こんにちは。ノブです。
今回はBRM610広島300の後日談です。ブルベを終えて広島市内で一泊し、その翌日。東京に帰るついでに観光しようと、瀬戸内の海沿いをサイクリングしてきました。
新幹線のチケットの関係上、JR福山駅が最終目的地ですが、そこへ至るルートは特に決めていません。完全な行き当たりばったりなサイクリングになりました。
走行データ
Ride With GPS
Relieve ライド動画
Garmin 走行データ
旅レポ
さざなみ海道(広島市~呉市~竹原市)
サイクリングのスタート地点はここマツダスタジアムです。ブルベのスタート地点でもありました。
まずは、球場前から県道164号線を呉方面に向かって走って行き、すぐに国道31号線に合流。そこからは海沿いを走る1本道です。
今日はフリーライドなのでナビは使わず、道路標識を見つつ大体こっちという大ざっぱな決め方で進んで行きますが、自然と2019年に走った道のりを遡るようなルートになりました。
約1時間半ほど走って、呉市の中心部へ。大和ミュージアムにやってきました。戦艦陸奥の41センチ主砲身と記念撮影です。
呉市の中心部を後にして国道185号線へと入り、竹原市を目指します。呉~尾道までの道はさざなみ海道と呼ばれ、ブルーラインが整備されたルートになっています。
今日の天気は雨時々曇りの予報でしたが、雨雲レーダーを見ても瀬戸内海をうまいこと避けてくれています。
残念ながら雲は晴れそうにはありませんが、走って行くにつれて雲は軽くなってうっすら日の光を感じるようになってきました。それに伴って気温も上がり、蒸し暑さも出てきます。水分補給を適度にとりながら走ってきました。
11時45分頃に竹原市に到着。ここに来るのは2019年以来でしたので、約4年ぶりの再訪です。
2019年当時、竹原に立ち寄った目的はアニメ『たまゆら』の聖地巡礼でした。駅前の観光案内所にはアニメのキービジュアルが看板として掲げられていますが、4年前の記事と比べるととても綺麗になっていました。
そして、4年経った今でもこうしてキャラのスタンドが飾られているのは嬉しいですね。
駅前の商店街から町並み保存地区に移動。ここからの景色は今も変わらず。この穏やかな雰囲気に癒やされますね。
この竹原市を訪れようと思った目的は、こちらの『ほり川』さんです。『たまゆら』では『ほぼろ』として登場したお店で、4年前はお休みで食べられませんでした。
お昼時でとても賑わっていましたが、すぐに席に着くことができ、『たまゆら』から生まれたメニュー『ほぼろ焼』を注文。ソバや生地のモチモチ感が絶妙でとても美味しかったです。広島に来たからにはお好み焼きは味わっておきたかったので、大満足でした。
ほり川さんには、竹原で作られた純米吟醸の酒粕を使った『純米吟醸たけはら焼き』というメニューもあって、とても気になりました。竹原には宿泊もしてみたいですし、次はぜひ『たけはら焼』をいただきに訪れたいと思います。
竹原~大崎上島~大三島のフェリー旅
ほり川さんで食事をしながら、次に進むルートを考えていました。このまま国道185号線を走って福山市を目指すのもよいですが、瀬戸内海に来たらフェリーにも乗りたい。竹原港から出る航路には、南に位置する大崎上島へ渡る便があり、さらに大崎上島からは、しまなみ海道のある大三島へ渡れそうです。
12時55分の便に間に合いそうだったので、食事を終えたらすぐに移動。出港の5分前に竹原港に到着し、サイクリストなら割引きで乗れるせとうちサイクルーズ PASSを即購入。乗車券を発行してもらいました。
30分の船旅を終え、フェリーは定刻通り13時25分に島の北部に位置する白水港に到着。船上からのんびりと景色が眺められて最高でした。
次の目的地は、大三島に渡れる便のある木江港です。今いる白水港からだと、最短で約5kmの距離。ですが、この島には初上陸だったので、少し島を回ってから向かいたいと思います。
木江港から大三島の宗方港に渡るためには、帰りの新幹線を考えると14時15分の便に乗らなければなりません。40分くらいしか時間がないのですが、車も少なく走りやすかったため、いつの間にか、木江港から大きく離れて島の西側までやってきていました。
しかも、島の西側ではアップダウンが現れます。時計と睨めっこしていると、流石にこれは間に合わないかもと焦り、終盤は全力で漕いで汗だくでした。
14時10分に木江港に到着。出港の5分前でギリギリでした。すぐに乗船券を買って、やってきたフェリーに乗り込みます。
木江港からは大三島の宗方港へは約13分の船旅です。この短い時間で、上がった息を整えておきます。自販機で買ったCCレモンがとても美味しく感じられました。
しまなみ海道(大三島~尾道)
あっという間に大三島の宗方港に到着。先ほどの大崎上島は広島県でしたが、この大三島は愛媛県に位置しています。そして、しまなみ海道のある島でもあります。
ここからはのんびりとゆるポタ。島の西側を北上し、最初に立ち寄ったのは大山祇神社です。ここでは自転車用の小さな御守りを買いにきました。
神社の一角には、サイクルラックが設置されています。この広さならたくさんのサイクリストが訪れても安心ですね。
神社の隣には道の駅『しまなみの駅 御島』があります。今日は夕方になってもジワジワと暑く、出店していたキッチンカーでレモンスカッシュをいただきました。以前、ここで生搾りのレモンジュースを飲んだので訊ねてみると、同じ方でした。ちょうど2019年のGWからこの道の駅で販売を始めたと仰っていたので、図らずも4年ぶりの再会?となりました。レモンスカッシュもスッキリとした酸味で美味しかったです。
大山祇神社を後にして、県道21号線を走って丘越えし、島の東側へと移動。
続いて、道の駅『今治市多々羅しまなみ公園』へと立ち寄りました。ここには『サイクリストの聖地』という石碑があり、多々羅大橋をバックに写真が撮れます。近くに来たら立ち寄りたくなる絶景スポットですね。
そして、ここの道の駅にはレストランがあって美味しい魚介類がいただけるのですが、残念ながら訪れたのが15時40分頃で、すでに閉店していました。
代わりに営業していたフードコートでえびバーガーをいただきました。プリプリの海老がアクセントになって美味かったです。
ここからは、しまなみ海道の正規ルートを走って尾道まで向かいます。まずは多々羅大橋から生口島へと渡り、再び広島県に入ります。
多々羅大橋の生口島側のスロープには、ろんぐらいだぁすとーりーず!のセーフティーマットが設置しされています。設置期間は2020年8月下旬~2023年7月31日までの3年間。長きにわたって日を浴び続けたため、日焼けが目立つようになっていました。
設置期限が近づいていますし、このセーフティーマットが見られるのも、あと僅かかもしれません。
スロープを降りたら、生口島の北側に向かって進んでいきます。
続いて訪れたのは、ドルチェ。生口島に来たら、ここのジェラートは外せません。因島のブラッドオレンジと瀬戸田レモンのダブル。爽やかな酸味と甘さが絶妙で、今日も美味しかったです。
生口橋を渡り、因島へ。江戸時代末期に活躍した囲碁の達人、本因坊秀策の生まれ故郷がこの島なんですよね。
時刻は17時を過ぎ、流石に立ち寄れるお店がなかったので、そのまま因島大橋を渡って向島へとやってきました。この終盤でようやく晴れ間が覗くようになります。ちょうど夕まずめで、浜辺では竿を振っているアングラーをよく見かけました。
そのまま道なりに進み、尾道行きのフェリーに乗って尾道駅に到着。
少し時間があったので、近くの銭湯でひとっ風呂。汗を流して帰宅の準備を整え、尾道駅から輪行しました。
尾道から福山駅まで山陽本線で移動し、福山からは新幹線で品川駅へ。日付の変わる頃に無事に自宅に到着しました。
まとめ
この広島遠征では、1日目はブルべで広島県の内陸、2日目はフリーライドで瀬戸内をそれぞれ楽しむことができました。遠征はやはりイイですね。関東とはまた違う自然豊かな景色に癒され、ご当地グルメも満喫できました。
この2日目は最終目的地を設定しただけで、その都度ルートを決めながら走るのは楽しかったです。広島市から竹原市まではさざなみ海道を走り、竹原からはフェリーを乗り継いで、しまなみ海道まで出ました。今回は偶然にもフェリーの待ち時間が少なく、スムーズに島を渡ることができたのはラッキーでしたね。特に大崎上島の木江港から大三島へは本数が非常に少ない便なので、それに乗れたお陰で、しまなみ海道まで満喫することができました。※もし、木江港の最終便に間に合わなければ、再び竹原に戻るつもりでした。
そして、やはり、しまなみ海道は格別でした。車の交通量は少なく、道路も綺麗に整備され、立ち寄れるお店も豊富です。景色は相変わらず綺麗で、何度訪れても楽しめる最高のサイクリングルートだと再確認できました。
今回、前泊と後泊で利用したホテルが全国旅行支援の対象だったため、3,000円分のクーポンが貰えました。対象店舗も充実していて、このライドで立ち寄った多くのお店で使えました。お得に食事ができて、よりサイクリングが楽しめた気がします。
瀬戸内は何度も足を運んでいますが、まだ立ち寄ったことのないスポットやルートがたくさん残っているので、また走りに行きたいと思います。よい旅でした。
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