【グリーンサイクルステーション横浜】折り畳み自転車試乗レポート!

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こんにちは。ノブです。

折り畳み自転車が欲しい!

と以前から思っていましたが、ここ最近、その気持ちがより強くなってきました。
それは、このコロナ禍が一向に収束せず、電車通勤の乗客が増えてきたからに他なりません。

しかし、現在勤めている会社の上司から自転車通勤の許可をもらったものの、会社にはサイクルラックなんてありません。近くの駅に駐輪場がありますが、月に2,000円もかかるし、盗難の心配もある。毎月2,000円を不安に怯えながら消費するくらいなら、折り畳み自転車の購入費用として投資した方が後々安く上がる気がします。

では、どんな折り畳み自転車が良いのか。ひとり暮らしの賃貸住まいでは、おいそれと自転車の台数は増やせない。今はロードバイク1台ですが、2台目の購入予定もあるし、折り畳み自転車は買えても1台でしょうか。

長く付き合えるお気に入りの1台を妥協せずに選びたい。
そんな思いから、近場の折り畳み自転車を扱うショップを検索。ここぞと思うショップ『グリーンサイクルステーション横浜(以下、GCS)』へとやってきたのでした。

目次

Green Cycle Station Yokohama

店舗概要

グリーンサイクルステーションの外観

住所  :神奈川県横浜市中区山下町24-8 シティーコート山下公園1F
営業時間:11:00-19:00
定休日 :火・水曜日
最寄り :みなとみらい線 日本大通り駅(徒歩6分)

https://www.gcs-yokohama.com/

店内フォト

店内に入ると、真っ先に目が行くのは、左手に並んでいるBirdy。クラシックから最新のAir、スタンダードまでカラーリングも豊富です。
Birdyの展示

店内右手の奥にはBROMPTONコーナー。こちらも折り畳み自転車ではメジャーで大人気な車種。よく走り、そしてとてもコンパクトに折りたためるのが魅力ですね。
ブロンプトンの展示

その他にも、TYRELL、TARTARUGA、IRUKAなど幅広い車種の折り畳み自転車が揃えられていて、迷ってしまいます。
TYRELL、TARTARUGA、IRUKAの展示

CarryMeも置いてありました。極小の極み。
CarryMeの展示

折り畳み自転車向けのパーツ類も展示されていました。
自転車パーツの展示

そして、この試乗車の数。通販も行っているそうなのですが、やはり訪れて正解のようですね。今回は実際に乗って違いを確かめてみたいと思います。
店頭の試乗車

電動自転車も揃えられています。以前、浅草で試乗しましたが、初速の伸びる感じは気持ち良かった。でも今回は折り畳み自転車が主役。
店頭の試乗用電動自転車

折り畳み自転車試乗レポート

お店のスタッフに、折り畳み自転車の購入動機を告げ、お店にある折り畳み自転車の特徴をそれぞれレクチャーしてもらいました。そして、いくつかの候補の中から、購入候補だったBirdyとBronpton、前から気になる存在だったIRUKAに加え、スタッフさんがオススメしてくれたTYRELLを試乗してみました。

なお、勝手の分からない折り畳み自転車ですので、試乗中に自身で折り畳むようなことはしていません。そのため折り畳みの難易度には触れず、純粋に乗った感想のみ後述したいと思います。

IRUKA

まずはIRUKAから。東京のベンチャー企業が生み出した18インチの折り畳み自転車です。
IRUKAの全体像

特徴的なのが、左側一本の片持ちフロントフォーク。
IRUKAのフロントフォーク

内装8段はシマノAlfine8段変速ギア。ブレーキはPROMAX DSK300。
IRUKAの後輪ギア

スペック

フレーム素材:A6061アルミニウム
タイヤ:SCHWALBE Kojak 18 x 1.25
シフト数:内装8段
ブレーキ方式:機械式ディスクブレーキ(ローター径140mm)
重量:11.9kg
折り畳みサイズ:W78×H48×D35cm

https://www.gcs-yokohama.com/channel/item/bicycle/iruka-bicycle/

試乗した感想

漕ぎ出しも快適で程良くスピード感があり、ブレーキもディスクのためしっかりと止まり、安心感がありました。
内装変速はペダルを漕ぐのを止めてから行う必要があり、それが初体験で少し戸惑いましたが、次第に慣れて気にならない感じです。
ただ、バランスは思ったより良くなく、感覚的にぐにゃぐにゃする。きれいな舗装路なら良いのですが、補修や劣化でガタガタしたアスファルトになると少し不安を感じました。
事前調査では日本のビジネスシーンに合わせた折りたたみの設計構想に惹かれていたのですが、スタッフさんが積極的にオススメしてこなかった理由が分かった気がします。

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制動性:[star rate=”5.0″]
安定性:[star rate=”2.5″]
快適性:[star rate=”2.5″]

Bronpton M6R

続いて、Bronpton。M6Rなので、試乗車はM型ハンドル。さらに内装3段変速に外装2段変速がプラスされた6段変速したモデルで、かつリアキャリアが付属しています。全体的なシルエットも綺麗で人気があるのも頷けますね。
Bronpton M6R

ハンドルには外装と内装のシフトレバーが左右にそれぞれ付いていました。
Bronpton M6Rのハンドル

フロントギアにもBROMPTONのロゴがあしらわれて、特別感がありますね。
Bronpton M6Rのフロントギア

内装と外装の複合型の変速機。足を止めて変速、外装は走行中も変速可能。これが走行にどう影響するのか。
Bronpton M6Rのリア変速

スペック

フレーム素材:クロモリ/スチール
タイヤサイズ:16インチ
シフト数:6段変速
重量:12.2kg
折り畳みサイズ:W60×H58×D30cm
エアーバルブタイプ:米式

https://www.gcs-yokohama.com/entry/46598/

試乗した感想

漕ぎ出しも軽く、これが折りたたみ自転車なのかと思うくらい、想像以上によく走りました。サドルもやわらかめで乗り心地もよく、どっしり座っていたも疲れにくく感じられました。
作りがしっかりとしているせいか走行中もバランスが取りやすくぐらつきにくい。ただ、内装と外装の混じったギアは変速の仕方に癖がありますね。慣れれば気にならないのでしょうが、本格的なライドをせずポタリングと割り切るなら、内装3段のみでも良いかもしれないですね。
それと、ハンドルはM字よりもフラットの方が持ちやすいように感じました。デザインはM字ハンドルの方が好きなんですけどね。
全体的に隙が無く、人気があるのも頷けました。

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Birdy Classic

さらにBirdy Classicも試乗。シルエットは古き良き初代Birdyのシンプルなストレートフレームです。
Birdy Classic

ブレーキは台湾メーカーのTektro。
Birdy Classicのブレーキ

コンポはシマノのAcera。マウンテンバイク向けコンポーネントのようです。それに太くグリップ力の高いタイヤが採用されています。タイヤ幅が1.25、1.5、1.8と3種類から選べるらしいのですが、これは1.5とスタンダードなタイプ。公道と軽めの砂利道対応できるです。
Birdy Classicのリア

スペック

フレーム素材:アルミニウム
リム:18インチアルミリム
タイヤ:MAXISS 18×1.5
シフト数:8段変速
重量:10.8kg
折り畳みサイズ:W72×H62×D33cm
ステム:19.5度ステム
チェーンリング:52T
スプロケット:11-32T
エアーバルブタイプ:フランス式

https://www.gcs-yokohama.com/entry/46993/

https://www.gcs-yokohama.com/entry/50458/

試乗した感想

Bronptonの乗り心地を極端に例えるとシティサイクルのそれに近かった印象ですが、Birdyはどちらかというとクロスバイクに近い感じでしょうか。走り出した後はぐんぐん伸びていく気持ちよさがありました。
試乗車の太めなタイヤは走行中の安定感をもたらしてくれますし、多少ガタついた道でも問題なく走れるのは魅力でした。

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安定性:[star rate=”4.5″]
快適性:[star rate=”3.5″]

Birdy Classic Ver.G Graphite

さらにBirdy Classicから。こちらはGCS限定カラーのグラファイトです。
Birdy Classic Ver.G Graphite

コンポなど基本的な構成はClassicと同じです。

Birdy Classic Ver.G Graphite

グリップやサドルにはbirdyの上位モデルで採用されているものが使われていました。
Birdy Classic Ver.G Graphiteのサドル

試乗した感想

走り出しや漕いでいる感覚に基本的に変わりませんが、快適感が違います。
特に上位モデルで使われているグリップは持ちやすく疲れにくく、仮に下位モデルを購入するとしてもグリップだけは変更したいと思える気持ちよさでした。

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快適性:[star rate=”4.0″]

Birdy Standard Disc

続いて、Birdy Standard Disc。GCSのサイトから引用すると、『ロードレーサー的DNAを注入し、15mm下げたBB位置による低重心化をメインに、各部ジオメトリーを徹底的に最適化する事で従来のモノコックフレームモデルと比較すると、更なる走行性能を実現』した走行性能重視モデルです。
Birdy Standard Disc

コンポはシマノSORA。メカニカルDiscブレーキ仕様。また、Classic同様にタイヤ幅を1.25、1.5、1.8と3種類から選べ、試乗車はMAXISS 18×1.5が装備されています。
Birdy Standard Discのリア変速

特徴的なのが、ぽっちに合わせて高さを上下にスライドさせるアジャストステム。アップライトに乗ったり、前傾姿勢で乗ったりとスタイルに合わせて変更できます。
Birdy Standard Discのフロント

スペック

フレーム素材:アルミニウム
リム:18インチアルミリム
タイヤ:MAXISS 18×1.5
シフト数:9段変速
重量:11.4kg
折り畳みサイズ:60cm(H)×39cm(W)×72cm(L)
ステム:New Birdy double lock adjustable stem
チェーンリング:52T
スプロケット:11-32T
エアーバルブタイプ:フランス式

https://www.gcs-yokohama.com/entry/38348/

試乗した感想

Classicもバランスが良く走る印象でしたが、さらにぐんぐん伸びて進む感覚があります。平坦なら25㎞/hくらいが快適ですが、30㎞/hも全然出せてしまいます。
それにディスクブレーキの効きも良く、スピードを出してもしっかりと止まるので、安心感がありました。
それにBirdyの上位モデルに採用されている少し平たいグリップは、他の物に比べて格段に持ちやすく疲れにくい印象です。
最後にアジャストステムですが、ロードバイクを乗っている方なら一番下げてもそこまで前傾姿勢とは感じません。むしろ一番下じゃないと乗りにくい。自分の場合、アジャストステムの恩恵はあまり受けられないようでした。

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制動性:[star rate=”5.0″]
安定性:[star rate=”4.5″]
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Birdy Air

そして、Birdy Airも試乗。こちらは軽量化に拘って9.7kgという折り畳み自転車の中では飛び抜けて軽いモデルです。
Birdy Air

ただ、Standard Discにあったアジャストステムは非搭載です。
Birdy Airのハンドル

Birdy AirのコンポはシマノのSora。
Birdy Airのリア変速

キャリパーブレーキは台湾のSTARRY社製。キャリパーブレーキが採用されている関係で、Standard Discのようなタイヤの太さを選ぶことはできず、1.25固定のようです。完全な街乗り仕様ですね。
Birdy Airのブレーキ

スペック

フレーム素材:New birdy Monocoque Caliper Brake Version 7005 T6,WIG-Welded Aluminum
タイヤ:Schwalbe Kojak 18×1.25
シフト数:Shimano RD-R3000 GS Sora 9speed
スプロケット:11-32T

https://www.gcs-yokohama.com/entry/48518/

試乗した感想

10kgを切る軽さが魅力で持ってみると本当に軽い。そして、クロスバイクじゃないかと思うくらいよく走る。Birdy Standard Discに比べて前傾姿勢になるので、スピードも出しやすい。
恐らく、この後に登場するIVE Sportsと同じかそれ以上に速度が出しやすい車種です。
ただ、Birdy Standard Discに乗った後だったせいか、よく走るだけにブレーキの効きが少し気になりました。

走行性:[star rate=”4.5″]
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快適性:[star rate=”3.5″]

Birdy Air Type G

Birdy Airには、GCSでしか手に入らない別注カラーセミマットブラックモデルがあり、グリップが上位のコンフォートグリップへ変更されています。
Birdy Air Type G

さらにハンドルポジションを5段階で変更できるアジャスタブルステムを採用。Birdy AirとStandard Discのいいとこ取りな構成になっているようです。
Birdy Air Type Gのハンドル

さらにブレーキキャリパーパーツを、シマノ105にグレードアップ。
Birdy Air Type Gのブレーキ

その他、基本構成は通常のBirdy Airと同様のようです。
Birdy Air Type Gのリア変速

スペック

ブレーキキャリパーパーツを、シマノ105に変更。
グリップが上位のコンフォートグリップへ変更。
それ以外はBirdy Air と同様。

https://www.gcs-yokohama.com/entry/51556/

試乗した感想

Airの改良版のため、こちらも軽さが魅力で持ってみると本当に軽く、こちらもよく走りました。アジャスタブルステムを1番下まで下げるとStandard Discと同程度の前傾姿勢が可能です。
そして、ブレーキが105にグレードアップされてブレーキングも改善されています。ただ、同じ105でも、ロードバイクに比べたら効きが若干下がる感じがしました。おそらく、ホイールの直径が小さい分、回転数が多くなるので、それが効きに影響しているのかもしれません。

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快適性:[star rate=”4.0″]

TYRELL IVE Sports

そして、最後はTYRELLのIVE Sports。香川県に本社のある日本メーカーの折り畳み自転車です。試乗車はGCSだけの別注カラー「セミマットブラック」モデル。
TYRELL IVE Sports

ブレーキは台湾メーカーのTektro。タイヤは街乗りに向いたシュワルベのKOJAK18×1.25です。
TYRELL IVE Sportsのブレーキ

コンポはシマノSoraが採用され、走行性能は十分そう。
TYRELL IVE Sportsのリア変速

ハンドル回り。ここだけ見ると折り畳み自転車ではなく、クロスバイクに見えますね。
TYRELL IVE Sportsのハンドル

サドルもスポーティな形状。
TYRELL IVE Sportsのサドル

スペック

フレーム:クロモリ製
フォーク:アルミ
重量:10.7kg
ギア段数:9速(11-30T)
フロントチェーンリング:53T
タイヤ:シュワルベ KOJAK  18×1.25
エンド幅:F74 / R120

https://www.gcs-yokohama.com/entry/49739/

試乗した感想

漕ぎ出しも軽く、ハンドリングもキビキビしていて、これが折り畳み自転車なのかと思うくらい、クロスバイクのようによく走ります。今回試乗した中では一二を争う、Birdy Airと同程度に素晴らしい走行性能でした。
サドルの座り心地もよく、これはクロモリ製のお陰なのかもしれませんが、これまで乗った中では体に伝わる振動が優しかったように思えます。

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試乗した結果

試乗してみた感想から、自身が走りやすかったと感じたBirdy Standard Disc、Birdy Air Ver.G、Bronpton、TYRELL IVE Sportsに絞り込み、最終的に、Birdy Standard Discを購入する決断をしました。

その理由は、平坦を25km/h前後で走れる走行性能に加え、ディスクブレーキを採用した制動性の高さ。漕いでいる間の安定感の良さ。そして、タイヤを換えればグラベルにも対応でき、キャンプツーリングなどにも使える等、汎用性の高さも決め手となりました。

自転車通勤を目的としていたはずが、ずいぶんと大風呂敷を広げた多目的な折り畳み自転車を最終的に選んでしまいました。それに、もう少し折り畳みのし易さや持ち運びにも言及して選べば良かったなと少し反省もしています。

ですが、せっかくの1台です。色々と試して、通勤だけでなく遊びの幅を広げていけたら良いですね。購入したBirdyについては、実際にもう少し乗ってみてから改めてレビューを投稿したいと思います。それでは。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • いろんな種類の感想が聞けて参考になりました、自分も以前は駅の駐輪場にクロスバイク止めて通勤してましたが隣のチャリのハンドルやらいろいろあたって傷は入るわ変則動かされてガチャガチャやられたりと全然良くなかったですね…

    • ありがとうございます。
      確かに駅の駐輪場だと隣との間隔が近いので傷付きやすいですよね。盗難対策など、整備された駐輪場じゃないとお金を払うのがもったいない気がします。

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