こんにちは。ノブです。
北海道の馬産地を巡る旅に出かけてきました。今回は社台スタリオンステーションの放牧見学会に参加し、社台スタリオンステーションで眠る名馬のお墓参りをしてきました。
社台スタリオンステーションとは?
社台スタリオンステーションは北海道の安平町にある種牡馬を繋養するための牧場です。日本の競馬界を代表する牧場であり、ノーザンテーストやサンデーサイレンスを種牡馬として繋養して競馬界に革命を起こし、その立場を確固たるものとしました。
そして、現在もキタサンブラックやイクイノックスといった名だたる名馬が繋養されています。
https://uma-furusato.com/search_farm/1408.html
社台スタリオン・ステーション放牧見学会とは?
ノーザンホースパークが企画し、社台スタリオンステーションの協力により実施される種牡馬の見学会です。どういったイベントなのかは実際に参加してきましたので、こちらの投稿をご覧ください。
そして、以下は上記投稿の再掲になりますが、注意事項が掲示されています。牧場見学の9箇条と被る部分もありますが、見学する際はしっかりと守らないといけませんね。
ディープインパクトのお墓
名馬のお墓は放牧地とは反対側にあり、ディープインパクト、キングカメハメハ、クロフネは同じスペースに墓碑がありました。
ディープインパクトの墓碑です。没年は2019年7月30日。骨折による安楽死処置により17歳で生涯を閉じました。無敗のクラシック三冠、2年連続でJRA賞年度代表馬に選出、引退後は顕彰馬としても選ばれ、種牡馬としても数々の名馬を輩出。
2022年まで11年連続でJRAリーディングサイアーに輝き、多大な影響力を発揮する日本近大競馬の結晶に相応しい名馬ですね。
キングカメハメハのお墓
こちらがキングカメハメハのお墓。没年はディープインパクトが亡くなった10日後の2019年8月9日。昨秋より体調を崩すことが多く、容態が悪化し18歳で生涯を閉じました。
NHKマイルCとダービーの変則2冠を達成し、種牡馬としても多くの活躍馬を輩出。2010年、2011年にJRAリーディングサイアーも獲得しました。キングカメハメハの父はキングマンボのため、サンデーサイレンスの血が入っていません。日本競馬界への影響は今もなお大きく輝いています。
クロフネのお墓
そして、クロフネのお墓です。没年は2021年1月17日。老衰のため23歳で亡くなりました。米国産馬のマル外ですが、外国産馬の日本ダービー開放元年に3歳となることから黒船にちなんで命名され、現役時代は芝、ダートの両G1を制しました。種牡馬入り後は白毛馬ソダシなど、多くの活躍馬を輩出しています。
トウカイテイオーのお墓
3頭とは別のスペースにお墓があるのが、トウカイテイオーです。2013年8月30日に馬房にて心不全で亡くなりました。享年25歳でした。
無敗の三冠馬シンボリルドルフの初年度産駒として生まれ、日本ダービーなどG1を4勝。怪我にも度々泣かされ、3度の骨折を経て勝利した有馬記念は、中364日という長期休養明けGI勝利の最長記録となり、現在も破られていません。
引退後は種牡馬としてトウカイポイントやヤマニンシュクルなどの産駒を輩出しましたが、後継種牡馬が出ずサイアーライン継続は困難の状況に……。
ですが、クラウドファンディングで産駒のクワイトファインを後継種牡馬とするプロジェクトが発足しています。
サイアーラインの復権はもちろんですが、バイアリータークを始祖とするヘロド系としても期待してしまいます。産駒が活躍し、ぜひとも血を繋いで欲しいですね。
見学を終えて
種牡馬見学と同時に日本の近大競馬を支えた名馬のお墓参りもでき、とても充実した見学時間でした。貴重な時間をいただき、ノーザンホースパークさんと社台スタリオンステーションさんのご厚意に感謝しかありません。
参加する方もマナーを守る方ばかりでしたし、今後も見学イベントとして継続してくれるのを願うばかりです。また来年も社台さんの種牡馬に会えるのを楽しみにしたいと思います。
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