こんにちは。ノブです。
ブルベ2021年シーズンが昨年11月よりスタート!
今シーズンも前年同様SRを目指していきたいと思います。まずはその1本目。ランドヌール東京主催のブルベ『BRM111東京200はとばす』にエントリーしました。
今回は『BRM111東京200はとばす』のブルベライドレポートです。
BRM111東京200はとばす概要
出典:ランドヌール東京
走行ルート
Garmin Edge 1030 走行データ
準備編
まずは準備から。今回は氷点下になる予報のため、0℃対応可能な冬装備を準備しました。
基本的な装備は去年と変更ありません。唯一違うのはOLIGHTのRN1500をブルベで初投入することでしょうか。
装備リスト一覧
部位 | 名前 | 製品例 | 備考 |
頭 | ヘルメット | LAZER GENESIS AF | 国内ブルベでは必須。 |
ヘルメットライト(後) | BLACKBURN CLICKREAR | 主催団体のローカルルール参照。 | |
イヤーウォーマー | おたふく手袋 BODY TOUGHNESS | ||
アイウェア | OAKLEY HALF-JACKET2.0 | 度付き調光。目を紫外線や虫などから守る。 | |
ネックウォーマー | FIXFIT | 顔の寒さ対策。マスクの代わりも。 | |
マスク | ノンブランド | ご時世的に。コンビニ等で使用する。 | |
胴 | インナーウェア | モンベル ウインドテクト サイクルアンダーシャツ | – |
腹巻き | おたふく手袋 BODY TOUGHNESS | 冬場に腹が冷えにくくなる。 | |
サイクルジャージ | ろんぐらいだぁす!ウインターシールドジャケット | 別にTシャツで走ってもよいが、バックポケットがあるので便利。 | |
反射ベスト | ROCKBROS | 主催団体によって色や仕様に制限あり。常に一番外側に着ること。 反射タスキは不可の団体が多い。 | |
手 | インナーグローブ | ファイントラックドライレイヤー | 寒さ対策・若干の手のしびれ対策にも。 |
サイクルグローブ | ろんぐらいだぁす!サイクルウインターグローブ | ||
脚 | サイクルパンツ | ろんぐらいだぁす!ウインターシールドタイツ | 尻の痛み防止。別にジーンズで走っても良い。 |
足 | インナーソックス | ファイントラック スキンメッシュ ソックス5本指クルー | – |
サイクルソックス | R×L SOCKS TMW-36 | – | |
サイクルシューズ | SH-XC501 | ビンディングでもフラペでも自由。 | |
シューズカバー | エヴァディオ トゥーカバー | 寒さ対策。 | |
車体 | サイクルコンピューター | Garmin Edge 1030+拡張バッテリー | – |
フロントライト | OLIGHT RN1500 GENTOS RX-186-RS | 法律上必須。点滅不可。団体によっては2つ以上を必須のことも。 | |
ベル | レックマウントベルキット | 法律上必須。 | |
テールライト | CATEYE OMNI5 CATEYE OMNI3AUTO | 法律上必須。点滅不可。団体によっては2つ以上を必須のことも。 サドルバッグへの固定は不可。 | |
ハンドル拡張 | レックマウント | – | |
反射板 | 自作おにぎりリフレクター | 法律上ではテールライトと選択制だが、付けている人が多い。 ブルベではテールライト必須なので、反射板は必須ではない。 | |
サドルバッグ | オルトリーブ サドルバッグ L | – | |
ボトルケージ | KhodaaBloomボトルケージ×2 | ELITEの『CUSTOM RACE』ボトルケージを元に製造されたボトルケージ | |
ドリンクボトル | KhodaaBloomボトルFLY×2 | 「ELITE」のFLYボトルをベースにつくられたボトル | |
機材トラブル | 輪行セット | R250超薄型縦型輪行袋 | リタイヤ時のために持つのがマナー。ゴミ袋輪行はNG。 |
ワイヤーロック | ノンブランド | – | |
携帯ポンプ | LANDCAST+TNIケータイゲージ | パッキンの劣化は定期的に確認が必要。 | |
CO2ボンベ+口金 | TNICO2 ボンベセット (バルブタイプ) | – | |
ツールケース | R250スリムロングケース | ダウンチューブに装備。 | |
タイヤレバー | Panaracer タイヤレバー | – | |
チューブ用パッチ | ノンブランド | – | |
携帯工具 | 六角レンチ一式(ノンブランド) | 工具セットに加えてチェーンカッターなどを持つ人も。 | |
予備チューブ | Panaracer | 2本以上持つことが望ましい。 | |
身体トラブル | 補給食 | スポーツ羊羹etc | – |
サプリメント | 味の素 アミノバイタルクエン酸チャージ | アミノ酸・タンパク質・ミネラル・カフェインなどなど。 | |
ファーストエイドキット | deuter first aid kit active | 整腸剤、胃薬、傷バンド、消毒ガーゼ、テーピング、ハサミ、ピンセットetc | |
使い捨てカイロ | 道中のコンビニで調達 | 冬場に活躍。腹に貼る、靴の中に入れる等。 | |
電源系 | モバイルバッテリー | Tindon(8000mAh) | スマホやライト類の充電用に。 |
予備電池 | コイン型リチウム電池,単四 | ライトやサイクルコンピュータの予備電池。 | |
その他 | ブルベカード | ランドヌ東京 リモートブルベカード | ブルベ参加中は常に携行する必要がある。 |
フォトチェックフレーム | 印刷して持参 | 印刷して持参。 | |
スマートフォン | iPhone12ProMax | リモートブルベカード操作。リタイヤ時の連絡端末として必須のことも多い。 | |
ポケットティッシュ | 必要な分だけ | – | |
現金 | 必要な分だけ | – | |
電子マネー | 必要な分だけ | Suica、Edyなど。 | |
クレジットカード | 必要な分だけ | リタイヤした先でタクシーを呼ぶかもしれない。 |
装備リストのテンプレートは東京⇔大阪キャノンボール研究からダウンロードしました。ばるさんの書く記事は分かりやすくまとめられていて、いつも参考にさせていただいています。
ブルベ走行レポート
このブルベが開催された2021年1月11日は、新型コロナウイルスの感染者増加による1都3県の緊急事態宣言期間内です。不要不急の外出、および20時以降の外出の自粛が求められる厳しい状況となっています。
本来ならブルベも延期や中止になるところですが、ランドヌール東京ではリモートブルベカードを導入するなど密になりにくい運営をおこなっているため、そのまま開催する運びとなりました。ただし、強制ではありませんが20時以降の外出自粛を守ることを要望され、それまでに帰宅できるよう各自調整して出走する必要が出てきました。
https://randonneurs.tokyo/?p=13861
そこで、余裕を持って帰宅できるよう、ランドヌール東京のローカルルール”基準時刻±6時間の間に任意でスタートが可能”を利用し、早朝出発をすることにしました。
スタート地点:ファミリーマート 目黒柿の木坂店
起床は午前2時過ぎ。部屋の中は冷え込んでいました。今日は東京でも氷点下を下回る予報なのだから寒いのは分かっていたことです。正直、布団から抜け出したくないくらいでしたが、ウダウダしていると二度寝して20時までに帰って来られなくなります。熱めのシャワーを浴びて目を覚まし、簡単に食事を取り、冬装備を着込んで3時半過ぎに家を出ました。
スタート地点は密を避けるために複数のポイントが用意されています。その内のひとつ、ファミリーマート 目黒柿の木坂店へ。コンビニでレシートを取得し、リモートブルベカードにスタート受付をして200kmブルベのスタートです。
走り出したものの、氷点下を下回る中では寒さが堪えます。特に足と手の指先が痛いほどです。実はスタート受付のコンビニに来るまでに、流石に寒すぎると感じて別のコンビニに立ち寄り、ホッカイロを購入。トゥーカバーと手首に仕込んでいました。それでも走り出すと空冷効果でホッカイロの熱も奪われ、次第に手足の感覚がなくなっていきます。
ひたすらに寒さに耐える拷問のような時間が続きます。今日は雲が薄く空に張っていて、太陽が昇っても気温があまり上がりません。この寒さで体が冷えたのか生理現象が活発化。2度のトイレ休憩を入れて海沿いの国道1号線へと辿り着きます。
63.4km地点 :PC1 ローソン西湘二宮店
スタートから3時間50分でようやく最初のPCへ。ここには先発していた参加者が7~8人休憩していました。早速、コンビニでレシートを取得。レジ横の蒸し器に入ったあんまんを購入しましたが、寒い時期の肉まんあんまんは格別ですね。
このコンビニは折り返し地点で、次は三浦半島を目指します。海沿いを通る国道134号線を走って江ノ島を通過。交通量の比較的多い道路ですが江ノ島までは3車線と広く、それに少しずつ気温も上がって走りやすくなってきました。
江ノ島を過ぎると道路が一気に狭くなります。江ノ電と併走する区間はよく渋滞していますが、自粛期間であるためか車の通りも普段より少ないように感じられました。
逗子、葉山と海沿いを片側1車線の道路を走ったら、横須賀市にある武山駐屯地辺りで三浦半島の内側を突っ切って反対側へと向かいます。
小さな登りがしばらく続きますが、頂上付近は平坦な土地になっていて、キャベツを初めとした農地が広がり緑豊かで景色が良い。どことなく北海道の風景に似ていて、パッチワークの丘のようです。
112.9km地点:PC2 ファミリーマート油屋三浦海岸店
PC1から1時間と15分で次のPCへと到着です。ここまでの区間は比較的信号が少なくかなり良いペースで走れました。
PC2も折り返し地点なので、もと来た国道134号線を戻っていきます。次の目的地は横浜市内。道中、PC2を目指す参加者の方々を見かけ、互いに手を振ったり頭を下げたりと、挨拶を交わせるのがちょっと嬉しかったりします。
湘南国際村秋口入口交差点で右折。遠くに富士山が見えてますね。そう言えば、PC1だった二宮町辺りでも富士山が見えそうですが、雲で隠れていたのかな?
湘南国際村入口からはこのブルベ唯一の本格的な登りです。恐らく距離は2kmくらいしかありませんが序盤は8%、途中から9%と斜度が上がります。それにQシートでも歩道を進むことが推奨されている長いトンネルもあり、1番の難所かもしれません。
小さなアップダウンをこなしつつ、東京湾側へ出てしばらく北上していきます。八景島辺りで丁度お昼となり、ずっとコンビニ飯だけだと味気ないので、見かけたパン屋さん『BREMEN』へ寄り道することにしました。
購入したのは横浜開港カレーパンと八景あんぱん。カレーパンは細長いシャキシャキした食感があり、どうやら長ネギが入っているようです。八景あんぱんの方は、しっとりな薄皮パイ生地にこしあんがマッチしていて美味しかったです。
154km地点 :PC3 セブンイレブン 横浜高砂町店
PC2から2時間20分ほどで次のPC3へ。横浜市内に入ると交通量と信号も増え、ペースもだいぶ落ちました。
そして、次の目的地は東京。国道1号線をひた走ります。この国道1号線を走るのが以前からあまり好きではありません。交通量が多く、道の端っこはガタガタ。それに小さなアップダウンもあって走りにくい。
都内へ向かうなら、ど平坦な国道15号線の方がまだ楽な気がします。まあ、あっちは六郷橋が自転車走行不可なので歩道へ移動しなければならず手間ではあるのですが……。
苦手な国道1号線を約25km。ひたすら北上し東京都の中心部へとやってきました。
ここからがこのブルベの見どころ。はとバスツーリングです。まずは東京タワーからはじまり、虎ノ門ヒルズ、永田町の各省庁や国会議事堂、自民党本部など国の中枢を見て回ります。
188.5km地点:通過チェック ファミリーマート紀尾井町三番地店
PC3から2時間10分ほどかけて、最後は通過チェックポイントのファミリーマート紀尾井町三番地店へ。実はここが曲者で、この50m手前にもファミリーマート紀尾井町店があり間違いそうになりました。
最後のチェックポイントを終え、はとバスツーリングを再開。まずは赤坂御用地にある迎賓館正門前です。門の作りが優雅で荘厳ですね。
この迎賓館正門前の道路は柵が設置されていました。最初にQシートで「柵の隙間を通れ」の指示見た時は「?」と首を傾げましたがなるほど納得。その隙間から通って反対側へと抜けていきます。
そして、神功外苑を走っていき、はとバスツーリングのラストを飾るのは新国立競技場です。2020東京オリンピックのメイン会場。今年に延期されたオリンピックは果たしてどうなるのでしょうね。開催までに感染者が激減していれば良いのですが……。
その後、JR原宿駅前を通過しましたが、道が狭く混んでいたので写真は撮れませんでした。駅を通り過ぎて代々木体育館前を横切り、あとはゴールのある駒沢オリンピック公園へと向かうだけ。
ですが、路地ばかり通るので速度は出ません。まあ、時間内にゴールできるのは確実なので、焦らずのんびり向かいます。
最後は駒沢オリンピック公園内を走って終了。公園に入る直前で火事があって、消防車が多数出動して道がふさがっていたので歩道を押し歩いて回避しました。
ゴール地点:ローソン駒沢オリンピック公園前店
ようやくゴール地点のローソン駒沢オリンピック公園前店に到着。所要時間は12時間と4分でした。時刻は16時半。20時まではたっぷりと余裕がありますが、暗くなる前にさっさと帰りましょう。
走り終えて
200km以上走ったのは昨年11月の600kmブルベ以来。ですが、今年に入って150km前後を走っていましたので、すんなり走り切ることができました。距離は問題ないのですが、ただただ寒かったです。0℃に対応できる装備を整えたつもりですが、手や指先は痛いくらいに冷えてしまいました。この寒さが続くなら、さらなる防寒対策が必要かもしれません。
今回のルートは終始平坦で難易度は低く、200kmブルベを初めて走る方にもオススメです。都内在住ですが国会議事堂を訪れたのは初めてで、普段走らない道や名所ばかりでとても楽しかったです。特に新国立競技場を間近で見た時はテンションが上がりました。
このブルベを楽しむなら、前半の信号の少なく走りやすいPC1やPC2の区間で少しペースを上げておくのが良さそうです。後半は信号峠による停止時間が響いて、所要時間は想像しているよりも遅くなりますが、バッファがあることで焦ることなく、足を止めて観光する時間も取れると思います。
まずは1本目を無事に完走。次は1月23日(土)開催のBRM123東京300 いってこい伊豆高原ですが、緊急事態宣言期間内のため、開催は今のところ不明です。開催か延期か、それとも中止か。どうなるにせよ、準備だけはしておきたいと思います。
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