こんにちは。ノブです。
暦は2021年ですが、ブルベは2022年シーズンが開幕しました。
今回参加したのは、 ランドヌール東京主催のブルベ『2022BRM1211東京300いってこい霞ケ浦一周』です。その名の通り霞ヶ浦まで行って一周して戻ってくるという趣旨のブルベで、N2BRM形式で開催され、12月11日(土)午前6時~12月18日(土)午前6時までに任意に出発ができるようになっています。
それでは実走レポートのスタートです。
準備編はこちらからご覧ください。
ブルベ走行レポート
走行データ
スタート地点:上小田中交差点
午前4時半に起床して準備を整え、スタート地点の上小田中交差点へと向かいます。首都圏も12月ともなると朝はとても冷え込みますね。薄手のグローブを着用して家を出たのですが、すぐに厚手のものに変更しました。家からブルベのスタート地点までは10kmほどあるので、走りながら体を温めておきます。
午前6時25分にJR南武線の武蔵中原駅周辺に到着。設定されているコンビニは5つあり、そのうちの一つローソン武蔵中原駅北口店へと向かいます。どうやら同じ午前6時半出発にしたランドヌールが何名かいるようで準備をしている姿がありましたが、密になるほどではありません。時間をずらして正解だったようです。
定刻になったらレシートを取得して、リモートブルベカードからスタート受付を済ませて出発です。
目指す最初のPCは98km先の霞ヶ浦。300kmブルベにしてはPCまでの距離が長めに取られていますので、適当なところで休憩を取りたいと思います。
まずは都心部へ向かい、江戸川に架かる行徳橋までの35km地点までは、ランドヌール東京の定番ルートです。そこから先がこのブルベ独自のルートになっていました。
独自ルートの序盤は木下街道です。かつては銚子の海産物を江戸に運ぶために整備された街道は、今も利根川方面に抜ける幹線道路として重要な役割を果たしています。ですが、この木下街道は交通量が多いわりに両側2車線と狭く、交差点に右折専用レーンがありません。そして、船橋市内には、JR武蔵野線、東武野田線、新京成線の3つの踏切が狭い間隔で続いています。
車が詰まりやすい要素が詰め込まれているせいで、朝から所々に渋滞が出来ていました。のろのろとしか進まないので、トイレ休憩を兼ねて最寄りのコンビニで休憩を入れますが、改善する兆しはまったく見られません。
渋滞を抜けたのは3つ目の踏切を渡った先からで、約8kmほど渋滞に巻き込まれてしまいました。お陰でグロスはがっつりと吸われ、16km/h台に……。霞ヶ浦でのグルメ休憩に影響が出るのでは、と不安になるほどでした。
その後は快適に白井市を走り、印西市で木下街道と別れたら、利根川からは茨城県を走ります。栄橋を渡ってすぐに利根川と14kmほど併走。信号もなく、車も時々すれ違うくらいでとても走りやすい区間でした。
利根川の次は新利根川へと向かいます。どうやら上空が成田空港へ向かう空路になっているようで、頻繁に飛行機が通り過ぎていきました。
新利根川沿いも交通量がほとんどなくて走りやすく、この辺りでグロスは20km/hまで戻すことができました。これならグルメ休憩しても余裕ができそうです。ただ、帰りの木下街道がどれくらい混むのか分からないのが気がかりですが……。
あまり気にしても仕方が無いので、稼げるときに貯金をしておきます。しばらく新利根川沿いを走っていると後ろから追いついてくるランドヌールが2名いたので、残り数キロですがトレインを組む形でPC1を目指しました。
98.3km地点:PC1 セブンイレブン桜川浮島店
午前11時25分頃に『PC1 セブンイレブン桜川浮島店』に到着しました。ランドヌールが7~8人休憩を取っていて、どうやら6時出発の方々に追いついたようです。一緒に走ってきたランドヌールらともここでお別れし、グルメを楽しむべく早々に出発してしまいます。
常陸利根川を渡った先から『つくばりんりんロード』に合流。天気予報通りに風がほとんどなく、最高の霞ヶ浦日和です。しばらくは湖畔沿いの景色を楽しみながら走って行きます。
それにしても流石は日本で2番目に大きな湖ですね。対岸が遙か彼方に見え、霞がかかったようにぼんやりとしています。
ナショナルサイクルルートに指定されているりんりんロードですが、自転車専用道ではないため車が時々通ります。湖畔では釣りを楽しむ方がたくさんいますし、路上駐車もあるので、その点は注意が必要ですね。
道の駅たまつくり ご当地バーガーの鯉パックン
PC1から28kmほど走って、霞ヶ浦大橋の袂にある道の駅たまつくりに到着です。道の駅にはサイクルラックが並んでいて、週末とあって自転車でいっぱいでした。
さっそく道の駅のフードコートでご当地バーガーを注文です。先月に400kmブルベを走った際はナマズバーガーのなめパックンを食べたので、今回は鯉を使った鯉パックンをいただきました。こちらも淡泊な白身で臭みもなく、甘酢餡とマヨソースでこってり感が足されていて、とても美味しかったです。
136.4km地点:通過チェック1 ファミリーマート小美玉田木谷店
道の駅からは再び湖畔沿いを7~8km走った後、湖を離れて国道355号線へと合流します。そこから少し走り、県道144号線との交差点にあるファミリーマート小美玉田木谷店が、通過チェックポイントとなっています。
時刻は13時20分。ここもランドヌールが10人くらいいたでしょうか。駐車場がやたら広いコンビニなので邪魔になることはないと思いますが、ロードバイクがズラッと並んで大賑わいでした。ドリンクの残量も十分あり、ご当地バーガーを食べてお腹も膨れていたので、次のかすみキッチンを目指して早々に出発してしまいます。
霞ヶ浦の北端にある恋瀬川を渡って、再び湖畔沿いに戻ってしばらく走っていると、りんりんロードが通行止めになっていました。迂回路が指示されていたので案内通りに進んで行きます。
迂回路を通ったことで2~3km余分に多く走ることになってしまいました。ですが、霞ヶ浦は景色が変わらず飽きてくると良く言われるので、道を外れて田園地帯を抜けるルートは気分転換になって良かったかもしれません。
159.9km地点:通過チェック2 カスミキッチン
ほんの少し遠回りになりましたが、14時半に通過チェックポイント2の『カスミキッチン』に到着です。サイクリングの定番休憩スポットとなっているお店なので、ラックは潤沢にありました。
ここはお店の写真を撮るだけも証跡として十分なのですが、せっかくなのでご当地グルメを食べてレシートを取得しておきます。施設の2階でしっかりとした食事もできますが、お腹の空き具合から1階のかすみマルシェで軽食を取ることにしました。
注文したのはさつまいもアイスです。バニラアイスの上に地元で採れた紅はるかのクリームがたっぷりと乗っていて秋のスイーツといった雰囲気ですね。他にもブランド豚のハンバーガーや焼き芋の上にアイスの乗せたスイーツ、それにジェラートがあったりするので、次に訪れたときの楽しみに取っておきたいと思います。
再び湖畔を17~18kmほど走って、県道263号線に合流。土浦市の中心部を抜けて行きます。久しぶりに交通量の多い道を走るので、合流後は十分に注意が必要です。
この日は、すぐ近くの川口運動公園でシクロクロスの大会が開かれ交通規制がされているとの情報がありましたが、その影響なのかは分かりませんが、県道263号線は若干渋滞気味でした。
180km地点:通過チェック3 セブンイレブン土浦滝田1丁目店
桜川を渡った先で県道を左折。岩田橋手前にあるセブンイレブン土浦滝田1丁目店が3つめの通過チェックポイントとなっています。
時刻は15時35分。霞ヶ浦一周中は短い間隔でチェックポイントがあるので、寄り道を含めると1時間おきに休憩しているような状態です。それでも風もなく信号で止められもしないのでグロスは19km/h後半をキープできています。
ここから先は国道125号線を走って行きます。この国道125号線には工事区間があり、ランドヌール東京が公開しているRWGPSデータでは、交通規制がある場合は指示に従ってと注意書きがされています。この日は交通規制もなくそのまま通ることができましたが、覆工板で仮設された道は滑りやすいので通行には注意が必要でした。
美浦村『あたりや食堂』で霞天丼!
通過チェック3から15kmほど走ったところで、早めの夕食を取るために『あたりや食堂』に立ち寄ります。霞ヶ浦の湖畔から1kmくらい離れていますが、流石はサイクリストに優しい茨城県。このお店にもサイクルラックが設置されていました。
このお店に立ち寄ったのは、ナマズを使った天丼、霞天丼があるからです。淡泊な白身で身はふっくら。そのため天ぷらにしても美味しくいただけます。それに霞ヶ浦の名物でもあるレンコンの天ぷらも食感が豊かで、これも美味でした。
207.2km:PC2 セブンイレブン桜川浮島店
時刻は17時25分。霞ヶ浦を1周し終え、セブンイレブン桜川浮島店に戻ってきました。木下街道の渋滞でどうなるかと思いましたが、結局やりたいことは全部できたので、万事順調です。ここでグローブを厚手のものに交換してレインウェアを重ね着し、寒さ対策をして帰路に着きます。
あとは同じ道を辿って川崎市に戻るだけです。早々に千葉県へと入り、木下街道へ。朝に比べたら道も空いていて走りやすくなっていましたが、踏切のところでは若干の渋滞が出来ていました。
貯金も十分にあるので、中山競馬場に寄り道。門前が有馬記念仕様になっていました。これまで競馬にほとんど興味がなかったのに今年はどの馬が勝つのか興味津々。機会があればG1レースを一度生で見てみたいです。
その後も順調に進み、東京都入り。信号ストップの多い銀座ですが、クリスマスイルミネーションでとても綺麗でした。
フィニッシュ!ファミリーマート丸子通り店
国道15号線から国道1号線、最後は中原街道を走って丸子橋を渡ったら、少し先にあるファミリーマート丸子通り店でゴールです。
レシートの打刻は22時49分。経過時間は16時間17分でした。駐車スペースのない狭いコンビニなので、後続のランドヌールらのために早々に撤収。これにてBRM1211東京300いってこい霞ヶ浦は無事終了です。お疲れさまでした!
走り終えて
ここまで平坦しかないブルベも珍しいと思えるルートでした。
やはり木下街道は鬼門ですね。利根川方面に向かう往路の渋滞はいつ終わるのかとヤキモキしましたし、道が狭いのにバス路線ですし、トラックも通る道路なのでかなり気を遣いました。
このブルベでは、暗くなった帰路の木下街道でランドヌールとすれ違いましたが、彼らは木下街道の渋滞を回避するためにオーバーナイトを選択したのかもしれません。N2BRM形式のブルベなので、安全に走りきるなら、そのような選択もありかもしれないなと思いました。
ただ、個人的にはご当地グルメは食べながら走りたいところなので、今回の出発時間で良かったかなと思います。霞ヶ浦は湖で採れる鯉やなまず、それにレンコン、サツマイモなど茨城県を代表するご当地グルメの宝庫です。
予め天気予報で確認し、風速が弱い時を狙って走れば貯金は貯めやすいので、このレポートを見て興味を持った方がいましたら、是非ともご当地グルメを満喫してきてください。
以上、BRM1211東京300いってこい霞ケ浦一周 実走レポートでした。
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