こんにちは。ノブです。
今回は登山レポート。12月の中旬に奥多摩にある御岳山から大岳山、鋸山、愛宕山を縦走してきました。
お山の紹介
御岳山
東京都青梅市にあり、標高は929m。古くから山岳信仰の対象となっており、山頂には武蔵御嶽神社があります。
都心からのアクセスは抜群でJR青梅線の御嶽駅が最寄り駅。さらにバスでケーブルカー滝本駅まで向かうことができ、電車+バス+ケーブルカーを使えば、山頂までさほど歩くことなく到着することができます。
https://www.omekanko.gr.jp/course/mitake-mountain-hiking/
また、ケーブルカーはペットも乗車可。受入は2009年から行われるようになりましたが、もともと武蔵御嶽神社に祀られている守り神の大口真神は、日本書紀に記される日本武尊の東征で活躍したニホンオオカミです。江戸時代から「おいぬ様」と親しまれているということもペットに寛容な理由のひとつなのかもしれません。
http://musashimitakejinja.jp/history/oinusama/
大岳山
東京都西多摩郡の檜原村にあり、標高は1266.5m。三頭山、御前山と並ぶ奥多摩三山の一つであり、日本二百名山の一つともなっている名峰です。
先に紹介した御岳山からアクセスするのが便利ですが、他にも様々なコースがあり、初心者から経験者まで幅広く楽しめる山となっています。
https://www.seiburailway.jp/railways/hiking/tozan/oodakesan/index.html
鋸山
奥多摩駅付近から大岳山まで続く鋸尾根の途中にあり、標高1,109m。鎖場、鉄の階段といった登りごたえのあるルートが特徴で、山頂の近くには御前山・大ダワおよび天地山への分岐があります。
愛宕山
奥多摩駅からすぐのところにあり、標高は507m。頂上は愛宕神社となっていて、その先には鋸尾根が続いています。
本日のルート
大岳山にアクセスするルートはいくつかありますが、今回はJR青梅線の御嶽駅をスタート地点として、御岳山から大岳山に登り、さらに鋸尾根を歩いて奥多摩駅へ下るルートを選択しました。
理由は、登山終わりに奥多摩駅近くの『もえぎの湯』でひとっ風呂浴びたい。それだけです(笑)
https://www.okutamas.co.jp/moegi/
予定コース
青梅線 御嶽駅下車 ⇒(徒歩)⇒ 御岳山登山口 [登山スタート]⇒ 表参道 ⇒ 武蔵御嶽神社 ⇒ ロックガーデン ⇒ 大岳山 ⇒ 鋸山 ⇒ 愛宕山 ⇒ 愛宕山登山口[登山ゴール] ⇒ (徒歩) ⇒ 青梅線 奥多摩駅
合計:約17.5㎞/△2028m・▽1921m。休憩を御岳山、大岳山、鋸山で取り、だいたい10時間を目安とした登山を考えています。

登山ログ
登山レポート前編
御嶽駅~ケーブルカー滝本駅
電車の乗り継いで午前8時にJR青梅線の御嶽駅に到着。立川駅から直通のホリデー快速おくたま1号に乗れたので、電車移動はかなり楽でした。

御嶽駅を出て左手にトイレがあるので確認すると、案の定、登山客の列が出来ています。乗り換え駅で済ませておいてよかったです。これで余計なロスは省けます。
さて、御嶽駅からはケーブルカー滝本駅までバスが出ていて便利ですが、その約2.7kmを歩くことにしました。その理由はZamstの膝サポーターを装備してきたから。前回の大岳(神奈川県)登山では膝を痛めたので、同じくらいの距離を登山することで違いが出るのか検証も兼ねたいと思っています。

ケーブルカー滝本駅までは2箇所交差点がありますが、道路標識や案内板に従って歩けるので迷うことはありませんでした。ただ、駅前にも道中にもコンビニはありません。自販機はあるのでドリンクは買えますが、行動食は事前に準備しておいた方が良さそうですね。

終盤は15%とキツめの斜度が出てきました。サイクリスト泣かせのOリングの凹凸がしばらく続きます。

バス停の少し先にケーブルカー滝本駅がありました。JR御嶽駅からここまでの所要時間は、40分ほどでした。

表参道~御師集落~町場通り
ケーブルカー滝本駅の橋脚をくぐった先に御嶽神社に向かう表参道がありました。今回はケーブルカーを使わないので、この参道を登っていきます。まずは、斜度の緩む御師集落までの約3kmの道のりです。

参道として整備されているので歩きやすく、人が殆どいません。樹林帯のため景観の変化に乏しいですが、静かで気持ちの良い道ですね。

所々に看板が出ていて、昔の様子を窺い知ることができるようになっていました。その一つの『うまたてば』は、手前の急な坂道を登ってきた人や馬が荷物を降ろして一休みした場所とのことです。

参道がケーブルカーの線路の横を蛇行するように伸びているので、タイミングが合えばケーブルカーが通り過ぎる様子を見ることができます。


日陰はうっすらと雪が残っていますね。路面は凍結していないので問題無く歩けますが、標高が高くなれば積もっているところもあるのかもしれません。

表参道を登って45分で御師集落に到着。ビジターセンターがあって御岳山周辺の情報を得られる他、宿坊が軒を連ねていて、食事や日帰りの入浴などもできるようです。

さらに奥へと進んでいくと、売店の建ち並ぶ鳥居前通りとなります。その一つ、駒鳥売店では食事も出来るようだったので、休憩を兼ねてお汁粉をいただきました。お餅は小さめでしたが餡子の甘さと温かさにホッとできる一杯でした。


御岳山山頂『武蔵御嶽神社』
鳥居通りのすぐ先が武蔵御嶽神社です。ここからしばらく階段が続きます。

鳥居の手前には手水があるので立ち寄ったのですが、グレート・ピレニーズでしょうか。巨大なワンコがペット用の水飲み場でガブガブ飲んでました(笑)
どうやらケーブルカーに乗って登山に来たようですね。この先、たくさんのワンコと出会うことになります。

階段を上って午前10時25分に本殿のある山頂到着です。御嶽駅から休憩込みで2時間20分ほど掛かりました。ひとまず今日の登山の無事を祈願します。

山頂からの景色はなかなか。今日は絶好の登山日和ですね。

御岳山~ロックガーデン
元来た階段を引き返し、その途中から大岳山へ続く登山道が延びているので、そちらへ。ここまでずっとアスファルトや石畳の道だったので、ようやく土の道になりました。

少し下って長尾平の分岐点に到着です。長尾平展望台、ロックガーデン、鍋割山へ向かうことができ、今回はロックガーデンを経由して大岳山を目指したいと思います。

ロックガーデンは渓谷にあるので、しばらく下り。樹林帯で日陰も多く、道が真っ白になっているところもありました。

御岳山から25分ほどでロックガーデンの入り口に到着です。

ロックガーデンを歩いていると、先頭にワンコの集団を発見。

10頭近くいたでしょうか。追いついてしまったので、そのまま後ろを歩いていると、道を譲って通してくれました。個人的には、犬が尻尾をふりふりしながら歩く姿は癒やしなので、ずっと見ていたかった気もします。

ロックガーデンでは小川の上に岩が置かれていて、その上を何度か渡ることになります。流れる水はとても澄んでいて綺麗。ヤマメが泳いでいました。

道中には休憩所が設けられ、トイレもあります。調べた限り、大岳山にトイレはありますが、その途中にトイレがあるのはロックガーデンのここだけ。なのでルートに組み込むことにしました。

休憩所から少し進むと綾広の滝があります。武蔵御岳神社の禊ぎの滝行に使われるのだそうです。

滝の先からは急登。ですが、階段が整備されているのでそこまでキツさはなく、一歩一歩確実に登ることができます。

登り切った先に休憩所がありました。その横にT字路があり、大岳山へ進む道と御岳山へ戻る道があります。

どうやら、これでロックガーデンは歩き終えたようです。今回は白く染まった雪景色の中を歩きましたが、夏は岩肌が苔生して緑豊かなハイキングコースとなるようなので、季節を変えてまた訪れたいですね。
https://www.omekanko.gr.jp/spot/80901/
前半はここまで。後半はメインの大岳山を登り、奥多摩駅まで縦走します。
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