【レビュー】equipt「サーディン」【軽量携帯工具】

こんにちは。ノブです。

サイクリング中にパンクや簡単なトラブルが起こった時、手元に便利な携帯ツールがあると安心です。

今回は、equiptの多機能携帯ツール「サーディン」を購入して、しばらくの間使ってきましたので、その使用感をまとめたいと思います。

equipt「サーディン」商品概要

出典：オルタナティブ バイシクルズ

購入動機

実は、これまで携帯工具を避けてきました。ごちゃごちゃ付属していて、本当に使うのか分からない。いざ使う段階になって、取り回しが悪くて手間。そんな印象です。

そもそも六角レンチは、あのL字だからこそ使いやすいのだと思いますし、形状を変えてしまえば別物です。重ささえ気にしなければ、ホームセンターに売っているようなオーソドックスな六角レンチセットの方が、何だかんだ使い勝手がよいわけで、それをツールボックスに入れて運用していました。

そんな食わず嫌いで避けていた携帯工具ですが、従来の携帯工具とは異なるシンプルな形状から、使い勝手がよいのではないかと、equipt サーディンはどうしても気になりました。

さらに、ビットの構成が似たような携帯工具をピックアップして比較してみたところ、サーディンの軽さが目立ちます。使い勝手と軽さの2点が改善されることを期待し、購入することにしました。

製品レビュー

購入したのは、ブルーカラーのサーディンです。こちらは初期に販売されていたもので、今は別のカラーがラインナップされています。

各ビットは片側にT25と3m、反対側に4ｍと5mm。そして中央に6mmです。

重さは公称とほぼ誤差なく、38.5gでした。

使ってみた感想

持ち手がとにかく持ちやすい！

携帯工具は複数の工具を収納するために、平べったく四角い形状のものが主流です。この形状のせいで持ちにくく回しにくいと考えていて、ずっと避けてきました。

ですが、equipt サーディンは➕➖ドライバーのような感覚で握ることができ、作業に違和感がありません。この持ちやすさは素晴らしいですね。

取り回しがよい！

このサーディンは柄が本当に持ちやすい。力を十分に伝えることができますし、ビットを垂直にしたり、L字の位置で回したりと取り回しがよく、隙間にもスッと入って、使い勝手が非常に良かったです。

180度回転させれば、ビットのサイズ変更もできる点もグッドです。場面によってはL字の六角レンチよりも使いやすいケースがあるくらいでした。

軽量で省スペース

これまで携帯していた六角レンチ一式から置き換えて、約50gの軽量化ができました。さらにツールボトルの中がスッキリして空間ができたので、他に入れられる物の選択肢が増えました。

紛失の可能性の軽減

ビットが持ち手に固定されているので、出発時の忘れ物や出先での紛失の心配はありません。他社の商品にもビット固定式の携帯ツールがありますので固有の機能ではありませんが、これが地味に便利でした。

ただ、これだけ持ちやすい携帯ツールで、取り回しや管理のしやすさも両立できているのは、素晴らしいですね。

ディスク車で6mmが重宝！

中央にある6mmビットですが、購入時はそこまで必要としていなかったのですが、ディスクブレーキ車を輪行する際のスリーアクスルの脱着に非常に重宝しています。

他のビットと違い持ち手に収納されているため、爪で引っかけて取り出すのが若干面倒くさいと感じていたのですが、持ち手全体を使って回せるので、この位置が正解なのかもと思いました。

あったらよかった2.5mmビット

スポーツ自転車で日常のメンテで使うほぼすべてのビットが揃っていますが、個人的に欲しいビットがありました。

その中で一番欲しかったのは2.5mmのビット。用途はライトやサイコンを固定しているREC-MOUNTの両手持ちNarrowをハンドルバーに固定する部分が、このビットで締めるためです。

ハンドルバーに取り付けているパーツは出先で微調整することがよくあり、小さい六角レンチは単体だと無くしやすいので、このビットがどこかに組み込まれていたら大助かりだったなと思っています。

まとめ

これまで携帯工具は、コンパクトな反面、使い勝手が犠牲になっていることもあるので敬遠していましたが、ようやく納得のいくツールに巡り会えました。

2.5mmビットがないのが個人的に残念な点ですが、コンパクトさ軽さ、最低限必要なビットが揃っていて紛失の心配もない点は素晴らしいですね。

最近、家のメンテナンスでもこればかり使っているくらいです。