが良さそうでした。

まとめ

上半身がスッポリと覆われるベストで蛍光イエローの領域が大きく、昼間の視認性も良いです。そして、肩と脇にある反射材も効果的な配置となっているため、夜間走行の安全性に貢献してくれそうでした。

この反射ベストをPBPに持っていきたいと思いますが、ひとつ懸念があるとすれば、国際規格に準拠していると正式に明記されている訳ではないことですね。これについては、ダメなら現地のPBPベストを着ればよいだけなので、実際にPBPで使えるのかも検証してみたいと思っています。

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