こんにちは。ノブです。
北海道日高地方の馬産地を巡る自転車旅に出かけてきました。今回は日高町にある西山牧場へ、セイウンスカイとニシノフラワーのお墓参りに行ってきました。
馬産地には守るべきマナーがあります。牧場見学や馬と接する場合の注意点はこちらにまとめていますので、まずはこちらを一読ください。
セイウンスカイとニシノフラワーの墓碑はどこにある?
セイウンスカイとニシノフラワーは共に日高町の西山牧場で生産されました。牧場は門別競馬場から程近くの国道235号線沿いにあり、牧場内に2頭のお墓が作られています。
セイウンスカイとニシノフラワーのお墓の見学方法
見学の方法は『競走馬のふるさと案内所』に記載されています。訪問する際はこちらを確認するようにしてください。
セイウンスカイとニシノフラワーのお墓参りへ
国道235号線を走っていると目印となる西山牧場の青い看板が見えてきました。ここを曲がるとすぐに西山牧場の敷地に入ります。すると、左手にお墓が見えてきます。

『競走馬のふるさと案内所』には事務所へ寄って許可を取るようにとの指示があり、お墓から程近くの事務所に立ち寄ってみたところ、その日は入口に張り紙があり「お墓はご自由にご参拝ください」とのことでした。
来た道を少し戻って、お墓参りへ。ちょっと小高くなったところにセイウンスカイとニシノフラワーのお墓はありました。

セイウンスカイの墓碑には「青雲の空を駆け抜けた稲妻よ永遠なれ」と刻まれていました。その名のごとく98年のクラシックを駆け抜け、皐月賞と菊花賞の2冠を獲得。しかも菊花賞は当時のコースレコードで、3000mの世界レコードでした。
引退後は種牡馬になりますが、後継種牡馬となる産駒は残せず16歳で他界。ですが、母系としてニシノミライが唯一その血を繋ぎました。

そして、ニシノフラワー。阪神3歳牝馬ステークス(現在の阪神ジュベナイルフィリーズ)を制してJRA最優秀3歳牝馬に選出。これが西山牧場にとって初のG1タイトルで、翌年には桜花賞とスプリンターズステークスを制し、最優秀4歳牝馬と最優秀スプリンターにも選ばれました。引退後は繁殖牝馬として11頭の子を残し、その中にはセイウンスカイとの子、ニシノミライもいます。

また、馬頭観音もあり、この牧場に関わりのある多くの競走馬たちが眠っていました。

お墓の後ろには放牧地が広がっており、その奥は門別競馬場です。ここに眠る馬たちは、ここから若駒たちや門別競馬場で走る競走馬たちを見守っているのでしょうね。

まとめ
2頭の眠るお墓は、遠くに門別競馬場の見える緑豊かで静かな場所でした。とても綺麗に整備され、どれだけ大切にされているかが、お墓から伝わってくるかのようです。
話は変わりますが、2022年の暮れにセイウンスカイとニシノフラワーのひ孫にあたるニシノデイジーが中山大障害(J.G1)を見事制覇。彼らの血が長い年月を経て実を結び、競馬の持つ奥深さを感じた瞬間でもありました。
ウマ娘をきっかけに馬産地巡りの旅に出かけましたが、こうしてお墓参りができて感無量です。
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